長Y〖彼女の恋〗パート8
長Y〖彼女の恋〗パート8
僕(柴崎孝信:たかのぶ)は海で遊ぶのは久しぶりでした。しかも、七海が一緒だなんて夢のようです。一緒に泳いだり、ムダに砂浜をダッシュしたり(昔の青春テレビドラマ
か!)、そして定番のスイカ割りもやって、久しぶりの海を満喫していました。
気がつくと、僕と新島七海(にいじま・ななみ)、後輩の高岡俊一(しゅんいち)と佐倉朋美(ともみ)ちゃんという組になり若干の距離ができていました。すでに俊一と朋美ちゃんは自分たちの世界に入っています。
『あの2人、仲いいねぇ。』
七海が目を細めながら2人を見つめています。
『・・あたしも・・なれるかなぁ・・。』
「・・えっ?」
聞き返す僕に、いつもの笑顔で
『なんでもないょ・・・。』
僕が乗る浮き輪に七海の乗る浮き輪がコツンとあたり、そのまま僕らは軽いキスをしまし
す。・・お昼になり、僕たち4人は砂浜に戻ってお弁当を食べたあと一休みしていた。
〚ちょっとトイレタイムぅぅ。〛
いつも明るい朋美ちゃんがそう言うと、七海も立ちあがり一緒に海の家の方へ歩いて行きました。
〔先輩・・七海さんってめっちゃ綺麗ですよねぇ。それに腰まわりなんてキュッてして、肌
も綺麗っすよねぇ。〕
「俊一、変な目で見るなよ。朋美ちゃんだってすごいじゃん。浜のみんなが見とれているゾ。」
〔・・まぁ、あの巨乳にオレもヤラれましたけど・・。〕
僕らが男の会話をしていると、2人が帰ってきました。
〚・・ねぇ、七海、ほんと大丈夫?〛
朋美ちゃんが浮かない顔で七海に言葉をかけています。
〔朋美どうしたん?〕
俊一が朋美ちゃんに聞いてみたところ、海の家で七海の知り合いに会ったらしい。その男
が七海にものすごく馴れ馴れしく、朋美ちゃんとしては嫌な気持ちになったとのこと。それで〚七海もその男に会ってからちょっと元気がないのだ。〛と朋美ちゃんは言うのだ。
「・・あの、大丈夫?」
僕が訊ねると
『・・大丈夫だよ。・・なんか、ごめんね・・。』
七海は笑顔でこたえますが・・いつもの優しい笑顔ではありませんでした。
その後もみんなで海に入ったのですが、七海は元気なフリをしているように見えました。
笑顔がやっぱり少し違うように感じたのです。・・夕方になり、そろそろ上がろうということになりました。
着替えの前にシャワーを浴びようと僕たちは海の家に有るシャワーを使いに行きます。男女に分かれてシャワー室に入り、カラダを洗い流しました。僕は「先に行っているよ。」と
鼻歌を歌っている俊一に一声かけて外に出る。
海の家の畳の上で3人を待っていると、外から男女の3人組が入って来ました。男2人は、どちらも背が高く、色も黒く精悍で、何より驚いたのはその割れた腹筋です。(すごいなぁ・・格闘家みたいだなぁ・・)っと、一人感心をしてしまいました。
女性は小柄で色白です。AKBのメンバーのような若さが全面に出ているって感じの女の子でした。
〈じゃあ、あとでな・・。〉
男の一人が女性に声を掛け、シャワー室に入っていきました。その時、男が僕を見て、目が合ったのを今でもハッキリ覚えている。
しばらくして、俊一、七海と朋美ちゃんと出て来ました。朋美ちゃんがご機嫌ななめだっ
たので、俊一が理由をきくと、
〚あのね・・シャワーを浴びていたら、昼間のチャラ男といた女の子が入って来たの!なんか、ヤダなぁって思ってさぁ・・。〛
・・っと言うではないですか。七海はというと、何も言いません。・・ということは、あの2人のうちどちらかが七海の知り合いということなのかな?
