長L〖ダメージ〗第1章その10
長L〖ダメージ〗第1章その10
一番不思議だったのは、あの日私(川原誠治:せいじ)とホテルでセックススをしたとき、浮気をした翌日だというのに、佐伯未央(みお)が何故あんなに乱れたのか?ということです。
よい意味で解釈すると、あまりセックス出来ずに終わったせいで欲求不満だったのかも知れない。悪い解釈をすると、もしかしたら、あの日私と会う直前まで笠井の部屋で笠井にされ続けていたせいで、体じゅうが敏感になっていて、普段はあんなに乱れない私とのセックスでも感じていたのかも知れない。その後の私は、そんな風に妄想を膨らませたりしました。
しかし今思えば、彼女(未央)は浮気を私に告白することに興奮をしたのです。また、他の男との浮気で汚れた肉体を私に与えること、私を嫉妬させ傷つけることに興奮する、そういう嗜好があるのです。彼女自身、その時自分のそのような性向に気付いていたかどうかは微妙です。
妻(川原未央)にはその後忘れたようなふりをしていて、結婚前も結婚後も一度も聞いた
ことはありませんでした。でも、その後、何度も、笠井に組み敷かれ巨大なペニスで貫かれる妻の姿を思い浮かべてオナニーをしました。四つん這いでバックから犯されたのかも知れません。
騎乗位で未央が跨(またが)って激しく腰を振ったのかも知れません。それからずっと忘れられずにいました。たった一回の浮気ですが“妻の未央”は私の頭の中では何年にもわたって笠井に犯され続けたのです。妄想の中の未央は、『笠井君のチンチン、彼氏のよりおっきくて凄い、比べものにならないよー。』と言いながら何度も気を遣ります。
しかし、それらは所詮、私の想像です。妄想を繰り返すうちに現実味を失い、浮気の生々しさは色あせていました。毎日妻とセックスするうちに、こんな妄想でオナニーをすることもいつの間にか無くなっていました。・・・この日の告白があるまでは・・・。
『未央ね、浮気しちゃった時のことで、嘘があるの・・・。』
一瞬、驚きと興奮で妻のあそこを舐めているのも忘れ舌が止まりました。私は必死で、うわずりそうな声を隠したまま聞きました。そして、勃起してくれないペニスにもチクチクとしたフラストレーションが溜まります。
「・・・・嘘って?」
私はそう問いながら、思い出したように、舌を出来るだけ深く差し込み、膣の襞をなめ回し、鼻でクリトリスを左右にこねます。
『そこっ、イイッ・・アアウァ・・・あの時ねっ・・アア・・。』
「あの時どうしたの?」
『コンドームね・・・したって言ったけど・・・。』
「うん・・それが・・?」
『アアッ・・ごめんね・・・本当は生だったの・・・・。』
「・・・・」
『ア・・・ウウァ・・・生でいれられたの・・・ゴメンねっ・・・アアッ。』
生でいれられた・・・。やっぱりというか・・・。それは・・・衝撃でした。これ以上、未央から
細かいことは聞けず、浮気に関する私の妄想はすべて実体のないものだったのです。『コンドームはしたよ』と聞いていましたが、それも私の妄想の中では、生だったり、コンドームをしていた。しかし妻の告白は一撃で、曖昧な私の妄想に生々しすぎるリアリティーを与えるものでした。
2015/12/06
一番不思議だったのは、あの日私(川原誠治:せいじ)とホテルでセックススをしたとき、浮気をした翌日だというのに、佐伯未央(みお)が何故あんなに乱れたのか?ということです。
よい意味で解釈すると、あまりセックス出来ずに終わったせいで欲求不満だったのかも知れない。悪い解釈をすると、もしかしたら、あの日私と会う直前まで笠井の部屋で笠井にされ続けていたせいで、体じゅうが敏感になっていて、普段はあんなに乱れない私とのセックスでも感じていたのかも知れない。その後の私は、そんな風に妄想を膨らませたりしました。
しかし今思えば、彼女(未央)は浮気を私に告白することに興奮をしたのです。また、他の男との浮気で汚れた肉体を私に与えること、私を嫉妬させ傷つけることに興奮する、そういう嗜好があるのです。彼女自身、その時自分のそのような性向に気付いていたかどうかは微妙です。
妻(川原未央)にはその後忘れたようなふりをしていて、結婚前も結婚後も一度も聞いた
ことはありませんでした。でも、その後、何度も、笠井に組み敷かれ巨大なペニスで貫かれる妻の姿を思い浮かべてオナニーをしました。四つん這いでバックから犯されたのかも知れません。
騎乗位で未央が跨(またが)って激しく腰を振ったのかも知れません。それからずっと忘れられずにいました。たった一回の浮気ですが“妻の未央”は私の頭の中では何年にもわたって笠井に犯され続けたのです。妄想の中の未央は、『笠井君のチンチン、彼氏のよりおっきくて凄い、比べものにならないよー。』と言いながら何度も気を遣ります。
しかし、それらは所詮、私の想像です。妄想を繰り返すうちに現実味を失い、浮気の生々しさは色あせていました。毎日妻とセックスするうちに、こんな妄想でオナニーをすることもいつの間にか無くなっていました。・・・この日の告白があるまでは・・・。
『未央ね、浮気しちゃった時のことで、嘘があるの・・・。』
一瞬、驚きと興奮で妻のあそこを舐めているのも忘れ舌が止まりました。私は必死で、うわずりそうな声を隠したまま聞きました。そして、勃起してくれないペニスにもチクチクとしたフラストレーションが溜まります。
「・・・・嘘って?」
私はそう問いながら、思い出したように、舌を出来るだけ深く差し込み、膣の襞をなめ回し、鼻でクリトリスを左右にこねます。
『そこっ、イイッ・・アアウァ・・・あの時ねっ・・アア・・。』
「あの時どうしたの?」
『コンドームね・・・したって言ったけど・・・。』
「うん・・それが・・?」
『アアッ・・ごめんね・・・本当は生だったの・・・・。』
「・・・・」
『ア・・・ウウァ・・・生でいれられたの・・・ゴメンねっ・・・アアッ。』
生でいれられた・・・。やっぱりというか・・・。それは・・・衝撃でした。これ以上、未央から
細かいことは聞けず、浮気に関する私の妄想はすべて実体のないものだったのです。『コンドームはしたよ』と聞いていましたが、それも私の妄想の中では、生だったり、コンドームをしていた。しかし妻の告白は一撃で、曖昧な私の妄想に生々しすぎるリアリティーを与えるものでした。
2015/12/06
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