名I〖愛する人〗第2節4章第2話 [秋18]34
名I〖愛する人〗第2節4章第2話 [秋18]34
[秋17]33
佐々木和也(ささき・かずや:36歳)が嬉しそうにニヤニヤしながら言う。〚やっぱり・・・マジか?・・・途中でさ、三上と、ひょっとしてあれって下着じゃないか? と話してたんだけど・・・やっぱりそうか・・白いパンティか・・・すげえな。〛
僕(寺川匠真:てらかわ・たくま:36歳)が人差し指を口にあてながら「おいおい、見えてること、彼女(寺川絵里:てらかわ・えり:34歳=今日だけ山岸エリ)に絶対バレるなよ・・・今朝、『今日はもう帰ろっかな』って言う彼女に、絶対に見えないから大丈夫だよ、って説得したばかりなんだから・・・。」と、また適当に話をでっち上げる。
佐々木が答える。〚わかった・・そういうことなら・・・気をつけるよ・・なあ、三上・・・。〛それで三上浩二(みかみ・こうじ:35歳)も真面目な顔で、うんうん、と頷いている。〚でも・・。〛と佐々木が前置きしてから拳を握って嬉しそうに言う。〚・・うおお・・やっぱそうか・・・そうと分かると・・こりゃ、後半も楽しみになってきたぞ・・ははっ・・。〛三上も[そうだな・・・。]と嬉しそうに同意した。
それから佐々木が急に声を落として言い始める。〚でさ、彼女、けっこうスカート気にして押さえているけど・・・あのさ、実は俺・・・時々、彼女が身をかがめる時とか、何度か、見えないかなぁ、って下から覗いてたんだ・・・ははっ。〛それで僕も「ははっ・・知ってたよ・・・俺も、やってたし・・・。」と笑う。三上がニヤリと[実は、俺も・・]と付け加えたので、また皆笑った。
昼食は、バイキング形式でけっこう美味しく、これにも妻も大喜び。相変わらず僕たちのテーブルは、室内の男達の羨望と好色の視線を集めている。昼食中の会話も弾み、佐々木の勧めで妻が珍しく美味しそうにビールを飲んでいた。食事の終わり頃に佐々木が話し出す〚じゃあ、前半でエリさんの実力も分かったことだし、後半はニギリますか?〛
そこで妻が笑い出す。『フフッ・・ニギリって何?・・何をニギルの?・・お寿司?』絵里の言葉に男達が、ははっ、と笑顔になる。『えっ? 違うの?・・・あっ、ひょっとして・・・フフッ、Hなこと?』《妻が一体何を想像しているか知らないが・・・》
妻は、ニギリ、という言葉の意味を知らないので、僕がその説明をする。『フフッ・・そーいうことね・・分かったわ・・でも・・わたし今日は、うまくいきすぎちゃってるだけよ・・・男性チームだけでどうぞ。』って妻が答えた。それでも佐々木が食い下がる〚じゃあ・・こういうのは、どう? 僕と三上のチームと山岸さんとたくま(僕の名)のチームで対抗戦・・・で、勝った方が負けた方の一人を指名して何か一つだけ命令できる・・とか・・・もちろん、良識の範囲で、笑えるやつとか・・・、んーと・・・ハンデはこれぐらいでどう?〛
僕は心の中で、《おいおい、佐々木・・何を言い出すんだ・・狙いは妻で、どうせHな命令だろ?それに・・・そんなの絵里がオッケーするわけないぞ・・》と思っていると。妻が『フフッ・・・面白そうね。それで・・・、いいわよ。』って言いだす。
「おい、おい・・・いいのか?」と僕が驚いて妻を制するように言うと、『フフッ・・・勝てばいいのよね・・たくま君、ガンバりましょうね・・・。』ってチラッと僕の方を見て、小悪魔的に微笑む。《これは・・・きっと、わざと僕を困らそうとしているな・・・。》もちろん、絵里がHな命令をされる、というシチュエーションにも興奮するが・・・僕は、その日は妻のパンチラをゴルフ仲間達に見せる、ということだけで十分ドキドキして満足していた。 [秋19]35に続く
2017/03/07
