特名 〖興奮と嫉妬と不安の狭間で〗 第12節2章 81
〖Q&Aその1〗
<浮気告白後、大輔君にわだかまりが残るだけで、性生活含め元通り?葵さんに悩んでる様子とかあるの?>
俺(福山大輔)の気持ちはまだまとまってないのですが、浮気に関しては、裏切られたというショックや怒りは(1カ月が経過しても)あります。
他の人から見れば〖貸し出し〗というか〖寝取らせ〗と、【葵の浮気】とは同じではないかと思われるかもしれません。しかし、俺のエゴかも知れないが、このプレイは二人が了解し合ってしていることで、浮気とは次元の違うものだと思っている。
妻の葵(あおい)は、『(おれに)告白する前にかなり悩んでいた。』と云っていました。その後に、『告白した事自体は後悔をしていない。』と言っています。どちらにせよ葵が告白した以上、このことをどう受け取り、俺自身がどうするかだけです。
セックスは今まで通りですが、微妙に葵は俺に尽くすっていうか、Mっぽい所が増えたというところが変化かなと思います。生活に関しても何の変化もありません。俺は葵が大好きというのに変わりがありません。
<大輔さんと葵さんにとってこの1年はどういう想いですか?>
何だか1年って早いなと思います。こうしたプレイが俺と葵の関係を濃密にそれでいて新鮮な感覚にさせてくれる。(まだ浮気の事は心の中でひきずってはいる。)
そうは雖(いえど)も1年が経ってみてわかりますが、これ(プレイ)って凄く興奮する(それが楽しい)けど、心の浮き沈みとか考える事が多くなる事でもあると思っている。(葵の事を思いすぎて鬱状態になることもある。)
全然そうじゃない人もいるかもしれないのですが、俺はかなり来ちゃいますし、心のバランスを取る(無理に取らなくても構わないのですが)ってことが難しいなとは思います。
向井さん自身はこの1年間、本当に変わらず僕たちに接してくれています。(勿論、俺と向井さんとの間は友達として仲良くなった分の変化ってのはあります。)待っていて欲しい時は、待ってくれているという距離感です。
<プレイってマンネリにならないの?その解消のせいで過激なことになりません?>
マンネリの定義って難しいですね。同じように進行しても、途中で思うこと、最後に感じること。葵の顔を見たとき。その時々で変化するので、ドキドキ感や不安、憔悴感や嫉妬には強弱があっても慣れることは全くないです。
過激と言えば一般的にはそう思われるかも知れません。でも根本は、うちの葵を自慢したい。見てもらいたい。そして葵や向井さんたちにも楽しんでほしい。もちろん最大の喜びは、そういうこと含めてのプレイが楽しい(ジリジリする精神的な苦痛も伴うけれど)のです。
ただ、葵の本心がどこにあるのかはよく分かりません。このことが切っ掛けで夫婦の間に溝が生じるかも知れません。でも〔じゃあやらなきゃいいじゃない〕でもないと思っている。何度も述べていますが、俺は葵を大好きで愛しています。葵も俺の事を愛していると確信している。
複数(3人)プレイとかは、本当に興奮したりします。今まで無いくらいエロい気分になったりもする。まあそれを“過激”と言われればその通りなのですが、興味がある事とかこういう「遊び」って何にせよそんな感じかなと思っています。
例えばモトクロス(バイク)を好きな人が、「そんな坂を登るのは危険(過激)じゃない?」って忠告されても、「そうだね怪我は怖いよね」とやめる人はいませんよね。プレイのデメリットやリスクは承知しているし覚悟もあります。
<葵さんもプレイを重ねると特にセックスの面で向井さん色に染まらないかな?>
俺は、葵の心にある『俺』っていうものが揺るがないと思っている。それは気持ちとして間違いはないのだけど、当然に他人に〖貸し出し〗をしているのだから揺らぎはある。
現実にプレイでセックスをさせているのだから、葵が身体で気持ち良くさせて貰っている相手に何の感情をも持たないとは考えにくい。身体と心が別々の存在であるわけがない。多少の色が染まることは仕方のないことだが、それでも葵には俺だけを愛してもらいたいと思っている。(このことは凄くエゴですね。)
この事(プレイ)については、慣れた分はゆるくなっているかもしれません。前は俺の前で向井さんとセックスするなんて、正直ありえないという感じでした。それが・・・ってのはあります。
複数プレイはその(ゆるくなった)延長に感じます。しかし、それ自身が悪いかというと、一概にはそう思わないのです。なんて言えば分ってもらえるかな?葵のエロさは上品だし、恥ずかしがりかたとか、そういう所は変わってないし、それがそうは思わない理由です。
今回の感想とか過去の自分が書いたものを読んでみて少し思ったのですが、俺は自分の事なので違和感はないのですけれど、何かこう、葵が“セックス狂(ぐる)い”みたいに思われかねないのかなあ、と思いました。
勿論俺自身は「普通ですよ」とか言うつもりは全然無いです。(一応なんですが、俺は普通のサラリーマンですし、葵も普通の会社で仕事を持っている共働き家庭です。)どんな想像をしてもらっても全然問題はないのですが、ただ俺の体験が同じような趣味の人の参考になるといいなっていうのがちょっとあるだけです。
2015/0812
特名 〖興奮と嫉妬と不安の狭間で〗 第12節3章 82
〖Q&Aその2〗
<葵さんは自分から向井に会いたいと言ったことがある、あるいは無断で会った形跡はある?>
両方ないですね。日常の中で〔向井さん(浩人)〕はほとんど登場をしません。俺とは頻繁にメールを交わしたり、酒を飲みに行ったり、趣味の遊びに連れていってもらったりする向井さんだが、葵とはメールだけだし、それも1週間に2,3度程度。(それも転送してもらっている。ちなみにそのお礼に葵の写真を送ると向井さんは凄く喜んでくれる。)
葵としては、このプレイを『俺が楽しんでいる』ことが“重要”で、もちろん異性から好意をもたれたり、プレゼントをもらったり、セックスをして気持が良くなったりすることを否定はしないがあくまでもプレイの副産物だと思っている。
そのプレゼントだけど、最近のプレイにおいて向井さんから頂いたみたい(もちろん俺と向井さんとの間には隠し事がないし、〖飲み会(プレイ報告・反省会・企画会議)〗で、その都度“「ほうれんそう(報・連・相)=報告・連絡・相談」”があり、彼からは〔この前は□□□□を葵ちゃんにプレゼントしたけど構わなかったかな?〕と告げてくる。
以前の葵ならこうしたプレゼントは拒否するか、例え受け取っても『これこれの理由があるから仕方ないね。』と俺に『ほうれんそう』があったのだけど・・・・。向井さんも葵の気質を知っているので〔高額なものにならないようにはしたけど。〕と言っていた。
プレゼントの品物は、高級インナーの下着だったらしい。シルク地のちょっとエロいベビードールとのこと。(葵はそれで俺に報告できないのだ。)
