特名 〖興奮と嫉妬と不安の狭間で〗 第5節10章 44
特名 〖興奮と嫉妬と不安の狭間で〗 第5節10章 44
〖SとM〗
妻の葵(あおい)が戻ってきたのは、1時間後だと思う。俺は借りたTシャツを着て葵と一緒に寝たけど、抱きしめキスをした時、本当にリアルに葵の口から精液の臭いがした。シャワーは浴びていたけど明らかに精液の匂い。向井さんが口に出したのだと思う。
俺は頭が冴えて寝付けなかったけれど、葵は疲れたのだろう、すぐに寝息をたてた。(ふたりの男と3回?のセックスをしたのだからな)可愛い寝顔に、愛おしいのと嫉妬に身悶えつつ、いつの間にか睡魔に落ちていた。
次の日、日曜日の朝は葵がしょげ返っていた。やっぱり流されていたのとは違ったようで起きるなり、『大輔君本当にごめんね。』って、何度も謝ってくる。「俺が許可したのだから謝らなくていいよ。」と諭すとそれで、漸く葵は落ち着いた。
向井さんも判っているようで和室に顔を出して〔おっす!〕って感じに本当にあっさり挨拶してきて、俺と葵は向井さんからアイスコーヒーを水筒に詰めてくれたのを受け取って、すぐに家に帰った。
自宅に着いて、二人とも夕方まで眠り込んだ。肉体ではなく精神的な疲労であろう。夕食はピザの出前にした。食べることによって脳も活性化されてくる。「なぁ葵。昨日の事だけど・・・・。」と切り出す。『ごめんなさい大輔君。私やっぱり行くべきじゃなかったわ。』、「いや其のことじゃないよ。まぁ少しは関係あるけど・・」葵は『・・・・・』
「三人でルールを決めただろう。」、『うん。』、「このプレイも葵が認めてくれた。ありがとう。最初がダマシ討ちみたいだったろう。」、『そうだったね。でも私は大輔君を愛しているから、大輔君がして欲しいことはやってあげたいの。だけど、向井さんの所へ戻ったのは反省してる。ごめん。』、「そんなことは謝らなくていいよ。葵にこんなことさせているんだから・・。」
『わかったけど、大輔君が嫌だなと思うことはこれからはしないから・・・。』、「ありがとう。ただね・・・。」、『えっ?ただ何?』、「正直に言うね。俺の性癖はSの部分とMの部分があるんだ。」、『Sの部分って?』、「愛している葵を他人に抱かせていること。実際葵が『嫌だ!』と思っていても、無理矢理やらせるのはSだな。」
『ふーん、じゃMは?』、「葵が向井に抱かれているだろう?それに興奮をする。身悶えるほどの快感なんだ。それと同時に嫉妬心や憔悴感は半端なくて“こんなことやるんじゃなかった”とも思うが、そう思っている自分が【快楽】なんだ。分かりにくくてごめんな・・。」
『そうだね。たぶん半分も理解できてないけど、これからも二人で話しを一杯しようね。』、「うん。しよう、しよう。」、『あのね。こんな私だけど、絶対絶対に嫌いにならないで。何でもするから・・・。』、「ありがとう。どんなことがあってもね。愛しているよ。」、「葵、ヌード撮らせてくれる?」、『ダメ!それは却下!調子に乗らないの!』葵の返答に二人は大爆笑。この日の話し合いで、今まで葵の中で意味不明だったものが、ほんの少し理解ができたようだ。
ラブラブモードの勢いのまま夜もいちゃいちゃした。今週の土曜日曜もずっと一緒にいた。俺と葵とで、向井さん関連の会話ってのは無いのだけど、ある意味それを含めて葵と俺がどう接すれば良いのかがより判った感じがする。
1週間ちょっと経ったけど、今回のはあってよかったのだと思う。葵はかなり今回のことである意味落ち着いた。俺も「最初からこうしていれば良かったかも。」と思う。
向井さんとも、やり取りはしているけど、彼にとってもかなり興奮した日だったようで、《次はどうする?》とかは話しをしているけれど、ある意味葵にとっての〖1回目〗だった訳だし、《これからもゆっくり行こう》という話もしている。
2015/03/23
