中14〖恋に恋した妻〗PART1
中14〖恋に恋した妻〗PART10
その後、後輩の河野哲平(こうの・てっぺい 27歳)からはなんの連絡もなかった。《なんだ、本当にお見舞いしただけか?》と僕(波戸真一)は落胆しつつ仕事を続けていた。しかし、もうそろそろ定時の退社時間かという時間に、哲平から、≪今咲希さんがシャワーに行きました。電話しても良いですか?≫とメールが来た。
その不意打ちメールの内容に、僕は膝がすとんと落ちそうになり、そして同時に一瞬で下腹部がカッと熱くなった。急いで廊下に出て、周囲を気にしながら口元を手で押さえながら哲平に電話をする。「やったのか?」って僕はストレートな質問。〔はい2回戦が終わったとこです。〕と哲平は早口でそう呟き、更に続けた。
〔今日先輩残業とかないっすか?もし良かったらもうちょい・・。〕
「わかった。咲希には僕からメールで連絡しとくわ。」
電話の後で咲希と哲平に≪今夜は残業で遅くなるかも?早くても21時だと思う。晩飯も社員食堂で食っておくわ。≫とメールを打つ。15分程して≪え~ご馳走の予定だったのに~(泣)わかった。気をつけて帰ってきてね。≫と妻の咲希(さき)から返信メール。《真実を知っているだけに複雑な想いがした。》
その後哲平からは≪じゃあ8時には帰します。≫とだけメールがあった。残業などしても手につかないのがわかりきっていた僕は、定時そこそこで会社を出て近くのネットカフェで時間を潰すことにした。とはいえ漫画を読んだり、ネットをする気になれず、その間は今までの咲希との思い出が頭の中をぐるぐる回っていた。
目を瞑(つむ)ると、咲希の笑顔が浮かんできた。ベタだけど、ウェディングドレス着て照れ笑いしている咲希の姿とかです。それがいま哲平の腕の中で、どんな顔でどんな声をあげているのかを想像すると、苦しいくらいに興奮し、そして同時にますます咲希が愛おしくてたまらなくなった。我慢出来なくて、トイレで携帯の咲希の待受け写真で一度抜いた。《寝取らせって妻(咲希)フェチだなと思う。》
哲平からの報告を待つ間は、大袈裟かもしれないが生き地獄のようで、僕は泣き叫びたくなるくらいの焦燥感と同時に、童貞を捨てる直前のような興奮で胸が張り裂けそうになる。そんな癖はないのに、しきりと何度も爪を噛み、何度か涙も流しそうになった。
ようやく哲平から、連絡のメールがくる。≪今、咲希さんを帰しました。≫それまで何時間にも感じられたが、まだ午後8時だった。僕は飛び跳ねるようにネットカフェを出て、家路についた。でも家の玄関まで着くと、中に入るのを躊躇(ためら)ってしまう。ほんの数時間前まで他の男に抱かれていた咲希の顔を、見たくて仕方がなかった。でも怖くもあった。
どうせ遅くなると言ってあるんだから、報告を聞きついでに、まずは哲平と会ってワンクッション置こうと踵を返した。
〔ウチに来てからわりとすぐにやり始めました。〕
少し目を逸らしがちにそう言った。《哲平は僕に悪いと思っているのだろう。》
「え、じゃあメシは?」
〔一回戦してから作ってもらいました。〕
「じゃあ咲希のあのメール(≪今哲平君のアパート着いたよ!≫って!」
〔咲希さんがフェラしてくれて、ぼくが挿れてもいい?って言ったら、『うん』って頷いて奥さんからまたがってきたんですけど、その途中で『あ、ちょっと待って!』ってメールを・・・したので、それかも・・。〕
「2回目のメール(≪御飯作って食べさせたから、もう帰るね。≫)は?」
〔実際に料理を作っている時だったと思います。〕
「咲希は抵抗しなかったのか?最初のエッチには?」
〔はい。抵抗ってほどじゃないですけど、一応軽く両手で押してきました。抵抗はそれだけで、あとはじっとしている感じでした。されるがままって感じでした。〕
2015/06/04
