中Ⅱ18 『可愛くウソをつく彼女』その14
中Ⅱ18 『可愛くウソをつく彼女』その14
その13
そして、風呂に入る気配がする。
『お待たせ・・・。』
彼女(真田里美:さなだ・さとみ:20歳)に言われて、目を開けながら振り返ると、里美が顔を赤くして湯船の中にいた。でも、里美は水着を着ている・・・。しかも、妙に使用感があるくたびれたスクール水着で、胸のところに白い布が貼ってあった。そして、大きく里美の名前が書いてある。
今時、個人情報がうるさいので、こんな風に名札を着けるなんてないと思うが、岩手ではあることなのかも知れない。どちらかというとロリっぽくて小柄な里美なので、妙に似合ってしまっている。現役と言っても差し支えない感じだ。
「なんで水着着てんだよ(笑)。」
あまりの出来事に、笑ってしまう。
『だってぇ、恥ずかしぃんだもん・・・。』
独特のイントネーションで、答える里美がメチャメチャ可愛いかった。
「それ、高校の時の?」
『うん。ゴメンね、こんなのしかなくて・・・。』
「いや、スゲぇ嬉しいよ。なんか、その頃の里美に出会えたみたいで(笑)。」
『へへ(笑)。あの頃に出会いたかったね(笑)。』
里美は照れくさそうに笑いながら、抱きついてくる。僕(海堂雅樹:かいどう・まさき:21歳)は、高校の頃の里美のことを想像した。きっと、可愛い女の子だったと思う。そして、他の誰かと付き合っていた・・・。
セックスこそしなかったものの、キスはしていたはずだ。そう思うと、無性にキスをしたくなる。見たこともない誰かに嫉妬しながら、里美にキスをする僕。どうしても、荒々しくなってしまう。でも、里美は嬉しそうに僕に舌を絡めてくれる。スクール水着の里美とキスをしながら、僕は昔の彼氏に嫉妬する。
でも、舌を絡めてキスをしているうちに、不意に匠とキスをする里美を想像してしまった。狂おしいほどの嫉妬と興奮が押し寄せてきて、思わず里美の歯にちょっと強めに歯をぶつけてしまった。
「ご、ごめん! 痛かった!?」
『へへ(笑)。平気だよ(笑)。そんなに、興奮してくれたの? この水着で・・・。』
「あ、あぁ、すっごく興奮した!」
本当は、変な想像で興奮したのだけど、話をあわせる。
『だったら、もっと早くすれば良かったなぁ・・・ねぇ、他にして欲しいことってなぁい? 遠慮してることなぁい?』
里美は可愛く小首をかしげながら聞く。僕は、色々なことを言いたくなり、大人のオモチャのことやコスプレ、野外、エロい下着等々・・・でも、汚れのないキラキラした目で、真っ直ぐに見つめられると、とても言えなかった。 その15へ続く
2018/03/08
その13
そして、風呂に入る気配がする。
『お待たせ・・・。』
彼女(真田里美:さなだ・さとみ:20歳)に言われて、目を開けながら振り返ると、里美が顔を赤くして湯船の中にいた。でも、里美は水着を着ている・・・。しかも、妙に使用感があるくたびれたスクール水着で、胸のところに白い布が貼ってあった。そして、大きく里美の名前が書いてある。
今時、個人情報がうるさいので、こんな風に名札を着けるなんてないと思うが、岩手ではあることなのかも知れない。どちらかというとロリっぽくて小柄な里美なので、妙に似合ってしまっている。現役と言っても差し支えない感じだ。
「なんで水着着てんだよ(笑)。」
あまりの出来事に、笑ってしまう。
『だってぇ、恥ずかしぃんだもん・・・。』
独特のイントネーションで、答える里美がメチャメチャ可愛いかった。
「それ、高校の時の?」
『うん。ゴメンね、こんなのしかなくて・・・。』
「いや、スゲぇ嬉しいよ。なんか、その頃の里美に出会えたみたいで(笑)。」
『へへ(笑)。あの頃に出会いたかったね(笑)。』
里美は照れくさそうに笑いながら、抱きついてくる。僕(海堂雅樹:かいどう・まさき:21歳)は、高校の頃の里美のことを想像した。きっと、可愛い女の子だったと思う。そして、他の誰かと付き合っていた・・・。
セックスこそしなかったものの、キスはしていたはずだ。そう思うと、無性にキスをしたくなる。見たこともない誰かに嫉妬しながら、里美にキスをする僕。どうしても、荒々しくなってしまう。でも、里美は嬉しそうに僕に舌を絡めてくれる。スクール水着の里美とキスをしながら、僕は昔の彼氏に嫉妬する。
でも、舌を絡めてキスをしているうちに、不意に匠とキスをする里美を想像してしまった。狂おしいほどの嫉妬と興奮が押し寄せてきて、思わず里美の歯にちょっと強めに歯をぶつけてしまった。
「ご、ごめん! 痛かった!?」
『へへ(笑)。平気だよ(笑)。そんなに、興奮してくれたの? この水着で・・・。』
「あ、あぁ、すっごく興奮した!」
本当は、変な想像で興奮したのだけど、話をあわせる。
『だったら、もっと早くすれば良かったなぁ・・・ねぇ、他にして欲しいことってなぁい? 遠慮してることなぁい?』
里美は可愛く小首をかしげながら聞く。僕は、色々なことを言いたくなり、大人のオモチャのことやコスプレ、野外、エロい下着等々・・・でも、汚れのないキラキラした目で、真っ直ぐに見つめられると、とても言えなかった。 その15へ続く
2018/03/08
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