俺と葵が今の向井さんの生活で親しい人だと思うけど、これまでの関係を壊して葵を結婚相手にしたいとかは絶対考えないタイプ。恐らくこの関係が終わっても普通に俺とは友人同士でいようとすると思うし、裏で葵と会おうとはしないだろう。(これも俺の独断で100%保障はないが・・)
<貸し出しが増えているが中出しは心配じゃないのですか?本当に大丈夫なのか?>
葵がコンドーム無しは絶対に許してないのです。それに、向井さんとは、当初からフェラチオが終わったらぐらいのタイミングで、すぐコンドームを付けるのを徹底するルールを決めています。
もちろん〖貸し出し〗だから、俺の目が届かないのは当然なのだが、向井さんとの信頼関係が今は絶対的なものと言えます。このルールが破られた場合(葵にしても向井さんにしても)このプレイを続ける気にはならないと思います。
コンドームの装着に拘(こだわ)るのは、第一に葵の『病気(性病)』が心配。今でも不定期ですが向井さんたちを含めて葵にも性病検査を受けてもらっています。(もちろん俺も検査をしています。)
第二(これが第一かも知れないが)には、俺だけが『生』でしたいからです。それと『妊娠』防止(葵は30歳までは妊娠したくないし、俺以外は論外だとも思っている。)ですね。向井さんたちには秘密だが葵にはピル(経口避妊薬)を服用させています。
プレイでは葵に併せて現場で殺精子剤(さつせいしざい)も使わせています。コンドームの安全率が約85~90%と言われており(ピルにも弱点があるかぎり)念には念をいれています。不思議なことにプレイをするようになってから葵の【生理】が凄く安定というか順調な周期になったらしいです。
<葵ちゃんに“嘘”を付かれているのにホッとするもんなの?>
その時のそれら(『ごめんね、今まで滑っていたの。』とか、『>向井さんとは2日で、2回か3回くらい抱かれちゃったよ。』)を“嘘”って言われるとなんとなく認識が違ってしまうのですが、上手く説明は出来ないですね。
葵としては、セックスはこのプレイに付随するもので、それ以上でも以下でもないのです。俺が聞いても、どんな体位だとかフェラチオやキスをしたのかなどは滅多に口外しません。
葵としても正直に告白(報告)することで、俺が怒ったり不機嫌になったりすることを極端に恐れている。それだから、実際よりも『過少申告』してしまう。何度も言いますが“嘘”は嘘ですが、悪意や騙そうとするそれではないことから、「あっ今日も嘘を言っている」程度のことなのです。
<二日目の詳細は向井さんから聞けるのじゃなかった?>
その後、向井さんに会った時に詳しく聞きました。恥ずかしいので、酒を飲みながらの話になりましたが、“昼頃、向井さんからのメール≪葵にフェラチオ教えています。≫そして、夜には≪さっき葵ちゃんを初めて69(シックスナイン)でイかせました。≫”
これらの具体的な内容と知らされていなかった事実について教えてもらった。葵がどんな事をしたのか?どんな事をされたか?どのように反応したのか?かなりエロくて興奮してしまいました。
<大輔さんと会ったとき、葵ちゃんはどんな感じだった?>
普通というか、嬉しそうなというかそんな印象でした。葵は、見た目はちゃんとした感じなのですが、会った時とかに凄く嬉しそうな顔をするのでそこに惚れた所もあって、そういう所は変わらない感じですね。+恥ずかしそうというか向井さん意識している感じは勿論あります。(ただいつもそうです。)
2015/08/26
特名 〖興奮と嫉妬と不安の狭間で〗 第13節1章 83
さて、向井さんと知り合ってから1年間が経って、俺(福山大輔)は色々な事を考えているって最中です。妻の葵(あおい)はなんだか美しくなった。というより色ぽっく艶っぽっくなってきた。だから向井さんは別にして外での葵に心配しているところです。
この時期(3~4月)、日常生活という面で俺も葵も仕事が忙しかった。しかも葵は今年から少し職位が上がった上に直接の部下が入ったらしくお姉さんぶっていた。家の電話では向井さんに対しては、葵は基本的に敬語なのですが、部下に電話で指示している声を聞くと新鮮だったりしました。
プレイの切っ掛けはいつも、俺が「□日なんだけど、向井さんにまた“マッサージ”をしてもらえば?葵はどうかな?」 って提案をするのだけれど、葵は必ず『ちょっと、どうしよう?・・・大輔君は行った方がいいと思う?』と頼りなさげに尋ねてくる。
それはもうこの時点で(葵の中では)OKなのですが・・。それから俺が「今度は淳平君もいるけどいい?」と云うと、少し困った表情で『大輔君はそれでもいいの?』、「俺はいいよ。」で予定は決まる。
今回も、そういう具合に決定した。5月中旬(土曜日)のプレイ場所は、向井さんのマンション。この日は土曜日で朝から〖貸し出す〕ことにする。これは俺と向井さんが話し合った結果で、徐々に〖貸し出し〗の時間を長くしたいというのが向井さんの希望でした。
次に、二人ともプレイ用のau社のスマートフォン(通信状態が良い)を購入し、ベッドに設置(長時間使用のための充電ケーブルをつなぐ)して放置(葵には秘密)する。俺の方は向井さんからの連絡で受信すると、接続したスピーカーから聞くことにした。(同一社なので通話が無料になる。)
そして以前からの方法は維持する。つまり、プレイを中止・終了させたい時には、本来の向井さんのスマートフォンに掛ける。(まだ一度もこの権利を行使したことはない。)
淳平君からも要望があるとのことで、向井さんから告げられたのは、写メールで葵を撮らせて(もちろん外部には絶対に持ち出さないとの条件)ほしい。何故なら葵が可愛いすぎるからとのこと。これには迷った。今までも向井さんと録画や写真の件は話し合ったが結局、葵が裸は嫌がるだろうから、しないことにしていたのだ。
俺は、向井さんに、写メールを許可するが、最低条件として撮った写メールを俺に送ること。決して俺達以外に流出させないこと。これらを守ることで許可した。(確証はないけれど葵も淳平君には許可を与えると思う。)
土曜日が来て、葵は朝7時半に我が家を出発する。駅まで車に乗せていく。
『大輔君、行ってくるね。お昼は冷蔵庫に用意をしているし、え~と夜は・・・・。』
「いいよ。いいよ。ゆっくりと楽しんで来れば。」
困った顔を見せて葵は
『楽しむなんて言わないでよ。大輔君はいじわるだね。』
「向井さんところ着いたら電話な。」
『わかったわ。必ず電話するね。』
葵は花柄のミニのワンピースで軽やかに改札口から姿が見えなくなった。
9時前に葵からの電話がある。『大輔君。□□駅に着いたら向井さんと淳平君が車で待っててくれたの。』、「それは良かったね。」電話の向こうから向井さんが〔お早う!〕と言っているのが聞こえる。運転は淳平君がしているみたいだ。そのとき『もう~。』と悩ましい葵の声(俺はいつものが始まったと直感した。)がして、『だめですって!触らないの~向井さんってば・・。』、〔淳平、車を出してくれ!〕
〔葵ちゃん、脚開けよ!〕どうも二人は後部座席に並んで座っているようだ。(後日の向井さんからの報告によると、葵のミニのワンピースから伸びた素足に凄くそそられて、ついイタズラというかイジメたくなったそうだ。)
