特名 〖興奮と嫉妬と不安の狭間で〗 第6節4章 48
特名 〖興奮と嫉妬と不安の狭間で〗 第6節4章 48
〖貸し出し④〗
完全にセックスをしている声である。こんなの気づかない訳が無い。『・・・・・・あ、大輔君っ?』の間に葵(あおい)の明らかな“はあっはあっ”て息を切らせた感じの声。近くに向井さんがいるのも判る。というか何よりもベッドの軋む音が聞こえる。
でも後で説明してもらうと、葵は向井さんに〔俺(大輔)にはセックスしているのを気づかれないように。〕って最初言われていた(後から向井さんに聞いた。)から普通に話そうとしていたけど、完全に音で葵が揺さぶられているリズムまで判る程に分かった。
『お疲れ様っ。…遅かったね。』、「結構、遠かったよ~。」って言葉の間も“はあっ”て葵が息を吐いて、それからスポーツで走っている時みたいな荒い息と、『んっん』って我慢するような声だった。
ベッドの軋む音の途中で、『………』みたいに会話が途切れる。
「水着を買ってもらったって?」と俺が葵に尋ねる。
『うん、やっぱり・・・私が払うって言ったんだけど・・。』
「いいよ。浩人にはお礼言っとくから。明日見せてよ。」
『…うん。見せる見せる。・・・大輔君見てね。』って会話は続くが、その間も言葉の間間にリズミカルに“んっ!んっ!”って声が出る。そんな電話に俺はめちゃくちゃ興奮をした。
少し話しをした後、そこで多分、向井さんが思いついたのだと思う。ぼそぼそって後ろで向井さんの声がした後、いきなりだった。
葵が“んっ!んっ!”ってリズミカルに息を漏らした後に、“はあっ”て大きくため息を吐いて、『私…今セックスしてるの・・。』《えっ!?》とも何も言えずに俺は喉がカラカラになった。
それで、また、ぼそぼそって向井さんの声の後で、『今ね、向井さんとセックスしてるのっ~~』って葵のエロい声の後に今度は明らかに“あんっあん”っていう喘ぎ声になった。
そういう時って上手い事が言えない。でも漸(ようや)く出た言葉が、「・・どうやって?」(やっぱり俺はM体質だな。)そこからは向井さんに言われてじゃなかったと思う。
『今・・・?』
「そう今。葵はどうされてるの?」と、少し詰問調になる。
『…後ろからっ…。』ってリアルな回答をした。。
それで、葵が恐らくスマートフォンの話す部分を押さえた後に、『やだ向井さんっ!』って葵の甘えたエロい声がした直後に、『大輔君ごめん切るね。』と言って電話が途絶えた。
その後、連絡は無し。ホテルに来た時点で俺はある程度の覚悟とか、慣れみたいなのも全部吹っ飛んだ。のた打ち回ったって表現が近いと思う。声にすると、「ああああああああああっあっもううううううう!」であった。
10分後に葵から、≪向井さんからだけど、夜中に戻るのでいい?って大輔君に尋ねてって。≫とのメールが来る。それで、俺が≪葵がいいなら、構わないよ。≫って返事のメール打った後にすぐ電話が来た。
今度は向井さんだったが、〔もしもし、大輔?葵ちゃんが部屋に帰るの夜中になっちゃうけどいい?〕との声。向井さんのいつもの手管(てくだ=かけひき。)だと思う。明らかに俺に聞かせるというよりは葵に聞かせるためだった。
この時には葵の声は聞こえなかった。ただ俺の返事も実際に確認をしている感じでもあったので、「いいですよ。」と、伝えると向井さんが少しだけ黙った。それは〔ほんとうに大丈夫か?〕との確認だと思う。
それで、黙っていたら、〔ああ、すげえ楽しかったよ。葵ちゃんは泳ぐの上手いな。〕って俺と話しているフリをして勝手に向井さんが話し始めた。俺もたまに答えたりしたのだけど、基本は向井さんが一方的に話しをしていた。
その時の雰囲気で、俺が興奮しているのも判ったのだと思う。それで、暫くして向井さんが〔じゃあ・・・。〕って別れの言葉を言った後で、向井さんが明らかにSっぽい口調で〔葵、フェラチオを止めて大輔になにか一言、言えっよ!〕と、上手く書けないけどその時の空気と、向井さんとの電話があまりにも生々しかった。
2015/04/06
