短Ⅲ6[寝取られの森へ迷う]第1回
短Ⅲ6[寝取られの森へ迷う]第1回
(原題:愛する妻の公認彼氏 投稿者:M夫 投稿日:2013/08/11)
私(佐野秀一:しゅういち:34歳)の妻(杏奈:あんな)は、社交的で周りの人への気配りを忘れないとてもしっかりした面と、童顔のせいか28歳になっても、どこかあどけなさを残すという相反する二つの面を持っている女性です。
よくAKB48の柏木由紀に似ていると言われる。私はそこまで似ているとは思いませんが、自分の妻なので贔屓目かもしれないが、かなり可愛い、自分には過ぎた妻だと思う。
付き合い始めてから、自分に興味のないことでも一生懸命話を合わせ、私の好きな車や映画や音楽を覚えてくれて、一緒の時間を共有してくれる得がたい女性だったので、私の人生でこの人以上の人はいないと6歳年下の彼女に求婚した。その結果、私は人生の中で最良の時間、新婚生活を彼女と過ごすことが出来た。
あれから4年。28歳になった妻は、出勤時のスーツに身を包むと、どこか大手の会社の秘書のような大人の女性の色気も少し出てきたように思う。しかし、そうかと思うと、やはり少女のような面影が顔を出し悪戯っぽくエヘヘと笑うところが、多くの人の言うように柏木由紀に似ていると私も思うようになる。そんな沢山の魅力を抱える女性に成長していて、益々私は妻を愛するようになっていた。
金曜日の朝。私はこの瞬間、この言葉を口にする時に震えがくる。意を決して、妻にこう問い掛けた。
「今日の帰りの予定は・・・・?」
『・・・。』
申し訳なさそうに俯く、妻の横顔で全てを察する。
努めて私は、声に抑揚をつけて言葉を発する。
「泊まってくるの?」
『・・・だと思う。』
「了解。じゃあ行ってくるね!」
何事もなかったように、私は力一杯腹から言葉を吐き出して、玄関を開ける。しかし、扉は何かの重しでもしているかのように、堅くて重たかった。
私は入口のカギを開けた。
「ただいま・・・。」
返事のない方向に独りごちて、靴を脱いだその瞬間、ジャケットのポケットからメールの受信を示すバイブレーションの振動を感じる。
私は、自分を落ち着けながらメールを開く操作をした。その本文を見た瞬間。表現のしようもないあらゆる感情が、私に襲い掛かってくる。果てしない後悔、狂おしい嫉妬、そして信じがたい興奮・・・。全てが私の頭を占有しようと、絶え間なく押し寄せてくる。
≪今日もこれから杏奈とSEXしてやるよ。≫
私の携帯は無機質のその文字を映し出していた。 第2回へつづく
2016/07/04
(原題:愛する妻の公認彼氏 投稿者:M夫 投稿日:2013/08/11)
私(佐野秀一:しゅういち:34歳)の妻(杏奈:あんな)は、社交的で周りの人への気配りを忘れないとてもしっかりした面と、童顔のせいか28歳になっても、どこかあどけなさを残すという相反する二つの面を持っている女性です。
よくAKB48の柏木由紀に似ていると言われる。私はそこまで似ているとは思いませんが、自分の妻なので贔屓目かもしれないが、かなり可愛い、自分には過ぎた妻だと思う。
付き合い始めてから、自分に興味のないことでも一生懸命話を合わせ、私の好きな車や映画や音楽を覚えてくれて、一緒の時間を共有してくれる得がたい女性だったので、私の人生でこの人以上の人はいないと6歳年下の彼女に求婚した。その結果、私は人生の中で最良の時間、新婚生活を彼女と過ごすことが出来た。
あれから4年。28歳になった妻は、出勤時のスーツに身を包むと、どこか大手の会社の秘書のような大人の女性の色気も少し出てきたように思う。しかし、そうかと思うと、やはり少女のような面影が顔を出し悪戯っぽくエヘヘと笑うところが、多くの人の言うように柏木由紀に似ていると私も思うようになる。そんな沢山の魅力を抱える女性に成長していて、益々私は妻を愛するようになっていた。
金曜日の朝。私はこの瞬間、この言葉を口にする時に震えがくる。意を決して、妻にこう問い掛けた。
「今日の帰りの予定は・・・・?」
『・・・。』
申し訳なさそうに俯く、妻の横顔で全てを察する。
努めて私は、声に抑揚をつけて言葉を発する。
「泊まってくるの?」
『・・・だと思う。』
「了解。じゃあ行ってくるね!」
何事もなかったように、私は力一杯腹から言葉を吐き出して、玄関を開ける。しかし、扉は何かの重しでもしているかのように、堅くて重たかった。
私は入口のカギを開けた。
「ただいま・・・。」
返事のない方向に独りごちて、靴を脱いだその瞬間、ジャケットのポケットからメールの受信を示すバイブレーションの振動を感じる。
私は、自分を落ち着けながらメールを開く操作をした。その本文を見た瞬間。表現のしようもないあらゆる感情が、私に襲い掛かってくる。果てしない後悔、狂おしい嫉妬、そして信じがたい興奮・・・。全てが私の頭を占有しようと、絶え間なく押し寄せてくる。
≪今日もこれから杏奈とSEXしてやるよ。≫
私の携帯は無機質のその文字を映し出していた。 第2回へつづく
2016/07/04
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