中Ⅱ18 『可愛くウソをつく彼女』その18
中Ⅱ18 『可愛くウソをつく彼女』その18
その17
そんなある日、僕(海堂雅樹:かいどう・まさき:21歳)は親戚の葬儀へ、泊まりで北海道に行くことになった。真田里美(さなだ・さとみ:20歳)が『私も一緒に行く〜!』って、そんな事を言いながら、寂しそうな顔をする。でも、さすがに連れて行くわけにも行かず、「ゴメンな、電話するからさ。」と謝った。
『絶対だよ! 電話してくれないと、寂しくて死んじゃうんだからね!』
里美は、頬を少し膨らませていった。可愛いなと思いながら、もしかして匠と動きがあるかもと思った。
あの日以来、親友の二階堂匠(にかいどう・たくみ:21歳)と3人で遊んだのは1回だけである。その時も、僕は妙に意識してしまったけど、二人はごく普通だった。あんなエロいレッスンをしているとは思えないくらい、自然な二人である。そして、隠し撮りの動画でチェックしても、二人で会っているようなことはなかったが、《僕がいない3日間、どうなるんだろう?》期待と不安で、めまいがしてきた。
それから、慌ただしく準備をして、大学に行く里美と一緒に部屋を出る。そして僕は、空港を目指した。とくに何もなく空港に着き、飛行機に乗り北海道に着く。親戚の家に行き、葬儀場に行ったり、食事をしたりしてバタバタだった。でも僕は、ずっと里美と匠のことを考えていた。
夜、やっと一人になると、Wi-Fiに繋げさせてもらい、すぐにカメラを確認する。リビングのテレビの上のPS4の改造カメラに映ったのは、テレビを見ている里美だった。ドキドキしたが、里美は一人。ホッとしながらも、ちょっと残念なような気がしてしまう。
罪悪感を感じながらも、僕はカメラで彼女を見続けていた。里美は、テレビを見ながら笑ったり、あくびをしたり、なんてことはない日常の風景。そして、結構な頻度でスマホの画面をチラ見している。なにを見ているのか気になるが、そこまではわからない。僕は、里美に電話をかけてみた。
すると、里美はほぼワンコールで電話に出る。
『遅いよ〜! ずっと待ってたんだからね! 無事についたの?』
里美が早口で言った。僕は、それをノートパソコンの画面で見ながら、電話をしている。不思議な気持ちだった。なんというか、スパイ映画とか、そんな感じである。
さっきから、チラチラとスマホを見ていたのは、《僕からの電話を待っていたんだ。》と思うと、愛おしさがこみ上げてきた。画面で見ると、里美はテレビも消して、嬉しそうに僕との電話を楽しんでいる。同棲までしているのに、いまだにこんなにも僕との電話を楽しみにしていたんだと思うと、本当に里美はいい子なんだと思う。
そして電話を終えて、僕は幸せな気持ちのまま寝ようとした。でも、何となくまだパソコンで里美のことを見続けてしまう。すると、里美がスマホで電話をかけ始めた。《あれ? 何か用かな?》と、電話を取る準備をしたが、僕のスマホは鳴らない。それなのに、里美は話し始めた。
『あ、ゴメンね、遅い時間に。平気?』
《誰だ? 誰と話してる?》一気に僕は心臓がドキドキし始めた。 その19へ
2018/05/18
その17
そんなある日、僕(海堂雅樹:かいどう・まさき:21歳)は親戚の葬儀へ、泊まりで北海道に行くことになった。真田里美(さなだ・さとみ:20歳)が『私も一緒に行く〜!』って、そんな事を言いながら、寂しそうな顔をする。でも、さすがに連れて行くわけにも行かず、「ゴメンな、電話するからさ。」と謝った。
『絶対だよ! 電話してくれないと、寂しくて死んじゃうんだからね!』
里美は、頬を少し膨らませていった。可愛いなと思いながら、もしかして匠と動きがあるかもと思った。
あの日以来、親友の二階堂匠(にかいどう・たくみ:21歳)と3人で遊んだのは1回だけである。その時も、僕は妙に意識してしまったけど、二人はごく普通だった。あんなエロいレッスンをしているとは思えないくらい、自然な二人である。そして、隠し撮りの動画でチェックしても、二人で会っているようなことはなかったが、《僕がいない3日間、どうなるんだろう?》期待と不安で、めまいがしてきた。
それから、慌ただしく準備をして、大学に行く里美と一緒に部屋を出る。そして僕は、空港を目指した。とくに何もなく空港に着き、飛行機に乗り北海道に着く。親戚の家に行き、葬儀場に行ったり、食事をしたりしてバタバタだった。でも僕は、ずっと里美と匠のことを考えていた。
夜、やっと一人になると、Wi-Fiに繋げさせてもらい、すぐにカメラを確認する。リビングのテレビの上のPS4の改造カメラに映ったのは、テレビを見ている里美だった。ドキドキしたが、里美は一人。ホッとしながらも、ちょっと残念なような気がしてしまう。
罪悪感を感じながらも、僕はカメラで彼女を見続けていた。里美は、テレビを見ながら笑ったり、あくびをしたり、なんてことはない日常の風景。そして、結構な頻度でスマホの画面をチラ見している。なにを見ているのか気になるが、そこまではわからない。僕は、里美に電話をかけてみた。
すると、里美はほぼワンコールで電話に出る。
『遅いよ〜! ずっと待ってたんだからね! 無事についたの?』
里美が早口で言った。僕は、それをノートパソコンの画面で見ながら、電話をしている。不思議な気持ちだった。なんというか、スパイ映画とか、そんな感じである。
さっきから、チラチラとスマホを見ていたのは、《僕からの電話を待っていたんだ。》と思うと、愛おしさがこみ上げてきた。画面で見ると、里美はテレビも消して、嬉しそうに僕との電話を楽しんでいる。同棲までしているのに、いまだにこんなにも僕との電話を楽しみにしていたんだと思うと、本当に里美はいい子なんだと思う。
そして電話を終えて、僕は幸せな気持ちのまま寝ようとした。でも、何となくまだパソコンで里美のことを見続けてしまう。すると、里美がスマホで電話をかけ始めた。《あれ? 何か用かな?》と、電話を取る準備をしたが、僕のスマホは鳴らない。それなのに、里美は話し始めた。
『あ、ゴメンね、遅い時間に。平気?』
《誰だ? 誰と話してる?》一気に僕は心臓がドキドキし始めた。 その19へ
2018/05/18
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