中I 『許された性癖』 vol.11
中I 『許された性癖』 vol.11
『それ以上わたしにイタズラ出来ないよう、先に逝かせちゃうね。』そう言いつつペニスにコンドームを被せた。やはりコンドームを使うのか、と観念する私に、妻の久美(くみ36歳)は追加の禁止項目を告げた。「フェラチオもダメなの。だから手だけで逝かせてあげる」
ついにフェラチオまで禁止された。コンドーム付きの手コキしか許されなくなった。いや、「今日が最後…」という事を言っていたから、明日以降はそれすら受けることは出来なくなるのだろう。それは性的接触が全てなくなることを意味していた。【完全な寝取られ夫婦】の出来上がりだ。下着姿は見られるのだろうか? せめて久美の前でオナニーすることだけは許可してほしい、そんなささやかな願望さえも、今の私(和田隆雄48歳)にとっては贅沢なものだった。
様々な思いを巡らしている最中にも、久美が巧みな手コキで私を追い上げてゆく。私の舌技で逝かされる前に、手コキで先に逝かせてしまおうという魂胆のようだ。私も負けじと舌で舐め返したが不利は否めない。久美は一度逝っている上、肝心の部分は下着に覆われている。一方の私はといえば、コンドームで隔てられているとはいえほぼダイレクト。しかも、いつ暴発してもおかしくないほど切迫している。到底勝ち目はなかった。そうと知りつつも[抵抗]を試みた。何しろ[最後の性交渉]なのだ。私の舌によって快感を得た記憶が、ほんの僅かでも久美の意識の中に残るよう、力を振り絞って舌を使った。
『ああん、ダメよ!そんなに舐めたら感じちゃう!隆雄さんの舌で感じないよう、彼に言われてるのにぃぃ!』久美は喘ぎ、更に強く股間を擦り付けてきた。言葉とは裏腹に、快感を欲しているようだ。期待に応え、より力強く舌を泳がす。
その間も久美は、私のペニスや股間に絶妙な指技を施してくる。やはり先に音を上げたのは私の方だった。発射が迫ってきた。慌てて久美にその旨を告げた。
『逝って、逝って!隆雄さん、最後のプレイだからね。忘れられないくらい、気持ちよくしてあげる!』久美に告げられたのとほぼ同時に、白濁液が迸り出た。放出時の快感がより高まるよう、これまた絶妙なタッチでペニスをゆっくりしごき上げてくれる。最後の一滴まで搾り取るかのような動きだった。
私は久美のヒップに圧迫され、淫らな蜜の匂いとザラついたパンストの感触に酔いしれながら、ひたすら呻いた。最後の性交渉による快感に、いつまでも、いつまでも、ただひたすらに呻いていた。
久美の宣言通り、その夜以降、私達夫婦の間に性交渉はなくなった。普段の生活は【寝取られ夫婦】になる以前も以後も、特に変わったところはないが、こと性生活に関しては、とても夫婦とは思えない形になった。
性的な接触は完全に断ち切られた。手を握ることくらいなら出来るが、それ以上の接触、例えば二の腕や髪の毛に触れる程度でも、そこに性的な意図を感じ取ったら即座に拒絶されてしまう。バストや股間へのタッチなどはもってのほか。触ろうとする動きを見せただけで固くガードされてしまう。かといって、性的な雰囲気そのものまでを封印してしまったわけではない。むしろ久美は性的魅力を積極的にアピールするようになる。視覚の面において私を挑発する姿勢が、ますます顕著になってきた。
裸にはならず、下着姿を露にしたりもしないのだが、下着が透けたり、下着がぎりぎり見えそうな服で私の目を楽しませてくれる。セクシー過ぎず、過度に露出もせず、清楚さを保ちながら淫らな雰囲気を漂わせる。絶妙としか形容しようがない装いで、私を虜にするのだ。擬似的な“寝取られ”を楽しんでいた頃から、際どいファッションで挑発するプレイはしていたが、正真正銘の【寝取られ夫婦】になってから、その洗練度は更に高まった。
2015/08/09
