〖幸せを求めて〗 第4回
名E〖幸せを求めて〗 第4回
「逝ッたか?」妻の美月は全身を真っ赤にしながら消え入るような声で答えた。『……はい…。』たまらず私は妻の手を引きベッドに引きこみます。すると妻は『あなたやめて、あたし今日はもう無理…なの…お願い…。』と抗(あらが)います。私が気の毒に思ったのか、『…手で…してあげるから…。』と云うと私を寝かせ覆い被さり、キスをしながらパンツの中に手を入れてきました。普段は決して美月のほうから積極的にふるまうことはなかったので興奮した私はおとなしくなされるがままになっていました。
美月は顔を右に左にと傾けながらキスをしてきます。妻の温かい吐息を味わいながら私はまもなく大量に放出してしまいました。唇を離すと妻はバスタオルを取りに行きましたが、部屋を出るときにちらりと私を見た妻の美月は、夢の中で見た妖艶な表情を浮かべていました…。
結局、妻の美月とセックスができたのは水曜の夜だった。それまでも毎晩求めていたのだが、妻に拒まれその度に手で抜いてもらっていた。私たちのこれまでのセックスは、私が淡白なのと妻が恥ずかしがり屋のためとても静かなものだ。いつも正常位で行い、妻は声をまったく出さない。絶頂の瞬間に声が漏れる程度である。
その日は私が興奮していたこともあって二度もしてしまったのだが、美月は一度もイクことができなかった。まだ妻の体が完全に回復していないのかと思い悪いことをしたと思ったが、『あなた、愛しているわ。』とキスをされると安心して私はそのまま寝入ってしまった。
しかし、夜中にふと目を覚ますと、隣の妻の様子がおかしい。体をまっすぐに伸ばしたままうつぶせになり、顔を枕にうずめたまま細かく体を揺すっているのである。『はあ…はあ…。』美月の息遣いが聞こえる。布団の中からかすかにくちゅくちゅと音がする。『あ…あぁっっはあっ!』聞き覚えのある美月の絶頂の声と共に静かになり、しばらくすると妻はバスルームに消えて行った。私が妻のオナニーを見たのは初めてだった。
次の土曜日がやってきた。妻の美月は先週と同じように身繕いを済ませると、『これから菊池さんに…種付けして…もらいに行ってきます…。』とあいさつし、家を出て行った。私は急いで居間のビデオデッキにメモリーカードを差し込む(パソコンより大きな画面で観たかった。)と、食い入るように大型液晶テレビの画面を見つめた。左手の薬指に光る結婚指輪以外、何一つ身にまとっていない美月の姿が映し出された。
美月は私が最初の男であり、私以外の男とは直接に裸を見たことも見せたこともありません。だから私のすることや私の体が当たり前だと思い込んでいたのですが、この映像には、それがまったくの間違いであり、すべてにおいて新しい経験をさせられる妻の美月が記録されていました。
2014/12/06
「逝ッたか?」妻の美月は全身を真っ赤にしながら消え入るような声で答えた。『……はい…。』たまらず私は妻の手を引きベッドに引きこみます。すると妻は『あなたやめて、あたし今日はもう無理…なの…お願い…。』と抗(あらが)います。私が気の毒に思ったのか、『…手で…してあげるから…。』と云うと私を寝かせ覆い被さり、キスをしながらパンツの中に手を入れてきました。普段は決して美月のほうから積極的にふるまうことはなかったので興奮した私はおとなしくなされるがままになっていました。
美月は顔を右に左にと傾けながらキスをしてきます。妻の温かい吐息を味わいながら私はまもなく大量に放出してしまいました。唇を離すと妻はバスタオルを取りに行きましたが、部屋を出るときにちらりと私を見た妻の美月は、夢の中で見た妖艶な表情を浮かべていました…。
結局、妻の美月とセックスができたのは水曜の夜だった。それまでも毎晩求めていたのだが、妻に拒まれその度に手で抜いてもらっていた。私たちのこれまでのセックスは、私が淡白なのと妻が恥ずかしがり屋のためとても静かなものだ。いつも正常位で行い、妻は声をまったく出さない。絶頂の瞬間に声が漏れる程度である。
その日は私が興奮していたこともあって二度もしてしまったのだが、美月は一度もイクことができなかった。まだ妻の体が完全に回復していないのかと思い悪いことをしたと思ったが、『あなた、愛しているわ。』とキスをされると安心して私はそのまま寝入ってしまった。
しかし、夜中にふと目を覚ますと、隣の妻の様子がおかしい。体をまっすぐに伸ばしたままうつぶせになり、顔を枕にうずめたまま細かく体を揺すっているのである。『はあ…はあ…。』美月の息遣いが聞こえる。布団の中からかすかにくちゅくちゅと音がする。『あ…あぁっっはあっ!』聞き覚えのある美月の絶頂の声と共に静かになり、しばらくすると妻はバスルームに消えて行った。私が妻のオナニーを見たのは初めてだった。
次の土曜日がやってきた。妻の美月は先週と同じように身繕いを済ませると、『これから菊池さんに…種付けして…もらいに行ってきます…。』とあいさつし、家を出て行った。私は急いで居間のビデオデッキにメモリーカードを差し込む(パソコンより大きな画面で観たかった。)と、食い入るように大型液晶テレビの画面を見つめた。左手の薬指に光る結婚指輪以外、何一つ身にまとっていない美月の姿が映し出された。
美月は私が最初の男であり、私以外の男とは直接に裸を見たことも見せたこともありません。だから私のすることや私の体が当たり前だと思い込んでいたのですが、この映像には、それがまったくの間違いであり、すべてにおいて新しい経験をさせられる妻の美月が記録されていました。
2014/12/06
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