長Y〖彼女の恋〗パート1
長Y〖彼女の恋〗パート1
(原題:元カノ 投稿者:らいと 投稿日:2012/07/13)
僕(柴崎孝信:しばさき・たかのぶ)と新島七海(にいじま・ななみ)は2年の付き合いでした。大学4年生の夏に、内定をもらい長かった就活を終えた僕は、友人とビヤホールへ行った時に出逢い、一目ぼれになり、勇気をふるって携帯番号の交換に成功をする。七海とはその後、LINEを通じて、互いの行動などを報告し合った。初めてのデートで、僕から告白。七海が『待っていましたよ(笑)。』って最高の笑顔でOKしてくれました。
付き合ってみると、二つ下の彼女は社会人になった僕よりいろんなことを知っていて、僕が知らないことを見つけると『孝信さん。また一つ、勉強になりましたねぇ(笑)。』って笑って言いました。 七海は決して美人じゃないが笑顔の可愛い娘です。背丈は155㎝と小柄だが、童顔に反して、胸は形の良いCカップで(プールで確認)、お尻も大きいのです。いつも楽しそうで、大きな目が笑顔になるとさらに可愛くなる…その笑顔にいつも癒やされ、僕は大好きでした。
ただ、僕は独占欲が強くて、そのうえとても嫉妬深くバカでした。彼女の周りには人が多くて、彼女が飲み会に行くと聞いては嫉妬し、いらない想像をし、彼女を責めてしまいます。結局、彼女を信じてあげることができなくなってしまい、僕から別れを切り出しました。彼女は泣いて『別れたくない。』と言ってくれましたが……。あれから2年がたち、偶然二人は再会したのです。
僕はその日、仕事の帰りに後輩の高岡俊一と飲みに行き、会社の最寄り駅近くの居酒屋に入りました。金曜日ということもあり人が多かったのですが、運よく席が空いていて座ることができました。〔やっぱり金曜日は混んでいますねぇ。〕しかめっ面の俊一に「しかたないよ(笑)。」と苦笑いの僕。
しばらく仕事の愚痴や俊一の彼女とのケンカの話しなどを聞いて、少し酔いが回ったころ「ちょっと、ごめん。」と言ってトイレに立ちました。小さなお店のため男女兼用のトイレに行くと使用中とのことで扉の前で待っていました。ガチャンと扉が開いて女性が『お待たせしましたぁ。』と明るい声で出てきました。《あれ、この声…》会釈をして通り過ぎるときチラッと見ると…七海に良く似ていました。
慌てて僕はトイレに入り、用を足して出ました。《七海だったのかな?》それとなく辺りを見渡しながら俊一の待つ席へとあるきだしました。すると、こちらを見ながら小さく手をあげている女性と目があったのです。《やはり七海だ…。》七海は少し笑うと目線をそらし、隣に座っている女性と話しはじめた。僕は久しぶりに見た七海になぜか初恋の人に会ったような気持ちになり、ドキドキした心臓を抱えて俊一の待つ席に帰ったのです。
その後は何を話したかあまり思い出せないぐらい彼女が気になってしまい、チラチラ見ていると俊一が、〔あの娘(こ)達が気になるんすか?〕とニヤニヤしながら聞いてきました。僕は「いやいや、ただ知り合いに似ているだけだよ(笑)。」と誤魔化したのですが、〔あっちの娘可愛いですよね(笑)。〕と七海の隣の娘を指します。僕は、「そうかなぁ?」となぜか内心イラっとしながら応えていました。
その後、飲み続けていると俊一がなかなかの酔っ払いへと変身します(笑)。大きな声で笑いながら〔先輩、トイレ行って来ますわぁ。〕と席をたちました。僕はチャンスとばかり七海の方に目をやると、七海の隣の娘も席を空けていて、七海がこっちを見ていたのです…。
目が合った七海は声を出さず、口の動きだけで『元気?』と訊いてきました。僕は小さく笑って、大きく頷きました。そんな僕を見て、クスッと笑う七海の笑顔はあの頃からなんにもかわらず可愛くて、僕の心臓はギュッとなりました。お互い目が合うと少し照れてしまい、手の中のグラスやトイレに行った俊一の方に目をやり、なんだかドキドキと落ち着かない時間が過ぎていった。
2015/09/22
