長Y〖彼女の恋〗パート23
長Y〖彼女の恋〗パート23
新島七海(にいじま・ななみ)とのデートがドタキャンになった日からも僕(柴崎孝信:たかのぶ)と彼女(七海)はいつも通りでした。朝から、昼、夜と電話やメールでやりとりをし、その日気になったことを交換日記のように写メで交換してあーだこーだ話をして『おやすみ。』の挨拶で就寝・・。
休み前には逢ってデートです。美味しいご飯食べて、雑貨屋を巡って、映画観て、ホテルで繋がって、駅で指切りしてからバイバイ。まるで止まっていた僕の青春が七海と再会して動き出したようです。
七海の声を聴いたり、逢うたびに僕はどんどん七海が好きになり、今、一緒にいることに幸せを感じていました。また、七海とセックスをするたびに七海が綺麗になっていくことに気づきます。その白い肌はスベスベで張りが増して、胸も一段と大きくなり、それが童顔との対比がアンバランスで、それが行為の時にはかえって厭らしく見えました。
僕の自意識過剰だと思いますが、デートの時に道行く他人が七海を見ているのに気づくと・・たまらなく嬉しかったです。僕は輝きを増していく七海にまさに溺れて、七海のちょっとした変化には気づかないふりをしていたのだと思います・・。
あの日以来、ごくたまに急に逢えなくなるということがありました。また、その日は決まってほとんど連絡も取れなかったのです。しかし、そういった後で、七海が前よりも僕に甘えることが強くなりました。『孝信くん・・わたしのことを捨てちゃヤダよ・・。』、『孝信くん、わたしのこと好き?』、『ずっと一緒に居てよ・・。』と言ってくる。
そして、七海が、冗談だけどと前置きしてから、「僕は七海を捨てません。ずっと一緒にいます。」という誓約書を書かされます。変だなと思ったが、最初に付き合い、そして別れた
時に僕から離れて行ったことが原因かなとこの時は考えていました・・。
七海と付き合って、しばらくした夏のことです。僕(柴崎孝信)は地元の友達との飲み会に出ていました。7人ほどの小さな集まりでしたが、久しぶりに会う友達はヒゲを生やしたやつ、太ったやつなどちょっとした変化はありましたが話しているとすっかり昔に戻って楽しかったです。
お酒も進み、下ネタも飛び交うなか、嫁さんや彼女の話しになるとみんなからグチめいたことが出てきました。そんな話しのなかで、
〈・・そういえば、孝信、あの子とまだ付き合っているのか?〉
〚柴崎の彼女可愛かったなぁ。なんか、いつも笑顔でさ。〛
[そうそう、いつも笑っていたよな。]
みんなから七海の話しが出て僕は嬉しくなります。
「・・うん。一度別れたけど・・またくっついた感じかな。今はまた付き合っているよ。]
〈なんだよぉ・・孝信の幸せ話しなんかいらないよ・・!〉
みんながそれを聞いて、ゲラゲラと大笑いです。
[・・でも、彼女と柴崎のセックスなんて想像できないなぁ。]
って友人の1人が下ネタに走る。
〚確かに!!柴崎は、ちゃんと抱いてやってるのか?〛
「ばか・・猿よりヤってるよ・・なんちゃって・・。」
〈想像できないよ!!! 〉
ひとしきり笑って、みんながかなり酔ってきたところで解散になり、家が同じ方向の友人2人と一緒に帰りました。
〚・・楽しかったな。また集まりたいね!〛
[・・なぁ、今から柴崎の所へ行かねぇか?彼女見たくなっちった]
「いやいや、ウチに来ても居ないよ。同棲しているわけじゃないからな。」
[な~んだ、ガッカリだよ・・彼女の笑顔を観て帰ろうかなと思ったのにな・・・。]
「せっかく、ここまで来たから・・ウチへ寄って行く?何も無いけどな。」
[行く!行く!]
