短T〔貸出契約〕その7
短T〔貸出契約〕その7
その6
夕飯を、食べながらじっくりと妻(松永朋美:まつなが・ともみ:46歳)を観察していると、髪は綺麗に整い、顔の肌も張りがあるように思って見ていると、朋美が、気付いて『エステにも行ってきたわ。貴方のために、綺麗にしたかったから、自慢の奥さんでしよ。』って、僕(松永陽一:まつなが・よういち:47歳)に冗談をいう朋美に、《貸し出しに応じてくれてありがとう。》と、心の中で思いました。
「何を買い物をして来たの? 服?」と僕が尋ねると、朋美は『ワンピースだけど、ツーピースに見える服だよ。』って見せてくれたときに、ワイン色の少し高級そうな下着が、買い物袋から出てしまい、急いで隠したしぐさの後、『身だしなみは、下着からだからね。』って呟きました。
その夜は、(貸し出ししてもなにも変わらないのに)朋美を隅々まて、堪能したい衝動に駆られましたが、羽田昇一(はた・しょういち:53歳)さんに〔少しでも、奥様の性欲を残しておいていただけたら、当日は艶のある奥様を見たいので、お願いします。〕と頼まれています。そう言われ、美しいい朋美を自慢したい気持ちもあり、2つ返事で「分かりました。」と答えたものだから、今夜妻を抱けない寂しさに耐えなければならなくなった自分に情けなくなりました。
とうとう羽田さんとお会いする日が来ましたか、ここまでやっとたどり着いた嬉しさもありましたが、《本当に貸し出していいのか? お会いしてから断っても気分を害されないだろうか?》そんなことばかりが頭に浮かんでしまって、《貸し出したいと自分から妻を説得したのに、朋美が断ってくれ!》と心の中で叫んでいる自分がいます。
羽田さんとの待ち合わせ時間は、土曜日で次の日が日曜日ということもあり、18時というゆっくりした時間(最初は昼食を食べながらと、勝手に考えていたのですが)に、わりと広い食事処で、僕の家からは車で1時間半位あれば行き着くことの出来る所でした。
朋美に、「15時に出発して、近くに行ったらドライブをして時間を調整するから。」と伝え、ます。午前中はテレビや新聞等を見て、普通に過ごそうとおもいましたが、テレビも新聞も頭に入って来ない状態でした。朋美は、普段と同じように、平静を装い、家事をしていますが、僕がお茶をたのむと、何時ものよりかなり薄く、お湯を飲んでるようでした。
また、妻が昨夜洗った鍋を片付けているときに、蓋を床に落としてしまったりしたのを見て、「今日は本当に良いのか?」と内心、『止めたい』っていう返事を期待して言うと、朋美は『覚悟を一旦したんだから、迷うようなことは言わないで!』っての強い口調に対して、《すまない。》と心の中で謝ります。 その8へ続く
2018/01/28
その6
夕飯を、食べながらじっくりと妻(松永朋美:まつなが・ともみ:46歳)を観察していると、髪は綺麗に整い、顔の肌も張りがあるように思って見ていると、朋美が、気付いて『エステにも行ってきたわ。貴方のために、綺麗にしたかったから、自慢の奥さんでしよ。』って、僕(松永陽一:まつなが・よういち:47歳)に冗談をいう朋美に、《貸し出しに応じてくれてありがとう。》と、心の中で思いました。
「何を買い物をして来たの? 服?」と僕が尋ねると、朋美は『ワンピースだけど、ツーピースに見える服だよ。』って見せてくれたときに、ワイン色の少し高級そうな下着が、買い物袋から出てしまい、急いで隠したしぐさの後、『身だしなみは、下着からだからね。』って呟きました。
その夜は、(貸し出ししてもなにも変わらないのに)朋美を隅々まて、堪能したい衝動に駆られましたが、羽田昇一(はた・しょういち:53歳)さんに〔少しでも、奥様の性欲を残しておいていただけたら、当日は艶のある奥様を見たいので、お願いします。〕と頼まれています。そう言われ、美しいい朋美を自慢したい気持ちもあり、2つ返事で「分かりました。」と答えたものだから、今夜妻を抱けない寂しさに耐えなければならなくなった自分に情けなくなりました。
とうとう羽田さんとお会いする日が来ましたか、ここまでやっとたどり着いた嬉しさもありましたが、《本当に貸し出していいのか? お会いしてから断っても気分を害されないだろうか?》そんなことばかりが頭に浮かんでしまって、《貸し出したいと自分から妻を説得したのに、朋美が断ってくれ!》と心の中で叫んでいる自分がいます。
羽田さんとの待ち合わせ時間は、土曜日で次の日が日曜日ということもあり、18時というゆっくりした時間(最初は昼食を食べながらと、勝手に考えていたのですが)に、わりと広い食事処で、僕の家からは車で1時間半位あれば行き着くことの出来る所でした。
朋美に、「15時に出発して、近くに行ったらドライブをして時間を調整するから。」と伝え、ます。午前中はテレビや新聞等を見て、普通に過ごそうとおもいましたが、テレビも新聞も頭に入って来ない状態でした。朋美は、普段と同じように、平静を装い、家事をしていますが、僕がお茶をたのむと、何時ものよりかなり薄く、お湯を飲んでるようでした。
また、妻が昨夜洗った鍋を片付けているときに、蓋を床に落としてしまったりしたのを見て、「今日は本当に良いのか?」と内心、『止めたい』っていう返事を期待して言うと、朋美は『覚悟を一旦したんだから、迷うようなことは言わないで!』っての強い口調に対して、《すまない。》と心の中で謝ります。 その8へ続く
2018/01/28
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