中C『妻をけしかけて・・・・』その11
中C『妻をけしかけて・・・・』その11
会社帰り、私達は外食をする為、待ち合わせていました。その店は、妻の亜衣(あい28歳)が気に入り何度か訪れた和食店でした。私(宗方勝俊31歳)が店に入ると、先に妻が来ていましたが、いつものカウンター席ではなく、後ろのテーブルに座っていました。
「亜衣、カウンターでなくていいの?」
『うん、今日はこっちでいいわ。ちょっと話しもあるし・・・。』
「話し・・・?そう・・・取りあえずビール、お願いします。」
店員さんに何品かの料理を注文し、あとは日本酒です。亜衣は文字色和食店なら日本酒、洋食店ならワインと決めているのです。
「話しってなに?」
『うん、さっきここに来る前、駅でばったり会ったのよ・・・川口さんと・・・。』
「川口って、亜衣の元カレ?」
『そう・・・、あの人から声かけてきたんだけど、ほら・・・スマホの留守電に何度か入っていた話し、あなたにしたでしょ?』
「あぁ、聞いたよ。亜衣は無視して、かけてないんだろ?」
『かけてないわよ。それをね、〔電話くらい出てくれてもいいんじゃない〕かって。』
「なんだそれ!?」
『それでね。〔旦那に隠したいのはわかるけど、オレは亜衣と終ったとは思ってないからな〕って言うのよ!』
「はぁ?!2年前の事だよ?馬鹿じゃないか!そいつは!」
『今でも、たまに会社に来てるじゃない。なんか視線は感じていたけど、口きいた事もない
のよ。』
「そんなに留守電入っていたの?」
『あなたと婚約した頃は、結構入っていたけど、結婚してからは、ほとんどなかったわ・・・〔結婚おめでとう〕、なんてあったけどね。』
「女房、子供のいる奴だろ!なに考えているんだよ。なんか腹が立ってきたなぁ!」
『担当を外れた時、〔お世話になりました〕って、課のみんなにお茶菓子もって挨拶に回った時、私、わざと席を外して、合わなかったのね・・・その日には留守電入っていたわ。』
「なんて?」
『うん。〔私に逢いたくてお茶菓子までもって行ったのに、なんで席を立ったんだ・・・担当を代わっても、たまには会社に顔を出すから、お茶くらい一緒に飲もうよ〕って、入ってたわ。』
「それだって、半年も前の話しだろ!ストーカーみたいな奴だな!よしわかった、俺が何とかするよ!」
『何とかって・・・会社の人にわかるのは嫌よ・・。』
《私には、“どうする”、という具体的なことを考えていたわけではありませんが、妻が脅迫されたことが、許せない思いでした。》
「まぁ心配するなよ。」
『でも、本当。あなたに全部話しておいてよかったわ。あなたに隠していたら、私どうして良いかわからなかった。』
「旦那にバレたくなかったら、もう一度、よりをもどせ!・・・ひひひひ!」
『あれーご無体なぁ―。・・もう、ふざけている場合じゃないでしょ!』
「旦那と共同所有でどうだ?」
『んー、給料が二倍になれば考えてもいいかなぁ?』
「給料かよ!・・・毎日掛け持ちで抱かれるんだぞ?」
『いいかもねぇ・・・。』
「男二人で亜衣を抱く!俺は下半身、奴は仕方ない、口を使わせてやるか!」
『あぁ-すてき、もう、どうにでもしてぇ―、なんて言うはずないでしょ!』
ふざけてはいましたが、私は、《なんとか、会社にわからないように解決しなくては、と思っていた・・・。》しかし、まさかの展開が待っているとは・・・。
2015/07/04
会社帰り、私達は外食をする為、待ち合わせていました。その店は、妻の亜衣(あい28歳)が気に入り何度か訪れた和食店でした。私(宗方勝俊31歳)が店に入ると、先に妻が来ていましたが、いつものカウンター席ではなく、後ろのテーブルに座っていました。
「亜衣、カウンターでなくていいの?」
『うん、今日はこっちでいいわ。ちょっと話しもあるし・・・。』
「話し・・・?そう・・・取りあえずビール、お願いします。」
店員さんに何品かの料理を注文し、あとは日本酒です。亜衣は文字色和食店なら日本酒、洋食店ならワインと決めているのです。
「話しってなに?」
『うん、さっきここに来る前、駅でばったり会ったのよ・・・川口さんと・・・。』
「川口って、亜衣の元カレ?」
『そう・・・、あの人から声かけてきたんだけど、ほら・・・スマホの留守電に何度か入っていた話し、あなたにしたでしょ?』
「あぁ、聞いたよ。亜衣は無視して、かけてないんだろ?」
『かけてないわよ。それをね、〔電話くらい出てくれてもいいんじゃない〕かって。』
「なんだそれ!?」
『それでね。〔旦那に隠したいのはわかるけど、オレは亜衣と終ったとは思ってないからな〕って言うのよ!』
「はぁ?!2年前の事だよ?馬鹿じゃないか!そいつは!」
『今でも、たまに会社に来てるじゃない。なんか視線は感じていたけど、口きいた事もない
のよ。』
「そんなに留守電入っていたの?」
『あなたと婚約した頃は、結構入っていたけど、結婚してからは、ほとんどなかったわ・・・〔結婚おめでとう〕、なんてあったけどね。』
「女房、子供のいる奴だろ!なに考えているんだよ。なんか腹が立ってきたなぁ!」
『担当を外れた時、〔お世話になりました〕って、課のみんなにお茶菓子もって挨拶に回った時、私、わざと席を外して、合わなかったのね・・・その日には留守電入っていたわ。』
「なんて?」
『うん。〔私に逢いたくてお茶菓子までもって行ったのに、なんで席を立ったんだ・・・担当を代わっても、たまには会社に顔を出すから、お茶くらい一緒に飲もうよ〕って、入ってたわ。』
「それだって、半年も前の話しだろ!ストーカーみたいな奴だな!よしわかった、俺が何とかするよ!」
『何とかって・・・会社の人にわかるのは嫌よ・・。』
《私には、“どうする”、という具体的なことを考えていたわけではありませんが、妻が脅迫されたことが、許せない思いでした。》
「まぁ心配するなよ。」
『でも、本当。あなたに全部話しておいてよかったわ。あなたに隠していたら、私どうして良いかわからなかった。』
「旦那にバレたくなかったら、もう一度、よりをもどせ!・・・ひひひひ!」
『あれーご無体なぁ―。・・もう、ふざけている場合じゃないでしょ!』
「旦那と共同所有でどうだ?」
『んー、給料が二倍になれば考えてもいいかなぁ?』
「給料かよ!・・・毎日掛け持ちで抱かれるんだぞ?」
『いいかもねぇ・・・。』
「男二人で亜衣を抱く!俺は下半身、奴は仕方ない、口を使わせてやるか!」
『あぁ-すてき、もう、どうにでもしてぇ―、なんて言うはずないでしょ!』
ふざけてはいましたが、私は、《なんとか、会社にわからないように解決しなくては、と思っていた・・・。》しかし、まさかの展開が待っているとは・・・。
2015/07/04
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