短Ⅱ21〖麻美の秘密〗第3話
短Ⅱ21〖麻美の秘密〗第3話
麻美は酒処の県の出身で、外見とは違って、かなりお酒は強いようでしたが、さすがに最初の飲み会から三軒目ともなると、酔いもまわってきたような感じに見えました。それでも彼女のお酒は酔うとハイになるというか、ますます陽気で元気になるのがくせのようです。三軒目の居酒屋では、とりとめもない話ばかりしていたのですが、酔いもあったのでしょう、なにかの拍子に話題がへんな方向へと行ってしまいます。
彼女の飲み会での武勇伝?などを聞きながら、職場の同僚である年長者として一応はたしなめるように言いました。
「飲み会もいいけど、女の子なんだから、あんまりハメをはずしすぎないように、気をつけなきゃだめだよ!」
しかし、角倉麻美(すみくら・あさみ22歳)は、そんな私(三浦正輝まさき30歳)の小言を少しも意に介していないようで、陽気な感じで答えます。
『は~い、お兄たま~。でも先輩もたまには、少しくらいはハメはずしたほうがいいんじゃないかな?~ストレスがたまりますよ~。』
たわいもない言い合いですが、これがそれから会話が脱線していくはじまりでした。
「こう見えても君よりは人生経験長いからね、男だし、学生時代にはけっこうハメもはずしたもんだよ。それに、ちょっとここでは言えないようなことだって結構あったかなあ、もう30だからね、さすがに最近はないけどな。」
麻美は、それを聞いてますます陽気に?からんできます。
『え~?全然見えないです~。先輩、いつも仕事しか興味ないみたいだもんね。
で、例えば、どんなふうにハメはずしちゃったんですかあ~。わたし聞きたい聞きたいな~。』
私は、あまり体格がいいほうではないので、パッと見はそうは見えないのですが、学生時代は体育会系で、先輩の命令でけっこう過酷な宴会なども数をこなしてきたものです、その手の話には事欠きません。
「けっこう色々だよ、宴会で、男同士で野球拳やって、負けてパンツ一丁になって表通り走ったりとかな・・・。」
苦笑まじりに、軽い下ネタというか、そういう感じで何気なく口にしたのですが、まさかこのセリフに麻美が食いつこうとは思いもしませんでした。
『え~!野球拳ですか~。やってみた~いよ~♫ちゃらららら~♪っていうやつでしょ、麻美も一回やってみたいなあ~なんか面白そう。』
思わぬ彼女の反応に、ちょっと驚きながらも、まあ無邪気というか、ある意味この娘らしいなと思わず笑ってしまいました。
「ふつう女の子が野球拳やりたいって言うかな~、わかってる?負けたら服を脱ぐんだよ。」
しかし麻美も、それは知っていたようです。
『え~!だって面白そうじゃないですか、心開いてる相手なら、ちょっとくらいまでならOKだしドキドキですよ~、面白そう、やってみた~い!』
《やれやれ、小悪魔的というか、どこまで本気なのか、大人をからかっているのか?それでもまあ、話の流れで、けっこう酔っているみたいだから、セクハラだとか言われはしないだろう》と、私はからかうつもりで麻美にふざけて言ってみました。
「それじゃあ、これから二人でやってみる?」
2015/09/12
麻美は酒処の県の出身で、外見とは違って、かなりお酒は強いようでしたが、さすがに最初の飲み会から三軒目ともなると、酔いもまわってきたような感じに見えました。それでも彼女のお酒は酔うとハイになるというか、ますます陽気で元気になるのがくせのようです。三軒目の居酒屋では、とりとめもない話ばかりしていたのですが、酔いもあったのでしょう、なにかの拍子に話題がへんな方向へと行ってしまいます。
彼女の飲み会での武勇伝?などを聞きながら、職場の同僚である年長者として一応はたしなめるように言いました。
「飲み会もいいけど、女の子なんだから、あんまりハメをはずしすぎないように、気をつけなきゃだめだよ!」
しかし、角倉麻美(すみくら・あさみ22歳)は、そんな私(三浦正輝まさき30歳)の小言を少しも意に介していないようで、陽気な感じで答えます。
『は~い、お兄たま~。でも先輩もたまには、少しくらいはハメはずしたほうがいいんじゃないかな?~ストレスがたまりますよ~。』
たわいもない言い合いですが、これがそれから会話が脱線していくはじまりでした。
「こう見えても君よりは人生経験長いからね、男だし、学生時代にはけっこうハメもはずしたもんだよ。それに、ちょっとここでは言えないようなことだって結構あったかなあ、もう30だからね、さすがに最近はないけどな。」
麻美は、それを聞いてますます陽気に?からんできます。
『え~?全然見えないです~。先輩、いつも仕事しか興味ないみたいだもんね。
で、例えば、どんなふうにハメはずしちゃったんですかあ~。わたし聞きたい聞きたいな~。』
私は、あまり体格がいいほうではないので、パッと見はそうは見えないのですが、学生時代は体育会系で、先輩の命令でけっこう過酷な宴会なども数をこなしてきたものです、その手の話には事欠きません。
「けっこう色々だよ、宴会で、男同士で野球拳やって、負けてパンツ一丁になって表通り走ったりとかな・・・。」
苦笑まじりに、軽い下ネタというか、そういう感じで何気なく口にしたのですが、まさかこのセリフに麻美が食いつこうとは思いもしませんでした。
『え~!野球拳ですか~。やってみた~いよ~♫ちゃらららら~♪っていうやつでしょ、麻美も一回やってみたいなあ~なんか面白そう。』
思わぬ彼女の反応に、ちょっと驚きながらも、まあ無邪気というか、ある意味この娘らしいなと思わず笑ってしまいました。
「ふつう女の子が野球拳やりたいって言うかな~、わかってる?負けたら服を脱ぐんだよ。」
しかし麻美も、それは知っていたようです。
『え~!だって面白そうじゃないですか、心開いてる相手なら、ちょっとくらいまでならOKだしドキドキですよ~、面白そう、やってみた~い!』
《やれやれ、小悪魔的というか、どこまで本気なのか、大人をからかっているのか?それでもまあ、話の流れで、けっこう酔っているみたいだから、セクハラだとか言われはしないだろう》と、私はからかうつもりで麻美にふざけて言ってみました。
「それじゃあ、これから二人でやってみる?」
2015/09/12
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