長Ⅱ6〔償い〕第4回
長Ⅱ6〔償い〕第4回
中Ⅱ8〖溺れる〗第4話
第3回
『どうぞ。』
〔そうか、嬉しいな。〕
私(木内翔子:しょうこ:46歳)が郷原(俊夫:52歳)常務にワインを注ぎました。そのうちに郷原さんの手は私の腰に太腿を微妙にタッチしてきます。正社員にして頂いた上にこんな豪華な食事までご馳走して頂いてと思うとその手を払いのける事は出来ませんでした。大きく柔らかな手の感触は心地良いものでした。布を通しても常務の手の暖かさが伝わってきます。次に進んで欲しいと期待も生まれます。次に手が私の乳房に進みます。
主人(木内啓吾:けいご:48歳)との行為の中で、私は乳首を責められると堪らなくなります。もう何をされてもいいと思ってしまいます。郷原さんの手がブラウスの布越しですが、乳首に触れた時、私の女の部分がジュンと潤(うるお)うのが感じられました。でもその時これではいけないと思うと同時に主人の顔が浮かびます。この手を払い除けなけれ
ば、と思いました。
『常務、いけません。こんなところでは嫌です。』
〔では場所を変えればいいのかな?〕
郷原さんは意地悪で、私の言葉尻を捕らえます。
『いいえ、そう言う意味では・・・もう悪戯(いたずら)しないで・・。』
〔気にしないでくれ。只の言葉の遊びだ。翔子くんが魅力的だから・・つい・・すまん。〕
と郷原常務は引いてくれます。
その後、話は今の職場での居心地はどうかと気遣ってくれました。〔なにかあれば自分に相談するように。〕と、何でも話しを聞いて頂けるような事を話してくれます。〔出張も気を張らずに行けば良い、君は買う方の立場だから気楽にしていれば良いよ〕と気遣ってくれました。
私の中では《郷原常務は優しい人で、頼りがいのある人》と言うイメージが膨らんできます。実際、40も半ばになっての正社員登用で回りの人の見る目が怖かったので、そう言う中で社内に私を守ってくれる人がいると言う思いが私の気持ちを安ませてくれました。
お酒は嫌いではありません、女性にしては飲める方だと思います。郷原常務が代行運転を手配してくれることになった。でも帰りの代行の運転手さんに酔い乱れた姿を見られたくありません、そう思うと郷原さんの勧めにもあまり盃が進みませんでした。本当はもう少しワインを頂いて、郷原常務と2人きりでいる緊張感を少しでも解きたかったのですが・・・。
そんな時、郷原さんから、〔君の車は代行運転で先に返しておこう。君は私の車で送っていこう。〕と声がかかります。それでワインやお酒を沢山頂きました。食事を始めてまだ1時間足らずですが、徐々に酔いが回ってきます。話題は仕事を離れ、男女の恋愛観から世界経済、日本の政治まで及びます。私はついて行くのがやっとでした。郷原常務の話に相槌を打ち、若干の私の意見も添えます。
〔翔子くんはものごとを良く知っているな。〕
『いいえ、私はマスコミで仕入れた事を喋っているだけですから・・。』
〔僕もそうだよ、その量が君より少しばかり多いだけさ。〕
『そうなんですか。』
〔やっと話し合える女の人と巡り合った気がする。これからもこんな機会を作って欲しな。〕
『いえ、私の方こそ、お願いします。』
主人(木内啓吾:けいご:48歳)とは家で政治経済の事を話し合った事はありません。そう言う番組を見ても主人は只黙って見ているだけです、私(木内翔子:しょうこ:46歳)に意見を求めた事もありませんでした。それで郷原常務に度量の大きさを感じてしまいます。男と女の話も政治経済の話も合わせ飲んで話の出来る人、いつの間にか郷原を頼れる男として見ている自分に気がつきました。
料亭での時間も間もなく終わります。私の心にこのままお別れするのが惜しいという気持ちが芽生えました。なぜか私の下半身はもう熱くなっています。疼(うず)くように熱かったのを覚えています。初めて媚薬なるものを料亭萩乃の食事の時に飲まされていたのでした。
2016/04/11
中Ⅱ8〖溺れる〗第4話
第3回
