特名Ⅱ 〖俺と嫁 嫉妬と興奮の狭間に〗第37章
特名Ⅱ 〖俺と嫁 嫉妬と興奮の狭間に〗第37章
第36章 20200414
それで「博美、眠くないの?」と俺(柴﨑将嗣:しばさき・まさし:32歳)が尋ねると、
『なんで?』、「目の下にクマできてるよ。」それで実に、嫁(柴﨑博美:しばさき・ひろみ:27歳)が気まずそうな顔をした。すると突然、博美の方から『将嗣くん、写真撮ってくれるかな?』って言ってくる。きっと自分が流れでセックスした罪悪感とか夫に正直なことが言えない(何度も逝ったことや快楽におぼれたこと)背徳感が半端なかったみたいだ。
内心は俺の方こそ《こんなことを博美にさせて欲望を満たしているのにゴメン。》と謝りたい気分もあったけれど、それとは別に写真(それもオールヌードの可能性がありそう)の許可はまさに千載一遇のチャンス。嫁の気が変わらないうちに早速、デジタル一眼カメラを持ってくる。
パジャマを着ていた博美に、俺が「モデルさん! 全部脱ぎましょうか?」とおどける。と、『ヌードなんかは絶対ダメだよ。』って笑われた。《後藤(和真:ごとう・かずま:30歳)さんにはすべて見せているのに・・。》と思う俺の不満な顔を見て、『じゃ~ 今日は特別サービス・ディーよ」と着替えに行く。
しかし嫁が戻って来たときに、その格好に僕は驚いた。花柄のセパレート水着である。室内で水着をみると実にエロチックだった。博美の顔はピンク色に上気していた。『将嗣くん! 早く撮ってよ!』、「よっしゃー」とボルテージが上がる。
僕はポーズ(博美はしきりに恥ずかしがる)を注文して、シャッターを押しまくった(デジタルカメラは何枚でも撮れるのがイイ)。海水浴で撮るのとは全然違う。日常の中での水着は実にエロっぽい。後ろを向かせたり、思い切り下から撮ったり、博美からは、『変態カメラマンだよ。』って叱られる。
でも心底嫌ではなさそうだ。それで嫁を四つん這いの姿勢にして色々な角度から撮った。嫁が、『ちょっとこれエロくない?』俺は合計で100枚以上は撮る。『は~い。もうおしまいね。』って宣言をしたが、俺の脳内は異常に興奮をしていて、水着姿の博美をベッドに押し倒して2回戦に突入してしまった。
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20200613
超短Ⅱ29 アブノーマル 第4話
第3話 20200611
ラブホテルの駐車場に着くと深山勝久(みやま・かつひさ:45歳)さんが〔俺、露出させるのが好きなんだけど、部屋まで下着だけで行くよ。〕と言いだします。『え! 人と擦れ違うかもしれないよ!』って困り顔。深山さんは妻(立花美穂:たちばな・みほ:28歳)に〔これも気持ちよくなる為のプレイの一つだからね。〕と言われると美穂は無言で頷きました。
車内でミニワンピースを脱ぎ下着(ブルーのサテン生地のTバックとお揃いのブラジャー)だけになった妻と一緒に車を出た時です。そこでホテルから若いカップルが出てきました。下着姿の女一人に男二人の私達な状況を見て「変態がいるよ! すげ~」などと言って通り過ぎます。その時に美穂は下を向いて恥ずかしそうにしていました。
そして受付を済ませ部屋に入ります。部屋に入るなり深山さんが妻を抱きしめて〔緊張したかな? 初めての露出は怖かった?〕と囁きながら美穂のTバックをずらして手を入れマンコの濡れ具合を確かめていました。マンコから手を抜いた深山さんの手には妻の愛液がベットリ付いていて、指と指の間で糸を引いてます。
その指を美穂に見せながら
〔結構興奮してたんじゃない? こんなに濡らしちゃってさ。どうだった?〕
『怖かったんですが、凄く変態な事してるって思ったらアソコが凄い熱くなってドキドキして… 興奮しました。』
〔そうなんだ! 素質あるね~。じゃ風呂行こうか。〕
そう言って妻と深山さんの二人は風呂場へ向かい私(立花明彦:たちばな・あきひこ:31歳)は一人でソファーで待機していました。風呂場からは話し声はあまり聞こえて来ませんが、時折美穂の軽く喘ぐ声が聞こえるくらいです。
《随分と長い風呂だなぁ~》と思って時計を見ると既に30分くらい経過していました。《既に風呂で一発やったのか…。》などと色々妄想していた時、ようやく二人が出てきます。私は妻に「風呂で一回しちゃったの?」と聞くと、首を横に振りました。すると深山さんがおもむろに口を開き〔奥さんドMですね~。ご主人に見せてあげなさい。〕
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20200612
超短Ⅱ29 アブノーマル 第3話
第2話 20200610
ミニワンピースの中の下着を確認すると、妻(立花美穂:たちばな・みほ:28歳)がお気に入りのブルーのサテン生地のTバックとお揃いのブラジャーです。
「随分気合いが入ってるね。」
『ネットでパパみたいな性癖の人探してみたら結構いるんだね(笑)。嫉妬して興奮したいって事なんでしょ?』
「まぁ、そういう事かなぁ・・。」
『やっぱりね。だから一番嫉妬しそうな私とパパのお気に入りの服と下着選んだのよ! ダメだった?』
「いや! 凄くいいよ! 興奮してきた!」
私(立花明彦:たちばな・あきひこ:31歳)はそんな会話をして美穂と軽く食事をしてから深山(勝久:みやま・かつひさ:45歳)さんと待ち合わせしていた郊外のスーパーの駐車場にに向かいました。約束の午後8時より少し早く到着します。しかし、深山さんは既に到着し待機していました。
いきなりホテルに行くよりも少し車内で会話しようとの事になり、深山さんを私の車に迎え入れ、運転席に私。後部席に妻と深山さんが並んで座り自己紹介などをします。30分ほど談笑していると深山さんが左手を美穂の肩に回し、グッと妻を抱き寄せました。すると皆無言になり車内の空気が変わります。
深山さんが妻の耳元で〔どこが感じます? 今日は沢山気持ちよくしてあげるからね。〕と囁きながら肩に回した左手は美穂の左耳を軽く触り、右手は太股をさすっていました。妻は『んっ! あっ…。』って微かに感じているようです。私は、《いよいよだな。》と一気に緊張と興奮が高まりました。更には嫉妬が入り混じった何とも言えない感覚に襲われつつハンドルを握り郊外のラブホに向かいます。
スーパーの駐車場からラブホテルまでは10分程の道のりでしたが、後ろでは二人がミラー越しに舌を絡めて激しいキスをしている姿を私は見せつけられました。妻は固まっていましたが深山さんが服の上から美穂の体中を触りながら耳元で何かを囁いています。
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20200611
超短Ⅱ29 アブノーマル 第2話
超短Ⅱ29 アブノーマル 第2話
第1話 20200609
それから五日程経った日、私(立花明彦:たちばな・あきひこ:31歳)は仕事中でしたがあるサイトからメールをくれた、深山勝久(みやま・かつひさ:45歳)さんと会いました。普通のサラリーマン。顔は大沢たかお似で清潔感があります。
深山さんがこれからセフレに会ってSEXするから、是非にも見て欲しいと言うので付いていきました。自慢するだけあって素晴らしいペニスです。ウチのディルドより大きいよ
うに見えました。見学のあとに、アドレス交換をします。
そして、その日の夜。子供が寝た後、妻(立花美穂:たちばな・みほ:28歳)からの一言。
『この間の話しなんだけど、パパが平気ならとりあえず一回やってみようかな?』
「ホントに? 丁度良かった! 実は今日深山さんって人と会ってきて、ウチにあるディルドと同じかそれ以上かってくらいのだったんだよ!」
『えぇ!? 私に相手を選ぶ権利無いの?』
そう訴える美穂に深山さんの写メを見せると『ふ~ん。まぁいいんじゃない。こういう人もネットで出会いを探したりするんだね~』って意外と相手がイケメンだったせいか、すんなり受け入れてくれた。
それから深山さんと日程を決めて、今夜に決定します。子供は明日から幼稚園が夏休みなので、妻が実家に預けに行きました。《今夜、美穂が深山さんのペニスを見た時のリアクション。深山さんにガンガン突かれ喘ぐ妻の姿…。》を妄想します。
