中Q〖あの時に変わった?〗第6話
中Q〖あの時に変わった?〗第6話
設計事務所のパートを始めると、妻の真紀(まき32歳)はそれまで以上に何か、生き生きとした様子になっていった。気のせいか化粧もより上手になり、服装にも気を使うようになる。しかし、それは決して下品なものではなく、真紀の魅力を一層増すものであった。
ある夜、久しぶりに私(立花慶一39歳)は真紀を抱いた。もともとセックスに淡白であった妻は、息子を産んでから夜の営みとは更に疎遠になり、我々の間では2カ月に1回あればいいほうであった。最近は、退職後起業までの様々なストレスで、私自身、そういう気分になることもなかった。これほどに美しい妻を娶(めと)りながら、結婚後にこんな風(準セックスレス)になるとは、他人にはなかなか信じられないことかもしれないが・・・・。
早漏気味の私は、妻を満足させたことは恐らく一度もなく、自己中心的な行為との責めを
受けても仕方が無いものだった。しかし妻はそんな私に不満1つこぼしたことはない。
何カ月ぶりかに真紀を抱いた後、それとなく妻の仕事場での話しとなった。
「仕事はどう?」
『忙しいわよ。経理関連の帳票管理から、人事、総務のような仕事までやらされているわ。』
私は神林の態度が少し気になっていたので訊いてみる。
「所長はどんな感じ、仕事中は?」
『やさしいわよ。でもちょっとエッチなところもあるけどね、あの人。』
妻の真紀が思わせぶりに少し笑みを浮かべながらそう話す。
「エッチってなに?」
『長さん、よく私にタッチしてくるのよ。』
「タッチ?」
『さりげなくだけどね。肩とか背中とか・・。』
「へ~え。」
私は平静を装いながらも、真紀が職場で神林に背後から背中をタッチされる光景を想像す
る。嫉妬のみならず、なんとも表現できない妙な感情が私の心に渦巻く。
『それと・・もう1人、伊藤さんっていう部長さんがいてね。この人も50歳いっていると思うけど。見るからにスケベって感じで・・・。この人が、1日1回は私のお尻触ってくるんだ。』
「そんな人もいるのか・・・・・・。大丈夫なのか、お前?」
『全然平気よ。こう見えて結構楽しんでいるわ、私も。外に働きに出るのなんて独身のとき以来だから新鮮なのよ。』
こんな会話をしながら、私は職場での妻の様子をまた想像する。私の知る限り、若い女性社員は設計事務所にはいない。他のパート女性は50代のはずだ。30代で既婚者とはいえ、
妻のようなスタイル抜群な女性が職場にいるとなれば、男性陣の関心は一斉に真紀に集まるに違いない。
そしてセクハラもどきの行為を妻にして楽しんでいる。これは次第にエスカレートしていくのではないだろうか?私はそんな不安を覚えるのと同時に、他の男にアプローチされる真紀の姿を想像し、それまで経験したことのない種類の興奮を感じた。
2015/07/26
設計事務所のパートを始めると、妻の真紀(まき32歳)はそれまで以上に何か、生き生きとした様子になっていった。気のせいか化粧もより上手になり、服装にも気を使うようになる。しかし、それは決して下品なものではなく、真紀の魅力を一層増すものであった。
ある夜、久しぶりに私(立花慶一39歳)は真紀を抱いた。もともとセックスに淡白であった妻は、息子を産んでから夜の営みとは更に疎遠になり、我々の間では2カ月に1回あればいいほうであった。最近は、退職後起業までの様々なストレスで、私自身、そういう気分になることもなかった。これほどに美しい妻を娶(めと)りながら、結婚後にこんな風(準セックスレス)になるとは、他人にはなかなか信じられないことかもしれないが・・・・。
早漏気味の私は、妻を満足させたことは恐らく一度もなく、自己中心的な行為との責めを
受けても仕方が無いものだった。しかし妻はそんな私に不満1つこぼしたことはない。
何カ月ぶりかに真紀を抱いた後、それとなく妻の仕事場での話しとなった。
「仕事はどう?」
『忙しいわよ。経理関連の帳票管理から、人事、総務のような仕事までやらされているわ。』
私は神林の態度が少し気になっていたので訊いてみる。
「所長はどんな感じ、仕事中は?」
『やさしいわよ。でもちょっとエッチなところもあるけどね、あの人。』
妻の真紀が思わせぶりに少し笑みを浮かべながらそう話す。
「エッチってなに?」
『長さん、よく私にタッチしてくるのよ。』
「タッチ?」
『さりげなくだけどね。肩とか背中とか・・。』
「へ~え。」
私は平静を装いながらも、真紀が職場で神林に背後から背中をタッチされる光景を想像す
る。嫉妬のみならず、なんとも表現できない妙な感情が私の心に渦巻く。
『それと・・もう1人、伊藤さんっていう部長さんがいてね。この人も50歳いっていると思うけど。見るからにスケベって感じで・・・。この人が、1日1回は私のお尻触ってくるんだ。』
「そんな人もいるのか・・・・・・。大丈夫なのか、お前?」
『全然平気よ。こう見えて結構楽しんでいるわ、私も。外に働きに出るのなんて独身のとき以来だから新鮮なのよ。』
こんな会話をしながら、私は職場での妻の様子をまた想像する。私の知る限り、若い女性社員は設計事務所にはいない。他のパート女性は50代のはずだ。30代で既婚者とはいえ、
妻のようなスタイル抜群な女性が職場にいるとなれば、男性陣の関心は一斉に真紀に集まるに違いない。
そしてセクハラもどきの行為を妻にして楽しんでいる。これは次第にエスカレートしていくのではないだろうか?私はそんな不安を覚えるのと同時に、他の男にアプローチされる真紀の姿を想像し、それまで経験したことのない種類の興奮を感じた。
2015/07/26
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