〖葵の心と体をふたりで支配して1日楽しもう〗が今日のコンセプト(基本的な考え方)です。そして向井さんは朝から全開(いわゆるスポーツ感覚)で葵を支配しに掛かっている。(でも葵を奴隷にするつもりはない。)
それもゲームをコールド勝ち(一方的な点差による勝利)にするのではなくて、どちらかと言えば狩猟のように獲物を駆り立てていく方式かな。ただ、そこには向井さんの葵に対する〔愛情〕があり、とことんは追いつめることはしない。
向井さんの望む〖遊びの世界〗に欠かせない〔淫靡(いんび)で被虐的かつ可愛い女〕を今日は葵に演じさせようとしていた。その点、淳平君はまだ、そういう世界観を持って遊んではいない。俺と同じで初心者特有の驚きと興奮があり、性格がストレートでSの要素がある(これらは俺と向井さんとの共通認識です。)淳平君にとって葵は年上の美人な人妻という印象らしい。
2015/08/31
特名 〖興奮と嫉妬と不安の狭間で〗 第13節2章 84
□□駅から向井さんのマンションまでは車で約10分程度。この短い行程にも命令をしたり、褒めたり、叱ったり、煽(おだ)てたりと葵の心を散々ゆさぶったりしていた。(妻の葵のスマートフォンは取り上げられ通話状態のままふたりの間に放置された。それで会話はよく聞こえた。)
向井さんは、手をワンピースの下から差し入れショーツの隙間から葵の秘部を刺激している。〔葵ちゃん、ここがピクピクしているよ。〕、『いやだ、お願い指を抜いて。』、〔ここが気持いいんだよね。〕、『う~ん、いじわる。』、〔今度は締め付けてくるよ。〕、『もうやめて、お願い。』と抵抗する。(昔の葵からは想像できない“エロ”感がある。)
その抵抗をさせないため、向井さんは、〔葵ちゃん、今日1日は俺たちの人形になるよな。〕と命じる。すると葵はそれでおとなしくなった。(声だけで想像する世界が余計にエロ度を高める。)
普段の葵(あおい)ですが会社では役職のあるキャリアウーマン。部下もいて命令もし、結構仕事面では厳しいらしい。しかし、本質(真の性格)はМ体質(これも俺と向井さんの分析結果)なので、自分が好意を持っている人にはとことん尽くそうとする。かなり神経(気持ち)を使う。命令にも弱い(ただ、納得が行かない行為には毅然と対応をする。)タイプ。
〔両手を後ろに廻せよ。葵ちゃん。〕向井さんに命じられると素直に応じたみたいだ。手を物理的に拘束するのではなく精神的に縛る。〔絶対そのままだぞ!〕、『うん。』、〚葵さんのパンツって色っぽいね。〛と淳平君が運転席のバックミラーを見ながら煽る。『うそ~淳平君みないで!前向いて運転して!』、〚でも可愛いピンクだから目立つんだよ。〛、『も~う!淳平君きらい。』、『向井さんも指を抜いて・・・。』、〔じゃ~パンツを脱ぐ?〕、『なんでそうなるの?』
向井さんが更にゆっくりと膣の中を掻きまわしたらしい。『うっっ!』と葵が短く小さな喘ぐ声。〚葵さんマンションに着いちゃった!残念だね。せっかく悶えていたのにね。〛、『淳平君の馬鹿・・・。』
電話はここで一旦終わった。30分程して、向井さんからメールが届く、≪20時までには□□駅に送ります。ご安心ください。≫それと≪ちょっとハードな会話(ただ手荒なことはしないよ)になるけどいい?ダメなら無理せずにいつでも電話して。≫
続いて淳平君からもメール。≪おはようございます。今日はよろしくおねがいします。葵さんほんと美人なので、いじめがい(すいません)あります。≫
妻の葵からは電話がある。部屋に着いてから、3人で紅茶タイムだったらしい。このあたりの緩急というのか強弱の付け方が向井さんは上手なのです。前回から約2カ月が経過し、それぞれが近況を報告し合った。ということを伝えてきた。(但し、車中の報告はない)「3人で楽しんでね。」、『もうホントに(福山)大輔君はそれでいいの。後悔しない?』と、いたずらっぽく反論をして電話が切れた。
書斎に置いているプレイ用電話の呼び出し音。俺は、スピーカーにつなぐ。いきなり葵の喘ぎ声。(この声にはいつでも胸がきゅんとなる。)性能が良すぎて部屋中が『葵=ピンク色』に染まる。結構辛くなり、音量を落とした。
淳平君のメールが≪始めました。いまはベッドの上で葵さんは全裸で向井さんが責めています。写メ撮ってもいいですか?≫俺は、≪メールありがとう。写メは構わないけど注意してね。≫
スピーカーからは、葵の『え~~。何で撮ってるの?恥ずかしいから。やめて。』、〔手は後ろだろ。葵ちゃん、顔は写さないよな淳平。〕、〚葵さん、絶対に写さないから。〛、『いやだよ。』、向井さんが〔今日1日は俺たちの人形じゃなかった?〕葵は『うん・・・でも?』、〔『うん』じゃないだろう。これからは全部『はい』だよ。分かった?〕、『・・・はい・・・。』と屈服した。
2015/10/04
特名 〖興奮と嫉妬と不安の狭間で〗 第13節3章 85
写メールが届く。妻の葵(27歳)は電話通りに全裸(顔も映っていた)。手は見えない。後ろに密着している向井さんの手が葵の股間に伸びていた。日焼けした向井さんと白い葵が印象的だ。淳平君のメール≪これでOKでしょうか?≫、俺(福山大輔)は≪うん。いいよ。≫と返信。
音声と写真のコンボ(組合せ)は予想以上に刺激的だった。録画よりも一瞬の行為が切り取られて、よりリアリズムが増す感覚がある。
〔葵、俺のちんこは大きい?〕、『分かんないよ・・。』、〔どっちなんだよ?〕、『・・大きいかも?』、〔大輔より大きいのか?〕いつもは向井さんのこういう質問に葵は頑なに拒否をする。『言わない・・・。』また写メールが届く。今度はかなり接写して、はっきりと薄い恥毛を掻(か)き分ける向井さんの手が映っていた。(凄くエロい)
『淳平君もやめて!』、〚早く!葵さんも答えてよ。今度は顔を写すよ!〛二人の見事な連携で葵を追い詰める。『言わないとダメ?』と折れてくる。〚それでどっち?〛と問われ喘ぎ声の合間に、『・・向井さん・・・。』、〚へ~やっぱり。俺は?〛淳平君が葵をいじめにかかる。『アッッ!アッッ!』と熱を帯びた喘ぎの中、『淳平君は関係ないでしょ?』
〚よ~し顔を撮るぞ!〛、『ダメ!顔はダメ!』、〚どこならいいん?〛、『全部ダメだよ・・あっあああ・・』向井さんの手マンが激しくなる。
〔仕方ないな~。淳平、葵ちゃんにちんこを見せてやれよ。〕
『いらないって~・・・淳平君、脱がなくてもいいよ!』
〚葵さんに大輔さんとどちらが大きいちんこか確かめなくっちゃな?〛
『ダメ・・・そんなこと私絶対に言わないよ・・。』
〚冷たいな。葵さんは。向井さんには大きいって言ったじゃないすか。〛
『え~ああぁあ・・・向井さん手を止めてよ・・。』
〚咥えなよ。葵さん。ぼくのは大きい?〛
『ムリムリ!』
〚葵ちゃん、無理じゃないだろう。ほら出来た。』
“うっぐ・・”とむせ返る音がする。
