短Ⅱ20〖わたしを抱いて〗4話
短Ⅱ20〖わたしを抱いて〗4話
水割りを飲みながら、妻(篠田歩美あゆみ:31歳)がいるボックスの会話に聞き耳をたてていると、《沙織(さおり:スナックでの妻の呼び名らしい)ちゃん、いつになったら、デートしてくれるんだよ。俺もうずっと通い詰めだぜ。》
妻に通い詰めの男が実際にいるとはと驚いてしまいました。
『わたしは決まった方とのお付き合いはしないの。このお店で楽しみましょうね。』
歩美の言葉で僕(篠田一之かずゆき29歳)は少し安心はしますが・・・。その後パチンと叩く音が小さく聞こえました。
『もーーー、オサワリはダメ!いつもなんだから!』
(僕が来ていなかったら、この客にも触らせたのだろうか?)と、勝手に想像します。
《沙織ちゃん、それって不公平だよ。高嶋さんには何も言わないのに。》
(高嶋さんって誰だろう?妻の浮気相手か?)
『そんなことありませんよー。それよりカラオケでも歌いましょうね。』
(いずれにしても、水商売の女が触られない訳ないよな。)と、自分のアホさを再確認した訳です。
店ではカラオケも入り、沙織の元気な笑い声が聞こえます。まぁ普通のスナックかなって感じです。そんな時、沙織のボックスの客が、《この前金曜日にきた時、午後10時以降に貸切になったから、俺は1時間も飲めなかったんだ。でも今日はゆっくり飲むぞ。》僕はこの“貸切”というワードが頭から離れませんでした。
その後、奈保さんがカウンターに入り、僕の相手をしてくれましたが、僕は相変わらず歩美(沙織)がいるボックスの話に耳を傾けます。しかし、カラオケの音で、会話が聞き取れない状況なので、諦めて奈保さんと適当に話しをした後、店を出ました。今更ながら“貸切”というワードが再び脳裏を横切ります。金曜日に“貸切”と先週の金曜日午前2時前に妻の歩美が結構酔って帰ってきたことの関連が、ますます僕のあたまの中で、妄想が広がったのは事実です。
自宅で僕が待っていると、歩美が12時半に帰って来てました。
『奈保さんはあなたの事気づいてなかったみたいよ。』
「あーそうなんだ・・・。」
『どうしたの?なに・怒っているの?』
「俺が行った時に客から口説かれていたし、触られたりもしていた。あんな客が多いんだろ。」
『そう言われてもね。お客さんがすることだから、しょうがないわよ。』と、歩美は『自分は潔白ですよ。』と言わんばかりの話し方です。そして、『わたし、お風呂に入るから。』って、妻はそうそうに話を切り上げてしまいました。僕はベッドに入り、もやもやした気持ちでいると、しばらくたって歩美がベッドに入ってきます。普段、スナックに行った日には歩美はエッチをしたがらないのですが、今日はなぜだか妻のほうから求めてきたのでした。
2015/10/05
水割りを飲みながら、妻(篠田歩美あゆみ:31歳)がいるボックスの会話に聞き耳をたてていると、《沙織(さおり:スナックでの妻の呼び名らしい)ちゃん、いつになったら、デートしてくれるんだよ。俺もうずっと通い詰めだぜ。》
妻に通い詰めの男が実際にいるとはと驚いてしまいました。
『わたしは決まった方とのお付き合いはしないの。このお店で楽しみましょうね。』
歩美の言葉で僕(篠田一之かずゆき29歳)は少し安心はしますが・・・。その後パチンと叩く音が小さく聞こえました。
『もーーー、オサワリはダメ!いつもなんだから!』
(僕が来ていなかったら、この客にも触らせたのだろうか?)と、勝手に想像します。
《沙織ちゃん、それって不公平だよ。高嶋さんには何も言わないのに。》
(高嶋さんって誰だろう?妻の浮気相手か?)
『そんなことありませんよー。それよりカラオケでも歌いましょうね。』
(いずれにしても、水商売の女が触られない訳ないよな。)と、自分のアホさを再確認した訳です。
店ではカラオケも入り、沙織の元気な笑い声が聞こえます。まぁ普通のスナックかなって感じです。そんな時、沙織のボックスの客が、《この前金曜日にきた時、午後10時以降に貸切になったから、俺は1時間も飲めなかったんだ。でも今日はゆっくり飲むぞ。》僕はこの“貸切”というワードが頭から離れませんでした。
その後、奈保さんがカウンターに入り、僕の相手をしてくれましたが、僕は相変わらず歩美(沙織)がいるボックスの話に耳を傾けます。しかし、カラオケの音で、会話が聞き取れない状況なので、諦めて奈保さんと適当に話しをした後、店を出ました。今更ながら“貸切”というワードが再び脳裏を横切ります。金曜日に“貸切”と先週の金曜日午前2時前に妻の歩美が結構酔って帰ってきたことの関連が、ますます僕のあたまの中で、妄想が広がったのは事実です。
自宅で僕が待っていると、歩美が12時半に帰って来てました。
『奈保さんはあなたの事気づいてなかったみたいよ。』
「あーそうなんだ・・・。」
『どうしたの?なに・怒っているの?』
「俺が行った時に客から口説かれていたし、触られたりもしていた。あんな客が多いんだろ。」
『そう言われてもね。お客さんがすることだから、しょうがないわよ。』と、歩美は『自分は潔白ですよ。』と言わんばかりの話し方です。そして、『わたし、お風呂に入るから。』って、妻はそうそうに話を切り上げてしまいました。僕はベッドに入り、もやもやした気持ちでいると、しばらくたって歩美がベッドに入ってきます。普段、スナックに行った日には歩美はエッチをしたがらないのですが、今日はなぜだか妻のほうから求めてきたのでした。
2015/10/05
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