短T〔貸出契約〕その10
短T〔貸出契約〕その10
その9
羽田昇一(はた・しょういち:53歳)さんは、妻(松永朋美:まつなが・ともみ:46歳)が打ち解けるのを待っていたかのタイミングで、〔奥様と、二人だけのデートをさせていただけないでしょうか?〕と提案されて、僕(松永陽一:まつなが・よういち:47歳)は、「朋美が了承するのなら異存は無いです。」と答えました。
僕は、心の中に、《朋美「絶対に断れ!」と言う自分と「了承してほしい。」と言う自分が》居ます。それでも、こんな事態の中でも僕のペニスは勃起していました。しばらく、静寂が続かき、朋美が顔を上げると、羽田さんの目を見て、『分かりました、よろしくお願いいたします。』って、羽田さんも〔あらためて、よろしくお願いします。〕
それで僕は、呆然とし、身体から力が抜け、《本当に良いのか? 大変な世界に足を踏み入れてしまったのではないか?》僕のわがままで、朋美にすまないと思っているのに、嫉妬と興奮で勃起していました。羽田さんが、〔では、早速デートをしたいと思いますので、奥様をお借りします。〕〔2時間位で戻ります。〕と、言って羽田さんが歩き出すと、朋美が少し後ろを追いかけるように闇に消えて行きます。
羽田さんの少し後を、追いかけるように闇に消えていく朋美を、見えなくなってからも追い続け、もしかしたら朋美が『やっぱり止めました』って、戻って来るかも知れないと、有るはずのない、期待が心の隅にありました。実際に、貸し出してしまうと僕の心の中は、期待と不安、嫉妬で、潰されそうになりながらも、勃起が治まらず、身の置き場に困ります。でも、しっかり者の、朋美だから大丈夫と自分に言い聞かせ、その場を離れました。
さっき、羽田さんは〔2時間位で戻ります。〕と、言いましたか、打ち合わせのメールでは、〔2時間か3時間〕と書いてあったのを思いだし、メールを確認すると、やっぱり〔2時間か3時間〕です。何故、こんな長い時間を、僕は認めてしまったのか、後悔ばかりしていました。時間が来れば、朋美は今までと変わらない笑顔で帰ってくると、思いながらも、2時間は長く、なかなか時間は流れてくれません。時計を見るたびに、5分位しか針が動いていないのです。
しばらく歩いていると、割りと大きなパチンコ店を見つけ、時間を忘れるには良いかなと思って入り、打ちましたが、脳裏から朋美が、闇に消えていく後ろ姿ばかり思い起こし、いくら遣ったのか今でも思い出せません。やっと2時間がたとうと言うのに、羽田さんからも、朋美からもメールが来ませんでした。
2時間が少し過ぎた頃、朋美からメールではなく電話が来たので、《メールでも良いのに》と思いながら、嬉しくて直ぐに受けとると、途切れ途切れの朋美の声です。『タクシーで・・・・ ドライブをして・・・ 今渋滞・・・ してるから・・・・ 遅れます。・・・電波が悪い・・・ので・切ります。』電波が悪い所まで、行ったのなら仕方ないかなと思い、朋美の声を聞いて、気持ちが落ち着きました。 その11に続く
2018/02/08
その9
羽田昇一(はた・しょういち:53歳)さんは、妻(松永朋美:まつなが・ともみ:46歳)が打ち解けるのを待っていたかのタイミングで、〔奥様と、二人だけのデートをさせていただけないでしょうか?〕と提案されて、僕(松永陽一:まつなが・よういち:47歳)は、「朋美が了承するのなら異存は無いです。」と答えました。
僕は、心の中に、《朋美「絶対に断れ!」と言う自分と「了承してほしい。」と言う自分が》居ます。それでも、こんな事態の中でも僕のペニスは勃起していました。しばらく、静寂が続かき、朋美が顔を上げると、羽田さんの目を見て、『分かりました、よろしくお願いいたします。』って、羽田さんも〔あらためて、よろしくお願いします。〕
それで僕は、呆然とし、身体から力が抜け、《本当に良いのか? 大変な世界に足を踏み入れてしまったのではないか?》僕のわがままで、朋美にすまないと思っているのに、嫉妬と興奮で勃起していました。羽田さんが、〔では、早速デートをしたいと思いますので、奥様をお借りします。〕〔2時間位で戻ります。〕と、言って羽田さんが歩き出すと、朋美が少し後ろを追いかけるように闇に消えて行きます。
羽田さんの少し後を、追いかけるように闇に消えていく朋美を、見えなくなってからも追い続け、もしかしたら朋美が『やっぱり止めました』って、戻って来るかも知れないと、有るはずのない、期待が心の隅にありました。実際に、貸し出してしまうと僕の心の中は、期待と不安、嫉妬で、潰されそうになりながらも、勃起が治まらず、身の置き場に困ります。でも、しっかり者の、朋美だから大丈夫と自分に言い聞かせ、その場を離れました。
さっき、羽田さんは〔2時間位で戻ります。〕と、言いましたか、打ち合わせのメールでは、〔2時間か3時間〕と書いてあったのを思いだし、メールを確認すると、やっぱり〔2時間か3時間〕です。何故、こんな長い時間を、僕は認めてしまったのか、後悔ばかりしていました。時間が来れば、朋美は今までと変わらない笑顔で帰ってくると、思いながらも、2時間は長く、なかなか時間は流れてくれません。時計を見るたびに、5分位しか針が動いていないのです。
しばらく歩いていると、割りと大きなパチンコ店を見つけ、時間を忘れるには良いかなと思って入り、打ちましたが、脳裏から朋美が、闇に消えていく後ろ姿ばかり思い起こし、いくら遣ったのか今でも思い出せません。やっと2時間がたとうと言うのに、羽田さんからも、朋美からもメールが来ませんでした。
2時間が少し過ぎた頃、朋美からメールではなく電話が来たので、《メールでも良いのに》と思いながら、嬉しくて直ぐに受けとると、途切れ途切れの朋美の声です。『タクシーで・・・・ ドライブをして・・・ 今渋滞・・・ してるから・・・・ 遅れます。・・・電波が悪い・・・ので・切ります。』電波が悪い所まで、行ったのなら仕方ないかなと思い、朋美の声を聞いて、気持ちが落ち着きました。 その11に続く
2018/02/08
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