長T⦅真奈美という人妻⦆ 第19話
長T⦅真奈美という人妻⦆ 第19話
第18話
次の週の土曜日は、大変暇なものになってしまいます。久しぶりに家にいると、妻(都築佳澄)には〚あれ? 今日は何もないのね。〛と言われた。当然です。ここ数カ月、毎週土曜日には、真奈美との秘め事をしているのですから。表面上は、友人づきあいや青年会の集まり、サークルなど理由というか言い訳? 嘘? は様々でしたが、兎に角、今日は何も無いのです。やむを得ず、今日は1人で例の温泉旅館に行くことにしました。
〔おお。伸由くん。あれ? 今日はスーパーボインちゃん、いないんだね。〕
フロントと書かれた札は下がっていますが、それは名ばかりで、せいぜい良く言っても受付のような場所です。そこから、私(都築伸由:つづき・のぶよし:34歳)を見つけた親父(戸部和夫:61歳)さんが声をかけてきます。
土曜日のこの時間に私が来るのは彼女(小川真奈美:まなみ:30歳)を伴ってだけでしたので、そう思われたのでしょう。しかし、相変わらず、真奈美がいるときには〔カノジョ〕と言うくせに、俺しかいない時には〔ボインちゃん〕と呼んでいますが、今日はスーパーがついています。《かなり前回のサービスが効いたのかなあ?》
今日もこの時間、お客さんはほぼいませんので、親父さんはロビーへと出てきます。ロビーに出てきた親父さんとの話の中で、今日俺がひとりで来たいきさつを話します。「彼女の旦那さんの親が遊びに来ているので今日は俺が暇になった」ことを告げる。
〔そかそか。でも、欲張るなよ伸由くん。いい女の子を見つけたんだから。べっぴんさんだし、ボインちゃんでHだしな。。それでいて従順だし、言うことないじゃないか。〕
《まあ、その通りです。》
私は、入浴料として500円玉を差し出しましたが、親父さんは受け取ってくれません。
〔伸由くんはね。お客さんだと思っていないから。いいんだよ。あ、でも、今日はジュースの差し入れはなしな。〕そう言って笑います。
(わかっていますって親父さん。親父さんがジュースを差し入れしてくれるのはあなたが言うところの“ボインちゃん(真奈美)”が来た時だけなのですから。)そんな思いを持ちながら、自販機で飲み物を購入し、風呂場へ移動することにしました。
〔あ、そうそう。伸由くん!〕親父さんが何かを思い出したようにそう言うと、私のそばに近寄ってきて耳を貸せと手招きをします。〔昨日から、若い女の子4人が泊まっているんだよ。旅行か何かみたいだがな。長くいたらいいものを見られるかもだぞ。〕そう耳元で呟きます。それから〔伸由くん、ゆっくり入ってきていいからね。ただ、他の日帰り客には注意しなよ。〕そう言葉をあとに続けました。
2016/05/18
第18話
次の週の土曜日は、大変暇なものになってしまいます。久しぶりに家にいると、妻(都築佳澄)には〚あれ? 今日は何もないのね。〛と言われた。当然です。ここ数カ月、毎週土曜日には、真奈美との秘め事をしているのですから。表面上は、友人づきあいや青年会の集まり、サークルなど理由というか言い訳? 嘘? は様々でしたが、兎に角、今日は何も無いのです。やむを得ず、今日は1人で例の温泉旅館に行くことにしました。
〔おお。伸由くん。あれ? 今日はスーパーボインちゃん、いないんだね。〕
フロントと書かれた札は下がっていますが、それは名ばかりで、せいぜい良く言っても受付のような場所です。そこから、私(都築伸由:つづき・のぶよし:34歳)を見つけた親父(戸部和夫:61歳)さんが声をかけてきます。
土曜日のこの時間に私が来るのは彼女(小川真奈美:まなみ:30歳)を伴ってだけでしたので、そう思われたのでしょう。しかし、相変わらず、真奈美がいるときには〔カノジョ〕と言うくせに、俺しかいない時には〔ボインちゃん〕と呼んでいますが、今日はスーパーがついています。《かなり前回のサービスが効いたのかなあ?》
今日もこの時間、お客さんはほぼいませんので、親父さんはロビーへと出てきます。ロビーに出てきた親父さんとの話の中で、今日俺がひとりで来たいきさつを話します。「彼女の旦那さんの親が遊びに来ているので今日は俺が暇になった」ことを告げる。
〔そかそか。でも、欲張るなよ伸由くん。いい女の子を見つけたんだから。べっぴんさんだし、ボインちゃんでHだしな。。それでいて従順だし、言うことないじゃないか。〕
《まあ、その通りです。》
私は、入浴料として500円玉を差し出しましたが、親父さんは受け取ってくれません。
〔伸由くんはね。お客さんだと思っていないから。いいんだよ。あ、でも、今日はジュースの差し入れはなしな。〕そう言って笑います。
(わかっていますって親父さん。親父さんがジュースを差し入れしてくれるのはあなたが言うところの“ボインちゃん(真奈美)”が来た時だけなのですから。)そんな思いを持ちながら、自販機で飲み物を購入し、風呂場へ移動することにしました。
〔あ、そうそう。伸由くん!〕親父さんが何かを思い出したようにそう言うと、私のそばに近寄ってきて耳を貸せと手招きをします。〔昨日から、若い女の子4人が泊まっているんだよ。旅行か何かみたいだがな。長くいたらいいものを見られるかもだぞ。〕そう耳元で呟きます。それから〔伸由くん、ゆっくり入ってきていいからね。ただ、他の日帰り客には注意しなよ。〕そう言葉をあとに続けました。
2016/05/18
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