中Ⅲ1【嫁の経験】その12話
僕(本条英俊:ほんじょう・ひでとし:33歳)の「気分が悪いので外に出て来ます」と言う会話のあたりに嫁(本条靖子:ほんじょう・やすこ:31歳)が目を覚まします。その後で眠気に襲われて、《気持ちが悪いんだ・・外へ行くんだ・・・。》って思いながらすーっとまた眠ってしまい、浅い眠りだったのか、名倉雄司(なぐら・ゆうじ:41歳)支店長がベッドまで来て様子をうかがっているのにハッと気付いて《ヤバイかな・・・?》って思い暫く寝たふりをしていた。
すると支店長の手がスカートの上からそっと撫でて来たのです。それが段々強く・・その時に嫁は目を開けたのでした。支店長は、ビックリした表情で〔大丈夫?〕と声をかけ、捲れたタオルケットをなおしてくれたそうです。このことで、《少なからず支店長も隙あらばの考えがあるのだ。》と思いました。しかしながら、《会社の上司に嫁を抱かせる・・・。上手く行っても後々問題も起こりそうだな。》とその時は躊躇したのです・・・。
それから数日後に僕の夏季休暇に入る前日に嫁からラインがありました。
『今晩、鈴木(浩介:すずき・こうすけ:33歳)と会って来てもいい?』
「それはいいよ。あと聞きたいんだけど鈴木の事、好きになっちゃったのかな?」
『あなたが会うなって言えば会わないよ・・。』
《嘘付け・・・。》僕は、そう思いました。
「たっぷり楽しんで来なよ。」
鈴木の店が休みのその日、嫁が鈴木と会うことになります。
午後7時頃に僕は仕事を切り上げ一人で街に出て、久々に一人で夕食をと考えました。その時に嫁の靖子からラインが届きます。
『ご飯は、大丈夫? 今から会うよ。』
その後も逐一、報告のラインがありました。
「やっぱり鈴木の事好きになっちゃったんでしょ?」
『そんな事はないよ。』
それは僕の事が好きだと無理にアピールをしている様に感じます。
午後10時過ぎに『今からサンセットに行きます。』って嫁から近所のいつものラブホテルへ行くとのラインでした。20分後にまたラインが、『今、彼はシャワーに入っています。少ししたら電話をするので出てくれる。それから黙って聞いていてね。』靖子が本気SEXを聞かせてくれるのだと一気に興奮は絶頂に達します。嫁からの着信・・・。僕はすぐに出て、興奮を抑えつつ向こうの様子に聞き入りました。 その13話へ続く
20190426
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