〖貸し出し④〗
完全にセックスをしている声である。こんなの気づかない訳が無い。『・・・・・・あ、大輔君っ?』の間に葵(あおい)の明らかな“はあっはあっ”て息を切らせた感じの声。近くに向井さんがいるのも判る。というか何よりもベッドの軋む音が聞こえる。
でも後で説明してもらうと、葵は向井さんに〔俺(大輔)にはセックスしているのを気づかれないように。〕って最初言われていた(後から向井さんに聞いた。)から普通に話そうとしていたけど、完全に音で葵が揺さぶられているリズムまで判る程に分かった。
『お疲れ様っ。…遅かったね。』、「結構、遠かったよ~。」って言葉の間も“はあっ”て葵が息を吐いて、それからスポーツで走っている時みたいな荒い息と、『んっん』って我慢するような声だった。
ベッドの軋む音の途中で、『………』みたいに会話が途切れる。
「水着を買ってもらったって?」と俺が葵に尋ねる。
『うん、やっぱり・・・私が払うって言ったんだけど・・。』
「いいよ。浩人にはお礼言っとくから。明日見せてよ。」
『…うん。見せる見せる。・・・大輔君見てね。』って会話は続くが、その間も言葉の間間にリズミカルに“んっ!んっ!”って声が出る。そんな電話に俺はめちゃくちゃ興奮をした。
少し話しをした後、そこで多分、向井さんが思いついたのだと思う。ぼそぼそって後ろで向井さんの声がした後、いきなりだった。
葵が“んっ!んっ!”ってリズミカルに息を漏らした後に、“はあっ”て大きくため息を吐いて、『私…今セックスしてるの・・。』《えっ!?》とも何も言えずに俺は喉がカラカラになった。
それで、また、ぼそぼそって向井さんの声の後で、『今ね、向井さんとセックスしてるのっ~~』って葵のエロい声の後に今度は明らかに“あんっあん”っていう喘ぎ声になった。
そういう時って上手い事が言えない。でも漸(ようや)く出た言葉が、「・・どうやって?」(やっぱり俺はM体質だな。)そこからは向井さんに言われてじゃなかったと思う。
『今・・・?』
「そう今。葵はどうされてるの?」と、少し詰問調になる。
『…後ろからっ…。』ってリアルな回答をした。。
それで、葵が恐らくスマートフォンの話す部分を押さえた後に、『やだ向井さんっ!』って葵の甘えたエロい声がした直後に、『大輔君ごめん切るね。』と言って電話が途絶えた。
その後、連絡は無し。ホテルに来た時点で俺はある程度の覚悟とか、慣れみたいなのも全部吹っ飛んだ。のた打ち回ったって表現が近いと思う。声にすると、「ああああああああああっあっもううううううう!」であった。
10分後に葵から、≪向井さんからだけど、夜中に戻るのでいい?って大輔君に尋ねてって。≫とのメールが来る。それで、俺が≪葵がいいなら、構わないよ。≫って返事のメール打った後にすぐ電話が来た。
今度は向井さんだったが、〔もしもし、大輔?葵ちゃんが部屋に帰るの夜中になっちゃうけどいい?〕との声。向井さんのいつもの手管(てくだ=かけひき。)だと思う。明らかに俺に聞かせるというよりは葵に聞かせるためだった。
この時には葵の声は聞こえなかった。ただ俺の返事も実際に確認をしている感じでもあったので、「いいですよ。」と、伝えると向井さんが少しだけ黙った。それは〔ほんとうに大丈夫か?〕との確認だと思う。
それで、黙っていたら、〔ああ、すげえ楽しかったよ。葵ちゃんは泳ぐの上手いな。〕って俺と話しているフリをして勝手に向井さんが話し始めた。俺もたまに答えたりしたのだけど、基本は向井さんが一方的に話しをしていた。
その時の雰囲気で、俺が興奮しているのも判ったのだと思う。それで、暫くして向井さんが〔じゃあ・・・。〕って別れの言葉を言った後で、向井さんが明らかにSっぽい口調で〔葵、フェラチオを止めて大輔になにか一言、言えっよ!〕と、上手く書けないけどその時の空気と、向井さんとの電話があまりにも生々しかった。
2015/04/06
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