緊張と興奮で仕事が手につかないので、私は仕事を早々に仕事を切り上げ17時過ぎには帰宅しました。予定通り子供は実家に泊まりに行っており、家には緊張している私とは逆に気合い充分にバッチリとメイクを決め、ミニのワンピースを着ています。中の下着を確認すると、妻がお気に入りのブルーのサテン生地のTバックとお揃いのブラジャーだった。
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20200610
超短Ⅱ29 アブノーマル 第1話
超短Ⅱ29 アブノーマル 第1話
(原題:今夜、初寝取られ 投稿者:美穂の夫 投稿日:20110720)
今夜、妻(立花美穂:たちばな・みほ:28歳)を寝取らせます。私達家族は私(立花明彦:たちばな・あきひこ:31歳)と美穂と5才の息子です。妻は男性経験が少なく、私を含めて3人でした。
事の発端は、先々週妻とSEXをした時です。普段は玩具など使わずにSEXしているのですが、その日は息子が早い時間に寝た事もあり、たっぷり時間があったので玩具を使い楽しんでいました。
美穂のマンコに極太ディルドを入れながら私のペニスをフェラチオをさせる擬似3Pをします。私のより遥かに太く長いディルドが気持ちよかったのか、妻は自分でディルドを出し入れしながらフェラチオをしているうちに逝ってしまった。
SEXが終わり腕枕しながらピロートークをします。
「凄く感じてたね。」
『めちゃ気持ちよかったわ。』
「3Pみたいで興奮したの? それともディルドが良かったの?」
『う~ん、両方かな。ディルドはパパのじゃ当たらない所にも当たるのが気持ちよかった!でもちょっと堅くて棒みたいだったからなぁ。もっとリアルだったら最高かも(笑)。』
「ディルドくらいの大きさの本物で突かれてみたいって思ったの?」
『え!? こんな大きい人いる? いるならお目にかかりたいわ(笑)。』
「ネットで探してみようか? 多分いると思うよ。」
『探すのはいいけど、見つかったらどうするつもり?』
「俺の見てる前でなら他人とSEXしてもいいよ。」
『本気で言ってる? それを口実に自分も他の女としたいだけじゃないの?』
「いやいや。美穂が感じてる姿を客観的に見てみたいんだ。」
『パパってそんな変態だったっけ? ちょっと考えさせて…。』
その日はそんな会話をして、妻は少しムッとした感じのまま眠りにつきます。でも私には美穂は乗り気だな!という感触があったので、色んなサイトでペニスのでかい男を探し始めました。
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20200609
中Ⅱ28〚狂わされる新婚の嫁〛その8
その7 http://kinoturayuki.blog.2nt.com/blog-entry-3947.html 20200601
僕(大江直哉:おおえ・なおや:31歳) 嫁(大江優花:おおえ・ゆうか:26歳)
川俣英夫(かわまた・ひでお:47歳:寝取りプレイヤー)さん
〔奥さん(大江優花)良い身体してるよ。〕
川俣さんが平然とした口調でさするようにベニスをしごいています。
〔奥さんは専業主婦だったよね?〕
「はい・・・。」
〔料理は上手いの?〕
「えぇ、とても上手です。」
〔掃除も洗濯もきちんとやってくれるのかな?〕
「そうです。」
〔いい奥さんだ。〕
川俣さんは写真を見続けながら、勃起したペニスをしごいていました。
〔普段の奥さんの姿思い浮かべてみて。〕
「・・・・・・・。」
〔毎日ご主人の為に料理してくれて、洗濯や掃除をきちんとしてくれるんだ。〕
「そうですね。」
〔この笑った顔はたまらなく好きだろう?〕
「・・ああ、はい。」
既に僕のペニスはズボンの中で勃起しています。
〔ご主人に尽くしてくれるこんなに可愛い奥さんなのに汚されたくてたまらないんだ。〕
「・・・そうです。」
〔大事な奥さん何だろう?〕
「もちろん、凄く大事です・・・。」
〔一生大事にすると誓った奥さんをたった10ヶ月で俺なんかに差し出すんだね?〕
「ああぁ・・・それは・・・。」
僕は情けない声で返事をしました。
〔愛する奥さんのおまんこも思い出してごらん、入れた時の感触もな。〕
「・・・・・・・。」
〔せっかく一生独占する権利得たのに、こんなに早く放棄するなんてたまらないだろう?〕
「・・・・。」
〔その大事な奥さんのおまんこを俺が味わうところ想像してごらん。〕
「・・・凄く興奮します。」
その9へ
20200602
中Ⅱ28〚狂わされる新婚の嫁〛その7
その6 20200531
川俣英夫(かわまた・ひでお:47歳)さんの体型は筋肉質で、身長は180cmあります。風貌の方は何処にでもいそうな普通の中年で、こんな変態プレイをしているとはとても思えませんでした。
〔写真は持ってきました?〕
「は、はい。」
僕(大江直哉:おおえ・なおや:31歳)が持ってきたウェディングドレス姿の写真を川俣さんに手渡すと、まともな人ではないことを思い知らされます。
〔いいね、奥さん(大江優花:おおえ・ゆうか:26歳)やっぱりいい女だね。〕
「そんなこと・・・。」
〔こんなきれいな奥さんを私に差し出すんだよね。〕
川俣さんは平然とした様子でその写真を数秒間見つめると、突然にズボンのチャックを下ろして勃起したペニスを露わにしました。
「えっ!?」
〔ハハハ、まぁ見せるだけだから心配しないでいいよ。〕
突然の川俣さんの行動に僕はあたふたします。彼はゆっくりとペニスをしごきながら、マジマジと写真を見ていました。
〔他人の勃起なんて耐えられないでしょう? でもこれくらいで驚いてたら何も出来ないからね、少しの間自分の奥さんでオナニーされるのをじっと見ていてください。〕
初めて他人の勃起したペニスを間近で見せられて多少なりとも戸惑いがありましたが、僕の大事な嫁(の写真)を目の前でおかずにされて異様に興奮します。
〔結婚してどれくらいですか?〕
「あの、10ヶ月です・・・。」
〔楽しい時期だねぇ。〕
はっきりとは見ませんでしたが、川俣さんのカリ高の逞しいペニスに圧倒されていました。すぐに水着の写真も見せるように言われます。
〔お~ これは海?〕
「は、はい。」
〔奥さんの肌真っ白だな、たまらないね。〕
「・・・・・・。」
〔おっぱい何カップかな〕
「Fカップです・・・。」
〔くびれもあるし、太すぎず細すぎず良い身体してるよ。〕
その8へ
20200601
中Ⅱ28〚狂わされる新婚の嫁〛その6
その5 20180814
嫁(大江優花:おおえ・ゆうか:26歳)の膣内の音はクチュクチュ、クチャクチャとどんどんいやらしくなっています。ワレメを弄る指も愛液でヌルヌルになり、糸を引いていました。
〔今度は実際に私(川俣英夫:かわまた・ひでお:47歳)とセックスして、旦那さん(大江直哉:おおえ・なおや:31歳)をもっと喜ばせてあげようか?〕
『・・・あああっ。』
〔今度は私がたっぷりいか逝かせてあげるからな。〕
『・・・・・・ああっ。』
〔ホントいい声だ。そろそろ逝っちゃおうか、そのままイクとこ旦那さんに見せてあげよう。〕
優花は卑猥な指の動きでアソコを弄り、陰唇の周りまでグチャグチャにしながら声を上げて絶頂を迎えます。
『・・・ああっ! 逝くっ、ああん!』
嫁は上半身を少し起こして、ビクンビクンと痙攣しながらイキました。足先にも力が入り、全身を硬直させながら逝く姿にたまらなく興奮します。
肩で息をして、ハァハァ言っている優花に川俣さんが続けて言いました。
〔奥さん凄く良かったよ。また近いうちにお邪魔するからよろしくな。〕
嫁は少し困惑した顔でしたが、僕(大江直哉)に促されると携帯を渡します。
「もしもし。」
〔このまま強引に話進めれば、お望みのプレイが実現出来ると思います。〕
「は、はい・・。」
それから話はどんどんと進みました。プレイの実行前に川俣さんと2人きりで会うことになり、ウェディングドレス姿の写真と水着姿の写真を持ってくるようにつげられます。某日の夜、ショッピングモールの駐車場で待ち合わせをして、川俣さんの車内で話すことになりました。
