短Ⅳ8[嫁を抱かせる]その13回
その12回 20190515
蛍光灯に照らされて嫁(伊藤五月:いとう・さつき:28歳)の突き出されたマンコの割目から内腿に白濁液がドロドロと流れ出し伝わっていくのがみえます。浜口孝(はまぐち・たかし:31歳)の精液と五月の本気汁の混ざった液体が粘りつくように流れていました。
静寂の時が部屋に漂っています。嫁と孝の二人の呼吸音だけがしていました。ハアァ・ハアァ・・・ハアァ・・・ハア・・ハアァ・・・・・・・・・・ 二人は余韻に浸って横になったままです。僕(伊藤和弘:いとう・かずひろ:30歳)は、金縛り状態が少し和らいでいました。寝室の中に入って行くのをためらいます。
“自分は、自分の嫁が他人に抱かれる姿で異常に興奮する”動物になってしまっていた。
治療と称して嫁を他人に抱かせてから願望が強くなります。ビデオで見るより生で見るほうが何倍も興奮して硬くなった。時間もながく硬くなったままになります。《もっと、もっと嫁が他人に抱かれて乱れる姿を見たい。》そう思っていました。
恥ずかしい話ですが僕は“スケベ人間”になっていたのです。他人から見るとただの変態と化していた。僕は二人に気付かれないように寝室のドアを閉め、そして、足音を立てないように階段を慎重に降りていきます。玄関を出て駅方向に足早に歩いていました。自分でも何でこんな事をしているのかと思いながら歩きます。
僕は10分ほど歩いたところでポケットから携帯電話を取り出して嫁の携帯に電話をしました。ツ・ツ プルル・ルル・ルル・・・・・・呼び出しています。
「ハイ。もしもし五月です。・・・あなた! どうしたのこんな時間に・・・・」
嫁がだるそうな声で電話に出ました。孝に逝かされた放心状態から完全に醒めてはいないのです。
「ああ。僕だ、メール見たか? 今、駅にいる。仕事が速く片付いたので帰ってきた。」
『・・・・えっ。いま・・・。駅・・・。帰るの。ああ・・・わかった・・・・。』
慌てていました。平静を装っていましたが、明らかに慌てています。
僕は大通りに出てタクシーを拾って自宅前で降りて、何食わぬ顔で玄関チャイムを鳴らしました。
『ああ、お帰り。早く終わったのね。お疲れ様。』
嫁の髪が濡れています。孝の痕跡を消そうとシャワーを浴びたのでした。
「連絡を入れたんだけど返事がないから心配したよ。今、風呂に入ったの?」
『あ・あっ そ・そう・・・今あがったばっかり。うとうとして寝てたから遅くなちゃった。」
声が少し上ずっています。 その14回に続く
20190516
- 関連記事
-
- 短Ⅳ15〚情婦〛第13話 (2019/02/24)
- 短Ⅳ8[嫁を抱かせる]その11回 (2019/03/16)
- 短Ⅳ22《うちの妻は大丈夫?》第4回 (2019/03/17)
- 短Ⅳ21『あなたが望むことなら。』8話 (2019/04/01)
- 短Ⅳ21『あなたが望むことなら。』9話 (2019/04/03)
- 短Ⅳ21『あなたが望むことなら。』10話 (2019/05/13)
- 短Ⅳ8[嫁を抱かせる]その12回 (2019/05/15)
- 短Ⅳ8[嫁を抱かせる]その13回 (2019/05/16)
- 短Ⅳ8[嫁を抱かせる]その14回 (2019/05/17)
- 短Ⅳ8[嫁を抱かせる]その15回 (2019/05/18)
- 短Ⅳ8[嫁を抱かせる]その16回 (2019/05/19)
- 短Ⅳ8[嫁を抱かせる]その17回 (2019/05/22)
- 短Ⅳ17「一度味わった快楽」その16話 (2019/06/07)
- 短Ⅳ17「一度味わった快楽」その17話 (2019/06/08)
- 短Ⅳ23〖逆転の関係〗その1 (2019/06/15)