短T〔貸出契約〕その6
短T〔貸出契約〕その6
その5
前回と同様に、羽田昇一(はた・しょういち:53歳)さんにお礼のメールを送ると、しばらくして返信がありました。〔昨夜も、雑談をしながら、いろいろ奥さま自身のことを訊きました。ご主人(松永陽一:まつなが・よういち:47歳)は、奥様(松永朋美:まつなが・ともみ:46歳)の身長やスリーサイズ分かりますか? 奥様に聞いた身長は156センチ、小柄で好みです。スリーサイズは、86D 60 85だそうです。髪は、肩より少し下までの、ストレートだそうですね。かなり私の好みに近いので、貸し出していただく日が、楽しみで仕方がありません。最初は『言えないです。』と言う内容も、雑談しながら、何度もお願いすると、話してくれます。押しに弱い所が、借り受けの方としては、可愛いです。〕
3回目のチャットの時も、長くなったと、記憶しています。何時もと同じように、お礼のメールの返信が届きました。〔奥様に結婚前のセックス経験を聞きました。1人目の時は、彼の家で初めて同士でしたそうです。かなり痛くて、出血もしたとのこと。その後、週1回のペースで、2年付き合ったそうです。大学に入って、アルバイト先の店長との不倫は、約1年半、帰り際に、建物の陰や公園でされることもあったようです。奥様は、優しい性格が押しに弱く、結果尽くしてしまうタイプとお見受けしました。来週は、お会いできるので楽しみです。〕
朋美がチャットで、こんなことまで話をしてしまうなんて、全く考えていませんでしたから、僕のショックは計り知れないものでした。それでも、貸し出してからの、新しく生まれ変わった朋美を、見てみたい衝動は抑えられないところまで来ていました。だから、羽田さんに来週お会いしたら《再度、朋美が安心して身を任せることができるように、また、朋美を新しく生まれ変わらせてくださいとお願いすることを》心の中で思っていました。
明日は、初めて羽田さんにお会いする日です。今週の僕は顔には出しませんが、日を追うごとに落ち着かない、そわそわした、それでいて、一歩を踏み出す新しい世界にたいする不安と期待、その日が来なければいいという思いが入り混じっていたのは事実でした。見栄をはって、平静さを装っています。一方朋美の方は、何時もと全く変わらず、明日の準備なのか、出勤する僕へ『今日は美容院に行き、買い物をしてくるね。』って言ってきました。
その日は会社を定時にでて、家に帰ると朋美は夕食の仕度をしていて、食卓に座っても今日の出来事を何時ものように話してくれます。しかし、僕の耳は左から右へ聞き流しているだけで、内容は理解できないでいました。
優しくて、清楚で綺麗な朋美を明日貸し出してしまうことに、《朋美の方から、『やっぱり止めたいわ。』って、言って来てほしい》と思っている自分が、情けないです。《やっぱり男の方がいざとなったら、踏ん切りがつかないのだな》とつくづく思いました。
その7に続く
2018/01/25
その5
前回と同様に、羽田昇一(はた・しょういち:53歳)さんにお礼のメールを送ると、しばらくして返信がありました。〔昨夜も、雑談をしながら、いろいろ奥さま自身のことを訊きました。ご主人(松永陽一:まつなが・よういち:47歳)は、奥様(松永朋美:まつなが・ともみ:46歳)の身長やスリーサイズ分かりますか? 奥様に聞いた身長は156センチ、小柄で好みです。スリーサイズは、86D 60 85だそうです。髪は、肩より少し下までの、ストレートだそうですね。かなり私の好みに近いので、貸し出していただく日が、楽しみで仕方がありません。最初は『言えないです。』と言う内容も、雑談しながら、何度もお願いすると、話してくれます。押しに弱い所が、借り受けの方としては、可愛いです。〕
3回目のチャットの時も、長くなったと、記憶しています。何時もと同じように、お礼のメールの返信が届きました。〔奥様に結婚前のセックス経験を聞きました。1人目の時は、彼の家で初めて同士でしたそうです。かなり痛くて、出血もしたとのこと。その後、週1回のペースで、2年付き合ったそうです。大学に入って、アルバイト先の店長との不倫は、約1年半、帰り際に、建物の陰や公園でされることもあったようです。奥様は、優しい性格が押しに弱く、結果尽くしてしまうタイプとお見受けしました。来週は、お会いできるので楽しみです。〕
朋美がチャットで、こんなことまで話をしてしまうなんて、全く考えていませんでしたから、僕のショックは計り知れないものでした。それでも、貸し出してからの、新しく生まれ変わった朋美を、見てみたい衝動は抑えられないところまで来ていました。だから、羽田さんに来週お会いしたら《再度、朋美が安心して身を任せることができるように、また、朋美を新しく生まれ変わらせてくださいとお願いすることを》心の中で思っていました。
明日は、初めて羽田さんにお会いする日です。今週の僕は顔には出しませんが、日を追うごとに落ち着かない、そわそわした、それでいて、一歩を踏み出す新しい世界にたいする不安と期待、その日が来なければいいという思いが入り混じっていたのは事実でした。見栄をはって、平静さを装っています。一方朋美の方は、何時もと全く変わらず、明日の準備なのか、出勤する僕へ『今日は美容院に行き、買い物をしてくるね。』って言ってきました。
その日は会社を定時にでて、家に帰ると朋美は夕食の仕度をしていて、食卓に座っても今日の出来事を何時ものように話してくれます。しかし、僕の耳は左から右へ聞き流しているだけで、内容は理解できないでいました。
優しくて、清楚で綺麗な朋美を明日貸し出してしまうことに、《朋美の方から、『やっぱり止めたいわ。』って、言って来てほしい》と思っている自分が、情けないです。《やっぱり男の方がいざとなったら、踏ん切りがつかないのだな》とつくづく思いました。
その7に続く
2018/01/25
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