「こんばんは・・。」
緊張しながら僕は助手席に乗り込みます。
〔この間はどうも。少しは楽しめたでしょうか?〕
「は、はい、すごく興奮しました。」
〔ハハハ、実際にしたらもっと興奮するよ。〕
その7へ続く
20200531
名N〖壊れかけた二人 新版〗第15回
名N〖壊れかけた二人 新版〗第15回
第14回← 20190621
僕(住谷涼:すみたに・りょう:29歳)と嫁(住谷梨花:すみたに・りか:27歳)、友人(長谷将生:はせ・まさき:29歳)。
嫁が『プレイをしてもわたしのことを絶対嫌いにならない? いつまでも愛してくれる?』って云うので、「大丈夫だよ。嫌いになるなんてありえないよ。僕は死ぬまで梨花を愛していくよ。」と答えた。
「それから、たとえほかの男に抱かれても・・梨花と僕は・・いつでもつながっているよ。」それで、梨花は、『あ~ それわかるかも~ わたしも長谷君との・・時はりょうくんのことをずっと考えてたんだよ。』僕は取り敢えず、梨花は変な事になったとは思いながら、興奮したって事は何度も反復して言ってたし、絶対にイヤ!という感覚ではないのだなと思った。
このプレイが世間の常識から考えると、やはり道に外れたことだと考えている。だからその箍(たが)が外れた時にだけしか楽しめないものだとも思うから、梨花の様子を伺うのが大事だった。それに梨花自身が、完全に抵抗感がなくなった訳ではなさそうである。それで、その日はこれ以上は聞かないようにして、一緒に裸のまま寝た。
今週の金曜日にいつも通りの夕食会を開く。しかし、将生は残業で晩メシを社員食堂に済ませてきた。それで20時くらいになって将生が我が家に到着をする。三人でワインを飲んで30分くらい過ぎたころだった。少し酔い気味の梨花が将生にとんでもない質問をする。
『処理はどうしてるの? あっちの方さ。』って、僕も驚いたが、将生は目を白黒していた。
『それでどうなの? 長谷くん?』
酔いに任せた嫁のしつこい追及が続く。
〔ほら、アレだよ、風俗。〕
将生は、諦めたような顔でそんな事を言った。
『え~!? そうなの? どうして? 長谷君ならいくらでも相手いるでしょ?』
〔いやね、エッチすると好きになられたりするからさ。プロなら後腐れないしさ。〕
『なんで!? 好きになってもらうなら、良いじゃん!』
〔いやいや、面倒くさいっしょ!〕
将生は、モテすぎた反動なのか、女性を煩わしいと思っているような口ぶりである。
第16回へ
20200501
長18『愛しているのはあなただけ(笑)』第3話
長18『愛しているのはあなただけ(笑)』第3話
数か月後、嫁(宮澤里穂:みやざわ・りほ:28歳)の態度が余所余所しい時がある事に僕(宮澤雅弘:みやざわ・まさひろ:30歳)は気付きます。そして自宅に戻る時間が遅くなる事も多くなってきた。
「仕事忙しいの?」
『うん、偶にね。』
《そんなに残業が多い事は無い筈だが・・・ 男?》
この数か月、僕と週一でセックスはしています。ただ僕とセックスするのは決まって休日前だった。
《平日に・・・?》
しかしほかの男とセックスしたら報告する事は里穂と約束しています。
《約束を反故された?》
僕は平静を装いながらも勃起していた。それについて里穂に聞こうと思ったが、向こうが隠しているなら暴いてやろうと思います。何かゲームをしているような気がした。その日は直帰してきたようで珍しく営業バックがテーブルの上に置いてあります。僕は嫁が風呂に入った隙にカバンの中を漁った。その中の手帳をパラパラと見ます。色々な名前とアポイントの時間が書き込んであった。
《ヤケに加藤という名前が多いな・・。》
カバンにはファイルもあり、顧客の住所等が書いた物があります。加藤だけを探すと2件あったのでそれをメモしカバンに戻した。もう一度手帳を見てみると3日後に加藤のアポがあった。
《こっちの加藤だな・・。》
ファイルの情報から緊急連絡先に長男の携帯番号が書かれている方に目星をつけます。3日後、目星をつけた加藤の自宅近くにノー看板の社用車を止めていた。アポイントの時間を過ぎても里穂の社用車は現れない。20分後もうひとりの加藤の自宅に向かったが里穂の社用車は無かった。
《アポが無くなったか外で会っているのか・・・。》
僕も仕事のアポイントがあったのでその日は仕事に戻ります。その仕事を終え自宅に帰ると嫁は帰っていた。疑いの目があるからそう映るのか僕には里穂は余所余所しく思えます。興奮を隠しきれず僕はその晩嫁にセックスを迫った。
第4話へ
20200423
長14「マゾ亭主の性癖」第12回
第11回 20200107
「福島(忠雄:ふくしま・ただお:53歳)さん、そろそろホテルへ行きましょう。」
私(今宮陽一郎:いまみや・よういちろう:41歳)はこれ以上興奮すると、事故を起こしかねないので阪神高速を降りて、生玉(いくたま)のラブホテルへ向いました。
ホテルの部屋に入ると、この日は風呂に入らず、そのまま3人でベッド。照明も消さずに妻(今宮京香:いまみや・きょうか:38歳)を裸にします。そして、男ふたりも裸になりました。私が上半身、福島さんは下半身を責めます。乳首を弄りながら、うなじから、耳たぶを舐め、舌を吸いあげました。
福島さんが、クリトリスを舐めながら、指を差し込んで1本、2本、『あっ・・やめて・・おかしくなる。』って京香は強烈な快感が押し寄せているようです。私は妻にフェラチオをさせました。
同時に福島さんがアナルを舐めたようです。咥えたチンポを離して『イヤーだめー・・そこだめー。』って声をだしました。妻のアナルを開発しようとして、アナルバイブなど使ったこともありましたが、アナルSEXはしたことはありません。
福島さんは、移動して京香の顔の前に、ビンビンに勃起しているペニスを、私は初めて目近で見ました。妻の話していたシリコンボールが亀頭の近くに2,3個、根元にも数個あります。イボイボがゴツゴツしていました。うらやましいほど、亀頭が大きく立派です。
〔奥さん、こっちのも舐めてよ。〕と、鼻先に、透明の液を滴らせてる亀頭を突き付けてきました。京香が言われたとおりに、口に含みネットリと舐めます。〔気持ちいいね・・上手いよ、これは好いぜ・・。〕と、私もたまらずペニスを舐めさせました。妄想していたダブ
ルフェラです。何度も交互に舐めさせて、それから2人で口とオメコを交替しながら犯しました。
『アアアーーー、イイー、いいわいいわ・・。』
妻は福島さんに、オメコを突き上げられてのたうっています。福島さんも、たっぷりオメコの感触を味わいながら、激しく腰を使いました。
〔ご主人、奥さんの口に出していいですか?〕
「はい・・・。」
〔許可が出たよ。それじゃ出すぞ!〕
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20200422
特名Ⅱ 〖俺と嫁 嫉妬と興奮の狭間に〗第36章
特名Ⅱ 〖俺と嫁 嫉妬と興奮の狭間に〗第36章
数度のセックスで後藤(和真:ごとう・かずま:30歳)さんと嫁(柴﨑博美:しばさき・ひろみ:27歳)が慣れたからなのか、後藤さんはマッサージの時みたいに博美に命令している。そして、博美は後藤さんに敬語を使っていた。
〔今までやった中で俺が一番気持ちいいだろ。〕
《後藤さんはこう言えば俺(柴﨑将嗣:しばさき・まさし:32歳)が興奮・嫉妬することを心得ている。》
『もうやだ、また。あっ! 逝くっ!』
〔どうかな今までで俺が一番気持ちいい?〕
『逝くよ! あっあっあっ! 凄いよ。気持ちいいっ!』
(博美は後藤さんに何度促されても比べることはしなかった。)
お互い息を切らした荒い声が聞こえてきて、嫁の博美が途中で後藤さんに伝える。
『逝って! 後藤さんも逝って!!』
〔博美がちゃんと逝ったらな。〕
(ここでも後藤さんは呼び捨てにしていた。)
『駄目早く! 逝って!』
〔おれまだ逝かないよ。博美は気持ち良いのか?〕
『ああもうっ・・気持ちいい! 後藤さんっ!』
