中Ⅱ26『妻の貸し出し(改作)』第1話
中Ⅱ26『妻の貸し出し(改作)』第1話
(原題=妻を貸し出し 投稿者:不明 投稿日:2009/05/23)
妻(前島天音:まえじま・あまね)とは子供の頃からの幼馴染で、僕(前島真悟:まえじま・しんご)より2歳年下です。僕が27歳の時に結婚をしました。その後、僕は28歳の時に病気を患(わずら)ってしまいます。病名はクモ膜下出血でした。
元々体が弱かったのに加え、仕事とストレスによる不規則な生活が大きな要因である。クモ膜下出血は極めて危険な病気で、発症した直後に三分の一の方が命を落とす。さらに、一命をとりとめたとしても、再出血や脳血管攣縮などの合併症が発病し、そのまま帰らぬ人になってしまう方も多いのでした。
さらに、合併症を乗り越えたとしても、後遺症が残って社会復帰が難しいとされる。
しかし、僕の場合、病気の方は入院検査と自宅療養(リハビリ)を経た後、まあ仕事は出来る用になって職場にも復帰ができました。幸い目立った後遺症も残らず、普通の社会生活は送れるようになります。但し、正直言って身体は、発症以後、体力が戻らず、軽い運動障害もあります。すぐに疲れ、体調崩すので絶対に無理できない状態。結局は前職の営業部には戻れなかった。
夫婦仲はずっと良い。天音は僕が病気になってからも本当に親身に世話をしてくれます。幼馴染なだけに、友達っぽいさばさばした付き合いみたいな所もあったのだけど、1年のリハビリ中にも励まして、時には叱咤(もちろん愛情を込めてだが)して、本当に泣ける位に看病と世話をしてくれました。
会社からは半年間は給与(60%)が出たが、以後は無給となる。治療費もリハビリ費用もあり切詰めた家計状態だったから、天音は看病に専念したかったらしいが仕事を辞められなかった。天音は大手のSIer(システムインテグレーター)にプログラマーとして働いている。僕を支えながら頑張ってくれた。家事も看病も仕事に、愛する僕のために尽くしてくれる。
それなのに病気以降は正直夫婦生活の方が出来なくなってしまった。気持はあるのだけど、勃起がうまくいかない。病気の影響だと思う。発病前には、週に2回位だったセックスが、発病以降は全然できなかった。正直妻の天音は美人だし、僕も気持ち的にはあるのだけど、どうしても夜まで体力が持たない。天音の帰宅が午後8時近くで、それから夕食になる。僕は、会社からの配慮で定時の帰社。それで、夜も10時頃になるとどうしても起きていられなくなってしまう。
発病して2年後(現在)には1カ月に1回となっています。仕事量が増えると、疲労が蓄積して、だんだん上手くいかなくなって、月の1回もうまくいかなくなっていた。セックスレスっぽい状態が続いている。でも僕がやりたくない訳じゃない。心ではいろんな妄想もするが、上手くいかないって言う状態。お互いの仲は今までと変わらずというか、寧ろ以前よりも良くなっているのだけれ、どそれだけに、このことは正直ずっと凄く心に重しが乗っかっていました。
土曜日・日曜日の休みで体力を温存して、日曜日にゆっくり月1回のセックスが正直今の僕の体力だと限界だった。その1回ですら天音を満足させるってのとは程遠いような状態だった。天音は『Hなんてどうでも良いよ。早く体治そうね。』って、優しく言ってくれるのだけど言われる度に、逆に僕の中で焦りがでてしまう。なんだか悪循環に陥ってしまうようになった。 第2話へ
2017/07/10
(原題=妻を貸し出し 投稿者:不明 投稿日:2009/05/23)
妻(前島天音:まえじま・あまね)とは子供の頃からの幼馴染で、僕(前島真悟:まえじま・しんご)より2歳年下です。僕が27歳の時に結婚をしました。その後、僕は28歳の時に病気を患(わずら)ってしまいます。病名はクモ膜下出血でした。
元々体が弱かったのに加え、仕事とストレスによる不規則な生活が大きな要因である。クモ膜下出血は極めて危険な病気で、発症した直後に三分の一の方が命を落とす。さらに、一命をとりとめたとしても、再出血や脳血管攣縮などの合併症が発病し、そのまま帰らぬ人になってしまう方も多いのでした。
さらに、合併症を乗り越えたとしても、後遺症が残って社会復帰が難しいとされる。
しかし、僕の場合、病気の方は入院検査と自宅療養(リハビリ)を経た後、まあ仕事は出来る用になって職場にも復帰ができました。幸い目立った後遺症も残らず、普通の社会生活は送れるようになります。但し、正直言って身体は、発症以後、体力が戻らず、軽い運動障害もあります。すぐに疲れ、体調崩すので絶対に無理できない状態。結局は前職の営業部には戻れなかった。
夫婦仲はずっと良い。天音は僕が病気になってからも本当に親身に世話をしてくれます。幼馴染なだけに、友達っぽいさばさばした付き合いみたいな所もあったのだけど、1年のリハビリ中にも励まして、時には叱咤(もちろん愛情を込めてだが)して、本当に泣ける位に看病と世話をしてくれました。
会社からは半年間は給与(60%)が出たが、以後は無給となる。治療費もリハビリ費用もあり切詰めた家計状態だったから、天音は看病に専念したかったらしいが仕事を辞められなかった。天音は大手のSIer(システムインテグレーター)にプログラマーとして働いている。僕を支えながら頑張ってくれた。家事も看病も仕事に、愛する僕のために尽くしてくれる。
それなのに病気以降は正直夫婦生活の方が出来なくなってしまった。気持はあるのだけど、勃起がうまくいかない。病気の影響だと思う。発病前には、週に2回位だったセックスが、発病以降は全然できなかった。正直妻の天音は美人だし、僕も気持ち的にはあるのだけど、どうしても夜まで体力が持たない。天音の帰宅が午後8時近くで、それから夕食になる。僕は、会社からの配慮で定時の帰社。それで、夜も10時頃になるとどうしても起きていられなくなってしまう。
発病して2年後(現在)には1カ月に1回となっています。仕事量が増えると、疲労が蓄積して、だんだん上手くいかなくなって、月の1回もうまくいかなくなっていた。セックスレスっぽい状態が続いている。でも僕がやりたくない訳じゃない。心ではいろんな妄想もするが、上手くいかないって言う状態。お互いの仲は今までと変わらずというか、寧ろ以前よりも良くなっているのだけれ、どそれだけに、このことは正直ずっと凄く心に重しが乗っかっていました。
土曜日・日曜日の休みで体力を温存して、日曜日にゆっくり月1回のセックスが正直今の僕の体力だと限界だった。その1回ですら天音を満足させるってのとは程遠いような状態だった。天音は『Hなんてどうでも良いよ。早く体治そうね。』って、優しく言ってくれるのだけど言われる度に、逆に僕の中で焦りがでてしまう。なんだか悪循環に陥ってしまうようになった。 第2話へ
2017/07/10
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