〔ほんと葵はイヤラしい人妻だな。〕と向井さんは笑いながら、〔じゃ挿入れるよ。いいかい?〕、『・・・うん。』、〔葵、うんじゃないだろ?いつでも『はい』だろぅ〕、『・・・・はぃ・・。』、〚口がお留守になってるよ、葵さん。〛挿入れられた瞬間に、切ない声を出した。
〚また口がお留守だよ。〛向井さんのピストンがリズミカルになるのは音で判る。葵はペニスで口を塞がれているので声が出せない。〚いいね。凄いよ。葵さんのフェラは上手ですね〛向井さんが〔お~葵、淳平にホメられたぞ!〕
〚う~ん、やっぱり葵さんは、エロいな。写メ撮っとこ。〛向井さんにバックを突かれながら、淳平君にフェラチオもさせられながら、息を継ぐ際に、『淳平君、写真は止めてよ。』
〚ぼくのちんこ大きい?〛と、淳平君がせまると、葵は切羽詰まって、『・・大きいから・・。』、〚ほんと嬉しいな。大輔さんよりも大きい?〛、『・・・・・・』、〚あれ?沈黙なの?〛その間もリズミカルに向井さんの打ち付ける音が続く。
淳平君がS調で〚答えないなら、顔も写すぞ。〛と言葉責めは続く。『ダメよ。それだけはしないで!』
〚おれの友達皆に送ろうかな~人妻がちんこを咥える写真を。〛
『嘘でしょ?そんなことしないでよ・・・。』
〚なら早く言いいなよ!どっちが大きいの?〛
この間、向井さんは一言も喋らない(しかしピストンは続けている。)葵は徐々に、快感の世界に没入していった。
『言うから言うから、ねぇ写真は撮らないで・・淳平君の方が長いよ。』(葵は。淳平君の玉袋をなめていたらしい。)ここで、向井さんが〔ほぉ~長いんだ。〕と口を開く。葵が『もう・・はずかしい。』、〔おれより淳平は長いんだ。〕、『え~あの~・・・。』、〚それは嬉しいけど、硬いのは3人のちんこのうちどれ?〛でも葵は、『そんなの言える訳ないよ。』その時に向井さんが強く突く。『向井さん動かないで、お願い。』、淳平君が〚やっぱり写真を撮ろうかな?顔アップにしょうか?〛すると葵が『もう~2人ともイジワル~。』と凄く甘えた口調になる。
葵が、『1番硬いのは向井さん。これでいい?』すると淳平君が、〚残念、なら2番は誰?〛、『うん?もういいでしょ?』(その時はペニスの裏側を舐めていたそうだ。)今度は
向井さんが力を込めてピストンを繰り出すと、『逝くっよ!逝くっよ!』と喘ぐ。
淳平君が、〚2番は誰なん?〛、『・・2ばんは・・ね・・・じゅんぺい・・くん・・。』と、か細い声で葵が答えた。〚あ~あ~言っちゃったよ。大輔さんに報告しなくちゃね。〛、
『ダメ!わたし言ってない!言ってないから!』、淳平君は〚大輔さん怒るだろうな。〛葵が『あっ言わないで!お願い何でもするから~。』と甘い声。そして、(また、淳平君がちんこを葵に咥えさせた。)“うっぐぐ・・”という声。
向井さんが、〔じゃあ~今日1日はおれたちのいうこと逆らわないよな。〕そして淳平君も〚そうなん。葵さん何でもいうこと聞いてくれるの?〛と念押しをする。(淳平君が、ちんこを口からはずす。)『するする。だから絶対に言わないで。』とお願いをしていた。
2015/10/12
特名 〖興奮と嫉妬と不安の狭間で〗 第13節4章 86
〚葵(あおい)さん、ほら!お口が留守になっているよ。〛それから10分程、向井さんと淳平君に前後をせめられ、<サンドイッチ>状態になり、淳平君が先に〚やばい。イッていい?〛と葵の口に果てた後、向井さんも〔おれもイクぞ!〕すると妻の葵も『逝って! 逝って!!』凄く喘いだ声をあげた。
暫くして、向井さんが〔皆イッちゃったな。〕と笑う。そして〔淳平さ、葵とシャワー浴びてこいよ。〕でも葵は、『エ~?そんなのいやだよ。』、〔これは命令だ。早く行けよ!〕、『はい・・・。』それで淳平君が(居酒屋風に)〚喜んで!〛とおどける。〔2人ともバスタオルとか適当に使ってくれ。〕二人は裸のままバスルームへ向かう。
5分ほどして向井さんからのメールが届く。≪1回目はこんな感じです。大輔さんは大丈夫ですか?どうしても嫌なら電話をしてください。≫ 俺はすぐに、≪すごく興奮しました。ちょっとショックだったかも(笑)≫と返信をしました。
後日に、葵と淳平君それぞれから<シャワー室の件>の報告はもらった。(2人の話しは微妙に相違があるが、これは淳平君の方が真実に近いと判断している。最近の葵は以前より段違いに報告してくるが、まだまだオブラート=デンプンから作られる水に溶けやすい半透明の薄い膜のこと=に包んでいる。)
2人きりになると、やはり葵は、お姉さん気分になるみたいだ。『淳平君!写メは消しておいてね!』、〚イヤですよ。これは僕の宝物にするんだから。〛、『消しなさいよね。』淳平君が〚あれ? 葵さん今日はぼくらの言うこと聞く奴隷じゃなかったけ?〛、『ば~か~! 誰が奴隷よ。〛と反論するが、葵は淳平君に唇を奪われて顔が真っ赤になったそうだ。
シャワーを浴びながら、淳平君がちんこを葵に握らせて〚これ硬いでしょ! 葵さん挿入れたくなるよね?〛、『わたしは挿入れたくないよ。』、〚ほんとに? ここは欲しそうにしているけどね。〛と葵の秘部に指を差し挿入れる。葵が身を捩って『いたずらしないの!』って言いながら、思い切りペニスを握った(つぶれるかと思った=淳平君)らしい。
〚ちんこ痛いじゃないすか。写メをネットに流してやる!〛、慌てて葵は『わぁ~ それはやめて!淳平君のいうこと何でもききますから。』、〚じゃ、またキスだな!〛と命じる。淳平君がベロを深くいれてきてディープ・キスをした。そして2人は性器を弄りあう。
〚やばい。挿入れてもいい?〛、葵が『生はダメ・・コンドームを着けなきゃ・・。』、〚それじゃ着けたらいいの?〛、『知らない。』、〚葵さんのおっぱいって可愛いな。〛
と淳平君は乳首をなめてきたそうだ。『恥ずかしいよ。ねっ、もう出ようよ~。』
〚葵さん、この下の毛が邪魔だよね?〛、『えっ~!?』と驚く葵。〚これ剃っちゃおうか?〛って淳平君が言ってくる。『それは無理!無理!前もダメって言ったじゃん。大輔君が怒るよ。それで、この遊びも終わりになっちゃうよ。いいの?』、〚それは困るな。
でも剃ったほうが絶対可愛いと思うけどな・・。〛そんな会話があったそうだ。
2015/10/22 87へ
特名 〖興奮と嫉妬と不安の狭間で〗 第13節5章 87
後で俺(大輔)に報告があり、昼食は向井さんの手料理だった。〔2人とも簡単なのでいいよな?〕、『わたし手伝いますよ?』と葵が申し出ても、〔おれに任せておいて。〕と台所から追い出されてしまった。
淳平君が、〚じゃ~おれは葵さんの写真をまた撮っていてもいいですか?〛、「いいよ!あとで見せてくれ」、『え~っ?何それ?』、〚いいから、いいから寝室に行こうよ。〛その時、葵は持ってきたTシャツにホットパンツの恰好だったらしい。
葵と淳平君が寝室へ向かい写真撮影が行われ、 20分ほど経過して二人は〔お~い!出来たぞ!〕と呼ぶ声に寝室からでてきたが葵の顔がピンク色に上気していた。それで向井さんが拵(こしら)えたのは『豚キムチ丼 』と『長芋の納豆和え』だった。『わぁ~美味しそう。』、〚食欲をそそりますね。〛