『どうぞ。』
〔そうか、嬉しいな。〕
私(木内翔子:しょうこ:46歳)が郷原(俊夫:52歳)常務にワインを注ぎました。そのうちに郷原さんの手は私の腰に太腿を微妙にタッチしてきます。正社員にして頂いた上にこんな豪華な食事までご馳走して頂いてと思うとその手を払いのける事は出来ませんでした。大きく柔らかな手の感触は心地良いものでした。布を通しても常務の手の暖かさが伝わってきます。次に進んで欲しいと期待も生まれます。次に手が私の乳房に進みます。
主人(木内啓吾:けいご:48歳)との行為の中で、私は乳首を責められると堪らなくなります。もう何をされてもいいと思ってしまいます。郷原さんの手がブラウスの布越しですが、乳首に触れた時、私の女の部分がジュンと潤(うるお)うのが感じられました。でもその時これではいけないと思うと同時に主人の顔が浮かびます。この手を払い除けなけれ
ば、と思いました。
『常務、いけません。こんなところでは嫌です。』
〔では場所を変えればいいのかな?〕
郷原さんは意地悪で、私の言葉尻を捕らえます。
『いいえ、そう言う意味では・・・もう悪戯(いたずら)しないで・・。』
〔気にしないでくれ。只の言葉の遊びだ。翔子くんが魅力的だから・・つい・・すまん。〕
と郷原常務は引いてくれます。
その後、話は今の職場での居心地はどうかと気遣ってくれました。〔なにかあれば自分に相談するように。〕と、何でも話しを聞いて頂けるような事を話してくれます。〔出張も気を張らずに行けば良い、君は買う方の立場だから気楽にしていれば良いよ〕と気遣ってくれました。
私の中では《郷原常務は優しい人で、頼りがいのある人》と言うイメージが膨らんできます。実際、40も半ばになっての正社員登用で回りの人の見る目が怖かったので、そう言う中で社内に私を守ってくれる人がいると言う思いが私の気持ちを安ませてくれました。
お酒は嫌いではありません、女性にしては飲める方だと思います。郷原常務が代行運転を手配してくれることになった。でも帰りの代行の運転手さんに酔い乱れた姿を見られたくありません、そう思うと郷原さんの勧めにもあまり盃が進みませんでした。本当はもう少しワインを頂いて、郷原常務と2人きりでいる緊張感を少しでも解きたかったのですが・・・。
そんな時、郷原さんから、〔君の車は代行運転で先に返しておこう。君は私の車で送っていこう。〕と声がかかります。それでワインやお酒を沢山頂きました。食事を始めてまだ1時間足らずですが、徐々に酔いが回ってきます。話題は仕事を離れ、男女の恋愛観から世界経済、日本の政治まで及びます。私はついて行くのがやっとでした。郷原常務の話に相槌を打ち、若干の私の意見も添えます。
〔翔子くんはものごとを良く知っているな。〕
『いいえ、私はマスコミで仕入れた事を喋っているだけですから・・。』
〔僕もそうだよ、その量が君より少しばかり多いだけさ。〕
『そうなんですか。』
〔やっと話し合える女の人と巡り合った気がする。これからもこんな機会を作って欲しな。〕
『いえ、私の方こそ、お願いします。』
主人(木内啓吾:けいご:48歳)とは家で政治経済の事を話し合った事はありません。そう言う番組を見ても主人は只黙って見ているだけです、私(木内翔子:しょうこ:46歳)に意見を求めた事もありませんでした。それで郷原常務に度量の大きさを感じてしまいます。男と女の話も政治経済の話も合わせ飲んで話の出来る人、いつの間にか郷原を頼れる男として見ている自分に気がつきました。
料亭での時間も間もなく終わります。私の心にこのままお別れするのが惜しいという気持ちが芽生えました。なぜか私の下半身はもう熱くなっています。疼(うず)くように熱かったのを覚えています。初めて媚薬なるものを料亭萩乃の食事の時に飲まされていたのでした。
2016/04/11
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