中24『愛の絆(きずな)』 第8回
中24『愛の絆(きずな)』 第8回
善人面をした遊び人(諸口惣一)に暴力で犯され、私(稲沢詩音)は愛する夫の稲沢信也(31歳)との絆を断ち切られる。貧しいながらも、夫と二人で築いてきた明るい家庭が壊される。人生はお金だけじゃない!もっと大切なものを、なんとしても守らねばならない。
だが詩音(しおん:28歳)は今・・・・強姦寸前、絶体絶命の大ピンチだった。
(どうしよう・・・・・このままでは犯される!何か、何か手立ては?)
〔詩音・・・良い匂いだよ。この香り。この柔らかな感触・・うっは堪らん。〕
諸口が詩音の女陰に鼻先を近づけ、まさにしゃぶり始めようとした時、それまでの詩音の激しい抵抗が止む。
《ふふふふふ・・・こいつ・・・漸く、諦めやがったか・・・。》
『あの・・オーナー・・・こんなふうに犯されるように抱かれるの、私は嫌。せめて最初だけでも、優しく抱いてください・・・ねぇ、お願い。オーナーが約束を守って下さるのなら・・・私、私・・・・・。』
〔・・・それじぁ、からだを担保に出すと言うんだな・・・それに、甘い恋人チックなのがご希望か?嘘じゃないだろうな!〕
『嘘なんかじゃありません・・今の生活は苦しいし、夫の就職など願っても無いこと・・・それに・・オーナーの想像どおり、夫とのセックスでは満足できていないのも事実です。だから、こんなにからだが感じてしまって・・・その代わり、オーナー・・・約束は必ずお願いしますね。』
〔はっきり言うねぇ・・・それにその変わり身の早さ。・・・詩音の旦那が気の毒だ。〕
『酷い!・・・真綿で首をしめ、私のからだに火をつけたのはオーナーじゃないですか?』
〔それはそうだがな・・。〕
『オーナーって・・お金持ちなんでしょう!お願い、最初だけでも私が行ったことのないような高級ホテルでロマンチックに・・・ねぇ。』
〔そうまで言われちゃ、俺も男だ、此処ではやるわけにはいかないな・・・分かった!詩音がビックリするような高級ホテルへ連れてってあげる、そこで・・ふふふ。〕
そう言って、嬉々として諸口が詩音の肢体から離れると、詩音は自分の衣服に早速、着替え始める。それを眺める諸口には、今からホテルへ連れ込む女の仕草が妙に色っぽく見えた。
『ねぇ・・・ブラの後のホックを留めてくださる?』
〔あっ、ああ・・・いいよ。〕
諸口の顔は崩れっぱなしだ。ふふふと笑いながら女の要請に応じていく。
『あぁぁ、あん!・・もう・・・。』
いまや情夫きどりの諸口が、詩音の豊満な乳房を背後から握り締めたのだ。そして正面にまわり、乳房を揉みしだくと項に舌を這わす。諸口は、詩音を改めて抱きしめ唇を奪うと舌を絡めてくる・・・もう、俺の女だな。
『ねぇ~・・・車の中で待っていてくださる?・・・私、少し化粧を直しますから。』
〔ああ、早く来いよ。〕
車のキーを持って店を出て行く諸口には怒りの三角まなこで睨みつける詩音の視線など、有頂天の諸口にはわかるはずもない。・・・車の中で待つこと5分・・そして2本目のタバコに火をつけようとして、気が付く。・・・まさか!・・・いや、やはり遅すぎる・・・遣りやがったな詩音のやつ!
2015/10/24
善人面をした遊び人(諸口惣一)に暴力で犯され、私(稲沢詩音)は愛する夫の稲沢信也(31歳)との絆を断ち切られる。貧しいながらも、夫と二人で築いてきた明るい家庭が壊される。人生はお金だけじゃない!もっと大切なものを、なんとしても守らねばならない。
だが詩音(しおん:28歳)は今・・・・強姦寸前、絶体絶命の大ピンチだった。
(どうしよう・・・・・このままでは犯される!何か、何か手立ては?)
〔詩音・・・良い匂いだよ。この香り。この柔らかな感触・・うっは堪らん。〕
諸口が詩音の女陰に鼻先を近づけ、まさにしゃぶり始めようとした時、それまでの詩音の激しい抵抗が止む。
《ふふふふふ・・・こいつ・・・漸く、諦めやがったか・・・。》
『あの・・オーナー・・・こんなふうに犯されるように抱かれるの、私は嫌。せめて最初だけでも、優しく抱いてください・・・ねぇ、お願い。オーナーが約束を守って下さるのなら・・・私、私・・・・・。』
〔・・・それじぁ、からだを担保に出すと言うんだな・・・それに、甘い恋人チックなのがご希望か?嘘じゃないだろうな!〕
『嘘なんかじゃありません・・今の生活は苦しいし、夫の就職など願っても無いこと・・・それに・・オーナーの想像どおり、夫とのセックスでは満足できていないのも事実です。だから、こんなにからだが感じてしまって・・・その代わり、オーナー・・・約束は必ずお願いしますね。』
〔はっきり言うねぇ・・・それにその変わり身の早さ。・・・詩音の旦那が気の毒だ。〕
『酷い!・・・真綿で首をしめ、私のからだに火をつけたのはオーナーじゃないですか?』
〔それはそうだがな・・。〕
『オーナーって・・お金持ちなんでしょう!お願い、最初だけでも私が行ったことのないような高級ホテルでロマンチックに・・・ねぇ。』
〔そうまで言われちゃ、俺も男だ、此処ではやるわけにはいかないな・・・分かった!詩音がビックリするような高級ホテルへ連れてってあげる、そこで・・ふふふ。〕
そう言って、嬉々として諸口が詩音の肢体から離れると、詩音は自分の衣服に早速、着替え始める。それを眺める諸口には、今からホテルへ連れ込む女の仕草が妙に色っぽく見えた。
『ねぇ・・・ブラの後のホックを留めてくださる?』
〔あっ、ああ・・・いいよ。〕
諸口の顔は崩れっぱなしだ。ふふふと笑いながら女の要請に応じていく。
『あぁぁ、あん!・・もう・・・。』
いまや情夫きどりの諸口が、詩音の豊満な乳房を背後から握り締めたのだ。そして正面にまわり、乳房を揉みしだくと項に舌を這わす。諸口は、詩音を改めて抱きしめ唇を奪うと舌を絡めてくる・・・もう、俺の女だな。
『ねぇ~・・・車の中で待っていてくださる?・・・私、少し化粧を直しますから。』
〔ああ、早く来いよ。〕
車のキーを持って店を出て行く諸口には怒りの三角まなこで睨みつける詩音の視線など、有頂天の諸口にはわかるはずもない。・・・車の中で待つこと5分・・そして2本目のタバコに火をつけようとして、気が付く。・・・まさか!・・・いや、やはり遅すぎる・・・遣りやがったな詩音のやつ!
2015/10/24
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