中10〚新しい夫婦の形〛4章第5話 25
中10〚新しい夫婦の形〛4章第5話 25
妻の希美(のぞみ33歳)はすでに高山とは過去に数回経験がある。僕(益岡健人35歳)はその時の内容を妻から聞いているし、高山との出張が決まってからはその内容を何度も頭の中で繰り返していた。
最初のきっかけは、ホテルのエレベーターの中で希美が落ち込んでいる高山にいたずらっぽく頬にキスをしたことからだった。その後ホテルの妻の部屋で高山は何度も妻にキスをねだったという。妻も最初はしかたないなと軽い気持ちで付き合っていたのが、次第にエスカレートしていき、男と女の本格的なキスへ移行していく。
高山に唇を奪われ、進入してくる舌の動きに身体が言うことを利かなくなり、気がつくと高山に服を脱がされてしまっていた。その後も高山は器用に動くその舌を妻の身体全体に這わせていく。足の指までも一本一本丁寧に舐め上げられ、その日希美はとうとう高山に身体を許してしまう。
下着までも取られ全裸にされた希美は、高山の舌わざでさらに快感を味わい、指で何度も
逝かされてしまった。避妊具を持っていなかったので、高山の挿入こそ拒んだものの、それが初めての高山との行為だった。高山はその日、自分の手を使って三回も射精して妻を驚かせたと言う。次の日、帰るときに希美は高山に『昨日のことは忘れて欲しい。』と伝え、高山も了承したと言う。
次の高山との出張はそれから二ヵ月後だった。高山はその日はとてもソワソワしているの
がよくわかったが、希美は何事もないように振舞ったと言う。仕事が終わり夜にホテルに着くと、高山は〔百瀬くんの部屋に行っていいか?〕と訊いてきた。
希美は当然に、『ダメよ、忘れてって言ったでしょ。』と高山を窘(たしな)めたそうだが、〔キスだけでいいから、今日で絶対に忘れるから。〕という高山の言葉に押され、再びホテルの自室に高山を入れてしまう。部屋に入ったとたん高山は妻に覆いかぶさるように激しく口付けをしてきた。そして、乱暴に身体を触れてくる高山に希美は抵抗し、『人を呼びますよ。』と高山を叱咤した。すぐに高山は床に土下座をして謝罪し、部屋を出て行った。
それからは高山との関係は悪くなったという。その後も何度か高山とは出張で一緒になったが、やはり気まずい空気が流れるようになって、あるクライアントから、「プレゼンする側の意見がバラバラですよ。」と指摘を受ける。
その日の夜、二人の信頼回復のためと思い、希美は高山に『一緒に夕食でも如何ですか?』と誘った。ホテル近くの小料理屋で夕食をとるうちに次第に二人の関係は回復したという。高山は妻との信頼がもどったことをとても喜んでいた。
ホテルへの帰り道で、高山は少量のお酒で気分が大きくなったのか、〔あの時の妻の唇が今でも忘れない。〕と、また妻とのキスの感想を話し出したという。希美は、『もう、そういうこと言わないでください。』とその場は軽く諌め、二人はそれぞれの部屋に戻った。
しかし、それから30分も経たないうちに高山は妻の部屋の前に来てドアをノックしてきた。希美はドア越しに、『どうしたの?』と尋ねるが、明快な返答ながいのでしかたなくドアを開けた。妻の部屋のドアの前で高山はただ黙って立っている。
『どうしたのですか?』との妻の問いかけにも返事が出来ないようだったらしい。よく見ると高山は小刻みに震えていた。仕方がないと思い、希美はとりあえず高山を自室に入れる。しかし、部屋の中に入っても高山の態度は変わらず、希美は困ってしまった。
それで希美は、『わたしとまたキスがしたいのですか?』思い切って高山に訊いてみると、震えながら高山はうなずく。『しょうがない人ですね。ほんとにキスだけですよ・・。』希美
は仕方なしそう言うと高山の前で目を閉じた。
ゆっくりと高山の顔が近づいてきて唇を合わせてくる。前回は乱暴にしたため妻に突き飛ばされてしまった高山は、今度はとてもやさしく唇を合わせてきた。ついばむようなキスを繰り返されていくうちに、希美は吐息をもらすようになり、そのまま高山の舌の進入を許してしまう。初めての時と全く同じように力を失った妻は、また高山の舌技に酔わされてしまった。
お互いが全裸になってから希美は何度も高山の手と舌で逝かされた。今回も避妊具のコンドームを用意していなかった高山は決して挿入してこようとはせずに、以前と同じように自分の手で慰めていたので、希美が高山のペニスをくわえた。
希美はこの時には植村と密度の濃いセックスをしていたので、高山へのフェラチオはあま
り苦にならなかったと言う。ただ、その直後に出された高山の精液を飲み込むことは出来なかったと言った。フェラチオの後、『本当にこれで最後ですよ。』と希美は高山に念を押した。それで、希美はそれ以降高山に隙を見せることはなかったし、高山もこれ以降は妻に言い寄ることはなかった。
2015/07/03