博美の気持ちいい連呼の後のイキ声と後藤さんが逝くタイミングで俺は射精をする。後藤さんが逝った後、まだ博美が喘いでいる中で電話が切れた。そして、10分後に後藤さんから、〔電話は通じていましたか? 今日はこれでおしまいです。〕と、メールが来る。
日曜日の昼過ぎに帰ってきた嫁はかなり照れくさそうにしていた。それから、二人はゆったりとしたセックスをする。ピロートークでは『トーハクはすごいよ。絵画も彫刻も仏像も本当に素晴らしかった。今度は絶対二人で行こうね。』って言われた。
昨日のことを尋ねると『将嗣君があんな事言うから、後藤さんに1回だけマッサージ(セックス)してもらちゃったよ。』って、(完全に嘘だけど)恥ずかしそうに答える。それよりも、嫁が『デート中は後藤さんと手を繋ぎ合っていたよ。』っての報告の方が嫉妬心は半端ない。でもそれ以上は詳しい話しを聞けなかった。それで「博美、眠くないの?」と尋ねる。『なんで?』、「目の下にクマできてるよ。」
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20200414
特名Ⅱ 〖俺と嫁 嫉妬と興奮の狭間に〗第35章
特名Ⅱ 〖俺と嫁 嫉妬と興奮の狭間に〗第35章
それから暫くした23時過ぎに嫁(柴﨑博美:しばさき・ひろみ:27歳)からの電話。それに出たら、『あ、将嗣君・・・ 起こしちゃった?』に、俺(柴﨑将嗣:しばさき・まさし:32歳)は出来るだけ嫁に優しい声を出そうと思った。「どうした?」のと聞いてみる。ただ明らかに博美はベッドの中らしいが、後藤和真(ごとう・かずま:30歳)さんが近くにいるのかは分からなかった。
『ごめんね。寝てたのかな? 結局ね後藤さんに部屋を取ってもらった。』
「まだ起きてたよ。体調は良くなった?」
『・・うん。大分良くなってきたわ。』
「後藤はどうした?」
『あ・・の・・別の部屋を取ったよ。』
「そう。明日お礼言っといて。」
『うん・・わかった。』
暫く話しをして最後に俺が、「博美ゆっくり休みな。」、『お休みなさい・・・ あのね・・。』って何か言いたそうで、「えっ? なんだい?」、『なんでもないの・・今日はごめんね・・明日帰るね。』って云って携帯を切った。
後藤さんからの“最後の電話”は深夜の1時頃である。勿論俺は寝ていなかった。その時も一瞬で電話に出る。その瞬間、『ああっ! あっあっあっああんっ!』っていうさっきよりも切羽詰った感じの博美の逝く寸前の喘ぎ声。電話をとった瞬間に覚悟は決まっていたけれど電話越しの嫁の声は凄くエロかった。
それから後藤さんがドSモードで名前を呼び捨てにする。〔博美、気持ちよかったのか? あ?〕という声が被さってきた。後藤さんもかなり息が弾んでいる。嫁の『あんっ判んないっ!』って声の後、『あんっあっあっあっあっあっ!』って勢い良く突かれている高い声。その後に声がトーンダウンした。
暫くして博美がはあはあ言いながら、『もう激しくしすぎ、後藤さん。』、〔こういうの好きだろ博美ちゃん?〕っていう後藤さんの自信ありげな言葉に、博美が、『・・・嫌いじゃないけど。良く判んないの、凄すぎてっ。』って答える。そういう甘ったるい会話だった。
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20200413
特名Ⅱ 〖俺と嫁 嫉妬と興奮の狭間に〗第34章
特名Ⅱ 〖俺と嫁 嫉妬と興奮の狭間に〗第34章
嫁(柴﨑博美:しばさき・ひろみ:27歳)と後藤和真(ごとう・かずま:30歳)さんが少し俺(柴﨑将嗣:しばさき・まさし:32歳)のことを話題にしたのちに、がさがさっとしてから2秒程して博美が爆笑する。
『あはは、嘘、それ嘘ですよ!』
〔嘘じゃないって。男はそういうもんだから。〕
『絶対嘘!』
最初は意味が全然わからなかったのだけど、博美が笑いながら反論していた。
『じゃあ何? 後藤さんは黒人の人には敬語使うの?』
〔使うよ。当たり前だろ? おれ、黒人なんか見たらその瞬間に、あ、鞄持ちます。パン買ってきますよとダッシュで。と言うよ。〕との言葉に嫁が笑っている。
つまりはそういう事で、後藤さんの〔もう一回言ってよ。〕という声と博美の“もにょもにょ”した声と笑い声がした。それから何度も後藤さんの〔もう一回。〕という声の後に嫁が冗談ぽい不貞腐れたような声で、『後藤さんのおちんちんはおっきい! もう! はい、おしまい!』って言って後藤さんが、〔もう一回ちゃんと言わせてやるからな。〕とか言っている。
実際ここまで俺は後藤さんの裸自体を見たことが無かったから分からないけど、そうやって博美に明らかに比較されたのはショックだった。暫くして、がさがさっと音がして電話が切れるが、その前に後藤さんが言った言葉に引っかかる。〔さっきの事だけど、柴﨑さん以外は今言った人だけ?〕に、博美が『・・うん。でも将嗣君には絶対内緒だよ。』っての甘えた声に俺はどきっとした。
〔へー。柴﨑さんは詳しいことは知らないんだ?〕という後藤さんの声だけが印象に残る。後藤さんは嫁に過去の男を聞きながらセックスをしていたらしい。博美は結婚前の事(男関係)は、これまでも俺にはあまり言わなかった。後藤さんがかなりしつこく聞いて今さっき聞きだしたらしい。嫁の男関係の話はそこまでで、特に後藤さんもこれ以上は詳しくは聞き出していなかった。
第35章へ
20200412
特名Ⅱ 〖俺と嫁 嫉妬と興奮の狭間に〗第33章
特名Ⅱ 〖俺と嫁 嫉妬と興奮の狭間に〗第33章
次に電話が来たのは30分してからである。その間さっきの嫁(柴﨑博美:しばさき・ひろみ:27歳)が逝くときの甘い声が耳について離れなくてずっと俺(柴﨑将嗣:しばさき・まさし:32歳)はぼうっとしてスマートフォンを見ていた。電話を取った瞬間に博美と後藤和真(ごとう・かずま:30歳)さんの会話が飛び込んでくる。さっきもそうだけど会話はクリアに聞こえた。
『後藤さん、電話なの?』
〔いや、メールだから。いいよ気にしなくても。〕
『あ、でも、さっきの後藤さんのいう事、私判るかも。』
〔セックスって気持ち良いとかそういうのもあるけど、その人と知り合いたいっていう気持ちがやっぱり大事だと思うんだ。〕
『うん。うん。』
〔でもね、結婚してないからおれは良くわかんないけどな。〕
ふたりの“あはははは”みたいな笑い声が聞こえる。完全なピロートークで、嫁の声も甘かった。博美と後藤さんの間に心の壁が無くなったような会話。実際嫁と後藤さんは抱き合いながら話している。
《セックスも心を締め付けられるが、それ以上にこうした日常会話も俺には堪えた。》
後藤さんはこの会話を俺に聞かせるのが前提だけど、博美の声は一つ一つ聞こえてくるのが痛いというか俺には聞かせない甘い声って感じで聞こえる。。
〔こうやって抱き合うだけでも気持いいよね。〕
『・・・あ、うん。こうしているだけでも気持いい。』
とか一つ一つ心に突き刺さった。
嫁が後藤さんに会話をリードされている。それで後藤さんの、〔夫婦のセックスとこういうセックスは別もんだから。〕という話に、『何かちょっと判るかも。』っていう話も語ったりもしていた。途中で博美の鼻声がして、二人がキスするような音も聞こえる。その回の電話は長かった。その間に一番悶(もだ)えたのは後藤さんが誘導して博美に言わせたこれである。
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20200411
特名Ⅱ 〖俺と嫁 嫉妬と興奮の狭間に〗第32章
〔すいません、柴﨑(将嗣:しばさき・まさし:32歳)さん。〕と後藤和真(ごとう・かずま:30歳)さんが猿芝居を打ってきた。
「もうやりました?」
〔はい。6時位からです。美味しく頂きましたよ。〕
雰囲気作りが上手い後藤さんはいかにも食事の話っぽく話しているのだけど、明らかに嫁(柴﨑博美:しばさき・ひろみ:27歳)とセックスしたって事を示している。こういう返しがすぐに出てくるのが凄いけど、俺はその時はソファに座りながら心臓がバクバクしていて、それどころじゃなかった。
