名I〖愛する人〗第2節1章第1話 [秋1]17
名I〖愛する人〗第2節1章第1話 [秋1]17
第1節3章第6話 [夏16終]
〖プロローグ〗
あの夏の刺激的な日から僕(寺川匠真:たくま:36歳)と妻(寺川絵里:えり:34歳)の性生活に大きな変化があったか? と聞かれれば・・・答えはノーです。しばらく何もなく、絵里と僕は以前と変わらず普段の日常生活を過ごしていた。妻の絵里も仕事があるし、土日は子供の行事やなんだかんだと用事もあったりで、なかなか妻と二人だけの時間が取れないのが実情だった。
あの夏の日の後で、僕が軽い感じで、「またノーパンデートしてみたいな。」と妻に言ってみたが、絵里は、『フフッ・・・もう無理よ・・。』と、全く相手にしてくれない。夜、僕から妻を求めることが多くなったが、『もう、なんだか最近元気ね。でも明日も仕事よ・・・また今度ね・・・。』とか言って妻本来のマイペースぶりを崩さない。その『今度』は、なかなか来ない事を知っている僕は、仕方なく寝ている絵里の横で時々、色々な妄想をしながら自慰をして欲求を冷まさなければならなかった。
絵里とのセックスは、やはり大体週に一回のペースだったが、その内容に少しずつ変化が現れてくる。僕は、セックスの最中に妻に僕以外の男性を意識させる言葉を投げかけるようにしていた。ただし、あからさまに何度も言うことは避け、絵里の感じている状態に合わせる。とくに絶頂が近づいている時にできるだけさり気なく・・・例えば、妻のあそこを指で愛撫しながら「もし、たくさんの手で触られたら・・・・どうなっちゃう?」とか・・・妻の片方の乳首を舐めながら「もし、両方同時に舐められたら・・・どうする?」とか・・・・。
例えば、妻のあそこを顔面騎乗で下から舐めている時に「もし、このまま両側からオッパイ舐められたら・・・、どうなっちゃう?」とか・・・立ったまま妻の後ろから突き入れている時に、妻の耳元に「もし、今、もう一人の男に前からオッパイ舐められたら・・・、どうなっちゃう?」とか・・・・妻が僕の硬くなったペニスを咥えている時に、絵里のあそこを愛撫しながら「もし、このまま、後ろからもう一本入れられたら・・・どうなっちゃう?」と・・・少しずつ。少しずつ男が僕一人では、到底できない行為を、妻(寺川絵里)に想像させる。
セックスの時、僕の例え話しを聞いた妻は、明らかに大きく感じながらも、『ああっ・・そんなのだめ・・・いや・・あっ!』決まってこう答える。僕の「どうしてだめなの?」の問いに、絵里がいつもこう答える。『ああっん・・だって・・そんなことされたら・・・きっと・・。』
「きっと・・何?」
『すぐイッちゃう・・・。』
僕の例え話を想像しながらいつもより感じて絶頂を迎える妻を見て、僕もさらに興奮しながら射精する。ただ、全ては想像、いや妄想にすぎない。それで満足だった。現実にするつもりもない。いや、無理だ。妻(寺川絵里:えり:34歳)もセックスの時だけ僕の妄想に付き合ってくれているだけだ、と分かっていたし、妻の気持ちが一番大切だ・・・。
それに、ネガティブな思考が先に立つ。妄想に登場する男(達)も現実に思いつかない。なかなか都合のいい信頼できる人物が僕たちの周りにいなかった。それでも妻(寺川絵里)とやりたいと思っている男達は、沢山いると思うし、頼めば誰でも手を上げるだろう。信頼できる友人も何人かいたが、上手くいかなかったことを想像すると、二の足を踏んでしまう。もちろん、現実の生活もある。いや、言い訳だ、全ては、僕にその覚悟が足りないからで、やはり妄想と現実は別物だ。それでいい。
2016/04/03
第1節3章第6話 [夏16終]
〖プロローグ〗
あの夏の刺激的な日から僕(寺川匠真:たくま:36歳)と妻(寺川絵里:えり:34歳)の性生活に大きな変化があったか? と聞かれれば・・・答えはノーです。しばらく何もなく、絵里と僕は以前と変わらず普段の日常生活を過ごしていた。妻の絵里も仕事があるし、土日は子供の行事やなんだかんだと用事もあったりで、なかなか妻と二人だけの時間が取れないのが実情だった。
あの夏の日の後で、僕が軽い感じで、「またノーパンデートしてみたいな。」と妻に言ってみたが、絵里は、『フフッ・・・もう無理よ・・。』と、全く相手にしてくれない。夜、僕から妻を求めることが多くなったが、『もう、なんだか最近元気ね。でも明日も仕事よ・・・また今度ね・・・。』とか言って妻本来のマイペースぶりを崩さない。その『今度』は、なかなか来ない事を知っている僕は、仕方なく寝ている絵里の横で時々、色々な妄想をしながら自慰をして欲求を冷まさなければならなかった。
絵里とのセックスは、やはり大体週に一回のペースだったが、その内容に少しずつ変化が現れてくる。僕は、セックスの最中に妻に僕以外の男性を意識させる言葉を投げかけるようにしていた。ただし、あからさまに何度も言うことは避け、絵里の感じている状態に合わせる。とくに絶頂が近づいている時にできるだけさり気なく・・・例えば、妻のあそこを指で愛撫しながら「もし、たくさんの手で触られたら・・・・どうなっちゃう?」とか・・・妻の片方の乳首を舐めながら「もし、両方同時に舐められたら・・・どうする?」とか・・・・。
例えば、妻のあそこを顔面騎乗で下から舐めている時に「もし、このまま両側からオッパイ舐められたら・・・、どうなっちゃう?」とか・・・立ったまま妻の後ろから突き入れている時に、妻の耳元に「もし、今、もう一人の男に前からオッパイ舐められたら・・・、どうなっちゃう?」とか・・・・妻が僕の硬くなったペニスを咥えている時に、絵里のあそこを愛撫しながら「もし、このまま、後ろからもう一本入れられたら・・・どうなっちゃう?」と・・・少しずつ。少しずつ男が僕一人では、到底できない行為を、妻(寺川絵里)に想像させる。
セックスの時、僕の例え話しを聞いた妻は、明らかに大きく感じながらも、『ああっ・・そんなのだめ・・・いや・・あっ!』決まってこう答える。僕の「どうしてだめなの?」の問いに、絵里がいつもこう答える。『ああっん・・だって・・そんなことされたら・・・きっと・・。』
「きっと・・何?」
『すぐイッちゃう・・・。』
僕の例え話を想像しながらいつもより感じて絶頂を迎える妻を見て、僕もさらに興奮しながら射精する。ただ、全ては想像、いや妄想にすぎない。それで満足だった。現実にするつもりもない。いや、無理だ。妻(寺川絵里:えり:34歳)もセックスの時だけ僕の妄想に付き合ってくれているだけだ、と分かっていたし、妻の気持ちが一番大切だ・・・。
それに、ネガティブな思考が先に立つ。妄想に登場する男(達)も現実に思いつかない。なかなか都合のいい信頼できる人物が僕たちの周りにいなかった。それでも妻(寺川絵里)とやりたいと思っている男達は、沢山いると思うし、頼めば誰でも手を上げるだろう。信頼できる友人も何人かいたが、上手くいかなかったことを想像すると、二の足を踏んでしまう。もちろん、現実の生活もある。いや、言い訳だ、全ては、僕にその覚悟が足りないからで、やはり妄想と現実は別物だ。それでいい。
2016/04/03
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