中Z【満たされない想い】4回
中Z【満たされない想い】4回
3回
何日も前から、興信所に頼んで尾行をしてもらおうかと真剣に考えていましたが、結局なんにもしないままでいた。いよいよ夜になり家で一人悶々とした時間をすごします。私(西尾和正:にしお・かずまさ:35歳)は何度も妻(西尾恵梨香:にしお・えりか:33歳)の携帯に電話をしようとしましたが踏みとどまった。《ここで私が電話をすれば、恵梨香は警戒してしまうだろう。まずは証拠をつかむことが先決。》と、そう自分自身に言い聞かせていた。しかし、不倫をしている妻の姿を想像すると、どうしようもなく身体がうずいてしまう。それを鎮めるように酒をあおるがなかなか酔うことも出来ない。悶々としたままその日は明け方まで深酒をしてそのままベッドで寝てしまった。
『ずいぶん昨日は沢山飲んだのね?』
二日酔いのひどい頭痛の中、私は妻の声で起こされた。時計を見てみると午前の10時だった。
「あれ? まだ10時か。ずいぶんと早かったじゃない。」
『ええ、早く起きたから6時半発の新幹線で帰ってきたのよ。』
「一人でか?」
『そうよ。』
「会社の人は?」
『まだ新幹線の中じゃないかしら?』
《行きは藤原諒大(ふじわら・りょうた:28歳)君という男性社員と一緒に行ったはずなのに、帰りはバラバラで帰ってくるなんて、やはり昨日の夜に何かあったのか?》
私はひどい頭痛だったが頭の中を高速に回転させていろんなことを考えたが、結局答えを
見つけることができず、本能の方が思考能力を上回る。私はベッド脇に脱ぎ捨てた衣類を拾おうとした恵梨香の手をつかむと、そのままベッドに引きずり込み、激しく唇を奪った。
『い、いやっ・・・ なにっ・・・・ お酒くさっ・・・。』
なおも私はそのまま妻の恵梨香(えりか)に覆いかぶさる。
『ちょ、ちょっと・・・・ 待って・・・・ スーツがしわになっちゃう ・・・・いやっ・・・・。』
抵抗する妻のジャケットを脱がすと、その下のブラウスのボタンにも手をかけた。はだけたブラウスから妻の白い刺繍が施されたブラジャーが見える。すると妻の抵抗も次第に弱くなっていった。スカートのファスナーを下げてスカートを脱がすと、ストッキング越しに見えるピンクのパンティが普段家にいる妻とは想像もつかないなまめかしい女を認識させる。
恵梨香を下着姿にすると再び私は妻の身体に唇を這わせていった。それまでは恵梨香の下着など意識しなかったが、最近になって妻の下着を意識するようになった。普段恵梨香はベージュや白などで飾り気のない比較的シンプルな下着を身に着けていることが多かった。しかし、今日の下着はレースの刺繍が施されたセクシーなものだった。《藤原君に見せるためにわざわざ出張にこのような下着をもっていったのだろうか?》 5回へ
2018/05/11
3回
何日も前から、興信所に頼んで尾行をしてもらおうかと真剣に考えていましたが、結局なんにもしないままでいた。いよいよ夜になり家で一人悶々とした時間をすごします。私(西尾和正:にしお・かずまさ:35歳)は何度も妻(西尾恵梨香:にしお・えりか:33歳)の携帯に電話をしようとしましたが踏みとどまった。《ここで私が電話をすれば、恵梨香は警戒してしまうだろう。まずは証拠をつかむことが先決。》と、そう自分自身に言い聞かせていた。しかし、不倫をしている妻の姿を想像すると、どうしようもなく身体がうずいてしまう。それを鎮めるように酒をあおるがなかなか酔うことも出来ない。悶々としたままその日は明け方まで深酒をしてそのままベッドで寝てしまった。
『ずいぶん昨日は沢山飲んだのね?』
二日酔いのひどい頭痛の中、私は妻の声で起こされた。時計を見てみると午前の10時だった。
「あれ? まだ10時か。ずいぶんと早かったじゃない。」
『ええ、早く起きたから6時半発の新幹線で帰ってきたのよ。』
「一人でか?」
『そうよ。』
「会社の人は?」
『まだ新幹線の中じゃないかしら?』
《行きは藤原諒大(ふじわら・りょうた:28歳)君という男性社員と一緒に行ったはずなのに、帰りはバラバラで帰ってくるなんて、やはり昨日の夜に何かあったのか?》
私はひどい頭痛だったが頭の中を高速に回転させていろんなことを考えたが、結局答えを
見つけることができず、本能の方が思考能力を上回る。私はベッド脇に脱ぎ捨てた衣類を拾おうとした恵梨香の手をつかむと、そのままベッドに引きずり込み、激しく唇を奪った。
『い、いやっ・・・ なにっ・・・・ お酒くさっ・・・。』
なおも私はそのまま妻の恵梨香(えりか)に覆いかぶさる。
『ちょ、ちょっと・・・・ 待って・・・・ スーツがしわになっちゃう ・・・・いやっ・・・・。』
抵抗する妻のジャケットを脱がすと、その下のブラウスのボタンにも手をかけた。はだけたブラウスから妻の白い刺繍が施されたブラジャーが見える。すると妻の抵抗も次第に弱くなっていった。スカートのファスナーを下げてスカートを脱がすと、ストッキング越しに見えるピンクのパンティが普段家にいる妻とは想像もつかないなまめかしい女を認識させる。
恵梨香を下着姿にすると再び私は妻の身体に唇を這わせていった。それまでは恵梨香の下着など意識しなかったが、最近になって妻の下着を意識するようになった。普段恵梨香はベージュや白などで飾り気のない比較的シンプルな下着を身に着けていることが多かった。しかし、今日の下着はレースの刺繍が施されたセクシーなものだった。《藤原君に見せるためにわざわざ出張にこのような下着をもっていったのだろうか?》 5回へ
2018/05/11
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