長Ⅱ17〖妻の性欲が〗その6話
長Ⅱ17〖妻の性欲が〗その6話
その5話
「ん!?」
僕(磐田誠司:いわた・せいじ:34才)が妻(磐田菫:いわた・すみれ:34才)の背中に視
線をやった時、驚きと疑いで一瞬固まってしまう。
「ノ、ノーブラ!?」
Tシャツを着ている妻の背中にはブラジャーが透けて無く、ブラをしている形跡が無かったのだ。僕は妻がノーブラで何処に行ったのか凄く気になったが・・・目の前のお客さんの対応をしなくてはならない歯痒さで少しイラついている。
《お、お客さんの前では・・・。》
と自分に言い聞かせ何とか冷静を保ちながらお客さんを部屋まで案内した。・・・その後、僕は妻を探したが時間的にあまり余裕がなく(詳密10分位)途中で探す事を断念する。
『ごめ~ん! 遅くなっちゃって・・・。』
お客さんの夕食の支度に取り掛かろうとした時にひょっこり妻が現れた。両手には沢山入った買物袋を下げている。
《ノーブラで買物に!?》
口には出さなかったが少し驚いている自分がいた。僕は再度チェックしてみる。妻の背後に回り込むとやはりブラを着けている形跡はなかった。
「ブラジャーしてないのか?」
僕は思わず訊いてしまった。
『えっ・・・ブラジャー? ぁ・・・あの時・・・汚れちゃったから・・・。』
妻をまるで犯すようにしたあの光景が脳裏を掠める。それで僕はこれ以上何も言う事が出来なかった。普段なら雑談やどうでもいいようなご近所話等で妻と和やかに調理するのだが・・・妻を犯す様にやってしまった事が僕を困惑させ、僕の口を閉ざさせ長い沈黙が続く。ただ調理している音だけが厨房に響き渡っていた。
深夜・・・・・・・・・。ようやく一日の仕事も終わり、僕はベッドに入ろうとする。隣のベッドをチラ見すると既に横になっている妻が僕に背中を向けた状態でいた。今日の事(厨房での事)を謝りたかった僕は少し気落ちしながらベッドに入る。僕も妻に背中を向けて横になった。
・・・・・・僕がウトウトとした時。ベッドが少し沈んだ感覚とギシッと軋む音がしたと同時に。
『あなたぁ・・・イイ?』
って妻の囁く声がして、突然、妻の菫(すみれ)が僕のベッドに侵入してくる。寝ているとばかり思っていた妻は僕に有無も言わせず、僕の背中に吸い付く様にして横になった。
『あなた、どうしたの?・・・何かあったの?』
菫が小さな声で僕に訊いてくる。
「何が・・・?」
『今日のあなた、ヘンよ!・・・何があったの?』
「別に・・・。」
妻の問いかけに正直になれずついつい無愛想に答える僕だった。 その7話へ続く
2017/03/20
その5話
「ん!?」
僕(磐田誠司:いわた・せいじ:34才)が妻(磐田菫:いわた・すみれ:34才)の背中に視
線をやった時、驚きと疑いで一瞬固まってしまう。
「ノ、ノーブラ!?」
Tシャツを着ている妻の背中にはブラジャーが透けて無く、ブラをしている形跡が無かったのだ。僕は妻がノーブラで何処に行ったのか凄く気になったが・・・目の前のお客さんの対応をしなくてはならない歯痒さで少しイラついている。
《お、お客さんの前では・・・。》
と自分に言い聞かせ何とか冷静を保ちながらお客さんを部屋まで案内した。・・・その後、僕は妻を探したが時間的にあまり余裕がなく(詳密10分位)途中で探す事を断念する。
『ごめ~ん! 遅くなっちゃって・・・。』
お客さんの夕食の支度に取り掛かろうとした時にひょっこり妻が現れた。両手には沢山入った買物袋を下げている。
《ノーブラで買物に!?》
口には出さなかったが少し驚いている自分がいた。僕は再度チェックしてみる。妻の背後に回り込むとやはりブラを着けている形跡はなかった。
「ブラジャーしてないのか?」
僕は思わず訊いてしまった。
『えっ・・・ブラジャー? ぁ・・・あの時・・・汚れちゃったから・・・。』
妻をまるで犯すようにしたあの光景が脳裏を掠める。それで僕はこれ以上何も言う事が出来なかった。普段なら雑談やどうでもいいようなご近所話等で妻と和やかに調理するのだが・・・妻を犯す様にやってしまった事が僕を困惑させ、僕の口を閉ざさせ長い沈黙が続く。ただ調理している音だけが厨房に響き渡っていた。
深夜・・・・・・・・・。ようやく一日の仕事も終わり、僕はベッドに入ろうとする。隣のベッドをチラ見すると既に横になっている妻が僕に背中を向けた状態でいた。今日の事(厨房での事)を謝りたかった僕は少し気落ちしながらベッドに入る。僕も妻に背中を向けて横になった。
・・・・・・僕がウトウトとした時。ベッドが少し沈んだ感覚とギシッと軋む音がしたと同時に。
『あなたぁ・・・イイ?』
って妻の囁く声がして、突然、妻の菫(すみれ)が僕のベッドに侵入してくる。寝ているとばかり思っていた妻は僕に有無も言わせず、僕の背中に吸い付く様にして横になった。
『あなた、どうしたの?・・・何かあったの?』
菫が小さな声で僕に訊いてくる。
「何が・・・?」
『今日のあなた、ヘンよ!・・・何があったの?』
「別に・・・。」
妻の問いかけに正直になれずついつい無愛想に答える僕だった。 その7話へ続く
2017/03/20
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