しかし、僕が見た、黒く精悍な男たちと、七海がつながらず、どんな関係なのだろうか?と気になったのですが聞ける雰囲気ではありませんでした。
〔・・まぁまぁ、気を取り直して飯でも行きましょう!〕
この雰囲気に気をつかった俊一の言葉で、僕たち4人はご飯を食べに行き、お酒も飲んで、楽しく過ごして、それぞれ家路に着きました。
2015/11/05
僕(柴崎孝信:たかのぶ)は海で遊ぶのは久しぶりでした。しかも、七海が一緒だなんて夢のようです。一緒に泳いだり、ムダに砂浜をダッシュしたり(昔の青春テレビドラマ
か!)、そして定番のスイカ割りもやって、久しぶりの海を満喫していました。
気がつくと、僕と新島七海(にいじま・ななみ)、後輩の高岡俊一(しゅんいち)と佐倉朋美(ともみ)ちゃんという組になり若干の距離ができていました。すでに俊一と朋美ちゃんは自分たちの世界に入っています。
『あの2人、仲いいねぇ。』
七海が目を細めながら2人を見つめています。
『・・あたしも・・なれるかなぁ・・。』
「・・えっ?」
聞き返す僕に、いつもの笑顔で
『なんでもないょ・・・。』
僕が乗る浮き輪に七海の乗る浮き輪がコツンとあたり、そのまま僕らは軽いキスをしまし
す。・・お昼になり、僕たち4人は砂浜に戻ってお弁当を食べたあと一休みしていた。
〚ちょっとトイレタイムぅぅ。〛
いつも明るい朋美ちゃんがそう言うと、七海も立ちあがり一緒に海の家の方へ歩いて行きました。
〔先輩・・七海さんってめっちゃ綺麗ですよねぇ。それに腰まわりなんてキュッてして、肌
も綺麗っすよねぇ。〕
「俊一、変な目で見るなよ。朋美ちゃんだってすごいじゃん。浜のみんなが見とれているゾ。」
〔・・まぁ、あの巨乳にオレもヤラれましたけど・・。〕
僕らが男の会話をしていると、2人が帰ってきました。
〚・・ねぇ、七海、ほんと大丈夫?〛
朋美ちゃんが浮かない顔で七海に言葉をかけています。
〔朋美どうしたん?〕
俊一が朋美ちゃんに聞いてみたところ、海の家で七海の知り合いに会ったらしい。その男
が七海にものすごく馴れ馴れしく、朋美ちゃんとしては嫌な気持ちになったとのこと。それで〚七海もその男に会ってからちょっと元気がないのだ。〛と朋美ちゃんは言うのだ。
「・・あの、大丈夫?」
僕が訊ねると
『・・大丈夫だよ。・・なんか、ごめんね・・。』
七海は笑顔でこたえますが・・いつもの優しい笑顔ではありませんでした。
その後もみんなで海に入ったのですが、七海は元気なフリをしているように見えました。
笑顔がやっぱり少し違うように感じたのです。・・夕方になり、そろそろ上がろうということになりました。
着替えの前にシャワーを浴びようと僕たちは海の家に有るシャワーを使いに行きます。男女に分かれてシャワー室に入り、カラダを洗い流しました。僕は「先に行っているよ。」と
鼻歌を歌っている俊一に一声かけて外に出る。
海の家の畳の上で3人を待っていると、外から男女の3人組が入って来ました。男2人は、どちらも背が高く、色も黒く精悍で、何より驚いたのはその割れた腹筋です。(すごいなぁ・・格闘家みたいだなぁ・・)っと、一人感心をしてしまいました。
女性は小柄で色白です。AKBのメンバーのような若さが全面に出ているって感じの女の子でした。
〈じゃあ、あとでな・・。〉
男の一人が女性に声を掛け、シャワー室に入っていきました。その時、男が僕を見て、目が合ったのを今でもハッキリ覚えている。
しばらくして、俊一、七海と朋美ちゃんと出て来ました。朋美ちゃんがご機嫌ななめだっ
たので、俊一が理由をきくと、
〚あのね・・シャワーを浴びていたら、昼間のチャラ男といた女の子が入って来たの!なんか、ヤダなぁって思ってさぁ・・。〛
・・っと言うではないですか。七海はというと、何も言いません。・・ということは、あの2人のうちどちらかが七海の知り合いということなのかな?
しかし、僕が見た、黒く精悍な男たちと、七海がつながらず、どんな関係なのだろうか?と気になったのですが聞ける雰囲気ではありませんでした。
〔・・まぁまぁ、気を取り直して飯でも行きましょう!〕
この雰囲気に気をつかった俊一の言葉で、僕たち4人はご飯を食べに行き、お酒も飲んで、楽しく過ごして、それぞれ家路に着きました。
2015/11/05
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