後藤さんは俺の返事もない中でに構わず一人で適当な事を話した後、〔柴﨑さん、博美さんに別の部屋をとりましたのでご安心ください。明日帰る時に又連絡します。〕と言って電話が切れる。今までの2回の経験で大分慣れたかと思ったけど、その電話の後は本当に焦った。自分が望んだ事なのに俺は苛々と焦燥感で、あーーーーー!と頭掻き毟ったり、意味もなくテレビをパチパチ付けたり消したりする。
テレビが付いていたら音が煩(うるさ)くて消してしまった。しかし静かな空間に時計の“カチ、カチ”って音が苛々する。俺は部屋の中でビールを飲みながら、何の変化もみせないスマートフォンを見つめていた。
何度も何度もこの〖貸し出し〗を後悔して、嫁のスマートフォンに何度も掛けようとする。この時が人生で一番スマートフォンを眺めた時間だったかもしれない。それでも博美にばかり罪を負わせようとしている贖罪から、「気分が良くなったら後藤にマッサージをしてもらってもいいよ。」とメールを打つ。30分くらいしてスマートフォンの着信音が鳴った。発信者は後藤さんだったから俺は一瞬で電話にでる。
スマホを耳につけた瞬間、がさがさって音の後に嫁の喘ぎ声がした。しかもバックの時の目茶目茶感じている声。博美が逝(い)く寸前の、でもこれまでこんなに大きな声は聞いたこと無いって声である。
嫁が逝く時には、『逝く! 逝く!』って何度も繰り返すのだけど電話の向こうからその逝く声が、『やだ逝くっ! 逝きそう後藤さん、逝きそう。あっ! 逝っちゃう! 逝きそう! 逝きそう!逝っちゃう!』博美の喘ぎ声と一緒に後藤さんが博美の名前を呼んだ瞬間に通話が切れた。その時は心臓が締め付けられるみたいだったけど、正直に言うと一瞬で物凄く興奮をする。これも後藤さんの俺に対する雰囲気作りだったのかもしれないと思った。(Mの感性に響く。と同時に嫁の歓喜に贖罪されて心が穏やかにもなる。)
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20200410
特名Ⅱ 〖俺と嫁 嫉妬と興奮の狭間に〗第31章
特名Ⅱ 〖俺と嫁 嫉妬と興奮の狭間に〗第31章
嫁(柴﨑博美:しばさき・ひろみ:27歳)が深呼吸をしているみたいな声をだした。
『ちょっと私、飲みすぎちゃったみたいで、少し気分が悪くて。後藤(和真:ごとう・かずま:30歳)さんがね、〔休んで行った方がいい。〕って言ってくれて・・・。』
「うん。それで?」
『将嗣君がいいなら、後藤さんが部屋を取ってくれるっていうから、帰るの明日になってもいい?』
「今ホテルの部屋?」
『違うわ。ロビーからだよ。もし駄目なら私、タクシーで帰る・・・ あの、後藤さんが送ってくれるって・・・。』
俺(柴﨑将嗣:しばさき・まさし:32歳)はドキドキって言うより今電話の向こうで博美は裸なのだよなって思って心臓がきゅうっとなりながら尋ねた。
「もうマッサージしちゃった?」
嫁が一瞬押し黙る。
『・・・してない。してないよ。何言っているの!』
「今ホテルに来たところなの?」
『ううん。ホテルのレストランで食事して・・・。』
「それで飲み過ぎたんだ。」
『そうなの。』
「・・・いいよ、泊まってきても。今日のデートは楽しかった?」
『うん。』
「それは良かったね。明日帰るときに電話してくれる。」
『うん。そうする・・・ 将嗣君ごめんね。』
「俺の事は気にしないで、飲みすぎたのならゆっくり休んでおいで。」
『・・・ん。わかった。ありがとう。』
「後藤に替ってくれる?」
『はい。』って博美の声がして後藤さんが出た。
〔すいません、柴﨑さん。〕と後藤さんが猿芝居を打ってくる。
「もうやりました?」
〔はい。6時位からです。美味しく頂きましたよ。〕
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20200409
特名Ⅱ 〖俺と嫁 嫉妬と興奮の狭間に〗第31章
特名Ⅱ 〖俺と嫁 嫉妬と興奮の狭間に〗第31章
嫁(柴﨑博美:しばさき・ひろみ:27歳)の『っていうかぁ、食事だけって話でした。』の言葉が後藤に甘えるような咎めるみたいな口調だったから、食事だけって言葉がもう既に嘘になっているって感じが薄々判って、この衝撃も凄かった。
後藤和真(ごとう・かずま:30歳)さんの次の言葉ではっきりする。〔ゴメンゴメン。そういや博美ちゃんにまだ飯喰わせてないよな。〕、『それ最悪ですよねー。』って悪戯っぽい嫁の声。俺(柴﨑将嗣:しばさき・まさし:32歳)は本気でガタガタガタって手が震えてきて、左手で右手を抑えた位だった。これが【寝取らせ】の現実だと思い知る。博美を他の男に抱かせる(セックスさせる)のを承知しているが、二人の会話の中で、特に嫁が“甘い声”で喋る部分は実に心が痛んだ。
その後で博美が、『本当に将嗣君(俺)が泊まりOKなら最初から言うはずだもん?』って言うのを、後藤さんが宥(なだ)めたりしている会話が続く。それがいかにも嫁を宥(なだ)めているって感じで胸がもやもやした。しかもその途中で後藤さんが、〔でもさ博美ちゃんはもう裸になってるよ。〕と言った事でもう1回はやっている事や、博美がまだ裸でいる事が判って呆然とする。
この会話を聞いていて、俺がいないシュチュエーション(状態・事態・局面)で嫁の博美が俺の話をしているのを聞くのは、凄く奇妙な感覚だと思った。(ただし博美は電話で盗聴されていることは全く知らない。)他人の会話(とはいえ嫁の会話)って凄く雑談と、逆に真面目な感じの話が前後して混ざっている。その話を聞いていても嫁が煙草を嫌いな話とかが途中に挟まったりして脈絡がない事も多かった。
結局後藤さんが〔じゃあ、おれが柴﨑さんに電話するよ。〕と言う、博美の『えー! それはちょっと、待って待って、え、後藤さん待ってって!』っていう声の後、スマートフォンがぶちって切れる。この電話の会話には興奮もしたし、呆然としていたってのもあったけど、思ったより嫁と後藤さんが親しげな口調だったことに対してなんか凄く強く嫉妬した。(それより興奮が半端なく、プレイを終了しようとは思わない。)
そこから5分後に博美から電話が掛かってくる。すぐ取ると変かもしれないと思って5回くらい鳴らしてから取った。「もしもし。」、『あ、・・・将嗣君、私、あのね。・・・ふう・・。』
電話の向こうで嫁が深呼吸をしているみたいな声の後に、『ちょっと私、飲みすぎちゃったみたいで、少し気分が悪くて。後藤さんがね、〔休んで行った方がいい。〕って言ってくれて・・・。』(最初から喋る内容を決めていたセリフのような話し方)俺も喉がカラカラだったけど博美の言葉に「うん。それで?」って返事をした。
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20200408
特名Ⅱ 〖俺と嫁 嫉妬と興奮の狭間に〗第30章
特名Ⅱ 〖俺と嫁 嫉妬と興奮の狭間に〗第30章
18時以降の時間が凄く長かった。結局後藤和真(ごとう・かずま:30歳)さんから着信があったのは20時半。俺(柴﨑将嗣:しばさき・まさし:32歳)は、それまで何度も後藤さんに電話(終了の合図)しそうになる。そして何よりも嫁(柴﨑博美:しばさき・ひろみ:27歳)に電話をかけたくなった。19時以降は、何回通話ボタン押して、博美の番号が流れきる前に切るってのを繰り返したか分からない。
突然かかってきた電話を取った瞬間に、後藤さんの声が、〔あ、もしもし後藤です。▲▲の件。うん。〕と、余所行きの声で演技だと思ったので黙っていた。俺が一言だけ「まだホテル?」、〔ああ、うん。そうそう。それでさ、火曜日に資材を運ばないといけないから・・・。〕ぺらぺらぺらっと後藤さんが一方的に喋っている。〔じゃあよろしく。〕と言った後で、次にガサガサ、そしてボスというスマートフォンを置く音がした。
『電話してます?』って近くから博美の声がする。その声で俺の動悸は跳ね上がった。どう聞いても横になって寝ながら発している声だったから、ホテルの部屋のベッドからなのは間違い無い。しかも気だるげな声だった。
