中Ⅲ1【嫁の経験】その17話
中Ⅲ1【嫁の経験】その17話
その16話 20190430
嫁(本条靖子:ほんじょう・やすこ:31歳)は鈴木(浩介:すずき・こうすけ:33歳)と別れた。それから次第にあの時の淫らな時が、夢だったのかと思う程に良き嫁、良き母のに戻ります。しかし、僕(本条英俊:ほんじょう・ひでとし:33歳)は、再びあの様な刺激的な時間を取り戻したいと思いつつも嫁に切り出せずにいました。
そして、10月の下旬です。僕は、仕事中に具合が悪くなり出先から帰宅することにしました。嫁に連絡をしたが、繋がりません。一応、「体調が悪いから今から帰るよ。」とラインを打っておきました。12時過ぎに帰宅。玄関の鍵は閉まっています。《買い物かな・・・?》合鍵で家に入り、キッチンで水を一杯・・・。そして寝室に入った。
すると、靖子がベッドの布団から飛び起きます。お互いにビックリでした。
『どうしたの?』
「具合が悪くて早退してきた。君にラインしたんだけど・・・。」
『あっ! スマホ下だった・・・。ごめん。』
嫁は居間にスマホを置きっぱなしにして寝ていた様です・・いや、寝ていたのではありませんでした。
サッとベッドから出た嫁の姿は、パジャマの下は穿いておらずパンティのみの姿です。そそくさとパジャマのズボンを穿き、ベッドを整えました。そして、慌てて、布団の中の電マを手早く片付けます。
『何か食べてから横になる?』
「自分でしてたの?」
『いいじゃん!』
「いいけど・・・。もういいの?」
『もう十分よ。』
僕と嫁は、鈴木との件以来、夫婦の営みがほとんどなかった・・・。
靖子が『お腹空いたら言ってね。』って、1階に下りていきます。僕はベッドに潜り込むと嫁の温もりがありました。《どんな事を想像してやっていたのかな・・・。》そんな事を考えながら寝てしまいます。
僕は寝室のドアが開く気配で目を覚ました。
『どう? 熱計ってみて。』
靖子が体温計を差し出します。熱は38度ちょっとでした。
『病院で処方箋を貰った方がいいんだけどね。』
「平気だよ。寝てれば治るよ。」
『じゃあ、わたし夕飯の買い物行ってくるからね。』
僕が寝ている間に子供は帰宅し、遊びに行った様でした。 その18話へ続く
20190502
- 関連記事
-
- 中Ⅲ1【嫁の経験】その7話 (2019/01/19)
- 中Ⅲ1【嫁の経験】その8話 (2019/04/20)
- 中Ⅲ1【嫁の経験】その9話 (2019/04/23)
- 中Ⅲ1【嫁の経験】その10話 (2019/04/24)
- 中Ⅲ1【嫁の経験】その11話 (2019/04/25)
- 中Ⅲ1【嫁の経験】その12話 (2019/04/26)
- 中Ⅲ1【嫁の経験】その13話 (2019/04/27)
- 中Ⅲ1【嫁の経験】その14話 (2019/04/28)
- 中Ⅲ1【嫁の経験】その15話 (2019/04/29)
- 中Ⅲ1【嫁の経験】その16話 (2019/04/30)
- 中Ⅲ1【嫁の経験】その17話 (2019/05/02)
- 中Ⅲ1【嫁の経験】その18話 (2019/05/03)
- 中Ⅲ1【嫁の経験】その19話 (2019/05/06)
- 中Ⅲ5「僕は後悔しない。」第1話 (2019/12/14)
- 中Ⅲ5「僕は後悔しない。」第2話 (2019/12/18)