[秋17]33
佐々木和也(ささき・かずや:36歳)が嬉しそうにニヤニヤしながら言う。〚やっぱり・・・マジか?・・・途中でさ、三上と、ひょっとしてあれって下着じゃないか? と話してたんだけど・・・やっぱりそうか・・白いパンティか・・・すげえな。〛
僕(寺川匠真:てらかわ・たくま:36歳)が人差し指を口にあてながら「おいおい、見えてること、彼女(寺川絵里:てらかわ・えり:34歳=今日だけ山岸エリ)に絶対バレるなよ・・・今朝、『今日はもう帰ろっかな』って言う彼女に、絶対に見えないから大丈夫だよ、って説得したばかりなんだから・・・。」と、また適当に話をでっち上げる。
佐々木が答える。〚わかった・・そういうことなら・・・気をつけるよ・・なあ、三上・・・。〛それで三上浩二(みかみ・こうじ:35歳)も真面目な顔で、うんうん、と頷いている。〚でも・・。〛と佐々木が前置きしてから拳を握って嬉しそうに言う。〚・・うおお・・やっぱそうか・・・そうと分かると・・こりゃ、後半も楽しみになってきたぞ・・ははっ・・。〛三上も[そうだな・・・。]と嬉しそうに同意した。
それから佐々木が急に声を落として言い始める。〚でさ、彼女、けっこうスカート気にして押さえているけど・・・あのさ、実は俺・・・時々、彼女が身をかがめる時とか、何度か、見えないかなぁ、って下から覗いてたんだ・・・ははっ。〛それで僕も「ははっ・・知ってたよ・・・俺も、やってたし・・・。」と笑う。三上がニヤリと[実は、俺も・・]と付け加えたので、また皆笑った。
昼食は、バイキング形式でけっこう美味しく、これにも妻も大喜び。相変わらず僕たちのテーブルは、室内の男達の羨望と好色の視線を集めている。昼食中の会話も弾み、佐々木の勧めで妻が珍しく美味しそうにビールを飲んでいた。食事の終わり頃に佐々木が話し出す〚じゃあ、前半でエリさんの実力も分かったことだし、後半はニギリますか?〛
そこで妻が笑い出す。『フフッ・・ニギリって何?・・何をニギルの?・・お寿司?』絵里の言葉に男達が、ははっ、と笑顔になる。『えっ? 違うの?・・・あっ、ひょっとして・・・フフッ、Hなこと?』《妻が一体何を想像しているか知らないが・・・》
妻は、ニギリ、という言葉の意味を知らないので、僕がその説明をする。『フフッ・・そーいうことね・・分かったわ・・でも・・わたし今日は、うまくいきすぎちゃってるだけよ・・・男性チームだけでどうぞ。』って妻が答えた。それでも佐々木が食い下がる〚じゃあ・・こういうのは、どう? 僕と三上のチームと山岸さんとたくま(僕の名)のチームで対抗戦・・・で、勝った方が負けた方の一人を指名して何か一つだけ命令できる・・とか・・・もちろん、良識の範囲で、笑えるやつとか・・・、んーと・・・ハンデはこれぐらいでどう?〛
僕は心の中で、《おいおい、佐々木・・何を言い出すんだ・・狙いは妻で、どうせHな命令だろ?それに・・・そんなの絵里がオッケーするわけないぞ・・》と思っていると。妻が『フフッ・・・面白そうね。それで・・・、いいわよ。』って言いだす。
「おい、おい・・・いいのか?」と僕が驚いて妻を制するように言うと、『フフッ・・・勝てばいいのよね・・たくま君、ガンバりましょうね・・・。』ってチラッと僕の方を見て、小悪魔的に微笑む。《これは・・・きっと、わざと僕を困らそうとしているな・・・。》もちろん、絵里がHな命令をされる、というシチュエーションにも興奮するが・・・僕は、その日は妻のパンチラをゴルフ仲間達に見せる、ということだけで十分ドキドキして満足していた。 [秋19]35に続く
2017/03/07
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