〔仕事関係。土曜日に仕事させんなって感じだよな。〕で、博美の笑い声とともに『社長さんに土日は無いんでしょ?』それに後藤さんの笑い声が聞こえる。そういう遣り取りがスマートフォンの奥で意外とクリアに聞こえて来た。勿論聞き取れない声とかは良く判らない部分もあったけれど、ガサガサと歩き回っている音とか会話は意外とちゃんと聞こえる。
それから暫くして後藤さんと嫁の声。
〔どうする? 柴﨑さんに今のうちに電話しちゃわないか?〕
『ええ! 今から? 電話、できないよ・・なんて言うの?・・。』
〔だから、柴﨑さんは泊まりオッケーだって言ってたよ。博美ちゃん聞いて無い?〕
『え、本当に聞いて無いですよ。っていうか、食事だけって話でした。』
嫁にこんなことをさせている罪悪感に電話を握った俺の手が震えた。
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20200407
特名Ⅲ 〚僕と彼女 嫉妬と興奮の狭間に〛第12回
第11回 20200115
河上正樹(かわかみ・まさき:21歳)はカーテン閉めた後、ベッドの横に座って濃方博美(のうかた・ひろみ:19歳)の携帯を見ながらTVをつけます。カーテンを閉めてくれたおかげで僕(柴﨑将嗣:しばさき・まさし:24歳)は見つかる心配が少し薄れてほっとしました。窓があいていたので、TVの音も聞こえてきます。なんかもう、見つかったら僕の居場所がなくなるような気がして、うまく表現できないのですが胸が苦しくなった。
博美がシャワー浴び終わる頃になると河上はベッドに寄りかかって座り、博美を待っているようです。シャワーから出てきた博美はTシャツに下はちょっとだぼっとしたズボンでした。
〔あれ。パジャマじゃないんだ。でも髪濡れてて色っぽいかもな。〕
『いっつもはパジャマなんですけど・・・。今日は先輩いるから・・。』
〔ははっ。もう大丈夫だって。もう寝る?」
『んー。このあとのTVちょっとだけ見たいんですけど、いいですか?』
〔ああ、もちろん付き合うさ。こっち座んなよ。〕
こんなやり取りの後、二人は並んでベッドに寄りかかりながらTVを見ています。番組は確か、若手のお笑い芸人が出ていたが、僕には見覚えなかったので京都でしかやっていなかったのかもしれません。河上はタバコを吸いながら、その左に博美がジュースを飲みながら体育座りで座っていました。
しばらく(15分位)TVを見ていたのですが、河上が博美の肩に手を伸ばしてきます。
『ダメ先輩! もう無しです。』
〔なんか手が寂しくってさ。〕
〔あれ! なに? 寝るのにブラつけてるの? なんで?〕
『ダメだってー。今日はちゃんとした格好で寝るの。もうねますよー。はいはい、離れて、
離れてください。』
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20200406
特名Ⅱ 〖俺と嫁 嫉妬と興奮の狭間に〗第29章
特名Ⅱ 〖俺と嫁 嫉妬と興奮の狭間に〗第29章
13時頃、後藤和真(ごとう・かずま:30歳)さんからのメール、〔博美ちゃんと合流しました! デートしてきます!〕が来た。14時頃に嫁(柴﨑博美:しばさき・ひろみ:27歳)からも、『桜が凄いよ! 東京国立博物館、今度は二人で来ようね! 将嗣君、仕事頑張って!』ってメールがくる。その後、後藤さんからのメールが1通、〔博美ちゃんから普通の人と順番が逆だね? と言われました。〕と、俺(柴﨑将嗣:しばさき・まさし:32歳)が、「順番って何ですか?」と短く返信した。即再返信があり、〔デートが最初で次がセックスだって。〕その文字に心の内が波立つのである。それ以後後藤さんのは無かったけど博美からの短いメールがちょくちょく来た。
普段の嫁はサバサバ(あっさり)していて俺にメールをしてくる回数も少ないのだが、博美自身もある程度言い訳というか罪悪(背徳)感があって俺にメールをしていたのだろうって気がする。しかし正直この午後の数時間が嫉妬心は凄かった。エロスの部分が無い分だけ楽しく遊んでいそうな雰囲気にかなり苛々した。
ちなみに後藤さんとは幾つかの決め事をしているが、そのひとつに俺から後藤さんに電話を掛けた時点で全てが終了っていう事にしている。これも後藤さんの提案だったのだけど、こういうのは電話して止めましょうってのは意外と言い辛いから、〔俺(将嗣)からの着信で即終了にします。〕という事だった。〔だから変に我慢せず嫌になったらすぐにスマートフォンに着信入れてください。〕という事である。
午後の数時間は長かったような、短かったような時間だった。何かやっていても手につかないし、ずっと博美の事ばっかり考えている。でも考えているだけじゃ手持ち無沙汰なので本を読んだり、テレビを見たりするのだけどやっぱり気が散って手に付かない。取り溜めていた映画を再生して観たけど結局は殆ど頭には入らなかった。
18時頃に後藤さんからメールで、〔今、ホテルに到着しました。〕との報告がある。それと同時にそれまでちょくちょく入っていた博美からのメールが途絶えた。さっきまでの嫉妬心に加えて、《今は食事中だろうかな?》と妄想するので心臓がドキドキして堪らない気分(俺だけがひとり疎外されている憔悴感がヤバイ)である。俺は自分でラーメンを作ったけど、正直殆ど食べられなかった。ラーメンを半分も残したのなんて初めてかもしれない。食べているときでもスマートフォンはずっと握り締めていた。
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20200405
特名Ⅱ 〖俺と嫁 嫉妬と興奮の狭間に〗第28章
これまでも二人の仲はかなり良かったが、このプレイをきっかけにそれでもお互いが気持ちを言葉で伝え合う事も多くなったし、キスも一杯(セックス以外でもお早うのキス、ただいまのキス、おやすみのキスなど)するようになった。俺(柴﨑将嗣:しばさき・まさし:32歳)も嫁(柴﨑博美:しばさき・ひろみ:27歳)を貸し出すことで凄く興奮していたし、この日の夜も何回もキスをする。
〖キスを交わすことで分泌される一つのホルモン、〈エンドルフィン〉には、沈んだ気持ちを励ます抗鬱作用があるという。また、キスを交わすことで分泌されるホルモン、〈オキシトシン〉の中毒(快楽)になるのです。また、口が、あらゆる感覚や感情が喚起される脳にもっとも近い位置にある“性感器官”なのです。〗
土曜日が来て、俺は博美に言ったとおり、休日出勤って事で背広を着て午前9時に家を出る。博美は、『後藤(和真:ごとう・かずま:30歳)さんと夕飯を食べたらすぐ帰ってくるね。将嗣君の帰りが遅かったら家でご飯作るからね。』って言って家を出た。俺は、当然に仕事はないので漫画喫茶に行って暇をつぶすことにする。嫁は11時頃には家を出る予定で、それまでは漫喫で時間を費やした。11時過ぎに出て、一応12時近くになってから家に帰るが勿論博美はもう出かけている。なんだか他人の家に帰ってきたような違和感があった。
後藤さんのプランでは、前回(3月)マッサージの時に、嫁が『上野の東京国立博物館(トーハク)で特別展を見たい。』って言っていたので、そこに行くとの事である。午後5時まではトーハクで鑑賞の予定。それから食事の為にホテルに入りますとの事だった。予約を取ったホテルは1泊4万近くするかなり高いホテルのいい部屋である。急な事だったけれど後藤さんは一応俺用にも近くのホテルを用意すると申し入れてくれるが、結局それはキャンセルをしてもらい、俺は後藤さんを信じて家にいる事にした。
俺の家から上野へは距離があるから何かあった時に駆けつけられないのは確かに不安だったが、それまでの2回の事があったから後藤さんを信じながらも家で悶々とする方を選ぶ。マッサージの時と同様に電話で中継してもらう予定だったけど、今回は後藤さんの提案で、〔僕の事を信用してくれるなら、良い状況を判断して電話します。〕との事でしたので、嫁に会った時とホテルへ入った時だけはメールを貰う事にする。
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20200404
特名Ⅱ 〖俺と嫁 嫉妬と興奮の狭間に〗第27章
