中18〚目覚め〛パート02
中18〚目覚め〛パート02
翌朝、妻の瑠璃子(るりこ)に『全然気づかなかったわぁ。何時に帰ったの?』と訊かれたので、僕(河村澄夫)は、「酔っていて憶えてないな。DVDが見たくて、風呂に入って 酔いをさましてから見ようかと思ったけど、結局そのまま眠ちゃったみたい・・。」と何回も頭の中で反復練習したセリフをなんとか自然に言えた。
普段は、飲んで帰って風呂に入る事も、ソファーで寝る事も無いのでかなり不安だったが、瑠璃子は僕の言い訳を全く疑って無い様子で、『そーなんだ。でもちゃんとベッドで寝ないと疲れとれないよぉ~。』と言いながらキスをしてきて、『いつも遅くまでご苦労様です。』とニコッと笑う。僕は心の中で《二度と浮気はしません》と誓った。
そんな誓いは、アッサリ破られることになる。翌週の月曜日の昼に僕は春田倫子(みちこ)さんに呼び出され、〚結婚12年目で夫を裏切ったのは初めてで、相当ショックを受けている。〛だの、〚(僕に)逃げる様に帰られて傷ついた。〛だのグダグダ愚痴られた。それでも何とか穏便に済まそうと僕は頭を下げ続ける。
〚本当に悪いと思っているの?口だけじゃないの?〛春田さんが鋭く切り込む。
「いえ!そんな事はないです。心の底から反省しています。」と平謝りです。
〚あっそ。それなら許してあげるけど、条件があるわ。〛
「はい。どんな事でしょうか?僕に出来る事なら何でもします。」
〚もう一度、シラフで私を抱きなさい!〛
「ヘっ?」
〚澄夫君、あんた凄いモノ持っているらしいじゃないの?私ねあの日あんたにベロベロに酔わされて憶えてないのよ。それってなんか損じゃない?だから今度はマジで楽しませなさい!〛
「そ、それは根も葉もない噂ですよ!いや本当に!もう見せるのもお恥ずかしい様な粗末なモノしか・・・。」
〚じゃテクが凄いの?とにかく本気で抱かないと瑠璃子ちゃんにバラすわよ。〛
「そ、そんな殺生な・・・。」
背に腹は変えられない・・・今度の土曜日の朝に会う約束をして僕はその場を後にした。あのオバさんと浮気をして瑠璃子を失うなんて、ドブに落ちた1円を
拾うために100万円払う様なものだ。それは、絶対に避けなければ!
当日、瑠璃子には「付き合いゴルフがある。」とウソを言って朝から車で出かけた。春田さんを駅で拾い、郊外のラブホテルに直行した。早く済ませて帰りたかった。しかし、待っていたのは地獄だった。何せ相手はネコ型ロボットです。お腹と下腹部の間のグランドキャニオンを思わせる深いシワからチャンチャカチャンチャンチャーン♪〚しょーがないなぁ、極太バイブ~!〛と便利な道具を出してくれないか期待したぐらいだ。
正直、オバサン相手で勃起するかどうかも不安だったが、〚私が満足しなかったら・・・判っているわよね。〛と脅されたので、必死で瑠璃子を思いながら全力を尽くした。手や口や舌など持てる全ての武器を使って戦った。皮肉な事に、瑠璃子にもこんなに必死でHをした事は無かった。思い出したくないので、詳細は省く事にする。
〚ふぅ・・澄夫君、本気出したよね!〛
「はいっ!もう120%の実力を出し切ったと自負しております。」
〚そう・・まぁ悪くは無かったけど、噂ほど良くも無かったわね。肝心なモノもそんな立派じゃなかったし・・・。〛
「で、でもこれが僕の実力なんです!本当です!これ以上は無理です!」
僕は涙ながらに春田さんに訴えた。
〚まっ、いいわ。もうこの間と今日の事は忘れてあげるわ。だから、あなたも他言は無用よ!もし他の人に自慢したりしたらヒドイわよ!わかった!〛
「はいっ!ありがとうございましたっ!」
《自慢なんてするワケ無いだろっ!》と思いながら、必死で春田さんに媚を売って、なんとか僕は解放される。晴れやかな気分になるかと思ったが、春田さんによるH評価を思い出し、かなりヘコみながら家路についた。
2015/06/03
