長Ⅱ7〖誘惑〗 その1
長Ⅱ7〖誘惑〗 その1
(原題:イヴとなった妻 投稿者:忍兄さん 投稿日:2004/08/18)
職場で出会った、私達の関係も11年。3年ほど付き合いましたから、私達の結婚生活も8年になります。私(別府孝通:たかみち:28歳)はそのころ、バツイチでした。出会った時、23歳の久米聖子は、驚いたことにバージンでした。美人であるがゆえに、どこでもとても目立つ23歳の女性が未経験だとは・・・。それは厳格な家庭や、複数の年の離れた兄たち、それに慎み深い彼女の性格から、そんな驚くべきことになったのだと思います。
あまりの感激に、私は久米聖子を女性として磨こうと考えました。そのときは結婚するかどうかも分からなかったのに、5つ年上の私なりに、聖子に惚れ込んだと言うことでしょう。大人の関係になり逢瀬の際には、全身に美白ローションを塗ったり、安全かみそりで体毛を剃ったり、胸を大きくするようにマッサージしたり・・・。奥手の聖子の羞恥心を一枚ずつはがすようにしながら、彼女を愛しました。その後、結婚しても愛し続けています。
夫の私(別府孝通:たかみち:39歳)が言うのも変ですが、今年34歳になる妻(別府聖子:せいこ)はかなりの美人です。スタイルもよく、胸が大きいため、買い物に行ったり、街を歩いたりしていても、中年男性にじっと見られたり、若い男につけられたりしていました。夫であるわたしが一緒のときでも、男たちの妻の聖子に対する視線を感じることがたびたびあります。
1年ほど前、妻の聖子が高校時代のクラブの集まりに出席しました。結婚してから、妻がそのような集まりに参加するのは、初めてのことでした。子供が小学校に行くようになって何となく、ひと段落着いたという安堵感からかも知れません。
結婚してから、聖子を男(狼)たちの群れの中に放すのは初めてでしたから、私としてはずいぶん気にしていました。長い年月、魅力的に育ててきた妻なのですから。集まりは昼間の午後2時からだったので、妻が帰ってきたのは8時ころでした。そのとき私は、とてもほっとしましたが、聖子にはそんなそぶりは見せませんでした。ほっとしたのと同時に物足りない感覚がありました。それこそが、私の“性癖”の片鱗なのでしょうが・・・。
その夜に子供が寝てから、妻とベッドに入り、今日のコトを聞き出していきました。その日の集まりは、変わったことが何もなかったみたいです。それで自然に、話は昔のことに移ってゆきました。意外な聖子の告白に驚かされます。高校時代にはほぼ毎週、ラブレターをもらっていたこと。高校3年生のとき、車でOBの先輩に自宅まで送ってもらったとき、無理やりキスをされたこと。恥ずかしそうに話す聖子をイジメたくなってきた。 その1に続く
2016/05/25
(原題:イヴとなった妻 投稿者:忍兄さん 投稿日:2004/08/18)
職場で出会った、私達の関係も11年。3年ほど付き合いましたから、私達の結婚生活も8年になります。私(別府孝通:たかみち:28歳)はそのころ、バツイチでした。出会った時、23歳の久米聖子は、驚いたことにバージンでした。美人であるがゆえに、どこでもとても目立つ23歳の女性が未経験だとは・・・。それは厳格な家庭や、複数の年の離れた兄たち、それに慎み深い彼女の性格から、そんな驚くべきことになったのだと思います。
あまりの感激に、私は久米聖子を女性として磨こうと考えました。そのときは結婚するかどうかも分からなかったのに、5つ年上の私なりに、聖子に惚れ込んだと言うことでしょう。大人の関係になり逢瀬の際には、全身に美白ローションを塗ったり、安全かみそりで体毛を剃ったり、胸を大きくするようにマッサージしたり・・・。奥手の聖子の羞恥心を一枚ずつはがすようにしながら、彼女を愛しました。その後、結婚しても愛し続けています。
夫の私(別府孝通:たかみち:39歳)が言うのも変ですが、今年34歳になる妻(別府聖子:せいこ)はかなりの美人です。スタイルもよく、胸が大きいため、買い物に行ったり、街を歩いたりしていても、中年男性にじっと見られたり、若い男につけられたりしていました。夫であるわたしが一緒のときでも、男たちの妻の聖子に対する視線を感じることがたびたびあります。
1年ほど前、妻の聖子が高校時代のクラブの集まりに出席しました。結婚してから、妻がそのような集まりに参加するのは、初めてのことでした。子供が小学校に行くようになって何となく、ひと段落着いたという安堵感からかも知れません。
結婚してから、聖子を男(狼)たちの群れの中に放すのは初めてでしたから、私としてはずいぶん気にしていました。長い年月、魅力的に育ててきた妻なのですから。集まりは昼間の午後2時からだったので、妻が帰ってきたのは8時ころでした。そのとき私は、とてもほっとしましたが、聖子にはそんなそぶりは見せませんでした。ほっとしたのと同時に物足りない感覚がありました。それこそが、私の“性癖”の片鱗なのでしょうが・・・。
その夜に子供が寝てから、妻とベッドに入り、今日のコトを聞き出していきました。その日の集まりは、変わったことが何もなかったみたいです。それで自然に、話は昔のことに移ってゆきました。意外な聖子の告白に驚かされます。高校時代にはほぼ毎週、ラブレターをもらっていたこと。高校3年生のとき、車でOBの先輩に自宅まで送ってもらったとき、無理やりキスをされたこと。恥ずかしそうに話す聖子をイジメたくなってきた。 その1に続く
2016/05/25
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