『それ以上わたしにイタズラ出来ないよう、先に逝かせちゃうね。』そう言いつつペニスにコンドームを被せた。やはりコンドームを使うのか、と観念する私に、妻の久美(くみ36歳)は追加の禁止項目を告げた。「フェラチオもダメなの。だから手だけで逝かせてあげる」
ついにフェラチオまで禁止された。コンドーム付きの手コキしか許されなくなった。いや、「今日が最後…」という事を言っていたから、明日以降はそれすら受けることは出来なくなるのだろう。それは性的接触が全てなくなることを意味していた。【完全な寝取られ夫婦】の出来上がりだ。下着姿は見られるのだろうか? せめて久美の前でオナニーすることだけは許可してほしい、そんなささやかな願望さえも、今の私(和田隆雄48歳)にとっては贅沢なものだった。
様々な思いを巡らしている最中にも、久美が巧みな手コキで私を追い上げてゆく。私の舌技で逝かされる前に、手コキで先に逝かせてしまおうという魂胆のようだ。私も負けじと舌で舐め返したが不利は否めない。久美は一度逝っている上、肝心の部分は下着に覆われている。一方の私はといえば、コンドームで隔てられているとはいえほぼダイレクト。しかも、いつ暴発してもおかしくないほど切迫している。到底勝ち目はなかった。そうと知りつつも[抵抗]を試みた。何しろ[最後の性交渉]なのだ。私の舌によって快感を得た記憶が、ほんの僅かでも久美の意識の中に残るよう、力を振り絞って舌を使った。
『ああん、ダメよ!そんなに舐めたら感じちゃう!隆雄さんの舌で感じないよう、彼に言われてるのにぃぃ!』久美は喘ぎ、更に強く股間を擦り付けてきた。言葉とは裏腹に、快感を欲しているようだ。期待に応え、より力強く舌を泳がす。
その間も久美は、私のペニスや股間に絶妙な指技を施してくる。やはり先に音を上げたのは私の方だった。発射が迫ってきた。慌てて久美にその旨を告げた。
『逝って、逝って!隆雄さん、最後のプレイだからね。忘れられないくらい、気持ちよくしてあげる!』久美に告げられたのとほぼ同時に、白濁液が迸り出た。放出時の快感がより高まるよう、これまた絶妙なタッチでペニスをゆっくりしごき上げてくれる。最後の一滴まで搾り取るかのような動きだった。
私は久美のヒップに圧迫され、淫らな蜜の匂いとザラついたパンストの感触に酔いしれながら、ひたすら呻いた。最後の性交渉による快感に、いつまでも、いつまでも、ただひたすらに呻いていた。
久美の宣言通り、その夜以降、私達夫婦の間に性交渉はなくなった。普段の生活は【寝取られ夫婦】になる以前も以後も、特に変わったところはないが、こと性生活に関しては、とても夫婦とは思えない形になった。
性的な接触は完全に断ち切られた。手を握ることくらいなら出来るが、それ以上の接触、例えば二の腕や髪の毛に触れる程度でも、そこに性的な意図を感じ取ったら即座に拒絶されてしまう。バストや股間へのタッチなどはもってのほか。触ろうとする動きを見せただけで固くガードされてしまう。かといって、性的な雰囲気そのものまでを封印してしまったわけではない。むしろ久美は性的魅力を積極的にアピールするようになる。視覚の面において私を挑発する姿勢が、ますます顕著になってきた。
裸にはならず、下着姿を露にしたりもしないのだが、下着が透けたり、下着がぎりぎり見えそうな服で私の目を楽しませてくれる。セクシー過ぎず、過度に露出もせず、清楚さを保ちながら淫らな雰囲気を漂わせる。絶妙としか形容しようがない装いで、私を虜にするのだ。擬似的な“寝取られ”を楽しんでいた頃から、際どいファッションで挑発するプレイはしていたが、正真正銘の【寝取られ夫婦】になってから、その洗練度は更に高まった。
2015/08/09
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