そういうことになります。それでウチに着いてから友人達にお酒を出すと、僕はこっそり七海に電話したのでした。
2016/02/20
長Y〖彼女の恋〗パート01から読みたい方は ⇒ こちら
新島七海(にいじま・ななみ)とのデートがドタキャンになった日からも僕(柴崎孝信:たかのぶ)と彼女(七海)はいつも通りでした。朝から、昼、夜と電話やメールでやりとりをし、その日気になったことを交換日記のように写メで交換してあーだこーだ話をして『おやすみ。』の挨拶で就寝・・。
休み前には逢ってデートです。美味しいご飯食べて、雑貨屋を巡って、映画観て、ホテルで繋がって、駅で指切りしてからバイバイ。まるで止まっていた僕の青春が七海と再会して動き出したようです。
七海の声を聴いたり、逢うたびに僕はどんどん七海が好きになり、今、一緒にいることに幸せを感じていました。また、七海とセックスをするたびに七海が綺麗になっていくことに気づきます。その白い肌はスベスベで張りが増して、胸も一段と大きくなり、それが童顔との対比がアンバランスで、それが行為の時にはかえって厭らしく見えました。
僕の自意識過剰だと思いますが、デートの時に道行く他人が七海を見ているのに気づくと・・たまらなく嬉しかったです。僕は輝きを増していく七海にまさに溺れて、七海のちょっとした変化には気づかないふりをしていたのだと思います・・。
あの日以来、ごくたまに急に逢えなくなるということがありました。また、その日は決まってほとんど連絡も取れなかったのです。しかし、そういった後で、七海が前よりも僕に甘えることが強くなりました。『孝信くん・・わたしのことを捨てちゃヤダよ・・。』、『孝信くん、わたしのこと好き?』、『ずっと一緒に居てよ・・。』と言ってくる。
そして、七海が、冗談だけどと前置きしてから、「僕は七海を捨てません。ずっと一緒にいます。」という誓約書を書かされます。変だなと思ったが、最初に付き合い、そして別れた
時に僕から離れて行ったことが原因かなとこの時は考えていました・・。
七海と付き合って、しばらくした夏のことです。僕(柴崎孝信)は地元の友達との飲み会に出ていました。7人ほどの小さな集まりでしたが、久しぶりに会う友達はヒゲを生やしたやつ、太ったやつなどちょっとした変化はありましたが話しているとすっかり昔に戻って楽しかったです。
お酒も進み、下ネタも飛び交うなか、嫁さんや彼女の話しになるとみんなからグチめいたことが出てきました。そんな話しのなかで、
〈・・そういえば、孝信、あの子とまだ付き合っているのか?〉
〚柴崎の彼女可愛かったなぁ。なんか、いつも笑顔でさ。〛
[そうそう、いつも笑っていたよな。]
みんなから七海の話しが出て僕は嬉しくなります。
「・・うん。一度別れたけど・・またくっついた感じかな。今はまた付き合っているよ。]
〈なんだよぉ・・孝信の幸せ話しなんかいらないよ・・!〉
みんながそれを聞いて、ゲラゲラと大笑いです。
[・・でも、彼女と柴崎のセックスなんて想像できないなぁ。]
って友人の1人が下ネタに走る。
〚確かに!!柴崎は、ちゃんと抱いてやってるのか?〛
「ばか・・猿よりヤってるよ・・なんちゃって・・。」
〈想像できないよ!!! 〉
ひとしきり笑って、みんながかなり酔ってきたところで解散になり、家が同じ方向の友人2人と一緒に帰りました。
〚・・楽しかったな。また集まりたいね!〛
[・・なぁ、今から柴崎の所へ行かねぇか?彼女見たくなっちった]
「いやいや、ウチに来ても居ないよ。同棲しているわけじゃないからな。」
[な~んだ、ガッカリだよ・・彼女の笑顔を観て帰ろうかなと思ったのにな・・・。]
「せっかく、ここまで来たから・・ウチへ寄って行く?何も無いけどな。」
[行く!行く!]
そういうことになります。それでウチに着いてから友人達にお酒を出すと、僕はこっそり七海に電話したのでした。
2016/02/20
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