中K〖歩美と剛司 第23話〗
中K〖歩美と剛司 第23話〗
剛司(たけし27歳)はバツイチだけど、その性格不一致で別れた元嫁には離婚後間も無く新しい彼氏が出来たらしいのです。そしてその話を剛司が自虐混じりに僕(遥人:はると27歳)に話した時のことを思い出しました。
その時、剛司は〔オレはまだ完全に立ち直れていない。もう、女は信じられない。〕と、そんな事を言いながら自棄(やけ)酒を飲んでいたのだけど、僕はそんな剛司の姿を見て《まだ元嫁に未練があるのかな?》と思いました。
今思うと、剛司はひょっとするとあの時、今の僕と同じように、元嫁を他の男に取られて嫉妬と興奮を感じていたのかも知れません。 そして今度はその男の立場になろうとしているのかも知れません。歩美(あゆみ24歳)で復讐するつもりなのか?
歩美が寝取られる妄想で嫉妬と焦りを感じながらも、どうしようもない位に興奮もしてしまう僕は剛司に言います。「だったら本気で落としてみろよ!」 すると剛司はハハッと笑いながら、〔おまえならそう言うと思ったよ。〕終電の時間が近づいた頃、話は纏まった。
〔じゃあマジで落としてみるわ。だけど、本当に本気で落ちそうになったら辞める。オレは二人の友達を失くしたくないしな(笑)〕剛司の自信たっぷりな闘争宣言を聞いて、僕はけしかけたことを半分は後悔したけど、あと半分は胸が張り裂けそうな妙な気分になります。「仮に歩美が落ちたとしても僕はあいつが好きだから絶対に取り返す。今はお前に貸しているだけだ。」それを聞いて、剛司は屈託無く笑っていました・・・。
その夜、僕は歩美を抱いた。剛司を意識し過ぎて相変わらずぎこちない動きだったかもしれないが、力の限り激しく強く抱いた。セックスの後、歩美は相変わらず優しく微笑んでくれる。しかし満足しているのか分かりません。以前に歩美が僕の質問に『そんな事を訊いてどうするの?貴方に抱かれるだけで満足しているよ。』と言われたことがあったので同じ問いかけはできません。
翌日に早速、剛司からこないだの件でメールが来ました。≪今日歩美ちゃんの仕事が終わったらデートに誘うけど、いいよな。≫ 僕は慌てて、剛司に電話すると、〔午後から半休取って、歩美が仕事を終えた夕方からデートに誘うつもりだ。〕と言います。《落とすという事はこういう事なんだな・・・》と思いつつ、歩美のリアクションが気になり出す。
そして夕方、歩美からもメールが届く。
≪なんか剛司君がデートしようって言ってきたけど、なんかした?≫
≪別になにも。≫と僕は返信した。
≪そう・・・まあ断ったからいいんだけど。なんか最近の剛司って君調子乗ってるよね。≫
僕はそれでホッとした反面、なぜか落胆もしたのも、これは隠し様のない僕の性癖かも。
2015/07/31
剛司(たけし27歳)はバツイチだけど、その性格不一致で別れた元嫁には離婚後間も無く新しい彼氏が出来たらしいのです。そしてその話を剛司が自虐混じりに僕(遥人:はると27歳)に話した時のことを思い出しました。
その時、剛司は〔オレはまだ完全に立ち直れていない。もう、女は信じられない。〕と、そんな事を言いながら自棄(やけ)酒を飲んでいたのだけど、僕はそんな剛司の姿を見て《まだ元嫁に未練があるのかな?》と思いました。
今思うと、剛司はひょっとするとあの時、今の僕と同じように、元嫁を他の男に取られて嫉妬と興奮を感じていたのかも知れません。 そして今度はその男の立場になろうとしているのかも知れません。歩美(あゆみ24歳)で復讐するつもりなのか?
歩美が寝取られる妄想で嫉妬と焦りを感じながらも、どうしようもない位に興奮もしてしまう僕は剛司に言います。「だったら本気で落としてみろよ!」 すると剛司はハハッと笑いながら、〔おまえならそう言うと思ったよ。〕終電の時間が近づいた頃、話は纏まった。
〔じゃあマジで落としてみるわ。だけど、本当に本気で落ちそうになったら辞める。オレは二人の友達を失くしたくないしな(笑)〕剛司の自信たっぷりな闘争宣言を聞いて、僕はけしかけたことを半分は後悔したけど、あと半分は胸が張り裂けそうな妙な気分になります。「仮に歩美が落ちたとしても僕はあいつが好きだから絶対に取り返す。今はお前に貸しているだけだ。」それを聞いて、剛司は屈託無く笑っていました・・・。
その夜、僕は歩美を抱いた。剛司を意識し過ぎて相変わらずぎこちない動きだったかもしれないが、力の限り激しく強く抱いた。セックスの後、歩美は相変わらず優しく微笑んでくれる。しかし満足しているのか分かりません。以前に歩美が僕の質問に『そんな事を訊いてどうするの?貴方に抱かれるだけで満足しているよ。』と言われたことがあったので同じ問いかけはできません。
翌日に早速、剛司からこないだの件でメールが来ました。≪今日歩美ちゃんの仕事が終わったらデートに誘うけど、いいよな。≫ 僕は慌てて、剛司に電話すると、〔午後から半休取って、歩美が仕事を終えた夕方からデートに誘うつもりだ。〕と言います。《落とすという事はこういう事なんだな・・・》と思いつつ、歩美のリアクションが気になり出す。
そして夕方、歩美からもメールが届く。
≪なんか剛司君がデートしようって言ってきたけど、なんかした?≫
≪別になにも。≫と僕は返信した。
≪そう・・・まあ断ったからいいんだけど。なんか最近の剛司って君調子乗ってるよね。≫
僕はそれでホッとした反面、なぜか落胆もしたのも、これは隠し様のない僕の性癖かも。
2015/07/31
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