長Y〖彼女の恋〗パート4
長Y〖彼女の恋〗パート4
4人で飲んでいると、しだいに酔ってきたのですがある事に僕(柴崎孝信:たかのぶ)も新島七海(にいじま・ななみ)も気づきました。後輩の高岡俊一と佐倉朋美(ともみ)ちゃんが異常にべったりなんです。
『・・ふたりってなんか・・そうなの?』
俊一に彼女がいることを知っている僕は言葉を濁しながら答えました。
「まぁ、そんな感じかな。」
ふたりは一度見つめあってから、
『おめでとう。』、「おめでとう。」
と乾杯してふたりのことを肴にお酒をのみました。
あまりに楽しく、明日は休みということも手伝い僕は飲みすぎてしまい、帰るのが億劫になって、「今日は近くのマンガ喫茶にでも泊まるわ(笑)。」と言うと、〚七海の家が近いからみんなで行こうよ。〛と朋美ちゃんが提案します。
〔うわぁ、行きたい、行きたいよ!七海ちゃんの部屋がみたぁい!〕
俊一は大騒ぎをしています。
『片付けていないから、恥ずかしいよ・・・。』
と困惑をしている七海をよそに「みんなで行こう!」ということになり、店を後にしました。
駅の方向とは逆にしばらく歩きました。途中コンビニでお酒とつまみを買います。相変わらず後輩の俊一は大きな声で話し、朋美ちゃんは笑いが止まらないようです。七海はちょっと困り顔でふたりを見ながら、たまに僕を見て“やれやれ”みたいな顔をしました。
10分ほど歩いて、まだ新しい、白い綺麗なアパートに着きました。(ここが七海の住んでいるとこか・・。)『ちょっと片付けるから待っていてくれる?』と言い残して、七海はそのアパートの2階の一番奥の角部屋へ入って行きます。
僕たちは、しばらく待ちました。俊一は朋美ちゃんに何か耳打ちし、それで朋美ちゃんはクスクス笑っています。(それにしても、いつの間に・・こんなに親しい関係に・・・。)漸く七海が顔を出してOKサインを送って来たので、3人は階段を昇り部屋の中へ入りました。
七海の部屋はとても整理されていて、清潔感があり女の子の部屋だなぁと感心しました。
それにアロマなのか良い香りがします。〔めっちゃイイ匂いするわぁ。女の子の部屋ぽいなぁ~。〕とテンションの上がった高岡がいろんなところの匂いをかぎ出しました。
〚ウチに来た時と全然反応違うじゃあん。もう、恥ずかしいことをしないの!〛って朋美ちゃんが軽く叱ると、〔だって、朋美の家は物が多すぎなんだよ。俺の部屋とほとんど代わんないもんなぁ。〕と夫婦喧嘩みたいだ。(・・俊一は朋美ちゃんの部屋へ行ったのかぁ!!)
もう、展開が早くてついていけません。
〔でわでわ、2回戦目、乾杯~。〕
飲み会を再開も束の間。楽しさからのハイペースと、一週間の仕事疲れからか、まもなく僕は寝入ってしまいました。・・・・どの位たったでしょうか?のどの渇きに目を覚ましました。
部屋が暗くて、最初は(ココどこだっけ?)と考えながら横を向くと、暗さに慣れてきた僕の目の前に七海の寝顔がありました。“すーっすー”っと寝息を立てる七海の寝顔は昔よりも少し大人っぽくなりましたが、変わらす綺麗でした。
《別れるなんて、本当にバカだったなぁ・・。》
僕が反省した時です。
〚・・あっ・・あぁ・・ぃい・・。〛
朋美ちゃんの・・あえぎ声が聴こえてきたのです。
2015/10/18
4人で飲んでいると、しだいに酔ってきたのですがある事に僕(柴崎孝信:たかのぶ)も新島七海(にいじま・ななみ)も気づきました。後輩の高岡俊一と佐倉朋美(ともみ)ちゃんが異常にべったりなんです。
『・・ふたりってなんか・・そうなの?』
俊一に彼女がいることを知っている僕は言葉を濁しながら答えました。
「まぁ、そんな感じかな。」
ふたりは一度見つめあってから、
『おめでとう。』、「おめでとう。」
と乾杯してふたりのことを肴にお酒をのみました。
あまりに楽しく、明日は休みということも手伝い僕は飲みすぎてしまい、帰るのが億劫になって、「今日は近くのマンガ喫茶にでも泊まるわ(笑)。」と言うと、〚七海の家が近いからみんなで行こうよ。〛と朋美ちゃんが提案します。
〔うわぁ、行きたい、行きたいよ!七海ちゃんの部屋がみたぁい!〕
俊一は大騒ぎをしています。
『片付けていないから、恥ずかしいよ・・・。』
と困惑をしている七海をよそに「みんなで行こう!」ということになり、店を後にしました。
駅の方向とは逆にしばらく歩きました。途中コンビニでお酒とつまみを買います。相変わらず後輩の俊一は大きな声で話し、朋美ちゃんは笑いが止まらないようです。七海はちょっと困り顔でふたりを見ながら、たまに僕を見て“やれやれ”みたいな顔をしました。
10分ほど歩いて、まだ新しい、白い綺麗なアパートに着きました。(ここが七海の住んでいるとこか・・。)『ちょっと片付けるから待っていてくれる?』と言い残して、七海はそのアパートの2階の一番奥の角部屋へ入って行きます。
僕たちは、しばらく待ちました。俊一は朋美ちゃんに何か耳打ちし、それで朋美ちゃんはクスクス笑っています。(それにしても、いつの間に・・こんなに親しい関係に・・・。)漸く七海が顔を出してOKサインを送って来たので、3人は階段を昇り部屋の中へ入りました。
七海の部屋はとても整理されていて、清潔感があり女の子の部屋だなぁと感心しました。
それにアロマなのか良い香りがします。〔めっちゃイイ匂いするわぁ。女の子の部屋ぽいなぁ~。〕とテンションの上がった高岡がいろんなところの匂いをかぎ出しました。
〚ウチに来た時と全然反応違うじゃあん。もう、恥ずかしいことをしないの!〛って朋美ちゃんが軽く叱ると、〔だって、朋美の家は物が多すぎなんだよ。俺の部屋とほとんど代わんないもんなぁ。〕と夫婦喧嘩みたいだ。(・・俊一は朋美ちゃんの部屋へ行ったのかぁ!!)
もう、展開が早くてついていけません。
〔でわでわ、2回戦目、乾杯~。〕
飲み会を再開も束の間。楽しさからのハイペースと、一週間の仕事疲れからか、まもなく僕は寝入ってしまいました。・・・・どの位たったでしょうか?のどの渇きに目を覚ましました。
部屋が暗くて、最初は(ココどこだっけ?)と考えながら横を向くと、暗さに慣れてきた僕の目の前に七海の寝顔がありました。“すーっすー”っと寝息を立てる七海の寝顔は昔よりも少し大人っぽくなりましたが、変わらす綺麗でした。
《別れるなんて、本当にバカだったなぁ・・。》
僕が反省した時です。
〚・・あっ・・あぁ・・ぃい・・。〛
朋美ちゃんの・・あえぎ声が聴こえてきたのです。
2015/10/18
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