[豚キムチ丼]は、豚肉を切り下味をよくもみ込む。白菜キムチは汁気を軽く絞ってザク切りにする。次に、目玉焼きを作る。卵1個を耐熱容器に割り入れ、水大さじ1を加える。ラップをかけて電子レンジで40秒~1分加熱する。フライパンにサラダ油を強火で熱し、豚肉を加えて色が変わるまで炒め、白菜キムチを加えて炒め合わせる。これを、ご飯を盛った丼にのせ、目玉焼きを添える。向井さん曰く〔好みでマヨネーズをかけてもいいよ。〕
[長芋の納豆和え]は、長芋の皮をむき、水にさらしてアクを抜く。キッチンペーパーで水気を拭いて抗菌のビニール袋に入れ、麺棒で粗く叩く。貝われ菜は根元を切り落とし、3等分に切る。長芋と納豆を混ぜ合わせ、<調味料>を加えてさらに混ぜ合わせる。最後に、器に盛り、貝われ菜を添える。
食事を済ませ、片付けは葵が分担した。その後で、3人が寝室に戻ると淳平君が〚後半戦も頑張れるスタミナ料理でしたね。〛と下ネタっぽく喋る。向井さんも〔さぁ~元気でたし、どういう風にして葵を苛めようかな?縄で縛ってみようか?〕すると葵は『嘘でしょ~わたし絶対嫌だからね。』、〚奴隷に拒否する権利はないの。〛と淳平君が葵の乳房を揉んだ。『うっっ・・・・。』と軽く呻き、『でも縄は・・・・ムリょ。』と呟く。
向井さんが、〔じゃバイブならいい?〕、『それも・・怖い・・。』、〔葵、どっちかを選べよ。5分あげるから。〕シンキングタイムになり葵は洗面室に行った。〔淳平!さっき写した写真みせろよ。〕
葵は完全に向井さんの掌中にあった。当然に完全拒否もあったのに、巧妙な話術にA案の〖縄縛り〗とB案の〖バイブレーション〗の二者択一の決断に持ち込まれていた。
〔これはスゲ~エロだな。〕、〚そうでしょ。ちょっと抵抗されましたが、全部は脱がなくていいって説得したんですよ。〛と向井さんと淳平君がカメラのモニターを確認しながら〔そうだな全裸よりこっちのほうがいいな。〕そして30枚ほどの写真(その様子は寝室の音声で確認済み)データが後日俺のPCに送られてきた。
2015/10/29
特名 〖興奮と嫉妬と不安の狭間で〗 第13節6章 88
そこに妻の福山葵(あおい)が帰ってくる。向井さんが〔決めた?〕と問う。葵は項垂(うなだ)れながら『バイブかな?』と、か細い声で答えた。〔よ~し!いい子だな。最初は緩めにするからな。〕、〚葵さん初めてなん?〛、『うん。聞いたことはあるけど・・・。』(俺=福山大輔=も試したことがない。)
〔葵、ベッドへ行こうか?〕と向井さんが指示、『・・・・はい。』って葵が従う。〚凄く楽しみだよ!〛淳平君はニコニコしていた。
寝室では「淳平、ちょっと準備するから脱がせておいて」「了解です。」
〚葵さん、ストリップしながら脱いでいって。〛でも『嫌ですよ~。』と撥(は)ね付ける。〚ならいいよ。向井さんのお仕置きありだな。〛、『うそ~?え~?ほんとに?』と疑問符の連発。〚当然そうなるね。ねぇ葵さんどうする?〛
葵は、渋々とTシャツを脱いだ。乳首がピンク色に染まり、ツンと上を向いていたらしい。〚葵さんの乳首立ってる。〛とふざけるように囃(はや)すと、慌ててしゃがみ込んだ。〚ほら、立ち上がって!〛と命令する。〚早く!写せないじゃん!〛といつのまにか淳平君がカメラを構えていた。
葵は、『えっ?何してるの?さっきも写したでしょ。』と抗議をし乳房を隠す。だが淳平君は、〚だめだよ!隠しちゃ!お仕置きだね。〛これに逆らえず渋々と手をおろした。
〚うん、すごくいいよ。〛デジタルカメラの機械音が微かに聞こえた。〚じゃ~下も脱ごうね!葵さん!〛それにも従う。ホットパンツをおろす。〚いいね!いいよ!!〛
いつのまにか向井さんが戻っていた。〔葵、やっぱりエロいな!〕、『もぅ~恥ずかしい。』淳平君が連写をしている。『ねぇ、淳平君もう十分でしょ?』上半身は裸、下半身は下着(ショーツ)1枚。向井さんが、〔葵、パンツも脱ぎなよ。〕と命令した。
向井さんが使用したバイブレーターは〖オルガスター〗(素材が柔らかくプニプニとした触感なので、柔らかい女性器にも優しい感触で挿入できる。)という名前。あとにインターネットで詳しく調べてみました。
〖大きなサイズのモノもあるが、お勧めはレギュラーサイズのタイプらしい。ペニスの大きさと比べて大差ない程度。膣内で回転したりピストン運動をしたりといった高級ICバイブのような機能はないが、形が女性器にジャストフィットするようにデサインされているので根元まで挿入すると膣内にピッタリと収まって手を離してスイッチを入れても膣内から抜け出てくることがない。〗
〔バイブレーターが見えると、ちょっと怖いだろう?〕、『うん、そうかも?』それで〔葵、これしてごらん。〕とふわふわアイマスクを向井さんが渡す。『え~?これなに?』、〚見た通りそれはアイマスクだよ、葵さん。〛と淳平君の声がした。『でも向井さん、全部見えなくなるんでしょ?』、〔いいから着けなさい!〕と命令される。そして葵は大人しく指示に従う。
2015/11/15
特名 〖興奮と嫉妬と不安の狭間で〗 第13節7章 89
〖帰宅後の葵の報告〗
帰宅すると、妻の葵は俺(福山大輔)の胸に飛び込んできた。「泣いているの?」と優しく訊ねると、葵は突然、号泣する。(俺は葵につらい思いをさせていることに一層の罪悪を感じた。)「もう止めようか?」と言うと、葵が泣きながらも『・・ううん・・違うの・・。』、「なにが?」、『あとで話してもいい?お風呂に入ってくる。』、「分かった。待っているよ。」、『ベッドで待っていてね。』
30分程して葵は寝室に来た。「落ち着いた?」、『ごめんね。心配をさせて。』、「話をしてくれる。」、『もちろんよ。聞いてくれる。』そして今日あったことを、かなりダイジェスト(省略)して報告をしてくれた。(僕は8割弱については把握をしていたが・・・・)
「それで?」、『あのね。大輔君、絶対に怒らない?』、「当たり前じゃないか。このプレイで、1度でも怒ったことある?」、『ないけど・・・でも絶対に嫌いにならない?』、「なるわけないだろう。」、『そうだね。』葵は静かに話し出した。
『二人がね私にアイマスクをしたの。当然に真っ暗でしょ。すごく怖いと思った。』、「でも向井さんたちだよね?」、『そうなんだけどね。でも私・・・裸でしょ?!・・』俺は場を和まそうと、「え? 葵、裸だったの?」、『もう(笑)なに言ってるの!馬鹿ね。』
「それでどうされたの?」、『ほんとうに怒らないよね?絶対だよ。』真剣な眼差しに、俺は「怒らないから、話してみて」『あのね・・・・。』
こうして、葵はかなりプレイの内容は報告してくれるのですが、体位とか回数、会話などの詳細は語りません。それに写真のことも“秘密”にしています。
火照った躰をクールダウンするように葵は俺に優しく抱かれた。『大輔君がいい。やっぱり大輔君が一番よ。愛してる。』、「俺もだ。葵を愛してる。いつまでもだよ・・。」
葵の独白
