中Ⅲ2【変貌】第1話
中Ⅲ2【変貌】第1話
(原題:理想の彼女 投稿者・投稿日:不明)
伊藤初音(いとう・はつね:18歳)とは同じ大学で出会う。彼女には他学部の男と入学直後から交際していたが、一年の一般科目の授業で僕(河邑秀成:かわむら・ひでなり:18歳)と知り合い、その年の終わり頃に僕が奪う形でつきあうようになった。初音は明るくカラッとした性格で、真面目で努力家だったが、僕に対してだけは甘えん坊で子どもっぽい面も見せる、そんな性格である。父親が躾に厳しく、箱入り娘で世間知らずのところがあり、たわいもない嘘を簡単に信じてしまうことがあった。
彼女は処女ではなかったが、経験豊富というわけでもない。僕も同じようなものだったが、ふたりの身体の相性はかなりよい方だと僕は感じていた。それは初音が、以前つきあっていた男よりも、僕とのセックスの方が遥かに気持ちいいし、持続時間も長いと言っていたからである。これは後に初音が教えてくれたのだが、僕と初めてセックスをしたとき、前の男のときとの違いに内心とても驚いていたのだそうだ。ただ、初音はいままで『逝った』ことがなかった。僕も色々と努力をして、なんとか彼女を逝かせようとしたのだが、いまのところ成功していない。初音自身は、『あまり気にしていないし、きっとそのうち逝けるようになると思う。』って言っていた。
初音はどちらかというと童顔で普段はほとんど化粧もせず、たまに口紅を塗るぐらいである。そのせいもあり、年齢のわりにはだいぶ幼い印象を受けるが、実は目鼻立ちのはっきりとした化粧映えのする相当な美人だった。身長は160cmほどで出るところは出ていてスタイルもいい。僕は派手な女性が好みだったので、初音はもっと着飾ったり日常的に化粧をすればいいのに、と思っていた。
しかし初音はそういったことに興味がほとんどなく、普段から色気のない格好で、デートの時も男物のシャツにジーンズというような格好である。僕は、派手な服や靴を自ら購入し、プレゼントするようになっていった。初音はそれらを僕の前でだけはたまに身につけてくれるのだが、やはりいまひとつ気乗りしない感じのようである。
さらにエスカレートして、扇情的な下着などもプレゼントをした。それを身に着けてくれた初音を抱いた夜は、ふたりともそれなりに興奮する。しかし、その後のある日、あまりにもそういった要求の多くなってきた僕に愛想をつかしたと言い、初音から突然別れを告げられてしまった。つきあい始めて1年と少し経った頃である。
僕は愕然として、初音の気持ちを無視して自分の好みばかり押しつけていたことを反省した。そして「よりを戻して欲しい。」と何度か初音に迫ったが、そのたびに拒絶される。大学の三年になっていた初音と僕は、学部こそ同じだが専攻が違うせいで選択授業ではほとんど一緒になることは無くなり、学内で初音の姿を見かける機会もほとんど無くなってしまっていた。 第2話へ続く
2018/12/08
(原題:理想の彼女 投稿者・投稿日:不明)
伊藤初音(いとう・はつね:18歳)とは同じ大学で出会う。彼女には他学部の男と入学直後から交際していたが、一年の一般科目の授業で僕(河邑秀成:かわむら・ひでなり:18歳)と知り合い、その年の終わり頃に僕が奪う形でつきあうようになった。初音は明るくカラッとした性格で、真面目で努力家だったが、僕に対してだけは甘えん坊で子どもっぽい面も見せる、そんな性格である。父親が躾に厳しく、箱入り娘で世間知らずのところがあり、たわいもない嘘を簡単に信じてしまうことがあった。
彼女は処女ではなかったが、経験豊富というわけでもない。僕も同じようなものだったが、ふたりの身体の相性はかなりよい方だと僕は感じていた。それは初音が、以前つきあっていた男よりも、僕とのセックスの方が遥かに気持ちいいし、持続時間も長いと言っていたからである。これは後に初音が教えてくれたのだが、僕と初めてセックスをしたとき、前の男のときとの違いに内心とても驚いていたのだそうだ。ただ、初音はいままで『逝った』ことがなかった。僕も色々と努力をして、なんとか彼女を逝かせようとしたのだが、いまのところ成功していない。初音自身は、『あまり気にしていないし、きっとそのうち逝けるようになると思う。』って言っていた。
初音はどちらかというと童顔で普段はほとんど化粧もせず、たまに口紅を塗るぐらいである。そのせいもあり、年齢のわりにはだいぶ幼い印象を受けるが、実は目鼻立ちのはっきりとした化粧映えのする相当な美人だった。身長は160cmほどで出るところは出ていてスタイルもいい。僕は派手な女性が好みだったので、初音はもっと着飾ったり日常的に化粧をすればいいのに、と思っていた。
しかし初音はそういったことに興味がほとんどなく、普段から色気のない格好で、デートの時も男物のシャツにジーンズというような格好である。僕は、派手な服や靴を自ら購入し、プレゼントするようになっていった。初音はそれらを僕の前でだけはたまに身につけてくれるのだが、やはりいまひとつ気乗りしない感じのようである。
さらにエスカレートして、扇情的な下着などもプレゼントをした。それを身に着けてくれた初音を抱いた夜は、ふたりともそれなりに興奮する。しかし、その後のある日、あまりにもそういった要求の多くなってきた僕に愛想をつかしたと言い、初音から突然別れを告げられてしまった。つきあい始めて1年と少し経った頃である。
僕は愕然として、初音の気持ちを無視して自分の好みばかり押しつけていたことを反省した。そして「よりを戻して欲しい。」と何度か初音に迫ったが、そのたびに拒絶される。大学の三年になっていた初音と僕は、学部こそ同じだが専攻が違うせいで選択授業ではほとんど一緒になることは無くなり、学内で初音の姿を見かける機会もほとんど無くなってしまっていた。 第2話へ続く
2018/12/08
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