翌朝、妻の瑠璃子(るりこ)に『全然気づかなかったわぁ。何時に帰ったの?』と訊かれたので、僕(河村澄夫)は、「酔っていて憶えてないな。DVDが見たくて、風呂に入って 酔いをさましてから見ようかと思ったけど、結局そのまま眠ちゃったみたい・・。」と何回も頭の中で反復練習したセリフをなんとか自然に言えた。
普段は、飲んで帰って風呂に入る事も、ソファーで寝る事も無いのでかなり不安だったが、瑠璃子は僕の言い訳を全く疑って無い様子で、『そーなんだ。でもちゃんとベッドで寝ないと疲れとれないよぉ~。』と言いながらキスをしてきて、『いつも遅くまでご苦労様です。』とニコッと笑う。僕は心の中で《二度と浮気はしません》と誓った。
そんな誓いは、アッサリ破られることになる。翌週の月曜日の昼に僕は春田倫子(みちこ)さんに呼び出され、〚結婚12年目で夫を裏切ったのは初めてで、相当ショックを受けている。〛だの、〚(僕に)逃げる様に帰られて傷ついた。〛だのグダグダ愚痴られた。それでも何とか穏便に済まそうと僕は頭を下げ続ける。
〚本当に悪いと思っているの?口だけじゃないの?〛春田さんが鋭く切り込む。
「いえ!そんな事はないです。心の底から反省しています。」と平謝りです。
〚あっそ。それなら許してあげるけど、条件があるわ。〛
「はい。どんな事でしょうか?僕に出来る事なら何でもします。」
〚もう一度、シラフで私を抱きなさい!〛
「ヘっ?」
〚澄夫君、あんた凄いモノ持っているらしいじゃないの?私ねあの日あんたにベロベロに酔わされて憶えてないのよ。それってなんか損じゃない?だから今度はマジで楽しませなさい!〛
「そ、それは根も葉もない噂ですよ!いや本当に!もう見せるのもお恥ずかしい様な粗末なモノしか・・・。」
〚じゃテクが凄いの?とにかく本気で抱かないと瑠璃子ちゃんにバラすわよ。〛
「そ、そんな殺生な・・・。」
背に腹は変えられない・・・今度の土曜日の朝に会う約束をして僕はその場を後にした。あのオバさんと浮気をして瑠璃子を失うなんて、ドブに落ちた1円を
拾うために100万円払う様なものだ。それは、絶対に避けなければ!
当日、瑠璃子には「付き合いゴルフがある。」とウソを言って朝から車で出かけた。春田さんを駅で拾い、郊外のラブホテルに直行した。早く済ませて帰りたかった。しかし、待っていたのは地獄だった。何せ相手はネコ型ロボットです。お腹と下腹部の間のグランドキャニオンを思わせる深いシワからチャンチャカチャンチャンチャーン♪〚しょーがないなぁ、極太バイブ~!〛と便利な道具を出してくれないか期待したぐらいだ。
正直、オバサン相手で勃起するかどうかも不安だったが、〚私が満足しなかったら・・・判っているわよね。〛と脅されたので、必死で瑠璃子を思いながら全力を尽くした。手や口や舌など持てる全ての武器を使って戦った。皮肉な事に、瑠璃子にもこんなに必死でHをした事は無かった。思い出したくないので、詳細は省く事にする。
〚ふぅ・・澄夫君、本気出したよね!〛
「はいっ!もう120%の実力を出し切ったと自負しております。」
〚そう・・まぁ悪くは無かったけど、噂ほど良くも無かったわね。肝心なモノもそんな立派じゃなかったし・・・。〛
「で、でもこれが僕の実力なんです!本当です!これ以上は無理です!」
僕は涙ながらに春田さんに訴えた。
〚まっ、いいわ。もうこの間と今日の事は忘れてあげるわ。だから、あなたも他言は無用よ!もし他の人に自慢したりしたらヒドイわよ!わかった!〛
「はいっ!ありがとうございましたっ!」
《自慢なんてするワケ無いだろっ!》と思いながら、必死で春田さんに媚を売って、なんとか僕は解放される。晴れやかな気分になるかと思ったが、春田さんによるH評価を思い出し、かなりヘコみながら家路についた。
2015/06/03
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