バイブは本当に初めての体験でした。しかも呆気なく逝かされてしまったことは相当なショックでした。最後にアイマスクと耳栓を外してもらい少し落ち着いたけど、あそこの痙攣(けいれん)が治まらず、ピクン、ピクンと身体が勝手に動きました。
呆然としている私に〔そんなに良かったんだ。いやらしいね。〕と向井さんが言うと、淳平君も〚よかったの葵さん。次は、もっと感じさせてあげるよ。〛と続けました。私は『おかしくなりそうで怖い。』と答えましたが、向井さんに〔最後にセックスをしようよ。〕と言われ、途端に身体が疼(うず)きました。
最近は、向井さんからも〔葵ちゃん、プレイのことを少しは大輔に報告してやる方がいいぞ。あいつ喜ぶぞ。〕と勧められていた。しかし、プレイのあらましは大輔君に言えても、どう感じたとか、どんな体位でのセックスをしたなどは恥ずかしく、それと夫に対する背徳感で言えなかった。
2015/11/28
特名 〖興奮と嫉妬と不安の狭間で〗 第14節1章 90
2年目7月
まずは自分自身の近況報告なのですが、少しどたばたしていました。何かというと7月初めに少し体調を崩した(微熱が続きカラ咳が出る)ので、念のために病院に行ったら、診察をした医師から緊急に入院を勧告され2週間程入院(病名は」夏型過敏性肺炎)していました。(最初に言っておくと今は元気になっています。)
重症じゃなかったのですけど、延々と二日酔い(全身倦怠感)が続くような体調で、一日中頭が痛いわ気持ち悪いわで、その最中は本当に死ぬかなと思いました。
元々“いい加減な人間+不摂生”をしていたので体調崩すのも仕方がないという気がしますが、普通に倒れてしまったのと、結婚して初入院という事もあり、葵、俺共にとにかくびっくりしてしまったというのが正直な所です。
特に、妻の葵が受けた精神的なダメージが大きかった。元々いい加減な俺とは正反対の葵なのですが、普段はあまり調子が悪くなったりしない俺が倒れたっていうのが思った以上にダメージがあったようで、葵がちょっとダウナー(気分を落ち込ませたり、落ち着かせたりする物事のこと)に陥っていました。
最近、仕事で葵の方が忙しかったりする事もあった。しかしそれは、共働きだと当たり前なのですが、外食が増えてしまったり、不規則な時間での食事だったりとかそういう事があって、食生活の管理とか体調管理の面で俺が倒れた事に凄い責任を感じてしまったようです。普段は気の強い葵がべそべそと泣く様は不謹慎ではあるが面白くもあり、少し“ぐっと来る”事もありという感じでした。
どちらにせよ、見舞いに来た俺の親にまで真剣に謝る葵の精神状態は良くなかった。(親は寧ろ俺を責めていた。)入院期間を使ってゆっくり休んだ。退院した後は、お互い仕事をセーブする期間を作った。その間、まったり夕食を家で食べるようにした。 それで今は完全社会復帰をしています。
医師からは、「カビの繁殖しやすい条件を作らないことが大切です。原因となるカビを取り除くために、エアコン・加湿器・洗濯槽、浴室・台所などの水周りの掃除をまめに行ないなさい」と諭される。葵と俺は反省して、1日かけて大掃除をした。
自分が体調を崩すなんて本気(マジ)かよって思っていましたけど、まあこういうこともあるのだなって事で色々考えさせられた時期でした。それで7月から8月へとあっという間に季節が過ぎてしまったのですけど、葵の本気の慌てぶり、心配振りに、つくづく迷惑を掛けてしまったなと思った。
2015/12/07
特名 〖興奮と嫉妬と不安の狭間で〗 第14節2章 91
そんな中、向井浩人さんには入院中にお見舞いに来てもらった。退院後も暫くは〔飲むのは大輔さん無理っしょ。〕という事で、メールベースで連絡を取り合ったりしていました。(結局退院1カ月後に飲み行きましたけど・・。)
夏には一緒にプール行こうとかキャンプ行こうと予定を立てていたのですが、そういうのも全部キャンセルになって企画もしてくれていた向井さんには迷惑を掛けたのですが、病気なのでこればっかりは許してもらうことにした。
そんな中で俺(福山大輔)と妻の葵とは相変わらず仲良しです。この騒ぎの中、彼女は髪を少し切ったり、少し痩せたりとかありました。
退院後、初Hの時(俺の誕生日祝い?)はベッドの中、二人で話しながら、『もうしてもいいの?』とか葵が悪戯っぽく言いながら始めて、『今日は最後まで私がずっと上でしてあげるね~。』って事で、ねっとりフェラチオから騎乗位でずっとゆっくり腰を振ってきた。(ただ、ちょっと俺が弱っていて最後まで出来なかったのですが・・)
『気持ちいいよ。やっぱり大輔くんが大好き~。』と、そんな事を言っている自分自身にやや恥ずかしがっている葵にかなり萌えた。まったり騎乗 位で甘甘になった上、正常位になったらなったで『やだ、今日は私が上の日でしょ~。』とか云いつつ、ずっとしがみついてキスしてきたりとかしてくれた。
〖たまには病気になっても〗とか言ったら良くない表現になりますが、お互い気遣いがあったっていう面でも仕事に追われているってだけじゃない時間を持てたのは良かった。
まあそんな感じなのですけど、葵は少し変わった。例えば、俺が倒れた後、仕事含めた全ての事をほっておいて病院にいました。昔だったら〖まだ仕事が残っている、でも大輔君が心配、でも仕事も大事・・・どうしよう? オロオロ〗ってなっていたと思います。
俺は、葵のさばけている所とかは昔から知っていたけれど年齢差とかあって甘えられている。正直、葵はかわいい。結婚式の時「葵さんから大輔さんに猛アタックの末に・・。」と、司会者が言ったら、誰も信じなかったけどね。ほとんどの人からは奇跡と思われた。今でも本気で惚れているし、俺にとって大事な存在。しかし、だからこそ自慢もしたい。
つまり向井さんに“俺の葵”を自慢したい。そういうのもきっと俺の心の中にある。逆に俺の中で劣等感みたいなものもあって、向井さんみたいな人に抱かれるって事を葵に経験させる。「俺」っていうコンプレックス(抑圧された心理)の裏返しみたいな感情もある。(あくまでも俺の性癖を中心にして考えたらということだけど・・・)
それでも、ちょっと矛盾するかもしれないけれど、俺の中では《向井さんに好きに振る舞って欲しいとか、葵も楽しんで欲しいって感情》と《葵を自慢したいけれど、独占もしていたいという感情》が両立する? 相反する? これらがプレイの中で現れたり消えたりする。極端にマイナスに振れると、凄い嫉妬心につながるのだけど・・。
2015/12/17
特名 〖興奮と嫉妬と不安の狭間で〗 第14節3章 92
つくづく思うのですが、向井(浩人)さんの家って、おしゃれなインテリア雑誌に掲載されても、おかしくないほどセンスの良い家具や調度品が揃っている。照明や電化製品も凄く機能美があり清潔にしているキッチンやリビングルームとマッチしている。
俺(福山大輔)が「すごく綺麗好きだよね。というか俺とは真逆だし。」、〔そうかな?なんか物が片付いていないと気がすまないんだね。すべてのものがきちんとしていると落ち着くから。ちょっと病気だね?〕、「そんなことないよ。美意識の違いだね。」
