超短Ⅱ26[嫁の本音]5話
4話 20190215
「やはりダメだ、嫁(保科瀬奈:ほしな・せな:27歳)さんを返してくれる?」
〔分かった・・ルールだもんな。〕(携帯が切られる)
10数分後に瀬奈が朝倉(祐樹:あさくら・ゆうき:28歳)のマンションから出てきて、車の中に入ってくるが無言で俯いています。僕(保科博隆:ほしな・ひろたか:27歳)は何事もなかったかのように車を走らせ、途中の公園の駐車場に止めて嫁から報告を受けました。
報告のポイントは、すごく緊張したこと。朝倉はかなり気を使ってくれて始めは普通に会話してて面白かった。〔それじゃあ・・いいかな?〕と朝倉がカーテンを閉めて抱き合う。『でも、キスは許さなかったよ。声も出さなかったけどかなり出ないように我慢した。』僕からの電話ではあそこが繋がった状態だった。
あなたが返してほしいと言ってくれたおかげで最後まではせずに止められ嬉しかった。でも、朝倉君から〔途中で終わるなんてがっかりだな〕と〔その代わり、これおれのメールアドレスだからこれからも何か相談ごととかあったらメールしてよ〕メールアドレスを渡された。
そのような報告を受け、僕は瀬奈の気持ちが聞けてうれしさと興奮が入り混じり車の中で嫁を抱きます。それから家に帰ってからも瀬奈を何度も抱いた。確かに最近では週に1.2回のエッチがその日だけで何回もしたことは付き合い時代を含めて無かったのです。
僕は、その週の金曜日に朝倉と会いボイスレコーダーを回収します。そして近くの漫画喫茶に入り内容を確認したが嫁からの報告とほぼ間違いないが詳細の会話が記録されておりそれっは僕としてはかなり衝撃な内容であった。
マンションのピンポンが鳴り嫁が部屋に入ってくる時から記録されています。
〔どうぞ~・・久しぶりだね・・・。〕
『おじゃましまーす・・こちらこそ久しぶりです・・。』
瀬奈が上手く緊張をごまかしているのか普段と何も変わっていない声でした。
〔元気にしてた?〕
ふたりの取りとめのない話が続きます。
『こんなことになるなんてね(笑)。』
〔旦那から電話ないね・・耐えられずにすぐに電話してくるって思ったけど・・。〕
『ははは・・そうね・・へたれな旦那だからね。』
『・・うん・・・。なんか緊張するね。』
〔俺もだよ。〕
それからカーテンを閉めているらしい音が聞こえます。 6話に続く
20190305
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