中Ⅱ26『妻の貸し出し(改作)』第5話
中Ⅱ26『妻の貸し出し(改作)』第5話
第4話
当日の金曜日は会社に有給休暇を申請して僕(前島真悟:まえじま・しんご:30歳)は家にいることにした。天音には《もし嫌になったらすぐに帰って来ていいよ。》って言おうとしたが、やっぱりそれを理由にして、妻(前島天音:まえじま・あまね:28歳)がやめても、やめなくてもどっちにしても嫌な気持になるかもしれないと思って言わなかった。出掛ける際に、「天音が村瀬さんと楽しんでほしい。でも我儘とは思うが気持は僕の方を向いていて欲しいし、僕は天音の事を愛している。」天音が『解ってるよ。私も真悟君が大好きだよ。』と言ってくれる。「あとそれで、メールでいいから報告だけは欲しいんだけどいいかな?」明るく天音は『いいとも!』って言い残して出社していった。
自分がそう仕向けているのに、天音が仕事に行ってからずっと気持が塞いでいた。後悔もある。《今なら天音に「やめてほしい。」とメールもできる。その一方で、清純な妻が上司に口説かれることへの性的な興奮もある。》中ぶらりんな気持ちで悶々する間に夕方になった。
何か今まで経験しない“足元が崩れ去る”ような不安感がどんどん膨らんで吐き気とかすらしたけど、ずっと耐えている。そこへ天音からメールの着信。午後6時15分だった。『真悟(しんご)君、夕食はもう済ませた? ほったらかしでごめんなさい。ここから本題ね。やっぱり行くことになりました。会社の人が行かない□□ホテルのレストランで7時に予約を入れているそうです。これから別々に移動します。なるべく早く帰るね。』
僕は、「これから食べるよ。天音とは格差があるけどな。□□ホテルって高級ですね。おいしいもの一杯食べて飲んで・・・。楽しんで。」少し嫉妬交じりの返信メール。『また後でメールします。真悟君妬いてるの?』敵の方が一枚上手だ。独り言で「お主なかなかやるな。」
夕食はカップラーメンを食べて、それから休憩しようと、ベッドに行ったのだけど寝ルことはできなかった。何時間も、《天音が村瀬さんに抱かれているかもしれない》という妄想が、寝返りをうちながら頭の中を何回も何回も駆け巡っていた。
8時半過ぎに、天音から『食事が終りました。次に誘われているんだけど、いいかな?』ってメールが届く。それで不安はなくなるが、次に孤独な憔悴感と身を焦がす嫉妬感が半端じゃなくなる。頭の回転が回らないまま、「楽しんでおいで。」と短く、いかにも余裕のあるふりをして返信をした。
メールをしてから、後悔の気持ちが増してきた。《なぜ早く帰ってこいと言えなかったのだろうか?》それとは逆に、《次にいくところはホテルの部屋じゃないのか? そこで天音は抱かれるのか?》まるで、“天使と悪魔”の会話。頭がどうにかなりそうなくらいなのに、普段は反応が鈍い自分自身(ペニス)が少し硬くなっていた。 第6話へ
2017/07/31
第4話
当日の金曜日は会社に有給休暇を申請して僕(前島真悟:まえじま・しんご:30歳)は家にいることにした。天音には《もし嫌になったらすぐに帰って来ていいよ。》って言おうとしたが、やっぱりそれを理由にして、妻(前島天音:まえじま・あまね:28歳)がやめても、やめなくてもどっちにしても嫌な気持になるかもしれないと思って言わなかった。出掛ける際に、「天音が村瀬さんと楽しんでほしい。でも我儘とは思うが気持は僕の方を向いていて欲しいし、僕は天音の事を愛している。」天音が『解ってるよ。私も真悟君が大好きだよ。』と言ってくれる。「あとそれで、メールでいいから報告だけは欲しいんだけどいいかな?」明るく天音は『いいとも!』って言い残して出社していった。
自分がそう仕向けているのに、天音が仕事に行ってからずっと気持が塞いでいた。後悔もある。《今なら天音に「やめてほしい。」とメールもできる。その一方で、清純な妻が上司に口説かれることへの性的な興奮もある。》中ぶらりんな気持ちで悶々する間に夕方になった。
何か今まで経験しない“足元が崩れ去る”ような不安感がどんどん膨らんで吐き気とかすらしたけど、ずっと耐えている。そこへ天音からメールの着信。午後6時15分だった。『真悟(しんご)君、夕食はもう済ませた? ほったらかしでごめんなさい。ここから本題ね。やっぱり行くことになりました。会社の人が行かない□□ホテルのレストランで7時に予約を入れているそうです。これから別々に移動します。なるべく早く帰るね。』
僕は、「これから食べるよ。天音とは格差があるけどな。□□ホテルって高級ですね。おいしいもの一杯食べて飲んで・・・。楽しんで。」少し嫉妬交じりの返信メール。『また後でメールします。真悟君妬いてるの?』敵の方が一枚上手だ。独り言で「お主なかなかやるな。」
夕食はカップラーメンを食べて、それから休憩しようと、ベッドに行ったのだけど寝ルことはできなかった。何時間も、《天音が村瀬さんに抱かれているかもしれない》という妄想が、寝返りをうちながら頭の中を何回も何回も駆け巡っていた。
8時半過ぎに、天音から『食事が終りました。次に誘われているんだけど、いいかな?』ってメールが届く。それで不安はなくなるが、次に孤独な憔悴感と身を焦がす嫉妬感が半端じゃなくなる。頭の回転が回らないまま、「楽しんでおいで。」と短く、いかにも余裕のあるふりをして返信をした。
メールをしてから、後悔の気持ちが増してきた。《なぜ早く帰ってこいと言えなかったのだろうか?》それとは逆に、《次にいくところはホテルの部屋じゃないのか? そこで天音は抱かれるのか?》まるで、“天使と悪魔”の会話。頭がどうにかなりそうなくらいなのに、普段は反応が鈍い自分自身(ペニス)が少し硬くなっていた。 第6話へ
2017/07/31
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