その後、後輩の河野哲平(こうの・てっぺい 27歳)からはなんの連絡もなかった。《なんだ、本当にお見舞いしただけか?》と僕(波戸真一)は落胆しつつ仕事を続けていた。しかし、もうそろそろ定時の退社時間かという時間に、哲平から、≪今咲希さんがシャワーに行きました。電話しても良いですか?≫とメールが来た。
その不意打ちメールの内容に、僕は膝がすとんと落ちそうになり、そして同時に一瞬で下腹部がカッと熱くなった。急いで廊下に出て、周囲を気にしながら口元を手で押さえながら哲平に電話をする。「やったのか?」って僕はストレートな質問。〔はい2回戦が終わったとこです。〕と哲平は早口でそう呟き、更に続けた。
〔今日先輩残業とかないっすか?もし良かったらもうちょい・・。〕
「わかった。咲希には僕からメールで連絡しとくわ。」
電話の後で咲希と哲平に≪今夜は残業で遅くなるかも?早くても21時だと思う。晩飯も社員食堂で食っておくわ。≫とメールを打つ。15分程して≪え~ご馳走の予定だったのに~(泣)わかった。気をつけて帰ってきてね。≫と妻の咲希(さき)から返信メール。《真実を知っているだけに複雑な想いがした。》
その後哲平からは≪じゃあ8時には帰します。≫とだけメールがあった。残業などしても手につかないのがわかりきっていた僕は、定時そこそこで会社を出て近くのネットカフェで時間を潰すことにした。とはいえ漫画を読んだり、ネットをする気になれず、その間は今までの咲希との思い出が頭の中をぐるぐる回っていた。
目を瞑(つむ)ると、咲希の笑顔が浮かんできた。ベタだけど、ウェディングドレス着て照れ笑いしている咲希の姿とかです。それがいま哲平の腕の中で、どんな顔でどんな声をあげているのかを想像すると、苦しいくらいに興奮し、そして同時にますます咲希が愛おしくてたまらなくなった。我慢出来なくて、トイレで携帯の咲希の待受け写真で一度抜いた。《寝取らせって妻(咲希)フェチだなと思う。》
哲平からの報告を待つ間は、大袈裟かもしれないが生き地獄のようで、僕は泣き叫びたくなるくらいの焦燥感と同時に、童貞を捨てる直前のような興奮で胸が張り裂けそうになる。そんな癖はないのに、しきりと何度も爪を噛み、何度か涙も流しそうになった。
ようやく哲平から、連絡のメールがくる。≪今、咲希さんを帰しました。≫それまで何時間にも感じられたが、まだ午後8時だった。僕は飛び跳ねるようにネットカフェを出て、家路についた。でも家の玄関まで着くと、中に入るのを躊躇(ためら)ってしまう。ほんの数時間前まで他の男に抱かれていた咲希の顔を、見たくて仕方がなかった。でも怖くもあった。
どうせ遅くなると言ってあるんだから、報告を聞きついでに、まずは哲平と会ってワンクッション置こうと踵を返した。
〔ウチに来てからわりとすぐにやり始めました。〕
少し目を逸らしがちにそう言った。《哲平は僕に悪いと思っているのだろう。》
「え、じゃあメシは?」
〔一回戦してから作ってもらいました。〕
「じゃあ咲希のあのメール(≪今哲平君のアパート着いたよ!≫って!」
〔咲希さんがフェラしてくれて、ぼくが挿れてもいい?って言ったら、『うん』って頷いて奥さんからまたがってきたんですけど、その途中で『あ、ちょっと待って!』ってメールを・・・したので、それかも・・。〕
「2回目のメール(≪御飯作って食べさせたから、もう帰るね。≫)は?」
〔実際に料理を作っている時だったと思います。〕
「咲希は抵抗しなかったのか?最初のエッチには?」
〔はい。抵抗ってほどじゃないですけど、一応軽く両手で押してきました。抵抗はそれだけで、あとはじっとしている感じでした。されるがままって感じでした。〕
2015/06/04
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