短Ⅱ20〖わたしを抱いて〗3話
短Ⅱ20〖わたしを抱いて〗3話
妻の篠田歩美(あゆみ31歳)が浮気をしていれば何らかの証拠を残すはずです。例えばシャワーの後のソープの匂い、化粧の変化などなど、しかし、こんなことに鈍い僕(篠田一之かずゆき29歳)は何も見つけられていません。でも、そう言えば、ピンクの透けパンを見られたとか言っていたけど、透けそうなパンティーは持っていなかったはずと思い、妻の下着をチェックしました。
箪笥の手前のほうには、僕も見たことのあるパンティーやブラジャーが並んでいましたが、奥の方に見たことの無い派手な下着があります。ピンクや赤のTバック、シースルーの紐パン、極端に布の面積が少ないショーツ、オッパイが半分くらいしか隠れそうにないハーフカップブラ、見せるための下着と思われるものが数枚ありました。
歩美がやはり浮気をしている確率が高いと自分でも気づいていながら、真実を知るのは怖いような気持ちでした。本当に臆病な男なのです。それでいて妻が誰かとセックスをすることに興奮を覚えるのです。そんなモヤモヤした気持ちで何日か悩んだあげく、思い切ってスナックに行くことにしました。
バイトの無い日のベッドの中で、
「今度スナックに行ってみたいんだけど。どうかな?」
『えーー?なんで?あまり来てほしくないわー。』
「何か困ることでもあるの?」
『何もないけど・・やっぱりお酒の相手をしているんだから、もしかしたら、あなたの気分を害することがあるかもしれないわ。』
「うんー、でも一度は見てみたいんだ。なんて言うか歩美が大丈夫なのかって事を。」
『奈保さんからメールが来てるから、だいたいのイメージはわかるでしょ。」
「でもね、実際にその場にいないと分からないこともある訳じゃない。」
そんなやり取りを繰り返していたのですが、「お店で僕が歩美の旦那であることを明かさない。」ことを条件に、なんとかOKをさせます。
込んでいる思われる金曜日の夜10時頃にスナックへ行くことにしました。歩美の勤めるスナックはとなり駅から歩いて10分程度、飲み屋街の中にあります。いざ決行の時、怖気づいている気持ちをなんとか奮い立たせ店のドアを開けました。
《いらっしゃいませー。おひとりですか?ごめんなさいねー、カウンターでお願いします。
お客様、初めてですね。》と奈保さんと思われる女性から応対を受けました。僕は声をかけてくれた奈保さんを直視できず、やや俯き加減に椅子に座ります。そして、できるだけ目を合わさない様にしました。
《水割でよろしいでしょうか?》
「はいお願いします。すごく忙しそうですね。」
《えー今日は金曜日ですからね。》
奈保さんと、他愛も無い話をしながら僕は店の中を見渡します。中はそう広くなく、長方形の店でカウンターに5席、その後ろに4人がけのボックスが2つで、そのボックスのひとつに妻がいました。
奈保さんからの写真で見たスーツではなく、ミニのワンピースです。それはマイクロミニではありませんが、椅子にすわると、手を置くか、ハンカチなどを置かないとショーツが見えそうな感じでした。胸元も大きく切れ込みが入り、Dカップのブラジャーが見え隠れしています。奈保さんが他の客との合間に話しかけてきましたが、僕は歩美のことが気になり奈保さんと何を話したのかも、よく覚えていない上の空状態でした。
2015/09/29
妻の篠田歩美(あゆみ31歳)が浮気をしていれば何らかの証拠を残すはずです。例えばシャワーの後のソープの匂い、化粧の変化などなど、しかし、こんなことに鈍い僕(篠田一之かずゆき29歳)は何も見つけられていません。でも、そう言えば、ピンクの透けパンを見られたとか言っていたけど、透けそうなパンティーは持っていなかったはずと思い、妻の下着をチェックしました。
箪笥の手前のほうには、僕も見たことのあるパンティーやブラジャーが並んでいましたが、奥の方に見たことの無い派手な下着があります。ピンクや赤のTバック、シースルーの紐パン、極端に布の面積が少ないショーツ、オッパイが半分くらいしか隠れそうにないハーフカップブラ、見せるための下着と思われるものが数枚ありました。
歩美がやはり浮気をしている確率が高いと自分でも気づいていながら、真実を知るのは怖いような気持ちでした。本当に臆病な男なのです。それでいて妻が誰かとセックスをすることに興奮を覚えるのです。そんなモヤモヤした気持ちで何日か悩んだあげく、思い切ってスナックに行くことにしました。
バイトの無い日のベッドの中で、
「今度スナックに行ってみたいんだけど。どうかな?」
『えーー?なんで?あまり来てほしくないわー。』
「何か困ることでもあるの?」
『何もないけど・・やっぱりお酒の相手をしているんだから、もしかしたら、あなたの気分を害することがあるかもしれないわ。』
「うんー、でも一度は見てみたいんだ。なんて言うか歩美が大丈夫なのかって事を。」
『奈保さんからメールが来てるから、だいたいのイメージはわかるでしょ。」
「でもね、実際にその場にいないと分からないこともある訳じゃない。」
そんなやり取りを繰り返していたのですが、「お店で僕が歩美の旦那であることを明かさない。」ことを条件に、なんとかOKをさせます。
込んでいる思われる金曜日の夜10時頃にスナックへ行くことにしました。歩美の勤めるスナックはとなり駅から歩いて10分程度、飲み屋街の中にあります。いざ決行の時、怖気づいている気持ちをなんとか奮い立たせ店のドアを開けました。
《いらっしゃいませー。おひとりですか?ごめんなさいねー、カウンターでお願いします。
お客様、初めてですね。》と奈保さんと思われる女性から応対を受けました。僕は声をかけてくれた奈保さんを直視できず、やや俯き加減に椅子に座ります。そして、できるだけ目を合わさない様にしました。
《水割でよろしいでしょうか?》
「はいお願いします。すごく忙しそうですね。」
《えー今日は金曜日ですからね。》
奈保さんと、他愛も無い話をしながら僕は店の中を見渡します。中はそう広くなく、長方形の店でカウンターに5席、その後ろに4人がけのボックスが2つで、そのボックスのひとつに妻がいました。
奈保さんからの写真で見たスーツではなく、ミニのワンピースです。それはマイクロミニではありませんが、椅子にすわると、手を置くか、ハンカチなどを置かないとショーツが見えそうな感じでした。胸元も大きく切れ込みが入り、Dカップのブラジャーが見え隠れしています。奈保さんが他の客との合間に話しかけてきましたが、僕は歩美のことが気になり奈保さんと何を話したのかも、よく覚えていない上の空状態でした。
2015/09/29
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