中Ⅱ22《刺激が欲しい》第6話
中Ⅱ22《刺激が欲しい》第6話
第5話
「もしも、食事が終わってそれ以上を求められたらどうする?」僕(川口頼昌:かわぐち・よりまさ:36歳)は《妻が何人もいる同僚のなかでは一番、綺麗で色香があるから狙われた》と思いました。『もう・・・すぐそういうふうに思うんだから、そんなじゃないわ、真面目で感じいい人よ。でもね、もしも誘われたっていかないもの、わたしってそんなに軽くないからね。』って、妻(川口真澄:かわぐち・ますみ:34歳)が相手を弁護するのです。
「わかった、食事、行っておいでよ。」と、僕は話の分かる態度を見せるものの内心は嫉妬と不安でドキドキしていました。《・・・もし食事の後にホテルなんかに誘われたら妻はどうするんだろうか・・・》結婚前に5年間の交際。結婚して10年経ちますので15年一緒にいると夫婦である以上に友だち感覚なところもある仲の良い二人です。
それにしても、いつの間にか妻が変わっていたことに戸惑いますが、一方では愛する妻が他の男性に抱かれる姿を見てみたいという願望が日々高まっていました。しかし、僕以外の男性を知らない無垢な妻をスワッピングという世界へ導くにはそう簡単にいくはずもなく妻の好きにさせる一つが好みの男性と二人っきりで食事することなのです。
どうなるか、わからないけれど妻の行動はスワッピングへの早道と思った。ここのところ倦怠期でご無沙汰だった夫婦生活に嫉妬の炎が燃え始めたせいか、週に2.3度もするようになり妻は日々、艶っぽくなっていきます。『ねえ、最近のパパって頑張ってるね。昔に戻ったみたい。』って、やはりセックスはしないよりはしたほうがいいみたいです。
「うん、正直いうとね、ママを抱いているときに誰かにこうして同じような抱かれていることを想像しちゃうとなぜか元気になるんだよ。」と、目を閉じて恍惚としている真澄の綺麗な顔を見ているとそう、考えてしまったのは本当でした。『また、そんなこと言ってる、いやらしい。』って、上手にかわされてしまいます。
『わたしが他の人に抱かれることを想像しているの? 変態さんね。それに誰かって誰よ?』って妻が問いかけました。「それは・・教材の人とかさ、やっぱり食事だけで済まないだろ?」《今、思い当たるのはこの男だけです。》
『馬鹿ね、食事だけよ、それ以上のことはないわ。』
「ところで食事にはまだ行かないの?」
『そのうち、行くつもりよ。』
結婚して以来、今まで妻とはこんな話をしたくてもできなかっただけにオープンに話し合える嬉しさから一段と夫婦仲が親密になっていきます。それから1カ月近くたちましたが、妻には一向に出かける気配もなく忘れかけようとしていました。 第7話に
2017/11/12
第5話
「もしも、食事が終わってそれ以上を求められたらどうする?」僕(川口頼昌:かわぐち・よりまさ:36歳)は《妻が何人もいる同僚のなかでは一番、綺麗で色香があるから狙われた》と思いました。『もう・・・すぐそういうふうに思うんだから、そんなじゃないわ、真面目で感じいい人よ。でもね、もしも誘われたっていかないもの、わたしってそんなに軽くないからね。』って、妻(川口真澄:かわぐち・ますみ:34歳)が相手を弁護するのです。
「わかった、食事、行っておいでよ。」と、僕は話の分かる態度を見せるものの内心は嫉妬と不安でドキドキしていました。《・・・もし食事の後にホテルなんかに誘われたら妻はどうするんだろうか・・・》結婚前に5年間の交際。結婚して10年経ちますので15年一緒にいると夫婦である以上に友だち感覚なところもある仲の良い二人です。
それにしても、いつの間にか妻が変わっていたことに戸惑いますが、一方では愛する妻が他の男性に抱かれる姿を見てみたいという願望が日々高まっていました。しかし、僕以外の男性を知らない無垢な妻をスワッピングという世界へ導くにはそう簡単にいくはずもなく妻の好きにさせる一つが好みの男性と二人っきりで食事することなのです。
どうなるか、わからないけれど妻の行動はスワッピングへの早道と思った。ここのところ倦怠期でご無沙汰だった夫婦生活に嫉妬の炎が燃え始めたせいか、週に2.3度もするようになり妻は日々、艶っぽくなっていきます。『ねえ、最近のパパって頑張ってるね。昔に戻ったみたい。』って、やはりセックスはしないよりはしたほうがいいみたいです。
「うん、正直いうとね、ママを抱いているときに誰かにこうして同じような抱かれていることを想像しちゃうとなぜか元気になるんだよ。」と、目を閉じて恍惚としている真澄の綺麗な顔を見ているとそう、考えてしまったのは本当でした。『また、そんなこと言ってる、いやらしい。』って、上手にかわされてしまいます。
『わたしが他の人に抱かれることを想像しているの? 変態さんね。それに誰かって誰よ?』って妻が問いかけました。「それは・・教材の人とかさ、やっぱり食事だけで済まないだろ?」《今、思い当たるのはこの男だけです。》
『馬鹿ね、食事だけよ、それ以上のことはないわ。』
「ところで食事にはまだ行かないの?」
『そのうち、行くつもりよ。』
結婚して以来、今まで妻とはこんな話をしたくてもできなかっただけにオープンに話し合える嬉しさから一段と夫婦仲が親密になっていきます。それから1カ月近くたちましたが、妻には一向に出かける気配もなく忘れかけようとしていました。 第7話に
2017/11/12
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