長Ⅱ11〖これが僕の妻なのだ。〗第1回
長Ⅱ11〖これが僕の妻なのだ。〗第1回
(原題:ココロとカラダ 投稿者:あきら 投稿日:不明)
『・・・愛しているわ。』『あなた、愛している。』
これが僕(桜井光雄:32歳)の妻の口癖である。・・・妻の名は亜美。今年の誕生日が来れば29才になる妻は、今は特に仕事も持たず主婦と母親業に専念している。
結婚して5年もたてば言われるこちらが気恥ずかしく感じるくらいなのだが、本人は照れるふうでもなく全く気にならないらしい。朝起きた時、僕が出勤する時、そして夜帰宅した時・・・。妻の口からはごく当たり前のように僕への愛情を示す言葉が出てくるのだ。
そして妻は、言葉だけではなく、その態度でもその気持ちを隠すことなく示してくれる。常に僕を信頼しきっているその笑顔。僕にとって最良のパートナーたらんとするその前向きな姿勢。・・・外出する時はまるで恋人同士のように腕を絡ませ体を密着し、ともすると一人娘が焼きもちを焼いてしまうくらいなのである。
どんな時でも、どんな場所でも、僕は常に妻の愛を感じることができたし、それは夜の夫婦生活においても例外ではなかった。 夫である僕を喜ばせようとする献身的な態度。自分も共に楽しもうとする積極的な愛情表現・・・。
以前の僕は、慎ましやかで清楚なふだんの姿からは想像も付かないそんな妻の姿が、僕だけに向けられているものと信じて疑わなかったのである。子供を産んでも張りを失わないつややかな肌や、出産後少し大きさを増したツンと上を向いた形のよい乳房、白桃のように瑞々しいヒップ、そして淡い翳りに隠された秘密の場所も、その全てを知っているのは僕だけだと信じていたのだ。
そして僕たち夫婦の最愛の一人娘は友麻(ゆま)。今年3才になった友麻はまさに今が可愛い盛り。ついつい娘に甘くしてしまう僕と違って、妻の亜美は時に厳しくそして限りなく優しく娘に接する。妻は僕にとっていい妻であると同時に、娘にとっても良き母親なのである。
そんな暖かな家族に恵まれた僕は30歳で係長に昇進した。去年に購入した新居は30年のローン付き。・・・自分で言うのも何だが、周囲の目にはごく普通の仲のいい家族と写っているに違いない。近所でも評判の良妻賢母の若妻亜美・・・だがそんな妻には、僕の知らないもう一つの顔があったのだった。
『愛しているわ、あなた。・・・あなたのことが一番大事よ。でも、わたしダメなのね。心では間違いなくあなただけを愛していても、体はあなただけじゃ我慢できないの。わたしって常にセックスしていないとダメな女なのよ。それもあなた以外の人とのセックス・・・。男でも女でもいい、名前も知らない人でもいい。何人もの人との爛(ただ)れたようなドロドロのセックスがいいの。それがないとわたしの体が、満足してくれないのよ。・・・ココロとカラダは別なの・・・ゴメンね。でも・・・あなたが大好きよ。愛している・・・。』
・・・これが僕の妻(桜井亜美:あみ:28歳)のもう一つの口癖なのである。 第2回につづく
2016/06/29
(原題:ココロとカラダ 投稿者:あきら 投稿日:不明)
『・・・愛しているわ。』『あなた、愛している。』
これが僕(桜井光雄:32歳)の妻の口癖である。・・・妻の名は亜美。今年の誕生日が来れば29才になる妻は、今は特に仕事も持たず主婦と母親業に専念している。
結婚して5年もたてば言われるこちらが気恥ずかしく感じるくらいなのだが、本人は照れるふうでもなく全く気にならないらしい。朝起きた時、僕が出勤する時、そして夜帰宅した時・・・。妻の口からはごく当たり前のように僕への愛情を示す言葉が出てくるのだ。
そして妻は、言葉だけではなく、その態度でもその気持ちを隠すことなく示してくれる。常に僕を信頼しきっているその笑顔。僕にとって最良のパートナーたらんとするその前向きな姿勢。・・・外出する時はまるで恋人同士のように腕を絡ませ体を密着し、ともすると一人娘が焼きもちを焼いてしまうくらいなのである。
どんな時でも、どんな場所でも、僕は常に妻の愛を感じることができたし、それは夜の夫婦生活においても例外ではなかった。 夫である僕を喜ばせようとする献身的な態度。自分も共に楽しもうとする積極的な愛情表現・・・。
以前の僕は、慎ましやかで清楚なふだんの姿からは想像も付かないそんな妻の姿が、僕だけに向けられているものと信じて疑わなかったのである。子供を産んでも張りを失わないつややかな肌や、出産後少し大きさを増したツンと上を向いた形のよい乳房、白桃のように瑞々しいヒップ、そして淡い翳りに隠された秘密の場所も、その全てを知っているのは僕だけだと信じていたのだ。
そして僕たち夫婦の最愛の一人娘は友麻(ゆま)。今年3才になった友麻はまさに今が可愛い盛り。ついつい娘に甘くしてしまう僕と違って、妻の亜美は時に厳しくそして限りなく優しく娘に接する。妻は僕にとっていい妻であると同時に、娘にとっても良き母親なのである。
そんな暖かな家族に恵まれた僕は30歳で係長に昇進した。去年に購入した新居は30年のローン付き。・・・自分で言うのも何だが、周囲の目にはごく普通の仲のいい家族と写っているに違いない。近所でも評判の良妻賢母の若妻亜美・・・だがそんな妻には、僕の知らないもう一つの顔があったのだった。
『愛しているわ、あなた。・・・あなたのことが一番大事よ。でも、わたしダメなのね。心では間違いなくあなただけを愛していても、体はあなただけじゃ我慢できないの。わたしって常にセックスしていないとダメな女なのよ。それもあなた以外の人とのセックス・・・。男でも女でもいい、名前も知らない人でもいい。何人もの人との爛(ただ)れたようなドロドロのセックスがいいの。それがないとわたしの体が、満足してくれないのよ。・・・ココロとカラダは別なの・・・ゴメンね。でも・・・あなたが大好きよ。愛している・・・。』
・・・これが僕の妻(桜井亜美:あみ:28歳)のもう一つの口癖なのである。 第2回につづく
2016/06/29
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