特名Ⅱ 〖俺と嫁 嫉妬と興奮の狭間に〗第27章
第26章 20200211
話の途中で俺(柴﨑将嗣:しばさき・まさし:32歳)としては腹が決まっていた。そして、最後には後藤(和真:ごとう・かずま:30歳)さんが、〔将嗣さんが聞きたかったっていう、《嫁(柴﨑博美:しばさき・ひろみ:27歳)がもし過去に浮気をしていたら》という話も全部聞きだしちゃうよ。〕、「判った。頼みます。」と、話しはとんとんと進む。
この打ち合わせが水曜日だったのだが、これを博美に話したのは木曜日になった。土曜日日曜日に予定が無かったから博美が、『週末はどうする?(我が家は土日のどっちかは外食。)』って言ってくる。それで、「実はさ、後藤が、明後日お前を食事に誘いたいんだって。」と、さりげなく切り出した。すると嫁は本気でびっくりしたあとに、『えっ? それ、どういうこと?』って睨(にら)んでくる。
俺が説明したのは、「先月(3月)も初回(2月)もマッサージ(セックス)だけだったか
ら後藤も気にしていて、土曜日の昼から後藤が案内するのでちょっとしたデートでもてなしたい。ついでに夕食もご馳走したい。と言っている。」ことだった。勿論それは俺も了解したという事も伝える。ちなみに俺は休日出勤で仕事だから参加できないという事にした。(仕事が多忙な時はよくあることだったが、今回は計画的な嘘だけど。)
2回のマッサージのことで、俺のそういう部分(嫁を他人に貸し出す性癖)も博美は多少理解してきていて、『本当、不思議だよね。将嗣君のそういう所は。』って言いつつ了解する。この話の流れから、嫁は本当に“デート+食事”と思っていたみたいで、それはセックス抜きというデートだからかも知れなかったが、『でも将嗣君がさ、いなくて、後藤さんに誘われて私がホテルとか行っちゃったらどうするの?』って悪戯っぽく訊ねてきた。これに対しては、俺が「あー。その時には博美の判断に任せる。」と云うと、その意味を理解したようで顔を紅潮させて、『バカじゃないの? そんなことなるわけないよ!』って真剣な口調で言ってくる。
ちなみに2月のマッサージ以降、嫁との絆は強くなったと思う。しかし、博美の心の中では俺が思うよりも後藤さんとのセックスについて凄く背徳感が強いらしく、『夫が望んでいる。』っていう前提があったとしても不安を覚えていた。ただ不安だけではなく、『ドキドキ(期待と興奮かな?)もする。』って。共働きで1年中走り回るような毎日だったから御互いにとって凄く良い刺激にはなっていた。
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20200403
長Ⅱ12〔嫁さん〕その14話
長Ⅱ12〔嫁さん〕その14話
俺(西條正巳:さいじょう・まさみ:34歳)は、「急いでタバコを買ってくるから。」と言い家をでました。もちろんタバコがなくなったと言うのは嘘でポケットに二箱入っています。しかし玄関を出てから中の様子が気になったしかたありませんでした。5分ほどしてから玄関のすぐ外で嫁(西條麗子:さいじょう・れいこ:27歳)に電話をかけます。
俺が、「タスポ忘れた。古橋(清司:ふるはし・きよし:46歳)さんタスポ持ってるかな? 古橋さんに代わってくれる?」と(古橋さんがタスポを持っていないことは先ほどの居酒屋で知っていました。)嫁が古橋さんと電話を代わり俺は「タスポ持ってますか?」と聞きました。古橋さんは当然ですが〔持ってないよ。〕との返事。
俺は古橋さんに、「コンビニまで買いに行くのでけっこ時間かかっちゃうかも知れません・・・。」と告げ電話を切ります。それからすぐに玄関をそっと開け物音をたてないように中に入りました。二人の声がかすかに聞こえてきます・・・。
〔マーくんコンビニまで買いにいくらしいですよ、遠いんですか?〕
『コンビニまでだと・・・歩いたら20分くらいかかるかな。』
〔けっこうかかりますね・・・。〕
俺は声だけでは我慢できなくなり玄関からそっとリビングに行く廊下を歩きリビングのドアの所から中をうかがいました。普通に横に座り当たり障りのない会話をしています。まだ嫁の意識はしっかりしているように見えました。
すると古橋さんが〔奥さん、先週はうちの事務所でありがとうございました。〕と、俺は、《きた!》と思いドキドキしながら二人の会話を聞き入ります。麗子は、『いえ、突然お邪魔しちゃって・・お酒までご馳走になって申し訳ありませんでした・・・。』って、古橋さんは〔いやいや、綺麗な奥さんと飲めたし、それに・・・〕と視線は嫁の胸元を見ながらニヤニヤして言いました。
麗子が『それにってなんですか?』ってニコニコしながら古橋さんに尋ねています。古橋さんは〔あれですよ、あれ!〕と、嫁は、『あれ?』って、古橋さんは「奥さんの胸とってもきれいでしたよ」と言いました。
麗子の顔が一気に険しくなります。そして、『何言ってるんですか古橋さーん、またまたー。私の胸? 見えちゃいました?』ってひきつった笑いを浮かべ古橋さんに訊いていました。古橋さんは〔マーくんには何も言ってないし言うつもりもないですから。〕とニヤニヤしながら酒を飲んでいます。
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20200401
中Ⅱ5<恋多き妻>VOL.7
中Ⅱ5<恋多き妻>VOL.7
その時点で妻(義家茜音:よしいえ・あかね:24歳)を問い詰める事は辞めにしました。私(義家真一:よしいえ・しんいち:35歳)の歪んだ性癖が本格的に開花したのを自分自身悟ったからです。自分がやはり変態であったこと、こんなに大好きな茜音が浮気しているのに何故か興奮している自分に、ある種諦めにも似た感情を抱いてしまった。
このことはショックと言えばショックでしたが、それを遥かに上回る興奮をとことん享受しようと決心したのです。(本当に最低な夫。)その日部屋に戻るといつもの妻が夕食を用意していました。全くいつも通りの態度に、言いようのない興奮と茜音に対する愛しさを感じてしまいます。
今目の前で優しく微笑みかけてくる妻を見ていても、昨日激しいセックスをしていた同じ女性とは思えませんでした。ジェラシーと表裏一体の危険なまでの興奮、私はレコーダーを毎日寝室に仕掛けることを決め、そして社用車の中でそれを確認する毎日を過ごす事にします。
前日よりは少し遅めの時間でセットし、そして翌日その内容を確認しました。まさか茜音が連日男を連れ込む、なんてことは無いと思いましたが、その期待は裏切られます。前日同様、午後二時位からそれは始まったのでした。
ベッドのクッションが撓(たわ)む音がします。
『やっぱり今日もあまり時間ないの?』
小さな声で聞くその妻の声は、どこか寂しそうにも聞こえました。
〔ごめんな・・・。今度ゆっくり時間作るから・・。〕
初めて聞く男の声は、落ち着いた風格があります。私はたったその一言で現実を思い知らされました。
《ああ、やっぱり・・・。》
前日の録音で茜音の浮気を確信したつもりでしたが、実際相手の男の肉声を聞くことが私に引導を渡してしまいます。大いに落胆し、そして微かな興奮が私の聴覚をより敏感にさせて行きました。
ちゅっ、ちゅっ・・・ちゅぷちゅぷ・・・。衣擦れの音に水音が混じります。明らかにキスの音。
『ん・・・・・んふっ・・・・・・はぁぁん・・・・・・。』
凄く凄く長いキスでした。
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20200331
中Ⅲ4『あなた、私、戻れなくなる。』第5章
中Ⅲ4『あなた、私、戻れなくなる。』第5章
第4章 20191217
小野田智美(おのだ・ともみ:37歳)の指が花弁に触れた瞬間、電撃でも流れたように痺れるような快感が体中を駆け抜け、思わず息が止まりそうになります。
『ヒィあぁ、ンあぁっ!』
乳首を刺激していた時とは違い、自分でもハッとするほどの大きな声を漏らしてしまっていた。智美は玄関で、ドアにカギもかけずに自らを慰め続け、我を忘れたように、スカートの中の手をうごめかす。そしてその顔は、自らの指がもたらす快感にとろけ、だらしなく弛緩してしまっていた。
