中14〖恋に恋した妻〗PART16
中14〖恋に恋した妻〗PART16
その日の昼間、妻の咲希(さき29歳)からは何度もメールがある。≪ちゃんと食べてる?≫というたわいの無い内容から、愛を囁くものまで色々だったが、どちらにせよ僕(波戸真一:はと・しんいち29歳)の勤務中にそんなメールを送ってきたのは初めてだった。
僕が帰るのは翌日だったため、後輩の河野哲平(てっぺい27歳)はその晩も直接家に訪ねた。昼間に哲平から何度メールを送っても、咲希からの返信はなかった。だから、≪午後10時に家に行きます。人目には十分気をつけます。インターホンを連続で3回鳴らします。もし嫌なら出ないで下さい。≫とだけメールを送り、そしてそれを実行したら、咲希は哲平を招き入れた。それでも、やはり寝室でのセックスだけは拒んだ。
前もって哲平と打ち合わせ(僕が咲希に11時頃に電話をする。)をした通り、挿入中の咲希と電話で話すことにも成功した。その時は立ちバックだったらしい。当然咲希は激しく嫌がったらしいが、僕からの着信が鳴り止まないので、哲平が〔出ないと後でマズイんじゃない。〕と説得、挿入したままだったが、〔電話の最中は絶対に動かないから。〕と約束したら漸(ようや)く電話に出たそうだ。
咲希の話し声は少し上擦っているというか、ほろ酔い加減の時の声に似ていた。僕の方も、初めて女の子に告白した時のように緊張している。
「もしもし」
『も・・もしもし・・。』
「咲希、もう寝てた?」
『ううん・・どうしたの?」
「いや、声が聞きたくなって。」
『そか・・うん・・あたし・も・・。』
「何か変だよ?どうしたの?」
『え・・あ、ううん。・・・大丈夫だよ。』
「そうか?」
『う、うん。・・だいじょうぶ・・。』
これだけ喋ると、二人の会話が途切れる。すこしの間沈黙が流れた。この電話の先の咲希には、他の男のちんこが挿入されていると考えると、嫉妬で勃起がとまらず、自分のちんこを握りながら喋っていた。僕は、僕で口調でおかしかったのかもしれないが、それはお互いに冷静な状況ではなかったので、問題にはならなかったと思う。
そして、僕は哲平への嫉妬で、何の脈絡もなく咲希に気持ちを伝えた。
「あ、あのさ。僕は、咲希と結婚できて良かったよ。愛してる。大好きだから。」
『・・・・・。あ、あたしも・・。』
「ちゃんと言って欲しい。」
『し、真一、愛・・してる・・よ。』と少し涙声の咲希。
「そろそろ作ろうか。」
『え・・あ、うん。・・・子供?』
「そうだょ。いや?」
『いや、じゃない。うん。ほ、ほしいよ。』
後で哲平に聞いたところ、この時咲希は自分から哲平に押し当てるように、腰をゆっくりと振り出したらしい。膣もぎゅっと締まっていたそうだ。ただ、コンドームを外したいという哲平の要求に、咲希は断固として拒否したらしく、またそんな要求をしてしまったことを、哲平は僕に正直に詫びてきた。
「それじゃ。おやすみ。」
『う、うん。お・・・やすみ・・。』
最後のほうでは、咲希の声にはふーふーとジョキングをしているかのような、息苦しそうな鼻息が混じっていた。
2015/08/13
その日の昼間、妻の咲希(さき29歳)からは何度もメールがある。≪ちゃんと食べてる?≫というたわいの無い内容から、愛を囁くものまで色々だったが、どちらにせよ僕(波戸真一:はと・しんいち29歳)の勤務中にそんなメールを送ってきたのは初めてだった。
僕が帰るのは翌日だったため、後輩の河野哲平(てっぺい27歳)はその晩も直接家に訪ねた。昼間に哲平から何度メールを送っても、咲希からの返信はなかった。だから、≪午後10時に家に行きます。人目には十分気をつけます。インターホンを連続で3回鳴らします。もし嫌なら出ないで下さい。≫とだけメールを送り、そしてそれを実行したら、咲希は哲平を招き入れた。それでも、やはり寝室でのセックスだけは拒んだ。
