短Ⅲ17<嫁の微笑み> 第2話
短Ⅲ17<嫁の微笑み> 第2話
第1話
そんなある日です。嫁(畠田未來:はただ・みらい:28歳)にどういう心境の変化があったのかはわからないが、俺(畠田弘文:はただ・ひろふみ:31歳)はOKを貰った。もしかしたら前から気持ち的にはOKだったけど、それを認める葛藤とか口に出す勇気が無かったのかもしれない。嫁は嫌なことは嫌ってはっきり言うタイプだったから多分そうなのだと思う。
OKしてくれた日の嫁は なんだかいじいじしていて可愛かった。『べ、別にいいけどぉ・・・。』て言っていた。『本当は嫌だけど、あんたがしつこいから仕方なくなんだからね。』みたい
な感じだけど、本当は少し興味あったのだと思う。でもそれを俺に悟られたくはなかったんだろうな。
それで相手の話になって俺から色々提案したのだけれど、嫁の方から『前島君とかは?』って言われた。前島伸治(まえじま・しんじ:29歳)は俺の大学時代の後輩で、未来もよく知っている。嫁が言うには、『気心が知れてる人のほうが安心だし、どうせなら格好良い人の方が良いもんね。』って笑った。
確かに前島は身長が高いし、それなりに顔が整っている。ただ、ちょっと童顔っていうか薄い感じ。今思うと俺は嫁から前島を相手に指定された時が一番興奮したかも、悔しいがびんびんって感じだった。
そこからはトントン拍子で話が進む。《え? こんなあっさりいっていいの?》というくらいだった。前島は元々俺の性癖知っている(よくそういうDVDとかエロゲーを貸していた)から、勿論実際話持ち込んだ時は滅茶苦茶びっくりしていたけど、そういう話自体には耐性があったから引き受けてくれる。
前島を家に呼んだのは、週末の夜の夕食後だった。いざ実行って時でも、もっと照れたりとか戸惑いがあるのかなって思ったのだけど、それも無く。嫁も前島も俺もどこか淡々としていた。なにか現実感がなくてふわふわしていたのである。
それで普通に3人でお酒飲んだけど、そういう話題は出なかった。「あ、じゃあそろそろな。」と俺が切り出す。前島が〔あ、うん。〕という感じだった。部屋は応接用に使っていた和室ですることになる。和室は一辺が普通に壁でそれ以外は襖で仕切られているだけ、壁を背に左手が玄関から続く通路で右手は縁側、壁の正反対の一辺の襖の奥にはもう一つ和室があって、俺はそこで待機というルールを直前で決めた。そこから勝手に動いたり覗いたりしたら、即終了って嫁の未来に独断で決められる。
ただその頃に俺は興奮よりもなんだか面倒だなっていう気持ちが出てきていた。この後、人間関係が崩れないかな? とか夫婦生活に支障は出ないかな? と思って興奮が冷めてくる。例えば、AVは選んでるうちが一番興奮するのだけど、それに似ていると思う。いや勿論興奮はしているのだけどやっぱり期待値が大きすぎた。それは、《世界がひっくり返るような興奮かな?》と思っていたからでもある。 第3話へ続く
2017/03/05
第1話
そんなある日です。嫁(畠田未來:はただ・みらい:28歳)にどういう心境の変化があったのかはわからないが、俺(畠田弘文:はただ・ひろふみ:31歳)はOKを貰った。もしかしたら前から気持ち的にはOKだったけど、それを認める葛藤とか口に出す勇気が無かったのかもしれない。嫁は嫌なことは嫌ってはっきり言うタイプだったから多分そうなのだと思う。
OKしてくれた日の嫁は なんだかいじいじしていて可愛かった。『べ、別にいいけどぉ・・・。』て言っていた。『本当は嫌だけど、あんたがしつこいから仕方なくなんだからね。』みたい
な感じだけど、本当は少し興味あったのだと思う。でもそれを俺に悟られたくはなかったんだろうな。
それで相手の話になって俺から色々提案したのだけれど、嫁の方から『前島君とかは?』って言われた。前島伸治(まえじま・しんじ:29歳)は俺の大学時代の後輩で、未来もよく知っている。嫁が言うには、『気心が知れてる人のほうが安心だし、どうせなら格好良い人の方が良いもんね。』って笑った。
確かに前島は身長が高いし、それなりに顔が整っている。ただ、ちょっと童顔っていうか薄い感じ。今思うと俺は嫁から前島を相手に指定された時が一番興奮したかも、悔しいがびんびんって感じだった。
そこからはトントン拍子で話が進む。《え? こんなあっさりいっていいの?》というくらいだった。前島は元々俺の性癖知っている(よくそういうDVDとかエロゲーを貸していた)から、勿論実際話持ち込んだ時は滅茶苦茶びっくりしていたけど、そういう話自体には耐性があったから引き受けてくれる。
前島を家に呼んだのは、週末の夜の夕食後だった。いざ実行って時でも、もっと照れたりとか戸惑いがあるのかなって思ったのだけど、それも無く。嫁も前島も俺もどこか淡々としていた。なにか現実感がなくてふわふわしていたのである。
それで普通に3人でお酒飲んだけど、そういう話題は出なかった。「あ、じゃあそろそろな。」と俺が切り出す。前島が〔あ、うん。〕という感じだった。部屋は応接用に使っていた和室ですることになる。和室は一辺が普通に壁でそれ以外は襖で仕切られているだけ、壁を背に左手が玄関から続く通路で右手は縁側、壁の正反対の一辺の襖の奥にはもう一つ和室があって、俺はそこで待機というルールを直前で決めた。そこから勝手に動いたり覗いたりしたら、即終了って嫁の未来に独断で決められる。
ただその頃に俺は興奮よりもなんだか面倒だなっていう気持ちが出てきていた。この後、人間関係が崩れないかな? とか夫婦生活に支障は出ないかな? と思って興奮が冷めてくる。例えば、AVは選んでるうちが一番興奮するのだけど、それに似ていると思う。いや勿論興奮はしているのだけどやっぱり期待値が大きすぎた。それは、《世界がひっくり返るような興奮かな?》と思っていたからでもある。 第3話へ続く
2017/03/05
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