〖SとM〗
妻の葵(あおい)が戻ってきたのは、1時間後だと思う。俺は借りたTシャツを着て葵と一緒に寝たけど、抱きしめキスをした時、本当にリアルに葵の口から精液の臭いがした。シャワーは浴びていたけど明らかに精液の匂い。向井さんが口に出したのだと思う。
俺は頭が冴えて寝付けなかったけれど、葵は疲れたのだろう、すぐに寝息をたてた。(ふたりの男と3回?のセックスをしたのだからな)可愛い寝顔に、愛おしいのと嫉妬に身悶えつつ、いつの間にか睡魔に落ちていた。
次の日、日曜日の朝は葵がしょげ返っていた。やっぱり流されていたのとは違ったようで起きるなり、『大輔君本当にごめんね。』って、何度も謝ってくる。「俺が許可したのだから謝らなくていいよ。」と諭すとそれで、漸く葵は落ち着いた。
向井さんも判っているようで和室に顔を出して〔おっす!〕って感じに本当にあっさり挨拶してきて、俺と葵は向井さんからアイスコーヒーを水筒に詰めてくれたのを受け取って、すぐに家に帰った。
自宅に着いて、二人とも夕方まで眠り込んだ。肉体ではなく精神的な疲労であろう。夕食はピザの出前にした。食べることによって脳も活性化されてくる。「なぁ葵。昨日の事だけど・・・・。」と切り出す。『ごめんなさい大輔君。私やっぱり行くべきじゃなかったわ。』、「いや其のことじゃないよ。まぁ少しは関係あるけど・・」葵は『・・・・・』
「三人でルールを決めただろう。」、『うん。』、「このプレイも葵が認めてくれた。ありがとう。最初がダマシ討ちみたいだったろう。」、『そうだったね。でも私は大輔君を愛しているから、大輔君がして欲しいことはやってあげたいの。だけど、向井さんの所へ戻ったのは反省してる。ごめん。』、「そんなことは謝らなくていいよ。葵にこんなことさせているんだから・・。」
『わかったけど、大輔君が嫌だなと思うことはこれからはしないから・・・。』、「ありがとう。ただね・・・。」、『えっ?ただ何?』、「正直に言うね。俺の性癖はSの部分とMの部分があるんだ。」、『Sの部分って?』、「愛している葵を他人に抱かせていること。実際葵が『嫌だ!』と思っていても、無理矢理やらせるのはSだな。」
『ふーん、じゃMは?』、「葵が向井に抱かれているだろう?それに興奮をする。身悶えるほどの快感なんだ。それと同時に嫉妬心や憔悴感は半端なくて“こんなことやるんじゃなかった”とも思うが、そう思っている自分が【快楽】なんだ。分かりにくくてごめんな・・。」
『そうだね。たぶん半分も理解できてないけど、これからも二人で話しを一杯しようね。』、「うん。しよう、しよう。」、『あのね。こんな私だけど、絶対絶対に嫌いにならないで。何でもするから・・・。』、「ありがとう。どんなことがあってもね。愛しているよ。」、「葵、ヌード撮らせてくれる?」、『ダメ!それは却下!調子に乗らないの!』葵の返答に二人は大爆笑。この日の話し合いで、今まで葵の中で意味不明だったものが、ほんの少し理解ができたようだ。
ラブラブモードの勢いのまま夜もいちゃいちゃした。今週の土曜日曜もずっと一緒にいた。俺と葵とで、向井さん関連の会話ってのは無いのだけど、ある意味それを含めて葵と俺がどう接すれば良いのかがより判った感じがする。
1週間ちょっと経ったけど、今回のはあってよかったのだと思う。葵はかなり今回のことである意味落ち着いた。俺も「最初からこうしていれば良かったかも。」と思う。
向井さんとも、やり取りはしているけど、彼にとってもかなり興奮した日だったようで、《次はどうする?》とかは話しをしているけれど、ある意味葵にとっての〖1回目〗だった訳だし、《これからもゆっくり行こう》という話もしている。
2015/03/23
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