中9〖妻の写真集〗 Vol.13
中9〖妻の写真集〗 Vol.13
妻の杏璃(あんり)の白い肌は一点のしみも傷もありません。二つの丸みを帯びた乳房はまだ10代とも思える張りを残し、それぞれの中央には、控えめではあるけど、しっかりと主張をしているつぼみが突き出ていて、それはすべての男性のみならず、女性までもが性的な興奮を掻き立てるには充分に魅力的でした。
細くくびれた腰には、必要な脂肪はきちんと残され、決して貧弱な印象などなく、女性らしい温かい丸みは損なわれてはいません。妻の控えめなおへその下には、薄い恥毛で、奥の秘部を隠しきれないのが私たちの目を誘導します。臀部から太ももにかけての曲線は、まさに女性の神秘、美しさの象徴です。頭の先から、足の先まで完璧とも言えるその肉体は、見る人の呼吸をも忘れさせてしまうものでした。
妻の裸体に見とれた私たちは、その時間までもが止まったように感じています。あの小松氏ですら、カメラのシャッターをきるのを忘れて見とれてしまっていたのでした。〔先生・・。〕と呼ぶ広田君の声に自分を取り戻した小松氏は、再びプロのカメラマンに戻るとそのレンズを杏璃に向けました。“バシッ、バシッ”先程までと同じ大きな音がスタジオに響いていたはずでしたが、私(水沢修平31歳)にはその場面は静寂で、物音一つも聞こえてきませんでした。
ゆっくりと妻の顔がこちらに向きます。そして、その視線が私と合うと、杏璃は何かを語りかけるように、そのままの表情を変えず黙って私を見据えます。私も妻から視線をそらさず、黙ってうなずきます。《すごく綺麗だよ》私の心の中の言葉が妻に通じると、妻は再びレンズに視線を向け小松氏の言葉どおりに撮影を続けました。
三脚を立てたままカメラの位置を少しずつ変え、小松氏は妻が行うさまざまなポーズをそのレンズの中に収めていきました。カメラの位置を変えるたびに、広田君は杏璃に近寄りスタイルを整えます。それほど乱れてもいないヘアースタイルにブラシを当てた後、そのまま妻のアンダーヘアーに手を伸ばしています。優しい手つきで素早くそれを整えると、ファインダーの視界から消えていきました。
「あっ、あいつ・・・うらやましいなぁ・・。」と浜崎満さん。
「しっ、ちょっと、あんた、声出さないで!」美佳さんが叱る。
その後、私と妻の杏璃とが目を合わす事はありませんでした。私とだけではなく、おそらく妻は意識して私たちに視線を向けなかったのでしょう。
広田君が持ってきたソファの上で、妻は膝をついて背中を向けています。小松氏の指示通り、髪の毛をかきあげる仕草のあと、顔をレンズに向けたまま臀部を突き出しました。杏璃の大切な部分が見えました。
《杏璃が感じている・・・。》やはり妻も一人の女なのだと初めて実感しました。私たちの視
線の中で裸の妻の身体は明らかに変化し、女となっていたのです。そして、それ以上に私は興奮していました。
〚杏璃さん、素敵ですよ。その表情を隠さないで!〛
“バシッ、バシッ、バシッ・・・”
小松氏は絶え間なく妻に声をかけ続けながらシャッターを何度も何度も押しています。
小松氏が要求するさまざまなポーズでの撮影が続くうちに、妻はまるで自分だけが裸でいることを忘れているかのようでした。杏璃はいつものような優しい表情で笑っています。小松氏の言葉、作り出すその場の雰囲気が、妻の心の殻を見事に取り除いてしまっていました。
2015/07/12
妻の杏璃(あんり)の白い肌は一点のしみも傷もありません。二つの丸みを帯びた乳房はまだ10代とも思える張りを残し、それぞれの中央には、控えめではあるけど、しっかりと主張をしているつぼみが突き出ていて、それはすべての男性のみならず、女性までもが性的な興奮を掻き立てるには充分に魅力的でした。
細くくびれた腰には、必要な脂肪はきちんと残され、決して貧弱な印象などなく、女性らしい温かい丸みは損なわれてはいません。妻の控えめなおへその下には、薄い恥毛で、奥の秘部を隠しきれないのが私たちの目を誘導します。臀部から太ももにかけての曲線は、まさに女性の神秘、美しさの象徴です。頭の先から、足の先まで完璧とも言えるその肉体は、見る人の呼吸をも忘れさせてしまうものでした。
妻の裸体に見とれた私たちは、その時間までもが止まったように感じています。あの小松氏ですら、カメラのシャッターをきるのを忘れて見とれてしまっていたのでした。〔先生・・。〕と呼ぶ広田君の声に自分を取り戻した小松氏は、再びプロのカメラマンに戻るとそのレンズを杏璃に向けました。“バシッ、バシッ”先程までと同じ大きな音がスタジオに響いていたはずでしたが、私(水沢修平31歳)にはその場面は静寂で、物音一つも聞こえてきませんでした。
ゆっくりと妻の顔がこちらに向きます。そして、その視線が私と合うと、杏璃は何かを語りかけるように、そのままの表情を変えず黙って私を見据えます。私も妻から視線をそらさず、黙ってうなずきます。《すごく綺麗だよ》私の心の中の言葉が妻に通じると、妻は再びレンズに視線を向け小松氏の言葉どおりに撮影を続けました。
三脚を立てたままカメラの位置を少しずつ変え、小松氏は妻が行うさまざまなポーズをそのレンズの中に収めていきました。カメラの位置を変えるたびに、広田君は杏璃に近寄りスタイルを整えます。それほど乱れてもいないヘアースタイルにブラシを当てた後、そのまま妻のアンダーヘアーに手を伸ばしています。優しい手つきで素早くそれを整えると、ファインダーの視界から消えていきました。
「あっ、あいつ・・・うらやましいなぁ・・。」と浜崎満さん。
「しっ、ちょっと、あんた、声出さないで!」美佳さんが叱る。
その後、私と妻の杏璃とが目を合わす事はありませんでした。私とだけではなく、おそらく妻は意識して私たちに視線を向けなかったのでしょう。
広田君が持ってきたソファの上で、妻は膝をついて背中を向けています。小松氏の指示通り、髪の毛をかきあげる仕草のあと、顔をレンズに向けたまま臀部を突き出しました。杏璃の大切な部分が見えました。
《杏璃が感じている・・・。》やはり妻も一人の女なのだと初めて実感しました。私たちの視
線の中で裸の妻の身体は明らかに変化し、女となっていたのです。そして、それ以上に私は興奮していました。
〚杏璃さん、素敵ですよ。その表情を隠さないで!〛
“バシッ、バシッ、バシッ・・・”
小松氏は絶え間なく妻に声をかけ続けながらシャッターを何度も何度も押しています。
小松氏が要求するさまざまなポーズでの撮影が続くうちに、妻はまるで自分だけが裸でいることを忘れているかのようでした。杏璃はいつものような優しい表情で笑っています。小松氏の言葉、作り出すその場の雰囲気が、妻の心の殻を見事に取り除いてしまっていました。
2015/07/12
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