短Ⅳ1「写真を撮りたいな」パート07
短Ⅳ1「写真を撮りたいな」パート07
パート06
公園に写真を撮りにきましたが、昼食を終えても雨はやみません。そんなとき、サークルの仲間の1人川田辺政義(かわたべ・まさよし:34歳)が僕(高野和樹:たかの・かずき:34歳)のところに来ました。彼とは高校時代から仲がよく、よくつるんで写真を撮りに行っています。そういう仲だったので僕が結婚するときにも式にも呼んだし、よくうちにも遊びに来ていました。
川田辺は、〔おい、今日撮った写真見せてくれよ。〕と言ってきます。「いいよ。」僕はカメラのデータを確認もせずに川田辺に渡してしまいました・・・。〔ふ~~ん。ああ、こういう撮り方もあるね。〕そういいながら友人は液晶を眺めていました。すると・・・〔え!?〕と、一言驚いたような声を上げます。そしていきなり黙り込み、座る位置を液晶画面が他のメンバーから見えないように変え、引き続き液晶を見つめていました。
僕はその時の川田辺の目が今までの写真を見る目とは違っていることに気が付きます。
《あ! データ消してない!》
後の祭りでした。僕は慌てて川田辺からカメラを取り上げます。とっさに確認したカメラの液晶には、今まで夫婦の間の秘め事であった亜紀の痴態の写真が映されていました。
川田辺は僕の狼狽した様子に一瞬驚きましたが、すぐに僕の方にいやらしい笑いを向けてきます。亜紀の体、一糸まとわない生まれたままの姿、胸や尻、腰のライン、そして未処理ですが薄めの陰毛、その奥の秘唇。亜紀の全てが川田辺に見られたことを確認しました。
その時、他のメンバーが僕たちの事に気づき何事か?と話しかけてきます。川田辺は僕に向けていたいやらしい笑いの表情を解き、普段の表情に戻って、〔いや、写真見せてもらっていただけだよ。〕とさわやかに言います。しかし、午後から僕は《川田辺に見られた・・・亜紀の・・・夫婦の秘密を》そのようなことばかり考えていました。
その後は雨もやみ、何事もなく写真撮影の行程が終わり、それぞれがそれぞれの方法で自宅に帰る時間になります。僕は自家用車で来ていましたので公園の駐車場に向かっていました。その時、後からやってきた川田辺から声をかけられます。
〔今からお前の家へ行っていいか?〕
「え?」
「いろいろ話したいしね。」
了承するしかありませんでした。
というか、僕は川田辺に事の訳を話しておかないと思ったのです。《見られたものは仕方がない、その後をフォローしないと・・・このことを他人に声高に話す川田辺ではないだろう。》と思いました。
「いいよ。」
〔それじゃ、酒買ってから行くね。〕
川田辺はバイクで来ていたので、僕よりも先にその駐車場から出て行きました。 パート08に 2017/09/24
パート06
公園に写真を撮りにきましたが、昼食を終えても雨はやみません。そんなとき、サークルの仲間の1人川田辺政義(かわたべ・まさよし:34歳)が僕(高野和樹:たかの・かずき:34歳)のところに来ました。彼とは高校時代から仲がよく、よくつるんで写真を撮りに行っています。そういう仲だったので僕が結婚するときにも式にも呼んだし、よくうちにも遊びに来ていました。
川田辺は、〔おい、今日撮った写真見せてくれよ。〕と言ってきます。「いいよ。」僕はカメラのデータを確認もせずに川田辺に渡してしまいました・・・。〔ふ~~ん。ああ、こういう撮り方もあるね。〕そういいながら友人は液晶を眺めていました。すると・・・〔え!?〕と、一言驚いたような声を上げます。そしていきなり黙り込み、座る位置を液晶画面が他のメンバーから見えないように変え、引き続き液晶を見つめていました。
僕はその時の川田辺の目が今までの写真を見る目とは違っていることに気が付きます。
《あ! データ消してない!》
後の祭りでした。僕は慌てて川田辺からカメラを取り上げます。とっさに確認したカメラの液晶には、今まで夫婦の間の秘め事であった亜紀の痴態の写真が映されていました。
川田辺は僕の狼狽した様子に一瞬驚きましたが、すぐに僕の方にいやらしい笑いを向けてきます。亜紀の体、一糸まとわない生まれたままの姿、胸や尻、腰のライン、そして未処理ですが薄めの陰毛、その奥の秘唇。亜紀の全てが川田辺に見られたことを確認しました。
その時、他のメンバーが僕たちの事に気づき何事か?と話しかけてきます。川田辺は僕に向けていたいやらしい笑いの表情を解き、普段の表情に戻って、〔いや、写真見せてもらっていただけだよ。〕とさわやかに言います。しかし、午後から僕は《川田辺に見られた・・・亜紀の・・・夫婦の秘密を》そのようなことばかり考えていました。
その後は雨もやみ、何事もなく写真撮影の行程が終わり、それぞれがそれぞれの方法で自宅に帰る時間になります。僕は自家用車で来ていましたので公園の駐車場に向かっていました。その時、後からやってきた川田辺から声をかけられます。
〔今からお前の家へ行っていいか?〕
「え?」
「いろいろ話したいしね。」
了承するしかありませんでした。
というか、僕は川田辺に事の訳を話しておかないと思ったのです。《見られたものは仕方がない、その後をフォローしないと・・・このことを他人に声高に話す川田辺ではないだろう。》と思いました。
「いいよ。」
〔それじゃ、酒買ってから行くね。〕
川田辺はバイクで来ていたので、僕よりも先にその駐車場から出て行きました。 パート08に 2017/09/24
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