長G〖救いの手を〗第22回
長G〖救いの手を〗第22回
妻のヴァギナに出し入れする望月部長の巨大なペニスに、妻の彩矢(あや32歳)から溢れ出た愛液が泡立っように絡み、白濁色に変色して行く様までが脳裏に残像のように残っていました・・・。
そして鼻腔の奥には、むせるような体液と体液が混ざり合った猥褻な残り香まで染み付いているような錯覚・・・。私(高坂正文37歳)は悲しい事に勃起をしてしまっていたのです。それも忘れかけていた10代後半の頃の硬さと大きさで・・・。私は、自分のそんな生理現象が悔しくて、悲しくて、何よりも情けなかったのでした。
私は彩矢と望月統括部長の関係を受け入れてしまったような気分になり、慌ててバスルームに入り、冷たいシャワーを浴びました。身を切るように冷たいシャワーを浴びても、浴びても、容易には私の体からは、二人の残像は消えませんでした。
午前8時過ぎに妻の彩矢からメールが入りました。
≪おはよう。朝御飯食べたの? コーヒーだけ飲んで、何も食べないとかはダメよ。晩御飯楽しみにしていてね。≫
妻からのメールの一文、一句が、《余りに白々しい・・・》 嘘で塗り固められているように感じてしまう私でした。
私は午前中のうちに、やるべき事を終わらせようと、睡眠薬を処方して貰う為に病院に向かいました。掛かり付けの病院であった為に、あっさりと睡眠薬を処方して貰う事が出来た私は、その足でリカーショップに立ち寄り、若いけれど濃密な味わいのブルゴーニュワインを二本購入しました。
妻の彩矢が戻るまでに為さねばならない事をあらかた済ましてしまった私は、手持ちぶたさから近所の公園で時間を潰していました。こんな事の為に無駄にするには、勿体ない程の陽気でした。
平日の人もまばらな公園で、ブランコに座り、緩やかに体を揺らしながら、《何でこんな事になってしまったのか・・・私にも到らぬ事があったのだろう・・・もう少し前に気付いていれば、違うやりようもあったのだろうな・・・》妻との楽しかった思い出ばかりが胸に去来します。
彩矢と同年代の子供連れのママさん達がベンチで楽しげにおしゃべりしています。本当ならば、彩矢も子供を連れて公園デビューとかしていたんだろうな・・・。諦めずに子作りに励めば良かったのだろうか?
子供が出来ない諦めからのセックスレスでした。たかがセックス、されどセックス・・・。私は淡泊だから、セックスレスが平気であったし、慣れてもしまったのでしょう。しかしながら考えて見れば、彩矢は“ヤリ頃ヤラレ頃な三十路前半”なのです。私は無理を強要してしまっていたのかも知れません。
心地良かった陽射しが、黒々とした雲に隠れ、急に雨粒が落ちて来ました。私は取り戻せない時間を悟り、感傷を捨てました。本降りになっては大変とばかりに、小走りでマンションに戻り、キッチリ頭を切り替えた私でした。
後は妻の帰宅を待つだけです。言い知れない悪意の混じった高揚感が私を痺れさせていました。あの二人から見れば、騙し易く扱い易い私などは、小さいネズミぐらいに思っているのかも知れません。しかし、窮鼠猫を噛むの言葉もあります。きっちりと償って、落とし前をつけて貰う為の序章は始まりました。
2015/06/27
妻のヴァギナに出し入れする望月部長の巨大なペニスに、妻の彩矢(あや32歳)から溢れ出た愛液が泡立っように絡み、白濁色に変色して行く様までが脳裏に残像のように残っていました・・・。
そして鼻腔の奥には、むせるような体液と体液が混ざり合った猥褻な残り香まで染み付いているような錯覚・・・。私(高坂正文37歳)は悲しい事に勃起をしてしまっていたのです。それも忘れかけていた10代後半の頃の硬さと大きさで・・・。私は、自分のそんな生理現象が悔しくて、悲しくて、何よりも情けなかったのでした。
私は彩矢と望月統括部長の関係を受け入れてしまったような気分になり、慌ててバスルームに入り、冷たいシャワーを浴びました。身を切るように冷たいシャワーを浴びても、浴びても、容易には私の体からは、二人の残像は消えませんでした。
午前8時過ぎに妻の彩矢からメールが入りました。
≪おはよう。朝御飯食べたの? コーヒーだけ飲んで、何も食べないとかはダメよ。晩御飯楽しみにしていてね。≫
妻からのメールの一文、一句が、《余りに白々しい・・・》 嘘で塗り固められているように感じてしまう私でした。
私は午前中のうちに、やるべき事を終わらせようと、睡眠薬を処方して貰う為に病院に向かいました。掛かり付けの病院であった為に、あっさりと睡眠薬を処方して貰う事が出来た私は、その足でリカーショップに立ち寄り、若いけれど濃密な味わいのブルゴーニュワインを二本購入しました。
妻の彩矢が戻るまでに為さねばならない事をあらかた済ましてしまった私は、手持ちぶたさから近所の公園で時間を潰していました。こんな事の為に無駄にするには、勿体ない程の陽気でした。
平日の人もまばらな公園で、ブランコに座り、緩やかに体を揺らしながら、《何でこんな事になってしまったのか・・・私にも到らぬ事があったのだろう・・・もう少し前に気付いていれば、違うやりようもあったのだろうな・・・》妻との楽しかった思い出ばかりが胸に去来します。
彩矢と同年代の子供連れのママさん達がベンチで楽しげにおしゃべりしています。本当ならば、彩矢も子供を連れて公園デビューとかしていたんだろうな・・・。諦めずに子作りに励めば良かったのだろうか?
子供が出来ない諦めからのセックスレスでした。たかがセックス、されどセックス・・・。私は淡泊だから、セックスレスが平気であったし、慣れてもしまったのでしょう。しかしながら考えて見れば、彩矢は“ヤリ頃ヤラレ頃な三十路前半”なのです。私は無理を強要してしまっていたのかも知れません。
心地良かった陽射しが、黒々とした雲に隠れ、急に雨粒が落ちて来ました。私は取り戻せない時間を悟り、感傷を捨てました。本降りになっては大変とばかりに、小走りでマンションに戻り、キッチリ頭を切り替えた私でした。
後は妻の帰宅を待つだけです。言い知れない悪意の混じった高揚感が私を痺れさせていました。あの二人から見れば、騙し易く扱い易い私などは、小さいネズミぐらいに思っているのかも知れません。しかし、窮鼠猫を噛むの言葉もあります。きっちりと償って、落とし前をつけて貰う為の序章は始まりました。
2015/06/27
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