一度、真剣に質問したのが「結婚はしないの?」それの答えが〔自分の世界に合致する人がいたらすぐにでもするよ。〕でした。「いま恋人はいるの?」、〔いる訳ないでしょ。〕と笑っていた。でも〔セフレみたいな人はいますけど、恋人じゃないな。〕とも言う。
「このプレイを始めてさ、ほんとに浩人さんに感心するけど、段取りっていうか進め具合が半端なくすごいよね。」、〔それは大輔さんより少しばかり経験があるからで、全然たいしたことはないよ。それに、どうもおれは人の愛情面に疎(うと」いところがあって、まあそれが煩(わずら)わしいって気持ちが強いから、恋愛とか結婚は当分出来ないかな?〕
〔それより大輔さんの方が、おれより数倍凄いなと思うんだ。〕、「えっ~何それ褒め殺し?」、〔いやいやそんなんじゃないよ。それとこれは悪口なんかじゃないからね。葵さんのような可愛い人をよく貸し出せるなと、とても勇気がいることだと思う。〕
これは耳が痛い所なのです。妻の葵(あおい)が可愛いゆえに自慢をしたい。俺しか知らない葵を体の隅々まで見てほしい。触って、そしてセックスしてほしい(ここの点が大方の人に理解されないだろうけれど)と思っている。でも葵はどうなのだろう?俺の性癖にただただ従っているだけなのか?それとも夫公認の浮気(セックス)を楽しんでいるのだろうか?(当然なことに葵本人には怖くて聞けない。)
こうしたプレイばかりでなく、何事でも時間がたてばたつほど“マンネリ(マンネリズムの略、文学・芸術・演技などの表現が型にはまっていること。形式主義、様式主義。「マンネリ化」という使い方も)”に陥るのは避けがたい。 しかし、向井さんの雰囲気作りってそこら辺が凄く上手くて、いつもちょっとサプライズがあったりして特殊なのです。(それは臨機応変の場合もあるだろうが、事前の綿密な計画・企画に基づいている。更に、色々なケースを想定もして、事が収まるように持っていく)
例えばこういうことがあった。スポーツクラブへ行ってスカッシュで遊び、帰りに夕食を食べ、向井さんの家に行って、葵と彼が1回戦だけして、俺たちは夜には帰るというのがプレイの中にあるよくあるパターンです。
ある日、月末なんかに葵も俺も向井さんも仕事で疲れているし、っていう時にスポーツクラブも早めに切り上げて、向井さんのマンションで軽く軽食するコース。ただ、そんな時も向井さんは色々と雰囲気を作ってくれて、それには正直興奮したのです。
それは、〖フェラチオだけの日〗の演出。仕事が相当ハードという雰囲気を醸し出して
おく。葵が『向井さん相当疲れていますね。』って心配をしていた。だから、今日はコーヒーを飲み終わったら解散とのムードにしておきながら、夕食の後でソファに向井さんが座ってズボンとパンツを下に落として葵に突発的にフェラチオを要求する。俺はそれをじっと観ている。
葵は相当に俺の事を気にしながらも、疲れている向井さんにも気を遣って、俺の「構わないよ。」の一言で最終的には首を振って奉仕をしていた。着衣のままというのもいやらしくて、また、フェラチオだけながら、最近は葵と向井さんのプレイを直接見るのは殆どなかったから俺も凄く興奮をした。
葵は向井さんのペニスを、愛おしそうに咥えています。俺は妻の口に向井さんの精液が放たれるシーンを見つめながら、《葵はどのような思いでいるのだろうか?》と思い、そして葵はゆっくりと精液を飲み込んだ。
向井さんはこういう時はプレーヤーに徹している。フェラチオが終わると葵に軽くキスをして、何か耳元に囁(ささや)いている。葵は少し微笑んだ。《なにを告げたのだろう?》(あとで問い質しても上手く誤魔化した)向井さんは足早に浴室へ向かった。
申し訳なさそうにしている葵のそばに行き、抱き寄せて、今、向井さんのペニスをフェラチオした妻の唇に口づけをした。それは夫として妻に対する償いにも似た気持ちなのか、愛おしい気持ちなのか自分でもわからなかった。
これ以降のプレイ中では三人の暗黙の了解で〖フェラチオ〗は見られてもいいことになった。(これが凄くエロチックで興奮します。)そして、これは段々と大胆になってきている。例えば二人が裸でフェラチオするようになった。
2015/12/22
特名 〖興奮と嫉妬と不安の狭間で〗 第15節1章 93
第14節3章92
前にも報告をしましたが、定期的に向井浩人さんと俺(福山大輔)は二人で飲んだりしています。ある時、飲みながら話しをしていて、彼が、〔これからだけど、大輔さんの求めているのはなんですか?〕って訊ねてきた。それから〔おれはいつでも大輔さんと葵ちゃんのツボにそって動きますよ。〕とも、言い添えてくれた。
最初に向井さんを選んだ時(第1節2章)もそうだったのだけど、直接に会って本音に近い(もちろん初めて会った時は緊張もし、多少は疑心暗鬼の部分があったのは事実だけれど・・。)会話をすることで、プレイの基本を決めていくのと同時に、人間観察や信頼関係の構築が進んだ。
それからは、プレイやスポーツをする回数の2倍程度の回数は2人で飲んでいると思う。だから、プレイ(主に〖貸し出し〗)の後に会う時には、経過報告(これを聞くにはやはりアルコールの力がいる。)なり、向井さんの感想や葵の言葉や態度、様々な事を聞いて、まるで科学者のように“分析”をしていく作業が妙に楽しかった。
向井さんは、このプレイをスポーツ感覚で行っていると思う。(誤解を恐れずに大輔さんには云うけど、〔葵ちゃんは可愛いし、体の相性もピッタリだけど、恋愛対象じゃないよ。〕〔こうしたプレイではどんな女の人も淫靡で猥(みだ)らな遊びの住人でしかないんだ。〕)と格好よく言い切る。そういう〖哲学〗を持っているだけに、“分析”は鋭いし、結構核心をついた指摘もしてくる。
それに対し、俺は甚(はなは)だ情緒的人間なので、報告の一つ一つに反応というか感情移入をしてしまう。こういう事は何が正解というものではないかも知れない。しかし、俺は《葵がどう思うだろうか? どんな心理かな? 向井さんや淳平君は?》そういうことを考えてしまう。感じてしまう。
とりわけ、《葵がどんな気持ちでプレイに参加しているのだろうか? セックスにどう嵌(はま)っているのか? いないのか? 俺を一番愛しているのだろうか?》という疑念なのだ。
しかし、俺にはプレイを止める気持ちはない。なんだか心理的な深みに入っていく状況に、少しの後悔はあるけれどそれ以上のものがある。平凡な日常と生活の対極に絶対的な“非日常と刺激”がある。Mな俺は【最後に地獄を味あう】ことにさえ興奮をする。ただ、葵にこんなことをさせているのはS的な要素があるのかも知れない。
俺は、その時本当に色々と考えた。俺は何に興奮する(ツボというやつ?)かな? って、このプレイに何を求めているのだろうか? やはり興奮(その中には嫉妬や憔悴感、不安を含む)するのは〖貸し出し〗かな(直接見る『寝取らせ』も興奮は半端ないのだが、不安がないし、嫉妬や憔悴感も比較的少ない)?