妻の希美(のぞみ33歳)はすでに高山とは過去に数回経験がある。僕(益岡健人35歳)はその時の内容を妻から聞いているし、高山との出張が決まってからはその内容を何度も頭の中で繰り返していた。
最初のきっかけは、ホテルのエレベーターの中で希美が落ち込んでいる高山にいたずらっぽく頬にキスをしたことからだった。その後ホテルの妻の部屋で高山は何度も妻にキスをねだったという。妻も最初はしかたないなと軽い気持ちで付き合っていたのが、次第にエスカレートしていき、男と女の本格的なキスへ移行していく。
高山に唇を奪われ、進入してくる舌の動きに身体が言うことを利かなくなり、気がつくと高山に服を脱がされてしまっていた。その後も高山は器用に動くその舌を妻の身体全体に這わせていく。足の指までも一本一本丁寧に舐め上げられ、その日希美はとうとう高山に身体を許してしまう。
下着までも取られ全裸にされた希美は、高山の舌わざでさらに快感を味わい、指で何度も
逝かされてしまった。避妊具を持っていなかったので、高山の挿入こそ拒んだものの、それが初めての高山との行為だった。高山はその日、自分の手を使って三回も射精して妻を驚かせたと言う。次の日、帰るときに希美は高山に『昨日のことは忘れて欲しい。』と伝え、高山も了承したと言う。
次の高山との出張はそれから二ヵ月後だった。高山はその日はとてもソワソワしているの
がよくわかったが、希美は何事もないように振舞ったと言う。仕事が終わり夜にホテルに着くと、高山は〔百瀬くんの部屋に行っていいか?〕と訊いてきた。
希美は当然に、『ダメよ、忘れてって言ったでしょ。』と高山を窘(たしな)めたそうだが、〔キスだけでいいから、今日で絶対に忘れるから。〕という高山の言葉に押され、再びホテルの自室に高山を入れてしまう。部屋に入ったとたん高山は妻に覆いかぶさるように激しく口付けをしてきた。そして、乱暴に身体を触れてくる高山に希美は抵抗し、『人を呼びますよ。』と高山を叱咤した。すぐに高山は床に土下座をして謝罪し、部屋を出て行った。
それからは高山との関係は悪くなったという。その後も何度か高山とは出張で一緒になったが、やはり気まずい空気が流れるようになって、あるクライアントから、「プレゼンする側の意見がバラバラですよ。」と指摘を受ける。
その日の夜、二人の信頼回復のためと思い、希美は高山に『一緒に夕食でも如何ですか?』と誘った。ホテル近くの小料理屋で夕食をとるうちに次第に二人の関係は回復したという。高山は妻との信頼がもどったことをとても喜んでいた。
ホテルへの帰り道で、高山は少量のお酒で気分が大きくなったのか、〔あの時の妻の唇が今でも忘れない。〕と、また妻とのキスの感想を話し出したという。希美は、『もう、そういうこと言わないでください。』とその場は軽く諌め、二人はそれぞれの部屋に戻った。
しかし、それから30分も経たないうちに高山は妻の部屋の前に来てドアをノックしてきた。希美はドア越しに、『どうしたの?』と尋ねるが、明快な返答ながいのでしかたなくドアを開けた。妻の部屋のドアの前で高山はただ黙って立っている。
『どうしたのですか?』との妻の問いかけにも返事が出来ないようだったらしい。よく見ると高山は小刻みに震えていた。仕方がないと思い、希美はとりあえず高山を自室に入れる。しかし、部屋の中に入っても高山の態度は変わらず、希美は困ってしまった。
それで希美は、『わたしとまたキスがしたいのですか?』思い切って高山に訊いてみると、震えながら高山はうなずく。『しょうがない人ですね。ほんとにキスだけですよ・・。』希美
は仕方なしそう言うと高山の前で目を閉じた。
ゆっくりと高山の顔が近づいてきて唇を合わせてくる。前回は乱暴にしたため妻に突き飛ばされてしまった高山は、今度はとてもやさしく唇を合わせてきた。ついばむようなキスを繰り返されていくうちに、希美は吐息をもらすようになり、そのまま高山の舌の進入を許してしまう。初めての時と全く同じように力を失った妻は、また高山の舌技に酔わされてしまった。
お互いが全裸になってから希美は何度も高山の手と舌で逝かされた。今回も避妊具のコンドームを用意していなかった高山は決して挿入してこようとはせずに、以前と同じように自分の手で慰めていたので、希美が高山のペニスをくわえた。
希美はこの時には植村と密度の濃いセックスをしていたので、高山へのフェラチオはあま
り苦にならなかったと言う。ただ、その直後に出された高山の精液を飲み込むことは出来なかったと言った。フェラチオの後、『本当にこれで最後ですよ。』と希美は高山に念を押した。それで、希美はそれ以降高山に隙を見せることはなかったし、高山もこれ以降は妻に言い寄ることはなかった。
2015/07/03
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