(原題:元カノ 投稿者:らいと 投稿日:2012/07/13)
僕(柴崎孝信:しばさき・たかのぶ)と新島七海(にいじま・ななみ)は2年の付き合いでした。大学4年生の夏に、内定をもらい長かった就活を終えた僕は、友人とビヤホールへ行った時に出逢い、一目ぼれになり、勇気をふるって携帯番号の交換に成功をする。七海とはその後、LINEを通じて、互いの行動などを報告し合った。初めてのデートで、僕から告白。七海が『待っていましたよ(笑)。』って最高の笑顔でOKしてくれました。
付き合ってみると、二つ下の彼女は社会人になった僕よりいろんなことを知っていて、僕が知らないことを見つけると『孝信さん。また一つ、勉強になりましたねぇ(笑)。』って笑って言いました。 七海は決して美人じゃないが笑顔の可愛い娘です。背丈は155㎝と小柄だが、童顔に反して、胸は形の良いCカップで(プールで確認)、お尻も大きいのです。いつも楽しそうで、大きな目が笑顔になるとさらに可愛くなる…その笑顔にいつも癒やされ、僕は大好きでした。
ただ、僕は独占欲が強くて、そのうえとても嫉妬深くバカでした。彼女の周りには人が多くて、彼女が飲み会に行くと聞いては嫉妬し、いらない想像をし、彼女を責めてしまいます。結局、彼女を信じてあげることができなくなってしまい、僕から別れを切り出しました。彼女は泣いて『別れたくない。』と言ってくれましたが……。あれから2年がたち、偶然二人は再会したのです。
僕はその日、仕事の帰りに後輩の高岡俊一と飲みに行き、会社の最寄り駅近くの居酒屋に入りました。金曜日ということもあり人が多かったのですが、運よく席が空いていて座ることができました。〔やっぱり金曜日は混んでいますねぇ。〕しかめっ面の俊一に「しかたないよ(笑)。」と苦笑いの僕。
しばらく仕事の愚痴や俊一の彼女とのケンカの話しなどを聞いて、少し酔いが回ったころ「ちょっと、ごめん。」と言ってトイレに立ちました。小さなお店のため男女兼用のトイレに行くと使用中とのことで扉の前で待っていました。ガチャンと扉が開いて女性が『お待たせしましたぁ。』と明るい声で出てきました。《あれ、この声…》会釈をして通り過ぎるときチラッと見ると…七海に良く似ていました。
慌てて僕はトイレに入り、用を足して出ました。《七海だったのかな?》それとなく辺りを見渡しながら俊一の待つ席へとあるきだしました。すると、こちらを見ながら小さく手をあげている女性と目があったのです。《やはり七海だ…。》七海は少し笑うと目線をそらし、隣に座っている女性と話しはじめた。僕は久しぶりに見た七海になぜか初恋の人に会ったような気持ちになり、ドキドキした心臓を抱えて俊一の待つ席に帰ったのです。
その後は何を話したかあまり思い出せないぐらい彼女が気になってしまい、チラチラ見ていると俊一が、〔あの娘(こ)達が気になるんすか?〕とニヤニヤしながら聞いてきました。僕は「いやいや、ただ知り合いに似ているだけだよ(笑)。」と誤魔化したのですが、〔あっちの娘可愛いですよね(笑)。〕と七海の隣の娘を指します。僕は、「そうかなぁ?」となぜか内心イラっとしながら応えていました。
その後、飲み続けていると俊一がなかなかの酔っ払いへと変身します(笑)。大きな声で笑いながら〔先輩、トイレ行って来ますわぁ。〕と席をたちました。僕はチャンスとばかり七海の方に目をやると、七海の隣の娘も席を空けていて、七海がこっちを見ていたのです…。
目が合った七海は声を出さず、口の動きだけで『元気?』と訊いてきました。僕は小さく笑って、大きく頷きました。そんな僕を見て、クスッと笑う七海の笑顔はあの頃からなんにもかわらず可愛くて、僕の心臓はギュッとなりました。お互い目が合うと少し照れてしまい、手の中のグラスやトイレに行った俊一の方に目をやり、なんだかドキドキと落ち着かない時間が過ぎていった。
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