前もって哲平と打ち合わせ(僕が咲希に11時頃に電話をする。)をした通り、挿入中の咲希と電話で話すことにも成功した。その時は立ちバックだったらしい。当然咲希は激しく嫌がったらしいが、僕からの着信が鳴り止まないので、哲平が〔出ないと後でマズイんじゃない。〕と説得、挿入したままだったが、〔電話の最中は絶対に動かないから。〕と約束したら漸(ようや)く電話に出たそうだ。
咲希の話し声は少し上擦っているというか、ほろ酔い加減の時の声に似ていた。僕の方も、初めて女の子に告白した時のように緊張している。
「もしもし」
『も・・もしもし・・。』
「咲希、もう寝てた?」
『ううん・・どうしたの?」
「いや、声が聞きたくなって。」
『そか・・うん・・あたし・も・・。』
「何か変だよ?どうしたの?」
『え・・あ、ううん。・・・大丈夫だよ。』
「そうか?」
『う、うん。・・だいじょうぶ・・。』
これだけ喋ると、二人の会話が途切れる。すこしの間沈黙が流れた。この電話の先の咲希には、他の男のちんこが挿入されていると考えると、嫉妬で勃起がとまらず、自分のちんこを握りながら喋っていた。僕は、僕で口調でおかしかったのかもしれないが、それはお互いに冷静な状況ではなかったので、問題にはならなかったと思う。
そして、僕は哲平への嫉妬で、何の脈絡もなく咲希に気持ちを伝えた。
「あ、あのさ。僕は、咲希と結婚できて良かったよ。愛してる。大好きだから。」
『・・・・・。あ、あたしも・・。』
「ちゃんと言って欲しい。」
『し、真一、愛・・してる・・よ。』と少し涙声の咲希。
「そろそろ作ろうか。」
『え・・あ、うん。・・・子供?』
「そうだょ。いや?」
『いや、じゃない。うん。ほ、ほしいよ。』
後で哲平に聞いたところ、この時咲希は自分から哲平に押し当てるように、腰をゆっくりと振り出したらしい。膣もぎゅっと締まっていたそうだ。ただ、コンドームを外したいという哲平の要求に、咲希は断固として拒否したらしく、またそんな要求をしてしまったことを、哲平は僕に正直に詫びてきた。
「それじゃ。おやすみ。」
『う、うん。お・・・やすみ・・。』
最後のほうでは、咲希の声にはふーふーとジョキングをしているかのような、息苦しそうな鼻息が混じっていた。
2015/08/13
- 関連記事
-
- 中10〚新しい夫婦の形〛5章第2話 27 (2015/07/10)
- 中9〖妻の写真集〗 Vol.13 (2015/07/12)
- 中14〖恋に恋した妻〗PART15 (2015/07/14)
- 中23<気持ち>第3回 (2015/07/17)
- 中10〚新しい夫婦の形〛5章第3話 28 (2015/08/03)
- 中23<気持ち>第4回 (2015/08/08)
- 中22〚純情〛第2章② 05 (2015/08/11)
- 中14〖恋に恋した妻〗PART16 (2015/08/13)
- 中23<気持ち>第5回 (2015/08/14)
- 中17〖救い〗その5回 (2015/08/23)
- 中9〖妻の写真集〗 Vol.14 (2015/08/24)
- 中14〖恋に恋した妻〗PART17 (2015/08/31)
- 中14〖恋に恋した妻〗PART18 (2015/09/14)
- 中24『愛の絆(きずな)』 第4回 (2015/09/20)
- 中14〖恋に恋した妻〗PART19 (2015/09/24)
コメント
コメントの投稿