長A〖異端な夫婦〗その7話
その6話 20190725
『わかったわ。明日連絡を取ってみるけど・・でも貴方、言っとくけど、連絡を取ったら会う事になるわよ。会ったら、あの人(宮園真一:みやぞの・しんいち:35歳)は、絶対わたしを抱くわよ。』って美織が心配そうに告げます。
私(水原誠司:みずはら・せいじ:34歳)は心臓がドク!ドク!と高まっていた。心のどこかには、《美織は宮園に抱かれる事は無い。宮園が誘ってきても断る事もあるじゃないか。最後に怖じけ付くさ。》しかし、妻はペニスに尻を打ち付けながら、『嫌いで別れた人じゃないのよ、宮園さんは。会う事になったら、私も宮園さんに抱かれる覚悟で行くわ。と言うより、私も抱いて欲しいの。』って妻(水原美織:みずはら・みおり:32歳)から本音と言える言葉が出た。
それで私は嫉妬で我慢が出来なくなり、体を入れ替え、美織の太ももを乱暴に拡げ、まじまじと秘肉を見ます。複雑な肉ひだに縁どられた赤い肉の亀裂。皮から飛び出したクリトリス。男を呼び込むマンコ。その下に小さくすぼまる肛門。《全部、俺のものだ!》と声に出して叫びたいほどの激情が襲ってきて、その夜、私は獣になった。
朝、家を出るとき美織は寡黙です。それまでは、夜の睦言に宮園の名前が出て、獣のようなSEXをしても、翌朝には何事も無かったかのように2人で出かけた。妻は私の勤める会社の2駅前で降りますが、その駅に着く少し前に、美織が私に言った。『もし連絡が付いたら、電話かメールするね。お昼休みに連絡してみるから、貴方に報告するのは、その後になるわ。』いつもなら軽く手を振る妻は私の目を見ることなく、一気にしゃべると、電車を降ります。
結局、午前中は仕事にならなかった。昼休みが過ぎても美織からの連絡は無くて、《宮園とは連絡が付かなかったんだ。会社を辞めていたんだ。》私はホッとする感情とちょっと残念な感じが頭の中で交差します。
仕事時間が終わり、会社を出た直後にスマホが鳴りました。ディスプレイを確認する。《美織からの電話だ!》途端に心臓が音をたてはじめます。
「もしもし。」
『あッ! 貴方。ごめんね。連絡が遅くなっちゃって・・。』
「いいよいいよ。俺も忙しかったからさ。」
心ない嘘でした。私は完全に動揺していたのです。
『そう。よかった。わたしからの連絡、待っているんじゃないかと心配してたの。』
「そう。それはいいけど、連絡は付いたの?」
『うん。付いたよ。』
《えッ!! 付いた?!!》と、危うく大声が出そうになり、私は青い空を見上げ、大きく息を吸った。 その8話へ
20190726
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