俺の手を離れて、葵の身体と心が別の男に侵される。それを(今は)音声のみで想像する。はっきりと聞こえない部分や泊りのときや屋外デートでスマートフォンが使えないときに、俺の心は身悶え心臓というのか動悸なのか血圧か異常に早く高くなる。
このドキドキ感&イライラ感に異様なほど興奮する。(『葵』が俺のことを決して裏切らないのは重々わかっている。そして、向井さんもルールを破る人ではないが、それでも“絶対”ということはない。その振り子のバランスが崩れたら? ただ俺は「寝取られ」好きではない。) 第15節2章 94に続く
2016/06/25
特名 〖興奮と嫉妬と不安の狭間で〗 第15節2章 94
「究極的には完全に連絡なしの〖貸し出し〗が今は一番興奮(俺が求めている)するかも?」と俺(福山大輔)は向井さんに明かした。でも、すぐの実行は考えられないとも付け加えた。何故なら、俺自身が今は耐えられることが出来ないからと、葵も了解はしてくれないだろう。
逆にそれで、俺からも向井さんに訊ねてみた。
「それもいいけど、向井さんの希望ってある?」
〔おれも完全に連絡なしの〖貸し出し〗はしてみたいけれど、大輔さんがそこに踏み切れない気持ちも少しだが分かるな。〕
と言ってくれた。
〔今したいといえば、“葵ちゃんの心と体を(模擬的に)支配して1日楽しみたい”かな。前回の3人プレイで葵ちゃんの『性癖(М体質)』が衝動的だったし、淳平が暴走的でおれが、宥(なだ)め役になってしまって正直消化不良だった。それで、今度できるなら二人でとことん(非暴力で)苛(いじ)めてみたいな。〕
と向井さんは答える。
何か向井さんの話しを聞いて俺は凄く興奮をした。その時は向井さんのその要望の内容かな?と思ったのだけど良く考えたら違う。(それもあるけど)多分、向井さんの要望は葵にとってツボなことなのだ。それが向井さんの要望だということ。
向井さんの要望を葵が受け入れること。(それは、つまり葵の要望を向井さんが受け入れることかもしれない)またそれが俺では無理なことなのだ。その嫉妬感が興奮するのだと気がついた。
それが例え、俺の好みではないSМ系でもだ。ただ、浣腸とか鞭打ちや縛るなどのハードなSМは(葵が許可したとしても)拒否したい。ソフトなのは俺たちもしたことはあるから、葵が向井さんたちにそうされるのはすごく興奮するかもと思う。
こういう節々で、プレイについて、感じてその時に考える時って一番大事だと思っている。今回は、最初の時に一人で考えていたことだけじゃなくて、向井さんもいたから相談もして、深い話もしたのだけど。
俺はだいぶ酔ってきたこともあり「浩人さん、思い切って聞くけど、葵の躰ってどう?」と尋ねる。
〔正直、これまでの女性の中でも最高のひとりだよ!〕
「ありがとう。って言うのは変か?」
と二人は同時に笑う。
向井さんも〔美人だし、特におっぱいがきれいだよね。上の方についていて尖がっているしね。それに旦那さまには申し訳ないけど抱き心地は抜群だね(笑)。ごめん正直すぎて。〕には俺が大爆笑。〔付け加えると、脚と太腿も好きだな。いや色が白いことかな? 上品な色気かな?う~ん声もいいな!全部だ!〕とぶちまけるので、俺が「それは褒めすぎ。でもそれは同感!」
でも他人(それも裸の葵を知っている)に褒められるのが快感だった。俺の要望って、《とことん葵(の全て)を視て使った(卑猥だな)その感想を聞くことだったかも。》これまでのプレイを思い返してみるとそうだった。
プレイ中も興奮するが、その感想を向井さんから根掘り葉掘り聞きだして、
〔葵が絶頂に達したとか、喘ぎぱなっしだとかも、超興奮だけど、それより下着を脱ぐときの葵がエロ可愛いらしかったとか、汗だらけになった身体から湯気が出ていたよ。〕
的な表現に俺は一層萌える。 第15節3章 95へ続く
2016/06/28
特名 〖興奮と嫉妬と不安の狭間で〗 第15節3章 95
第1節1章
向井浩人(むかい・ひろと)さんからこう訊かれる。〔大輔さんはどういうバランスを取っているの? 気分悪くしないでほしいんだけど、おれと葵ちゃんがセックスしているときは、どんな心理状態?〕俺(福山大輔:ふくやま・だいすけ)は「自分は欲張りな人間だと思っている。妻の葵はいい女だし独占していたいのと同時に、他人にも褒めてもらいたい。認めてほしいから、妻を浩人たちに抱いてもらっている。優越感と嫉妬が入り混じっている。ということかな。」
俺自身、これ程長く且つ平穏にプレイが続けられるとは思わなかった。しかし、それにはひとつ大きな理由があったと思います。スカッシュやスキー、マリンスポーツとか共通で遊べる時間を作ることを含めて、プレイだけじゃない関係を築いていくことが凄く大事だなと思うのです。それから派生して、親密さが増して、プレイに変化をもたらすことになる。(だから愛情と言うより、友情が濃くなる感じです。)
旅行とかもそうで、向井さんの雰囲気作りの中、俺も含めてちょっとしたサプライズは必ずあって、正直言ってそこにいつもどおりの、とか変わらない流れっていうのがあったら2年間は続いていなかったと思います。
夫である俺にしても、だから葵を向井さんに安心して託すことが出来るのです。彼には他人に抱かれる背徳の自責と躊躇(ためら)いを超える以上の性の悦びを妻に与えて欲しい。一方、葵にはセックスをした背徳感と夫(大輔)以外の男に征服されていく喪失感を感じ(彼女はM体質だから)ながらもセックスの喜び・快楽で狂ってほしい。と心の中で願っています。
ただ、葵をあまり『追い込みたくない』との思いがある。それだけに日常の中で行うプレイをじわりじわりと染み込ませていい具合になって楽しめるからでした。どちらにせよ俺も葵も未だに向井さんに会う時はドキドキしているのが正直な所です。スカッシュだけと言っているのに葵は2~3日挙動不審になります。前日はHになるようにしてきたりします。 第16節1章 96へ続く
2016/12/16
特名 〖興奮と嫉妬と不安の狭間で〗 第16節1章 96
特名 〖興奮と嫉妬と不安の狭間で〗 第16節1章 96
第15節3章 20161216
俺(福山大輔:ふくやま・だいすけ) 妻の葵(あおい)
向井浩人(むかい・ひろと)さん
『葵さんと向井さんのスペックを再度教えてもらえますか?』
葵は普通の20歳代後半の普段は真面目な(?)女性です。スペックですが、身長は157㎝で体重が44㎏です。バストはCカップ(乳首は小さく薄桃色)。透き通るような色白。
黒髪ストレートです。顔はかなり可愛いので正直自慢ではあります。
性格は複雑かな?勝気でサバサバした面と親しい人には優しい面(従属的なというかM的な面がある)が同居している。
向井さんの年齢は32歳。身長は180㎝で体重は75㎏。アウトドアが好きで各種のスポーツを趣味にしている。小さい建設会社の社長なのでいかつい系統ですが、若手経営者らしいカッコイイ仕事できる人って感じの風貌です。イケメンタイプだが、まだ独身。向井さんもかなり仕事が順調らしくとりあえず仕事という面では充実していました。
『大輔さんたちのプレイ回数が増えていませんか?』
向井さんなどとプレイをする頻度とかそういう事なのでしょうか?そうですね、感想で言われているほど凄く濃密ではないですね。前にも述べたかも知れないが、大体 1カ月に1度のペースでプレイをしています。これが多いかどうかは俺には分かりません。
結局、だからこそこういう趣味(性癖)って(人それぞれだと思いますが)個人的には例えば毎週とかは無理だと思っています。で、ちょっと思うのですがこういうのって毎日の趣味、定期的な趣味ではなく、期間の開けた位の感覚の方がいいと思います。
ただ、向井さんとは数週間~月に一度の頻度で、不定期に土日の昼間の数時間を使って『飲み会(と称する反省と企画会議)』で会って(スポーツも含めて)います。
『大輔(俺)さんが前戯で、向井さんが本番となってしまっているのでは?』
そういう例え方っていうのがピンとこないのです。セックスの回数にしても断然に俺の方が多い。(回数ばかりでなく質も内容もいいとは思っている。)だから、月に1度程度のプレイである浩人が『本番』ではないと思っている。
夫である俺にしても、葵を向井さんに安心して託すことが出来た。彼には他人に抱かれる背徳の自責と躊躇(ためら)いを超える以上の性の悦びを妻に与えて欲しい。一方、葵にはセックスをした背徳感と夫(大輔)以外の男に征服されていく喪失感を感じ(彼女はM体質だから)ながらもセックスの喜び・快楽で狂ってほしい。と心の中で願っている。
という事で、ちょっともし俺の例を参考に~とか思われている方がいれば、実際やってみればすぐ判るとは思うのですがそこら辺がポイントになると思う。後向井さんタイプを目指す方もいればそういう視点は大事だと思っている。
第16節2章 97へ
20210415