短Ⅳ3《妻とのメール》第4話
短Ⅳ3《妻とのメール》第4話
第3話
その日の夜、私(三島一成:みしま・かずなり:36歳)はもっと早く妻(三島百合子:みしま・ゆりこ:34歳)の性癖を見抜くべきだった。当然私自身の性癖も、と後悔をしました。しかし10年経ったからこそ、こうなれたのではとも思っています。私たちは野外露出プレイを度々楽しむようになりました。そんなある日、コンビニでプレイしようと店に入ると、妻が昔不倫していた元上司に出くわしてしまったのでした。
他人を装った私からのメールで妻は過去の男たちのことを確実に思い出してきています。ついに妻が過去の男にされていたプレイを聞き出し、嫉妬から私は同じことをしてやろうと妻に命令をし、そして自分の本当の性癖に気づいたのでした。
その日も私は妻の百合子にコンビニでの羞恥プレイをさせるため裸にコートという姿で店内に入りました。すると妻は雑誌を立ち読みしている作業着姿の男性を見つめています。私は妻の視線の先を追ってその男性の顔を見ました。以前勤めていた会社の上司だった。私と付き合う前の妻は彼と不倫関係にあったことをメールで知っていた私は愕然とします。
私が呆然としていると百合子は私に、『あの人、山川(宗男:やまかわ・むねお:46歳)さんよね。あんな姿をして、会社辞めたのかしら?』無邪気に言いました。この時点で不倫の件を私が知っていることを妻はまだ知らないのです。『挨拶してくるね!』って妻が彼に近づき言葉を掛けました。二言三言話した後、私のほうを振り返り、彼も私の存在を確認し、私も彼に挨拶をし、お互いの現況を話します。その後お互いの携帯番号を交換し、分かれました。その日は妻とプレイすることなく帰路につきました。夜、百合子を抱き寄せセックスを始めようとしましたが、妻がその気にならず、元彼の話ばかりしていました。当然私は面白いわけがありません。
翌日に私は“例のメール”を妻にしました。
〔最近どう? 何か変わったことあった?」
『主人に隠していた昔の元彼の事、話しちゃった。』
〔怒られた?〕
『最初は気を悪くしたみたいだけど、今はまたうまくいってるわ。でも・・・・昨日、昔不倫していた上司に会ってしまったの。』
〔彼との事、思い出しちゃった?〕
『そうね。でも彼とはイマイチだったから・・・・主人に隠し続ける事に罪悪感が芽生えちゃったみたいなの。』
〔この際、全部話してみたら? 若いときの過ちなんでしょ?〕
そんなメールをやり取りしたその夜、百合子はいつもと様子が違っていました。しかし待っていても妻は何も話しません。私はカマを掛けてみます。
「昨日逢った山川さん、またやっちゃったんだね。」
『!・・・・何が?』
「不倫だよ! あの人、いろいろ有名だったじゃない。知らないの?」
『初耳よ。そんなに多かったの?』
「らしいよ。君とも噂になっていたって聞いたよ!」
『えぇっ!!』
妻が青ざめました。本当に嘘がつけない女なのです。 第5話へ
2017/09/15
第3話
その日の夜、私(三島一成:みしま・かずなり:36歳)はもっと早く妻(三島百合子:みしま・ゆりこ:34歳)の性癖を見抜くべきだった。当然私自身の性癖も、と後悔をしました。しかし10年経ったからこそ、こうなれたのではとも思っています。私たちは野外露出プレイを度々楽しむようになりました。そんなある日、コンビニでプレイしようと店に入ると、妻が昔不倫していた元上司に出くわしてしまったのでした。
他人を装った私からのメールで妻は過去の男たちのことを確実に思い出してきています。ついに妻が過去の男にされていたプレイを聞き出し、嫉妬から私は同じことをしてやろうと妻に命令をし、そして自分の本当の性癖に気づいたのでした。
その日も私は妻の百合子にコンビニでの羞恥プレイをさせるため裸にコートという姿で店内に入りました。すると妻は雑誌を立ち読みしている作業着姿の男性を見つめています。私は妻の視線の先を追ってその男性の顔を見ました。以前勤めていた会社の上司だった。私と付き合う前の妻は彼と不倫関係にあったことをメールで知っていた私は愕然とします。
私が呆然としていると百合子は私に、『あの人、山川(宗男:やまかわ・むねお:46歳)さんよね。あんな姿をして、会社辞めたのかしら?』無邪気に言いました。この時点で不倫の件を私が知っていることを妻はまだ知らないのです。『挨拶してくるね!』って妻が彼に近づき言葉を掛けました。二言三言話した後、私のほうを振り返り、彼も私の存在を確認し、私も彼に挨拶をし、お互いの現況を話します。その後お互いの携帯番号を交換し、分かれました。その日は妻とプレイすることなく帰路につきました。夜、百合子を抱き寄せセックスを始めようとしましたが、妻がその気にならず、元彼の話ばかりしていました。当然私は面白いわけがありません。
翌日に私は“例のメール”を妻にしました。
〔最近どう? 何か変わったことあった?」
『主人に隠していた昔の元彼の事、話しちゃった。』
〔怒られた?〕
『最初は気を悪くしたみたいだけど、今はまたうまくいってるわ。でも・・・・昨日、昔不倫していた上司に会ってしまったの。』
〔彼との事、思い出しちゃった?〕
『そうね。でも彼とはイマイチだったから・・・・主人に隠し続ける事に罪悪感が芽生えちゃったみたいなの。』
〔この際、全部話してみたら? 若いときの過ちなんでしょ?〕
そんなメールをやり取りしたその夜、百合子はいつもと様子が違っていました。しかし待っていても妻は何も話しません。私はカマを掛けてみます。
「昨日逢った山川さん、またやっちゃったんだね。」
『!・・・・何が?』
「不倫だよ! あの人、いろいろ有名だったじゃない。知らないの?」
『初耳よ。そんなに多かったの?』
「らしいよ。君とも噂になっていたって聞いたよ!」
『えぇっ!!』
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2017/09/15
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