智美は、親戚、友人、知人と問わず、上品で清楚な女性と評されています。実際に、菩薩のような温和な顔と、艶やかで吸い込まれるような濡れ羽色の髪、そしておっとりとした優しい口調は、会う人すべてに清楚で上品な印象を与えました。それが今、鏡の前で立ったまま淫らに自慰をして、夫(小野田文哉(おのだ・ふみや:43歳)にも見せたことのない、はしたない淫らな姿を鏡に晒し、快楽の花園へ一直線に高まっていきます。
『はぁ、はぁ、だめ・・・ ンッ! ンッ!』
智美はついには声まで発しながら、さらに花弁をまさぐる指の動きを早めていった。そして、意を決したような表情になると、その指を花弁の上にある小さな肉の芽に指を導いていきます。
『ヒィッ! あ、ああぁ、すご、い・・・。』
智美は、我知らず言葉を紡ぎ続けた。彼女が、自らを慰めることなどほとんど経験がなかった。思春期から数えても、おそらく片手で余ってしまうはずです。潔癖で、性に対して軽く嫌悪感すら持っていた智美にとって、自慰などははしたなさの象徴的な行為だと言えた。
しかし、欲求不満の溜まりに溜まった智美の熟れた身体は、もう我慢の限界。智美は声が漏れるのもそのままに、固くしこった肉の芽を、身体の中に押し入れてしまうくらいの強さでまさぐり続けます。
『あっ! あーっ! あなた・・・ あぁっ!』
智美は、半年も前の夫との情交を思い出しながら、さらに指の動きを強くする。激しい指の動きにあわせるように、智美の心臓も激しく脈打つ。次第にスカートの中から、クチュクチュと淫らな水音も響き始めます。
第6章へ
20200330
長Ⅱ20 俺も嫁も変態です。 第15話
『藤本さんが我慢できないから入れさせてと言ってきたのね。けどどうしてもイヤだったの。』
「なぜ?」
『わかんない。とにかくイヤだったの。』
嫁(大野茉莉奈:おおの・まりな:36歳)は目に涙を浮かべて俺に抱きついてきます。俺(大野友孝:おおの・ともたか:38歳)は茉莉奈を抱きしめて そのまま寝室につれていきました。
『イヤ!! シャワーを浴びさせて! 汚いから!』
俺は茉莉奈の言うことなど無視してワンピースを脱がして嫁の身体にキスをしていくと、唾液の匂いがします。首筋から胸元にかけて胸元に降りて乳首を舐めようとしたとき、赤く男の吸った痕跡が目に留まりショックでした。
「キスマークつけられたんだ?」
『わかんないけど、いっぱい、いっぱい吸われたわ。』
もしやと思い良くみると申し訳程度に履かれたベージュのレースのTバックの横にも、そして脚を広げると太ももの内側にもあります。俺は脳天を砕かれたような衝撃とで知らないまま嫁の太ももに精液をぶちまけていました。
だけど射精をしても興奮は収まらず、Tバックをずらして茉莉奈の大事な部分に口を持っていくと、そこにも唾液の匂いがします。俺はさっき逝ったばかりなのにペニスが刺激を受けました。
「藤本さんにしたように俺のもしてくれ!」
嫁は俺の逝ったばかりのペニスを口に含みます。
「彼のは大きかったか? 俺のとどっちが大きい?」
『藤本さんの方が太い・・。』
「太いだけか?」
『あなたのものより・・大きかった。』
「藤本さんは気持ちいいって言ったか?」
『うん、いやらしい声をずっとだしてた。それで・・・。』
「それで? どうした?」
第16話へ
長Ⅱ20 俺も嫁も変態です。 第14話
長Ⅱ20 俺も嫁も変態です。 第14話
『藤本さんが自分のものも触ってと私の手を持っていったの。』
「それで?」
『触ったわ。』
「触っただけ?」
『ううん、舐めたはごめんなさい。』
「いつものように舐めたの?」
『あなたは言わないけど、藤本さんね舐めてるとき私(大野茉莉奈:おおの・まりな:36歳)に色々言うの。』
「なんて?」
『恥ずかしくって言えないよ。』
「言ってよ茉莉奈。お願いだから。」
『もっと舌で転がしてとか吸ってとか・・。』
「転がすって?」
『わかるでしょ、意地悪ね。』
「袋まで舐めさせられたんだね?」
『うん、口いっぱいに含ませられた。」
「藤本さん気持ちよさそうだった?」
『あなたはそうでもないけど、ずっといやらしい声だしてるの。感じてるんだって・・
けど、その声がTELでしたときのように凄く興奮したわ・・。』
「そうなんだ。俺(大野友孝:おおの・ともたか:38歳)も声出そうかなもっと。」
『この歳になってね女って自分にどんどん自信がなくなっていくの。けど好きっていわれ
たり感じてくれたり、興奮してくれたりすると私はまだまだ自分も女なんだなって思っち
ゃったの。』
「そんなものなんだね。」
『うん、私で感じてくれるんだ、って思っちゃったの。』
「茉莉奈はそれで大胆になったんだね。」
『そうかもしれない凄くドキドキして興奮したの。』
第15話へ
20200328
長A〖異端な夫婦〗その21話
その20話 20200131
『ねぇ。動いて。』
妻(水原美織:みずはら・みおり:32歳)は、たまらなさそうに尻を振ります。
「君また逝きそうなの? 宮園(真一:みやぞの・しんいち:35歳)として何回も逝ったんだろう。」
『だってぇ。今逝きそうなんだもの。』
「君が、他の男にやらせるのを見せてくれたら逝かせてやるよ。」
『あぁーン。だから。今日。あの人(宮園)としてきたでしょ。』
「次は宮園とやっているところ、見せるか?」
『ァァー。それは無理よ。』
「だったら、他の男だったらする?」
『誰なの? 他の男って?』
「まだ決めてないよ。でも、見たいんだよ。」
『あの人とは? もう会っちゃだめなの?』
「君、また会いたいの? 宮園のペニスが忘れられないの?」
『うん。また会いたい。あの人のペニスが好きなの。あの人のペニスをまた入れて欲しいの。ぁッ! ぁッ! 動いて。お願い。動いて。逝く! 逝く! ぁッ! 逝くゥゥゥ』
簡単に妻の美織は今日4度目の絶頂を迎えた。
『ハアッ! ハァッ! ハァ! もゥ。すぐ逝っちゃう。何で? すぐ気持ちよくなっちゃう。』
息を荒くしながら、妻は戸惑っています。全身から汗が吹き出し、逝ったあとも体がピクついた私はまだ勃起したままのペニスを蜜壷から抜き、美織と並んで横たわった。
よろよろと半身を起こすと、美織はペニスを握りしめ、こすりながら言います。
『あなた(水原誠司:みずはら・せいじ:34歳)に言われて、あの人のこれ見たけど、男の人って、違うのねぇ。』
「そんなに違うのか?」
『うん違うわ。長さもだけど。ここの形がね。』
そう言って妻が亀頭にチュツ!っとキスをします。
その22話へ
20200327
長18『愛しているのはあなただけ(笑)』第2話
長18『愛しているのはあなただけ(笑)』第2話
『今週の金曜日に、ミーティングの後食事会があるんだけど行っても良いかな?』
《珍しいなぁ・・・。》
と思いながらもOKします。僕(宮澤雅弘:みやざわ・まさひろ:30歳)の期待は勿論嫁(宮澤里穂:みやざわ・りほ:28歳)が誰かと仲良くなり、できれば浮気セックスをすることだった。
「遅くなってもかまわないよ。」
会社に出かける前に僕は里穂に声を掛けます。そう言ったものの、その日は仕事が手につ
かず定時で帰宅し19時には自宅に戻った。22時になっても嫁は帰ってきません。
《里穂は今頃・・・。男にショーツを脱がされ、クリトリスを触れられているのか?》
と妄想すると勃起しました。僕はズボンとパンツを引き下ろし軽く扱くと指は我慢汁で汚れます。射精したい勢いだったが我慢し嫁の帰りを待った。
『ただいま~。』
0時前に里穂が帰ってきます。僕は嫁を凝視したがセックスをした感じがしなかくて、近
くに寄ってもソープの匂いはしないしシャワーを浴びた感じもしなかった。
『久しぶりのカラオケでストレス発散できたわ。』
里穂がシャワーを浴びに行ったので、こっそり下着を確認したが恥ずかしい染みはありません。その夜、ベッドで眠りに就こうとすると嫁が自ら進んで僕のズボンを下げペニスを咥え舌を使い始めた。
「どうしたの?」
『なんかしたくなっちゃった・・・。』
《何か今夜の食事会で刺激的な事でもあったのだろうか?・・・》
第3話へ
20200326